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| == メモ == | | == メモ == |
− | *Fate男性キャラで一番人気。人気投票は第1回、第2回ともにセイバー、凛に続く第3位。<br>TYPE-MOON作品全体を通しても、男性キャラの中で最高の人気を誇る。<br>TYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票では[[両儀式]]、セイバーに次いで3位。 | + | *Fate男性キャラで一番人気。人気投票は第1回、第2回ともにセイバー、凛に続く第3位。TYPE-MOON作品全体を通しても、男性キャラの中で最高の人気を誇る。TYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票では[[両儀式]]、セイバーに次いで3位。 |
− | **同じく「[[まほうつかいの箱]]」の投票企画“ALL RANKING TYPE-MOON”の第1回マイBESTキャラ投票ではあの[[アルクェイド・ブリュンスタッド|アルク]]と15票差で4位に入る。<br>時代の流れもあるのかもしれないが、TYPE-MOON作品はヒロインだけが魅力的なだけではないと象徴しているキャラ。 | + | **同じく「[[まほうつかいの箱]]」の投票企画“ALL RANKING TYPE-MOON”の第1回マイBESTキャラ投票ではあの[[アルクェイド・ブリュンスタッド|アルク]]と15票差で4位に入る。時代の流れもあるのかもしれないが、TYPE-MOON作品はヒロインだけが魅力的なだけではないと象徴しているキャラ。 |
| *専用BGMの「エミヤ」もファンの間で'''処刑用BGM'''と呼ばれるほど高い人気を誇り、『stay night』の他に『hollow ataraxia』、『unlimited codes』、『EXTRA』、『EXTRA CCC』、『stay night』TV版及び劇場版、『Zero』サウンドドラマ版、『プリズマ☆イリヤ』アニメ版で使用されるなど、TYPE-MOON作品のBGMで最も使用頻度とアレンジが多い。近年ではアーチャーそのもの以外のキャラに向けたアレンジが増えているため、実質的に「衛宮家専用BGM」と化しつつある。 | | *専用BGMの「エミヤ」もファンの間で'''処刑用BGM'''と呼ばれるほど高い人気を誇り、『stay night』の他に『hollow ataraxia』、『unlimited codes』、『EXTRA』、『EXTRA CCC』、『stay night』TV版及び劇場版、『Zero』サウンドドラマ版、『プリズマ☆イリヤ』アニメ版で使用されるなど、TYPE-MOON作品のBGMで最も使用頻度とアレンジが多い。近年ではアーチャーそのもの以外のキャラに向けたアレンジが増えているため、実質的に「衛宮家専用BGM」と化しつつある。 |
| **ただしこのBGMは「衛宮士郎にとっての勝利BGM」であると同時に「アーチャー:エミヤにとっての敗北BGM」である……と言うのも有名な話。プレイヤーキャラとして扱える『EXTRA』『unlimited codes』『Grand Order』以外では、このBGMがかかった戦闘でアーチャーが勝利した事は一度もない。『EXTRA』では普通に勝ち場面でも流れるが、あちらは「真名も曲名も違うので死亡フラグを回避出来た」と専らの評判だった。 | | **ただしこのBGMは「衛宮士郎にとっての勝利BGM」であると同時に「アーチャー:エミヤにとっての敗北BGM」である……と言うのも有名な話。プレイヤーキャラとして扱える『EXTRA』『unlimited codes』『Grand Order』以外では、このBGMがかかった戦闘でアーチャーが勝利した事は一度もない。『EXTRA』では普通に勝ち場面でも流れるが、あちらは「真名も曲名も違うので死亡フラグを回避出来た」と専らの評判だった。 |
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| **これはエミヤという英霊の格やアーチャーのクラス補正、更には知名度補正を受けられない事も影響しているとは予想されるが、特段の武勇がない文化人や魔術師由来の英霊にも多数同ランクが存在するというのは寂しいものがある。 | | **これはエミヤという英霊の格やアーチャーのクラス補正、更には知名度補正を受けられない事も影響しているとは予想されるが、特段の武勇がない文化人や魔術師由来の英霊にも多数同ランクが存在するというのは寂しいものがある。 |
