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| **エクステラマニューバは廃止されているが、これはラッシュ攻撃に置き換わったと考えてよいだろう。ゲージチャージが必要ない代わりに特定の攻撃を当てる必要があるため、ここに戦略性や装備の幅が広がっているとも言える。LINKシステムもここに一役買っており、うまく生かせばそれこそ3人掛かりで1人の相手をフルボッコにできたりもする。 | | **エクステラマニューバは廃止されているが、これはラッシュ攻撃に置き換わったと考えてよいだろう。ゲージチャージが必要ない代わりに特定の攻撃を当てる必要があるため、ここに戦略性や装備の幅が広がっているとも言える。LINKシステムもここに一役買っており、うまく生かせばそれこそ3人掛かりで1人の相手をフルボッコにできたりもする。 |
| **発動難易度が大きく変化したのは宝具。前作ではファンタズムサーキットを3つ集める必要があり、2回以上の発動は困難を極めた。今作ではムーンドライヴ/ドライヴスキルで敵を倒してゲージを貯めるシステムに変更されたため、2回以上の使用も十分に実現可能となっている。なおサーキット自体は廃止されておらず、1ステージに2つまで設置されており、入手すると宝具ゲージが一定量上昇するようになっている。 | | **発動難易度が大きく変化したのは宝具。前作ではファンタズムサーキットを3つ集める必要があり、2回以上の発動は困難を極めた。今作ではムーンドライヴ/ドライヴスキルで敵を倒してゲージを貯めるシステムに変更されたため、2回以上の使用も十分に実現可能となっている。なおサーキット自体は廃止されておらず、1ステージに2つまで設置されており、入手すると宝具ゲージが一定量上昇するようになっている。 |
| + | ***今作では宝具は“通常の宝具”=ドライヴスキル と“真名解放”=宝具ゲージ消費による発動 の2種類に分けられている。ドライヴスキルの位置づけとしては「宝具の力の一部を解放」といったものだが、複数宝具を持つサーヴァントの場合はドライヴスキルと“真名解放”とで別の宝具を発動させていることも多い。 |
| **ステージ攻略も、前作はレジムマトリクスを完成させるのが目的だったのが今作ではさまざまなミッションが次々に発令されるようになり、単なる陣取り合戦ではなくなった。極端に難しいものはないが、マスターや味方が敗走すると敗北に直結するため要領よくこなす必要がある。このことも関係してか、味方NPCのAIは大幅に強化されており、攻撃されてあっさり敗走するといったことはなくなっている。 | | **ステージ攻略も、前作はレジムマトリクスを完成させるのが目的だったのが今作ではさまざまなミッションが次々に発令されるようになり、単なる陣取り合戦ではなくなった。極端に難しいものはないが、マスターや味方が敗走すると敗北に直結するため要領よくこなす必要がある。このことも関係してか、味方NPCのAIは大幅に強化されており、攻撃されてあっさり敗走するといったことはなくなっている。 |
| **令呪メニューにも新たに「空間転移」が追加されており、セクター間を一瞬で移動可能になっている。 | | **令呪メニューにも新たに「空間転移」が追加されており、セクター間を一瞬で移動可能になっている。 |
− | ***今作の開発コンセプトとしてはシステム周辺の改善に力を入れたいという意図があったため、シナリオ自体は短めだが逆に戦闘システムは総じてブラッシュアップされており、ゲームとしての遊びやすさは格段に増していると言える。 | + | ***企画が始動したのは前作『EXTELLA』リリースから1~2か月後の時期であるが、今作の開発コンセプトとしてはシステム周辺やグラフィックの強化・改善に力を入れたいという意図があったため、シナリオ自体は短めだが逆に戦闘システムは総じてブラッシュアップされており、ゲームとしての遊びやすさは格段に増していると言える。 |
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| *そのほか戦闘以外の面においても前作からはガラリと変わった部分が多い。 | | *そのほか戦闘以外の面においても前作からはガラリと変わった部分が多い。 |
| **その筆頭がイベントパート。一部のムービーパートを除いて3Dグラフィックモデルではなく『Grand Order』のような立ち絵式が採用されている。ちなみにこの立ち絵は台詞に合わせて口が動き、各種場面で瞬きもする。 | | **その筆頭がイベントパート。一部のムービーパートを除いて3Dグラフィックモデルではなく『Grand Order』のような立ち絵式が採用されている。ちなみにこの立ち絵は台詞に合わせて口が動き、各種場面で瞬きもする。 |
− | **グラフィックも全体的に向上しており、前作と比較するとワダアルコ氏のイラストにより近くなっている。なお立ち絵イラストは前作から続投されているサーヴァントについては本作でも引き続き使用されているが、一部に加筆修正が施されている(カルナの目元に赤いラインが追加されている、ガウェインやネロの瞳が塗りなおされている、アルキメデスの浸食痕が消されている等)。 | + | **グラフィックも全体的に向上しており、前作と比較するとワダアルコ氏のイラストにより近くなっている。またすべてのキャラクターモーションに修正・改善を入れており、モデルの骨格部分も改善されたため動きがスムーズになっているほか、エフェクトも派手さを増した。なお立ち絵は前作から続投されているサーヴァントについては本作でも引き続き使用されているが、一部に加筆修正が施されている(カルナの目元に赤いラインが追加されている、ガウェインやネロの瞳が塗りなおされている、アルキメデスの浸食痕が消されている等)。 |
