差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
2,371 バイト追加 、 2018年10月13日 (土) 03:45
34行目: 34行目:  
==概要 ==
 
==概要 ==
   −
[[アルジュナ]]の中に潜む“黒”。アルジュナの主観によって「悪」と判定された行為を為す一種の別人格。<br>なおヴィシュヌの転生、第八化身であるクリシュナはアルジュナの人格とは別個に存在する英雄。
+
[[アルジュナ]]の中に潜む“闇”そのもの。アルジュナの主観によって「悪」と判定された行為を為す一種の別人格。<br>なおヴィシュヌの転生、第八化身であるクリシュナはアルジュナの人格とは別個に存在する英雄。
    
;略歴
 
;略歴
:生前のいつから[[アルジュナ]]の中にこのような存在が構築されたのかは不明だが、恐らくは幼少の頃には既に心に巣食っていたとされる。アルジュナはこの裏人格が存在する事実を受けいれることができず、カルナに矢を放った時のようなわずかな悪行は彼が囁いたことにしたり、アルジュナの傍らにいた従者クリシュナがやったこととして無意識に処理してきていた。
+
:生前のいつから[[アルジュナ]]の中にこのような存在が構築されたのかは不明だが、恐らくは幼少の頃には既に心に巣食っていたとされる。
 +
:アルジュナはこの裏人格が存在する事実を受けいれることができず、カルナに矢を放った時のようなわずかな悪行は彼が囁いたことにしたり、アルジュナの傍らにいた従者クリシュナがやったこととして無意識に処理してきていた。
 +
:幕間の物語「問い掛け続けることにこそ」では、アルジュナの深層心理・地下迷宮の最深部で玉座に腰掛け、邪悪な微笑みを零しながら待ち受けていた。己の存在を知った主人公、および同行してきた「カルナ」を殺害するべく闘いを挑むも、アルジュナが事実を受け入れたことで、その覚悟を受け止めると同時に彼の後悔は己が預かると告げ、夢からの覚醒を促しつつアルジュナ達の前から姿を消した。
 
;人物
 
;人物
:誰かを憎み、嘲り、奸計を謀る邪悪。「邪悪」と称されるがそれ自体は誰の心にも在り得るもので、しかしアルジュナが決して受け入れることのできなかった部分。所謂「悪の象徴」であると同時に「味方」でもあり、主人格であるアルジュナとは全く異なる思考系統、優先順位、道徳倫理を保有しており、その内側から助言していた。
+
:かつての友人・クリシュナの名を冠する、もう一人のアルジュナ。誰かを憎み、嘲り、奸計を謀る邪悪。
:『Fate/Grand Order』にて、[[アルジュナ]]の第四再臨で見られる、黒い笑みを浮かべ哄笑する姿がその現れであると考えられ、アルジュナが見られる事を極度に忌避する「私」そのものである。
+
:邪悪と称されるものの、それ自体は誰の心にも在り得る。しかし、アルジュナはこのような悪心が己に存在することに絶望し、事実を受け入れることができなかった。このため自らの傍らにいた従者として、己が醜いと恥じる行動はそちらに振る舞わせるという役割を与えた。
 +
:所謂「悪の象徴」ではあるが、同時に「味方」としての側面も併せ持つ。主人格であるアルジュナとは全く異なる思考系統、優先順位、道徳倫理を保有しており、内側から助言していた裏人格。自身の顔を見た者は例外なく、誰であれ、何であれ殺さなければならないと定めており、それを「自身が英雄であるために必要な殺人」であると捉えている。
 +
:嘲弄の笑みを零し、戦士としての路を外れることを恐れもしない。『Fate/Grand Order』にて、アルジュナの第四再臨で見られる、黒い笑みを浮かべ哄笑する姿がその現れであると考えられ、アルジュナが見られる事を極度に忌避する「私」そのものである。
 
;能力
 
;能力
 
:基本的にはアルジュナと同じだが、ブレイクゲージ破壊後に確定で使用する特殊スキルとして「炎神の咆哮」を所有している。効果は「敵全体にやけど付与(5ターン)&自身の宝具による即死の成功率上昇(永続)」。また再臨段階が第三段階であるため、第三スキル「魔力放出(炎)」を使用することがある。
 
:基本的にはアルジュナと同じだが、ブレイクゲージ破壊後に確定で使用する特殊スキルとして「炎神の咆哮」を所有している。効果は「敵全体にやけど付与(5ターン)&自身の宝具による即死の成功率上昇(永続)」。また再臨段階が第三段階であるため、第三スキル「魔力放出(炎)」を使用することがある。
 +
 +
===関連===
 +
 +
;クリシュナ
 +
:インド神話の大英雄。維持神ヴィシュヌの第八化身。アルジュナの従者であり、友人にあたる男性。
 +
:『マハーバーラタ』における戦争の際もアルジュナの味方につき、御者を務めたとされる。
 +
:原典でアルジュナにカルナを射殺するよう唆したのはクリシュナだが、型月世界では“黒”がアルジュナに囁いたことになっている模様。アルジュナによれば、あの時クリシュナは同じ戦車に乗っていなかったという。
 +
 +
;別の人格
 +
:幕間の物語でアルジュナに問いを投げ掛ける人物はすべて、アルジュナが自身の記憶をもとに作り出した素体(=人格)に過ぎない。
 +
:見方を変えれば彼らもまたアルジュナそのものであり、別人の姿や言葉を借りてアルジュナの感情を代弁させているとも言える。
 +
:人格ごとに担う役割は異なる。「[[カルナ]]」は敵対者、「[[ラーマ]]」は人生に立ち塞がる様々な障害、そして“黒”は味方であり、同時に悪を象徴する存在である。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
匿名利用者

案内メニュー