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62 バイト除去 、 2018年5月13日 (日) 02:41
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;「な、な、な、ななななななななななななな何を言いだすんですかいきなり!?」<br>「こ、子供っ!子供って!子供って!こ、子供は天からの授かり物ですし聖杯戦争中にそんなことを考えるなんて破廉恥極まりないと申しますかそもそも相手が………って違う!ああああもう落ち着け私!」
 
;「な、な、な、ななななななななななななな何を言いだすんですかいきなり!?」<br>「こ、子供っ!子供って!子供って!こ、子供は天からの授かり物ですし聖杯戦争中にそんなことを考えるなんて破廉恥極まりないと申しますかそもそも相手が………って違う!ああああもう落ち着け私!」
 
:ジークから「あなたは、妊娠できるのか?」と質問されて大パニックになる。はっきり言ってセクハラ以外の何物でもない質問であり、聖女の威厳を完全に吹っ飛ばされてしまった。
 
:ジークから「あなたは、妊娠できるのか?」と質問されて大パニックになる。はっきり言ってセクハラ以外の何物でもない質問であり、聖女の威厳を完全に吹っ飛ばされてしまった。
:サーヴァントは魔力によって擬似的な肉体を構成しているだけであるため、通常は妊娠できない。しかし、この時のジャンヌの場合は現世の人物であるレティシアに憑依して現界しているという特殊な状態にあるため、人間としての生理現象も当然のように発生する。つまり、'''ジャンヌは'''妊娠できないが、肉体の持ち主である'''レティシアが'''妊娠することは可能である。
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:サーヴァントは魔力によって擬似的な肉体を構成しているだけであるため、通常は妊娠できない。しかし、この時のジャンヌの場合は現世の人物であるレティシアに憑依して現界しているという特殊な状態にあるため、人間としての生理現象も当然のように発生する。
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:まぁ要するに'''ジャンヌは'''妊娠できないが、肉体の持ち主である'''レティシアが'''妊娠することは可能である。
 
;「あの……まさか……ジーク君は、私を妊娠させたいんですか……?」
 
;「あの……まさか……ジーク君は、私を妊娠させたいんですか……?」
 
:意趣返しとばかりに逆セクハラ。しかもこの時のジャンヌは'''恋する乙女'''そのものだった。
 
:意趣返しとばかりに逆セクハラ。しかもこの時のジャンヌは'''恋する乙女'''そのものだった。
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;「アーチャー、あなたも英霊として理解しているはずです。その子らは救えない。彼らが生きるということは、仲間を増やすという意味に他ならない。そもそも、その子ら自体――――安らかな場所に魂を帰還させることが慈愛です。」
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;「アーチャー、あなたも英霊として理解しているはずです。その子らは救えない。彼らが生きるということは、仲間を増やすという意味に他ならない。そもそも、その子ら自体――――安らかな場所に魂を帰還させることが慈愛です。」<br>「此処は彼女たちの記憶の世界、残留思念が生み出した幻影に過ぎません。永遠にこの曖昧な世界で苦しませ続けるつもりですか!?さぁ、そこを退いてください。」
:[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック・ザ・リッパー]]の本体である怨霊達を浄化させ、安らかな場所に魂を帰還させることが慈愛と語る。
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:[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック・ザ・リッパー]]の本体である子どもたちの魂はすでに呪われた。ならばそれらを祓い安らかな場所に送ることが、彼女になしうる慈愛であった。そしてそれを防がんとする[[アタランテ]]にも譲れない想いがあるゆえ、両者は決定的に道を違える事となる。
   −
;「―――そう思いますか、“赤”のアーチャー」<br>ルーラー「剣を使わなかったから、私の手が血に塗れていない?まさか。―――私はあの戦いに加担した。戦うと決めた。その瞬間から血に塗れたも同然です。甘く見ないで下さい。彼女たちを滅ぼすことに、躊躇いはない!」
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;「剣を使わなかったから、私の手が血に塗れていない?まさか。―――私はあの戦いに加担した。戦うと決めた。その瞬間から血に塗れたも同然です。甘く見ないで下さい。彼女たちを滅ぼすことに、躊躇いはない!」<br>「いかにもその通りです、“赤”のアーチャー。誰もが私を聖女と呼ぶ、けれど他ならぬこの私だけがそう思ったことは一度もないのです」
:例え剣を抜かずとも、戦いに加担した、戦うと決めた時点で、その瞬間から血に塗れていた。
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:例え剣を抜かずとも――返り血を浴びる位置に立った時点から、戦いは始まっている。そして戦争に身を染める以上、「聖女」の在り方としては一線を画することも有り得るだろう。その覚悟を象徴する台詞。
 