| **ベースキャンプではマスターを操作できるが、その際選択中のサーヴァントが後ろを走って着いてくる。このあたりは『EXTRA』や『EXTRA CCC』を思い起こさせると同時に、話しかけたサーヴァントと連れているサーヴァントの組み合わせによっては特殊な会話が発生することもある。意外と細かく作りこまれており、視点を第三者(プレイヤー視点)と当事者(マスターの視点)に切り替えることができるほか、サーヴァントの近くを移動すると、近くにいるサーヴァントの視線も主人公を追いかけるように移動する。 | | **ベースキャンプではマスターを操作できるが、その際選択中のサーヴァントが後ろを走って着いてくる。このあたりは『EXTRA』や『EXTRA CCC』を思い起こさせると同時に、話しかけたサーヴァントと連れているサーヴァントの組み合わせによっては特殊な会話が発生することもある。意外と細かく作りこまれており、視点を第三者(プレイヤー視点)と当事者(マスターの視点)に切り替えることができるほか、サーヴァントの近くを移動すると、近くにいるサーヴァントの視線も主人公を追いかけるように移動する。 |
| + | **テキストフォントや画面デザインも一新された。イベントパートの画面フレームはよく見ると数字の0と1の羅列パターンが流れている。 |
| **インストールスキルシステムにも変更が加わっている。大きな変更はキャラクターごとのスロットに差異がなくなり、サーヴァントによっては前作のような大幅なボーナスは得られなくなったことと、強化上限が+10(ボーナス込みで最大11)に引き下げられていることがあげられる。「心眼」と「細胞活性」は削除されたが、無印・改に加えて真、ダブルという上位カテゴリが登場したほか「皇帝特権」や「千里眼」といった新スキルも追加されており、装備の幅は広がっている。ただし所持上限は300個なので超えた場合は出撃制限がかかってしまう。このため増えすぎたスキルは分解するか、合成して上位種に変換するか選ぶことになる。 | | **インストールスキルシステムにも変更が加わっている。大きな変更はキャラクターごとのスロットに差異がなくなり、サーヴァントによっては前作のような大幅なボーナスは得られなくなったことと、強化上限が+10(ボーナス込みで最大11)に引き下げられていることがあげられる。「心眼」と「細胞活性」は削除されたが、無印・改に加えて真、ダブルという上位カテゴリが登場したほか「皇帝特権」や「千里眼」といった新スキルも追加されており、装備の幅は広がっている。ただし所持上限は300個なので超えた場合は出撃制限がかかってしまう。このため増えすぎたスキルは分解するか、合成して上位種に変換するか選ぶことになる。 |
| **何気にマネーイズパワーシステムも続投されているが、本作ではレベル上限が引き上げられたことと、キャラクターそのものの増加も関係してか費用が大幅に削減されている。高レベルになるとコストパフォーマンスが悪化するのは同様であるため無闇矢鱈に使うものではないが、一度に数レベル上げることが可能となったことと費用が落ちたことで、前作よりはいくらか気軽に利用しやすくなっている。 | | **何気にマネーイズパワーシステムも続投されているが、本作ではレベル上限が引き上げられたことと、キャラクターそのものの増加も関係してか費用が大幅に削減されている。高レベルになるとコストパフォーマンスが悪化するのは同様であるため無闇矢鱈に使うものではないが、一度に数レベル上げることが可能となったことと費用が落ちたことで、前作よりはいくらか気軽に利用しやすくなっている。 |
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| **全体の内訳としては『EXTRA』から8騎、『EXTRA CCC』から1騎、『EXTELLA』から2騎、『EXTELLA LINK』から2騎、『stay night』から4騎、『Zero』から3騎、『Apocrypha』から3騎、『Grand Order』から3騎。作品が完結していないこともあり、『Grand Order』初出サーヴァントの出演は依然として少ないと言える。 | | **全体の内訳としては『EXTRA』から8騎、『EXTRA CCC』から1騎、『EXTELLA』から2騎、『EXTELLA LINK』から2騎、『stay night』から4騎、『Zero』から3騎、『Apocrypha』から3騎、『Grand Order』から3騎。作品が完結していないこともあり、『Grand Order』初出サーヴァントの出演は依然として少ないと言える。 |