| **そのためしばしば見かけ倒しの筋肉とファンにいじられ'''見せ筋'''と呼ばれることがある。また、「'''筋力D'''」を代名詞として使っている場合は基本的にエミヤのことを指す。そして「見せ筋」や「筋力D」などとアーチャーを呼んだ者に「おっと、心は硝子だぞ」と返すのが一部ファンの間での定番のやり取りだったりするようだ。ちなみにこれの元となったのは当然UBWの詠唱からだが、この言い回しでネタにしたのは公式ではなく『Fate/stay night[UBW]コミックアラカルト~無限の章~』というコミックアラカルトに収録されている、スーイチ氏作の「バッティング三騎士」という話の1コマである。あまりにも有名になったためか何故かコンプティーク&コンプエースによく問い合わせが来ているらしい。(2017年2月2日のコンプティーク&コンプエースツイッターより[https://twitter.com/comptiq/status/827116333502390275]) | | **そのためしばしば見かけ倒しの筋肉とファンにいじられ'''見せ筋'''と呼ばれることがある。また、「'''筋力D'''」を代名詞として使っている場合は基本的にエミヤのことを指す。そして「見せ筋」や「筋力D」などとアーチャーを呼んだ者に「おっと、心は硝子だぞ」と返すのが一部ファンの間での定番のやり取りだったりするようだ。ちなみにこれの元となったのは当然UBWの詠唱からだが、この言い回しでネタにしたのは公式ではなく『Fate/stay night[UBW]コミックアラカルト~無限の章~』というコミックアラカルトに収録されている、スーイチ氏作の「バッティング三騎士」という話の1コマである。あまりにも有名になったためか何故かコンプティーク&コンプエースによく問い合わせが来ているらしい。(2017年2月2日のコンプティーク&コンプエースツイッターより[https://twitter.com/comptiq/status/827116333502390275]) |
− | **後に『Grand Order』において[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|平行次元における]][[クロエ・フォン・アインツベルン|妹たち]]がサーヴァント扱いで参戦した……が、片割れのクロエにサーヴァントとしてのステータスでほぼ完全に並ばれ(敏捷に至っては負けている)、更にゲーム上のスキル性能を含めた攻撃力でも(当時の)総合性能でも負けているという点で'''「妹(幼女)より非力な兄」「劣化クロエ」'''と、その見せ筋度合いも含めて更にネタにされた。彼女の出自を考えればある程度しょうがなくはあるのだが、一応こっちが本家だというのに……兄貴ェ。 | + | **後に『Grand Order』において[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|平行次元における]][[クロエ・フォン・アインツベルン|妹たち]]がサーヴァント扱いで参戦した……が、片割れのクロエにサーヴァントとしてのステータスでほぼ完全に並ばれ(敏捷に至っては負けている)、更にゲーム上のスキル性能を含めた攻撃力でも(当時の)総合性能でも負けているという点で'''「妹(幼女)より非力な兄」「劣化クロエ」'''と、その見せ筋度合いも含めて更にネタにされた。彼女の出自を考えればある程度しょうがなくはあるのだが、一応こっちが本家だというのに。 |
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| ;衛宮士郎と英霊エミヤ | | ;衛宮士郎と英霊エミヤ |
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| **実際は八つ当たりというより、罪人である自身の罪を償う為という意味が大きく占める。セイバーにそれを指摘された際は八つ当たりにすぎないと否定していたが、「Answer」にて彼の本心が語られている。 | | **実際は八つ当たりというより、罪人である自身の罪を償う為という意味が大きく占める。セイバーにそれを指摘された際は八つ当たりにすぎないと否定していたが、「Answer」にて彼の本心が語られている。 |
| **しかし『stay night』ではどのルートでも他人を守るために戦う選択をしてしまうあたり、彼の性根は死んでも直らなかったらしい<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』46-49ページ"/>。 | | **しかし『stay night』ではどのルートでも他人を守るために戦う選択をしてしまうあたり、彼の性根は死んでも直らなかったらしい<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』46-49ページ"/>。 |
| + | **“守護者”となったことについて後悔を口にしつつも、彼の選ぶ選択肢は常に他人を守るための戦いであり、いざ世界の危機に直面すると自身の思惑や利害を捨てて“守護者”としての仕事を優先するあたり、筋金が入っている<ref group = "出" name="『Fate/Grand Order material Ⅰ』102-109ページ" />。 |
