187行目: |
187行目: |
| | | |
| ==メモ== | | ==メモ== |
− | *初めて登場した[[フォーリナー]]のサーヴァント。そうした事情もあってか、事前の発表では名前もクラスも不明という異例の扱いがなされた。 | + | *初めて登場した[[フォーリナー]]のサーヴァント。そうした事情もあってか、事前の発表では名前もクラスも不明という異例の扱いがなされた。<br>また、Fateシリーズで初めて明確に「'''クトゥルフ神話'''」が前面に押し出されたサーヴァントでもある。<br>初登場となった「異端なるセイレム」の舞台となるセイレムは、クトゥルフ神話に登場するアーカムという都市のモデルである。 |
− | また、Fateシリーズで初めて明確に「'''クトゥルフ神話'''」が前面に押し出されたサーヴァントでもある。 | |
− | 初登場となった「異端なるセイレム」の舞台となるセイレムは、クトゥルフ神話に登場するアーカムという都市のモデルである。 | |
| *これまでも[[ジル・ド・レェ|クトゥルフ要素のある]][[フランソワ・プレラーティ|サーヴァント]]はいたが、アビゲイルの登場により型月作品の世界(型月用語としての「世界」ではなく、メタ的な意味での世界)にもクトゥルフ邪神群が実在することが確定した。ただし、型月作品内におけるクトゥルフ神話は「作中に関係しなかった創作物」であるので、厳密には「クトゥルフ邪神群と全く同じ性質を持つ深淵に潜む名状しがたき冒涜的な何か」である。 | | *これまでも[[ジル・ド・レェ|クトゥルフ要素のある]][[フランソワ・プレラーティ|サーヴァント]]はいたが、アビゲイルの登場により型月作品の世界(型月用語としての「世界」ではなく、メタ的な意味での世界)にもクトゥルフ邪神群が実在することが確定した。ただし、型月作品内におけるクトゥルフ神話は「作中に関係しなかった創作物」であるので、厳密には「クトゥルフ邪神群と全く同じ性質を持つ深淵に潜む名状しがたき冒涜的な何か」である。 |
− | **型月作品内におけるクトゥルフ邪神群は『'''型月宇宙とは異なる「外の宇宙」に存在する高次生命'''』と定義されている。 | + | **型月作品内におけるクトゥルフ邪神群は『'''型月宇宙とは異なる「外の宇宙」に存在する高次生命'''』と定義されている。<br>外の宇宙とは平行世界ですらない文字通りの領域外であるため、これらの邪神はこちらの宇宙の属性を持たず、魔術体系などの法則にも一切縛られない。<br>こういった性質から作中では「異端」「戒律の乱れ」などと称され、人理への明確な脅威と認識されている。 |
− | 外の宇宙とは平行世界ですらない文字通りの領域外であるため、これらの邪神はこちらの宇宙の属性を持たず、魔術体系などの法則にも一切縛られない。 | + | *作中の台詞や設定描写から、彼女と関連するクトゥルフ神話の神格は「外なる神」こと「'''ヨグ=ソトース'''」であると推測される。<br>ヨグ=ソトースは全ての時間と空間に遍在する大いなる神とされ、あらゆる時空と接続し、またそれを支配する権能を持つ。<br>アビゲイルが「あらゆる時間と空間に門を開き、行き来する」という規格外の能力を持つのは、彼女がこの神格の限定的な依り代となり、窮極の門を開く「銀の鍵」としての性質を得たためである。 |
− | こういった性質から作中では「異端」「戒律の乱れ」などと称され、人理への明確な脅威と認識されている。 | |
− | *作中の台詞や設定描写から、彼女と関連するクトゥルフ神話の神格は「外なる神」こと「'''ヨグ=ソトース'''」であると推測される。 | |
− | ヨグ=ソトースは全ての時間と空間に遍在する大いなる神とされ、あらゆる時空と接続し、またそれを支配する権能を持つ。 | |
− | アビゲイルが「あらゆる時間と空間に門を開き、行き来する」という規格外の能力を持つのは、彼女がこの神格の限定的な依り代となり、窮極の門を開く「銀の鍵」としての性質を得たためである。 | |