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;「いかにもその通りです、“赤”のアーチャー。誰もが私を聖女と呼ぶ、けれど他ならぬこの私だけがそう思ったことは一度もないのです。」<br>「此処は彼女たちの記憶の世界、残留思念が生み出した幻影に過ぎません。永遠にこの曖昧な世界で苦しませ続けるつもりですか!?さぁ、そこを退いてください。」
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:[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック・ザ・リッパー]]の本体である怨霊達を浄化しようとするジャンヌと、それを防がんとする[[アタランテ]]。どちらにも譲れない想いがあるゆえ、両者は決定的に道を違える事となる。
      
;“主の恵みは深く、慈しみは<RUBY><RB>永久</RB><RT>とこしえ</RT></RUBY>に絶えず”<br />“あなたは人なき荒野に住まい、生きるべき場所に至る道も知らず”<br />“餓え、渇き、魂は衰えていく”<br />“<RUBY><RB>彼</RB><RT>か</RT></RUBY>の名を口にし、救われよ。生きるべき場所へと導く者の名を”<br />“渇いた魂を満ち足らし、餓えた魂を良き物で満たす”<br />“深い闇の中、苦しみと<RUBY><RB>鉄</RB><RT>くろがね</RT></RUBY>に縛られし者に救いあれ”<br />“今、枷を壊し、深い闇から救い出される”<br>“罪に汚れた行いを病み、不義を悩む者には救いあれ”<br />“正しき者には喜びの歌を、不義の者には沈黙を”<br>“―――<RUBY><RB>去りゆく魂に安らぎあれ</RB><RT>パクス・エクセウンティブス</RT></RUBY>”
 
;“主の恵みは深く、慈しみは<RUBY><RB>永久</RB><RT>とこしえ</RT></RUBY>に絶えず”<br />“あなたは人なき荒野に住まい、生きるべき場所に至る道も知らず”<br />“餓え、渇き、魂は衰えていく”<br />“<RUBY><RB>彼</RB><RT>か</RT></RUBY>の名を口にし、救われよ。生きるべき場所へと導く者の名を”<br />“渇いた魂を満ち足らし、餓えた魂を良き物で満たす”<br />“深い闇の中、苦しみと<RUBY><RB>鉄</RB><RT>くろがね</RT></RUBY>に縛られし者に救いあれ”<br />“今、枷を壊し、深い闇から救い出される”<br>“罪に汚れた行いを病み、不義を悩む者には救いあれ”<br />“正しき者には喜びの歌を、不義の者には沈黙を”<br>“―――<RUBY><RB>去りゆく魂に安らぎあれ</RB><RT>パクス・エクセウンティブス</RT></RUBY>”
:洗礼詠唱。怨霊に救いは手遅れ、与えうるのはただ消滅のみ。
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:洗礼詠唱。怨霊に与えうる救いはただ終焉のみ。
    
;「飛行機ではなくて戦略爆撃機……ううむ、いずれにせよ破壊力のある兵器が必要なのですが……<br> ミサイル……バンカーバスター……<br> いえ、不遜な名称ですがいっそ『神の杖』あたりを……」
 
;「飛行機ではなくて戦略爆撃機……ううむ、いずれにせよ破壊力のある兵器が必要なのですが……<br> ミサイル……バンカーバスター……<br> いえ、不遜な名称ですがいっそ『神の杖』あたりを……」
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;「ああ、ライダーですか。上がったのなら、交代して戴けないでしょうか――――――」
 
;「ああ、ライダーですか。上がったのなら、交代して戴けないでしょうか――――――」
:洗面所で手を洗っている所をシャワーから上がった[[アストルフォ|ライダー]]と出くわし……'''その瞬間、世界が静止した(または歴史が動いた)。'''
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:洗面所で手を洗っている所をシャワーから上がった[[アストルフォ|ライダー]]と出くわし……'''その瞬間、世界が静止し歴史が動いた。'''
 
;「分からなかったんですよ!!」<br>「……確かにサーヴァントの中には、能力を隠蔽する術や能力を持っている者もいます。でも、イタズラするのは前代未聞ですよ……一体何をどうやったらこんなことやれるんですか………いえ、やれるやれないはともかく普通やらないですよ……もう……」
 