| **ちなみに『Grand Order』からの客演組であるアルジュナ、スカサハ、ダレイオス三世と、あちらに先行出演しているアルテラは皆『Grand Order』第一部の公式ビジュアルを飾っている。このため新参戦サーヴァントの発表が行われていた途中の段階では「『Grand Order』のビジュアルにいたサーヴァントが他にも参戦するのではないか?」と予想されていたこともあった。またアーチャーの候補として『EXTRA』で名前が出たこともある[[アタランテ]]、バーサーカーの候補として『EXTRA CCC』での出演候補であった[[ナイチンゲール]]、キャスターの候補として過去作に登場した[[ナーサリー・ライム]]や[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]、ルーラーの候補として『Apocrypha』でジャンヌとの因縁がある[[天草四郎時貞]]の名を上げる人もいたようである。 | | **ちなみに『Grand Order』からの客演組であるアルジュナ、スカサハ、ダレイオス三世と、あちらに先行出演しているアルテラは皆『Grand Order』第一部の公式ビジュアルを飾っている。このため新参戦サーヴァントの発表が行われていた途中の段階では「『Grand Order』のビジュアルにいたサーヴァントが他にも参戦するのではないか?」と予想されていたこともあった。またアーチャーの候補として『EXTRA』で名前が出たこともある[[アタランテ]]、バーサーカーの候補として『EXTRA CCC』での出演候補であった[[ナイチンゲール]]、キャスターの候補として過去作に登場した[[ナーサリー・ライム]]や[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]、ルーラーの候補として『Apocrypha』でジャンヌとの因縁がある[[天草四郎時貞]]の名を上げる人もいたようである。 |
− | **結果的に、新たに参戦したサーヴァントはその多くが誰かしらに因縁関係を持っている面々となった。シャルルマーニュとカール大帝は両者ともその存在が物語に大きく関わっており、またジルはジャンヌ、ランスロットはアルトリアとガウェイン、スカサハはクー・フーリン、アストルフォはシャルルマーニュ、ダレイオス三世はイスカンダル、アルジュナはカルナとそれぞれ関係がある。 | + | *新規参戦の10騎が選出された経緯について、『コンプティーク』2018年7月号に掲載されているインタビュー記事<ref group = "出">「コンプティーク」2018年7月号 p.36-38</ref>によると、今作のストーリーを検討する段階でボスキャラクターを設定するところから始まり、いくつかの候補の中からカール大帝を起用することが決定した。そこでTYPE-MOONより「主人公をシャルルマーニュにするのはどうか」との提案がなされ、設定・ストーリーが構成されていったという。当初シャルルマーニュのキャラクターはダークヒーロー系であったが、紆余曲折を経て現行の「ノリが良くて可愛い後輩」系キャラクターに落ち着いたとのことである。ほかのサーヴァントについては、まずロビンフッドとドレイクは前作『EXTELLA』の時から登場させたいという意図があったため最初に参戦が決定した。またアクションゲームというジャンルの特徴を活かすため、派手なモーションが映えるサーヴァントとしてランスロット、イスカンダルと因縁があり、さらに巨大な3Dモデルを動かすというインパクトの大きさを考慮してダレイオス三世などが選出されている。師弟対決やライバル対決を再現して楽しめるのではないかとの考えもあり選択されたスカサハやアルジュナ、ジャンル的に攻撃手段が斬撃に偏りがちであるため別の攻撃方法によるアクションも楽しんでほしいという意図から飛び道具や海魔召喚といった一風変わったスタイルを持つジルなどもおり、シナリオ面だけではなく総合的な判断でサーヴァントを選出したとのことである。 |
| + | **以上のこともあり、結果的に新規参戦サーヴァントはその多くが誰かしらに因縁関係を持っている面々となった。シャルルマーニュとカール大帝は両者ともその存在が物語に大きく関わっており、またジルはジャンヌ、ランスロットはアルトリアとガウェイン、スカサハはクー・フーリン、アストルフォはシャルルマーニュ、ダレイオス三世はイスカンダル、アルジュナはカルナとそれぞれ関係がある。 |
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| + | *本作は最初からプラットフォーム(媒体)がPS4およびPSVitaと決まっており、リリース時期も企画当初からある程度定まっていたとのこと。 |
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| *OP映像は『EXTRA CCC』や前作『EXTELLA』のようなアニメ映像ではなく、3Dグラフィックモデルによるムービー映像となっている。これについてはEXTRAシリーズにおけるアニメーション制作を手掛けているシャフトがちょうど『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』を制作していた時期だったために、ゲームの方まで受注できなかったのではないかという見方がある。 | | *OP映像は『EXTRA CCC』や前作『EXTELLA』のようなアニメ映像ではなく、3Dグラフィックモデルによるムービー映像となっている。これについてはEXTRAシリーズにおけるアニメーション制作を手掛けているシャフトがちょうど『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』を制作していた時期だったために、ゲームの方まで受注できなかったのではないかという見方がある。 |