| **彼女の親友である[[ラヴィニア・ウェイトリー]]の出典である「ダニッチの怪」では、ヨグ=ソトースとラヴィニア・ウェイトリーが成した双子の怪物が登場する。アビゲイルに「外なる神」降臨の儀式を教えた(アビゲイル自身は唯のまじないだと思っていたが)のはラヴィニアであるため、ある意味では直接的な元ネタである。 | | **彼女の親友である[[ラヴィニア・ウェイトリー]]の出典である「ダニッチの怪」では、ヨグ=ソトースとラヴィニア・ウェイトリーが成した双子の怪物が登場する。アビゲイルに「外なる神」降臨の儀式を教えた(アビゲイル自身は唯のまじないだと思っていたが)のはラヴィニアであるため、ある意味では直接的な元ネタである。 |
− | **同じく「空間を接続する」事で機能する宝具としては、[[ギルガメッシュ]]の「王の財宝」が存在する。 | + | **同じく「空間を接続する」事で機能する宝具としては、[[ギルガメッシュ]]の「王の財宝」が存在する。<br>ただしアビゲイルのそれは時間と空間を超越し、過去や未来、外宇宙への接続をも可能とする代物であるため、接続先が限定される王の財宝と比較すると遥かに応用が利く。 |
− | ただしアビゲイルのそれは時間と空間を超越し、過去や未来、外宇宙への接続をも可能とする代物であるため、接続先が限定される王の財宝と比較すると遥かに応用が利く。 | |
| *異端なるセイレムにて敵として登場した当時、ゲーム上で相性有利を取れる[[アルターエゴ]]唯一の配布サーヴァントは直前のハロウィンイベントにて登場した[[メカエリチャン]][[メカエリチャンⅡ号機|(Ⅱ号機)]]のみであった。そのため新たなる某'''魔を断つ剣'''が誕生するカルデアが続出した。 | | *異端なるセイレムにて敵として登場した当時、ゲーム上で相性有利を取れる[[アルターエゴ]]唯一の配布サーヴァントは直前のハロウィンイベントにて登場した[[メカエリチャン]][[メカエリチャンⅡ号機|(Ⅱ号機)]]のみであった。そのため新たなる某'''魔を断つ剣'''が誕生するカルデアが続出した。 |
| **一方、キアラがカルデアにいるなら、'''触手を操るパンイチの幼女を触手で襲うエロ尼'''というR-18な光景が展開される。どちらも章の大ボスを務めているキャラクターという共通点もある。<del>勝った方が我々の敵になるだけです</del>。 | | **一方、キアラがカルデアにいるなら、'''触手を操るパンイチの幼女を触手で襲うエロ尼'''というR-18な光景が展開される。どちらも章の大ボスを務めているキャラクターという共通点もある。<del>勝った方が我々の敵になるだけです</del>。 |
214行目: |
207行目: |
| *再臨段階によって、戦闘モーションや宝具演出が大きく変わる珍しいサーヴァントのひとり。戦闘モーションに関していえば他にニトクリス(アサシン)がいる。 | | *再臨段階によって、戦闘モーションや宝具演出が大きく変わる珍しいサーヴァントのひとり。戦闘モーションに関していえば他にニトクリス(アサシン)がいる。 |
| **再臨後は'''パンイチの幼女'''(しかも尋常じゃないローライズ)という際どすぎる恰好だが、実は[[アルトリア・ペンドラゴン|アルトリア]]と身長・体重は2cm・2kgしか変わらない。 | | **再臨後は'''パンイチの幼女'''(しかも尋常じゃないローライズ)という際どすぎる恰好だが、実は[[アルトリア・ペンドラゴン|アルトリア]]と身長・体重は2cm・2kgしか変わらない。 |
| + | |
| ==余談== | | ==余談== |
| *彼女の登場により、クトゥルフ要素がある程度表立って登場する機会が生まれることとなった。 | | *彼女の登場により、クトゥルフ要素がある程度表立って登場する機会が生まれることとなった。 |