;「分からなかったんですよ!!」<br>「……確かにサーヴァントの中には、能力を隠蔽する術や能力を持っている者もいます。でも、イタズラするのは前代未聞ですよ……一体何をどうやったらこんなことやれるんですか………いえ、やれるやれないはともかく普通やらないですよ……もう……」
 
:ようやく[[アストルフォ|黒のライダー]]が'''男性'''である事を認識したジャンヌ。それにしても、風呂上りに'''全裸'''を見られるのは普通は逆なんだが……。
 
:ようやく[[アストルフォ|黒のライダー]]が'''男性'''である事を認識したジャンヌ。それにしても、風呂上りに'''全裸'''を見られるのは普通は逆なんだが……。
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;「―――悲しい、<RUBY><RB>英雄</RB><RT>ひと</RT></RUBY>ですね」
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;「―――悲しい、<RUBY><RB>英雄</RB><RT>ひと</RT></RUBY>ですね」「<RUBY><RB>裁定者</RB><RT>ルーラー</RT></RUBY>を、舐めるなアタランテ……!!」
:己を殺すため、魔獣と化し憎悪すら彼方に追いやってしまった[[アタランテ|純潔の狩人]]を悲しんだ一言…。
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:己を殺すため、魔獣と化し憎悪すら彼方に追いやってしまった[[アタランテ|純潔の狩人]]に対して。
;「<RUBY><RB>裁定者</RB><RT>ルーラー</RT></RUBY>を、舐めるなアタランテ……!!」
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:そして両手で己の首を締め付けている[[アタランテ|魔獣]]が抱く剥き出しの憎悪を、一点の曇りもなく、真正面から討ち破る。たちまちの内に、魔獣の両手は引き剥がされた。
:両手で己の首を締め付けている[[アタランテ|魔獣]]が抱く剥き出しの憎悪を、一点の曇りもなく、真正面から叩き潰す。たちまちの内に、魔獣の両手は引き剥がされた。
      
;“私が殺した!”<br />“私が殺した。私がこの手で選び、この言葉で唆し、彼を殺したのだ!”<br />“人殺し。どうして死ぬ気で止めなかった!彼に嫌われてもいいと、悲しまれてもいいと、心を凍らせて彼を拒絶しなかった!”<br />“嘘つき、嘘つき、嘘つき!私は彼の死を知っていたはずなのに!こうなることを、ここに至ることを知っていたはずなのに……!”
 
;“私が殺した!”<br />“私が殺した。私がこの手で選び、この言葉で唆し、彼を殺したのだ!”<br />“人殺し。どうして死ぬ気で止めなかった!彼に嫌われてもいいと、悲しまれてもいいと、心を凍らせて彼を拒絶しなかった!”<br />“嘘つき、嘘つき、嘘つき!私は彼の死を知っていたはずなのに!こうなることを、ここに至ることを知っていたはずなのに……!”
 
:[[ウィリアム・シェイクスピア|赤のキャスター]]から己がジークを殺すのだと指摘された直後、[[ジークフリート|黒のセイバー]]の消滅をルーラーとしての能力で感じ取りジークもまた死んだと思い、全く呆気なく、別れも告げられず、目を逸らし続けた結果に慟哭する。
 
:[[ウィリアム・シェイクスピア|赤のキャスター]]から己がジークを殺すのだと指摘された直後、[[ジークフリート|黒のセイバー]]の消滅をルーラーとしての能力で感じ取りジークもまた死んだと思い、全く呆気なく、別れも告げられず、目を逸らし続けた結果に慟哭する。
   
;「違う!違います!彼の死は、世界に必要だったんじゃない!<br> 私の責任、私が背負わなければならないものだ!」
 
;「違う!違います!彼の死は、世界に必要だったんじゃない!<br> 私の責任、私が背負わなければならないものだ!」
 
:シロウとジルがジークを死なせた償いとして人類の救済を指し示すも、彼女はもう少しで彼の死を何かに押しつけそうになっていた自分を振り切り、立ち上がって声の限りに叫ぶ。
 
:シロウとジルがジークを死なせた償いとして人類の救済を指し示すも、彼女はもう少しで彼の死を何かに押しつけそうになっていた自分を振り切り、立ち上がって声の限りに叫ぶ。
308行目: 304行目:     
;「償いを人類の救済に求めるのは止めなさい、ジル!<br> 貴方の罪は貴方だけのもの。償えないとしても、その絶望はやはり貴方だけのもの。<br> 貴方は他者にその悪の償いを押しつけるのですか!?<br> 私も貴方も<RUBY><RB>罪人</RB><RT>つみびと</RT></RUBY>であり、犠牲となった者たちに償う方法など存在しない!<br> その苦悩を、その絶望を抱え続けるしかない。<br> やり直しはできない、だがわずかではありますが、頽れた生者に肩を貸すことはできる。それが英霊であり、それが我々の精一杯なのです」
 