| *士郎との共通点は眉毛の形、士郎のシャツとアーチャーの礼装のシルエット。それ以外は身長も髪も肌の色も(アニメ以後は声も)全く異なる。にもかかわらず殆どヒントが無いFateルートの時点で正体を見抜いたプレイヤーも存在したらしく、それを耳にした武内氏と奈須氏も驚いた<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』46-49ページ"/>。 | | *士郎との共通点は眉毛の形、士郎のシャツとアーチャーの礼装のシルエット。それ以外は身長も髪も肌の色も(アニメ以後は声も)全く異なる。にもかかわらず殆どヒントが無いFateルートの時点で正体を見抜いたプレイヤーも存在したらしく、それを耳にした武内氏と奈須氏も驚いた<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』46-49ページ"/>。 |
| **ちなみに作中のキャラでは、本編外ではあるものの大河とルヴィアが直感的に彼の正体に気付いているかのような描写がある。 | | **ちなみに作中のキャラでは、本編外ではあるものの大河とルヴィアが直感的に彼の正体に気付いているかのような描写がある。 |
| **肌と髪の色が変わったのは投影魔術の反動によるもの。士郎が「勝利すべき黄金の剣」を投影した際に、皮膚の一部が変色したのが伏線になっている。身長は鍛錬のたびに魔術回路を開き直す、という無茶をやめてから伸び始めたらしい。 | | **肌と髪の色が変わったのは投影魔術の反動によるもの。士郎が「勝利すべき黄金の剣」を投影した際に、皮膚の一部が変色したのが伏線になっている。身長は鍛錬のたびに魔術回路を開き直す、という無茶をやめてから伸び始めたらしい。 |
| + | **メタ的に述べると、エミヤは士郎と同一人物という設定が元々あったのでデザインは無国籍な和風というコンセプトにした。極力正体がわからないように、それでいて全然違う方向じゃない誤魔化し方をオーダーしたとのこと。 |
| *上記にも書いてあるとおり、一人称は士郎と異なっているが、ある重要なシーンではこの限りではない。『Grand Order』でのマイルーム会話でもそれに触れられている。 | | *上記にも書いてあるとおり、一人称は士郎と異なっているが、ある重要なシーンではこの限りではない。『Grand Order』でのマイルーム会話でもそれに触れられている。 |
| *士郎が和弓のスタイルであるのに対し、アーチャーのスタイルは洋弓である(矢を手の平側に番えるのが和弓、手の甲側に番えるのが洋弓)。<br>ただし、弓の引き方そのものはアーチャーも和弓式のままである(和弓は弓の弦を顔の後ろまで引くが、洋弓では顎までしか引かない)。さらに、アーチャーが使う弓は洋弓としては有り得ないほど大きい。 | | *士郎が和弓のスタイルであるのに対し、アーチャーのスタイルは洋弓である(矢を手の平側に番えるのが和弓、手の甲側に番えるのが洋弓)。<br>ただし、弓の引き方そのものはアーチャーも和弓式のままである(和弓は弓の弦を顔の後ろまで引くが、洋弓では顎までしか引かない)。さらに、アーチャーが使う弓は洋弓としては有り得ないほど大きい。 |
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| *衛宮士郎だった頃の記憶は殆ど失っているが、「冬木の大火災で自分を見つけた時の切嗣の顔」、「切嗣の夢を受け継ぐと誓った夜」、「そしてセイバーとの出会い」、この三つだけは守護者となった今でも鮮明に覚えており、セイバーと出会った時には思わず手が緩んでしまった。 | | *衛宮士郎だった頃の記憶は殆ど失っているが、「冬木の大火災で自分を見つけた時の切嗣の顔」、「切嗣の夢を受け継ぐと誓った夜」、「そしてセイバーとの出会い」、この三つだけは守護者となった今でも鮮明に覚えており、セイバーと出会った時には思わず手が緩んでしまった。 |
| **また、遠坂凛という名称さえも摩耗していたようであり、自分を召喚した少女が“遠坂凛”なのだと確信したのは、凛が自己紹介した瞬間であり、その時に雷光の速度で思い出したのだ<ref group = "出" name="『Fate/side materiale』54ページ">Fate/side materiale』54ページ「アーチャー」より。</ref>。 | | **また、遠坂凛という名称さえも摩耗していたようであり、自分を召喚した少女が“遠坂凛”なのだと確信したのは、凛が自己紹介した瞬間であり、その時に雷光の速度で思い出したのだ<ref group = "出" name="『Fate/side materiale』54ページ">Fate/side materiale』54ページ「アーチャー」より。</ref>。 |
| + | *『Fate』では『月姫』でやり残したことの一つとして理想の自分との戦いを描く“自分との戦い”をやりたいと考え<ref group ="注">もう一つは“犠牲者からの視点で戦うルート”であり、『月姫』におけるさつきルートがそれに該当し、HFルートでその辺を補完した。</ref>、理想の自分と戦わせる方法の候補として全く違った結論を持つ人間との戦い、ライバルとの戦いが挙げられた<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』46-49ページ"/>。 |
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| ==エミヤの詠唱== | | ==エミヤの詠唱== |