;「償いを人類の救済に求めるのは止めなさい、ジル!<br> 貴方の罪は貴方だけのもの。償えないとしても、その絶望はやはり貴方だけのもの。<br> 貴方は他者にその悪の償いを押しつけるのですか!?<br> 私も貴方も<RUBY><RB>罪人</RB><RT>つみびと</RT></RUBY>であり、犠牲となった者たちに償う方法など存在しない!<br> その苦悩を、その絶望を抱え続けるしかない。<br> やり直しはできない、だがわずかではありますが、頽れた生者に肩を貸すことはできる。それが英霊であり、それが我々の精一杯なのです」
:己の贖罪をシロウの人類救済に求めようとするジルの胸ぐらを掴んでの叱声。歯痒い気持ちであることは理解しつつも、それでもやはり、あらゆる面で人類の平均を上回っている自分たちが、総体としての人類を導こうなどと考えてはならないと諭す。
  −
   
;「神は全てを許すでしょうし、貴方が殺した子供たちは全てを許さないでしょう。<br> その罪、その罪悪感、それは永遠に背負うべき罰です。<br> ……大丈夫です、肩は貸して上げます」
 
;「神は全てを許すでしょうし、貴方が殺した子供たちは全てを許さないでしょう。<br> その罪、その罪悪感、それは永遠に背負うべき罰です。<br> ……大丈夫です、肩は貸して上げます」
:上記の台詞の後、「自分は、許されないのか」と問うジルに対する答え。罰が拭い去れる日など、永劫訪れず。己を罪人と憎みながら、それでもなお英霊として世界を救う―――。それが、彼らに与えられた罰であり、救いだった。
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:己の贖罪をシロウの人類救済に求めようとするジルに対して。歯痒い気持ちであることは理解しつつも、それでもやはりあらゆる面で人類の平均を上回っている自分たちが、総体としての人類を導こうなどと考えてはならないと諭す。
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:罰が拭い去れる日など、永劫訪れず。己を罪人と憎みながら、それでもなお英霊として世界を救い続ける―――。それが、彼らに与えられた罰であり、救いだった。
    
;「諸天は主の栄光に。大空は御手の業に。<br> 昼は言葉を伝え、夜は知識を告げる。<br> 我が心は我が内側で熱し、思い続けるほどに燃ゆる。<br> 我が終わりは此処に。我が命数を此処に。我が命の儚さを此処に。<br> 残された唯一つの物を以て、彼の歩みを守らせ給え。<br> 主よ、この身を委ねます」
 
;「諸天は主の栄光に。大空は御手の業に。<br> 昼は言葉を伝え、夜は知識を告げる。<br> 我が心は我が内側で熱し、思い続けるほどに燃ゆる。<br> 我が終わりは此処に。我が命数を此処に。我が命の儚さを此処に。<br> 残された唯一つの物を以て、彼の歩みを守らせ給え。<br> 主よ、この身を委ねます」
:紅蓮の聖女発動。絶望の後には、必ず希望が待つ
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:紅蓮の聖女発動。絶望の後には、必ず希望が待つ――それを守り通すため、生前最期の炎を以って、今生最期の命を燃やし尽くす。
    
;「私は、貴方に恋をしています。」
 
;「私は、貴方に恋をしています。」
:聖杯大戦が終結し、英霊の座に帰って行った後の彼女がひたすらに会いたいと望んだ少年への告白。約束を果たすために彼女は世界の裏側を探し続けた。そして、再会した彼に告げた偽らざる想い。二度目の生を経て、初めて愛した男性と再会した彼女は救国の聖女ではなく、平凡な恋い焦がれる少女であった。この台詞を以て『Fate/Apocrypha』の物語は幕を閉じる。
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: 聖杯大戦が終結し、英霊の座に帰って行った後の彼女がひたすらに会いたいと望んだ少年への告白。約束を果たすために彼女は世界の裏側を探し続けた。そして、再会した彼に告げた偽らざる想い。
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: 二度目の生を経て、初めて愛した男と再会した彼女は救国の聖女ではなく、平凡な恋い焦がれる少女であった。この台詞を以て、『Fate/Apocrypha』の物語は幕を閉じる。
    
===Fate/Grand Order===
 
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