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| === 両儀織 === | | === 両儀織 === |
− | 両儀式の中の男性人格。両儀家の人間には陰陽の人格を形成するという性質があるために、生まれた時から存在していた。「肯定」の式の反対で「否定」。その為、出会うものすべてに殺意を持つ。 | + | :両儀式の中の男性人格。両儀家の人間には陰陽の人格を形成するという性質があるために、生まれた時から存在していた。「肯定」の式の反対で「否定」。その為、出会うものすべてに殺意を持つ。 |
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− | 殺人鬼。しかし、殺人を楽しんでいるわけではなく殺人しか知らなかっただけである。幹也のことを「コクトー」と呼ぶ。なお、鮮花が正月に初めて出会った両儀式は織の方である。 | + | :殺人鬼。しかし、殺人を楽しんでいるわけではなく殺人しか知らなかっただけである。幹也のことを「コクトー」と呼ぶ。なお、鮮花が正月に初めて出会った両儀式は織の方である。 |
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− | 織は基本的に眠っていて、式が剣の稽古のときに起こすくらい。自分の意思で外に出たのは幹也とのデートが初めて。「式の中の破壊衝動」と自らを称している。また、式の着ている皮製のブルゾンは織のお気に入りである。事故で式の身代わりとなって死んだ。 | + | :織は基本的に眠っていて、式が剣の稽古のときに起こすくらい。自分の意思で外に出たのは幹也とのデートが初めて。「式の中の破壊衝動」と自らを称している。また、式の着ている皮製のブルゾンは織のお気に入りである。事故で式の身代わりとなって死んだ。 |
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− | 夢を見ることが好きで、織の見る夢は「シキが幸せに暮らしているというユメ」。1996年1月に観布子の母と出会い、何をしようと死ぬと断言される。しかし『織は死ぬが、織が見た夢は生き続ける』とも予言されていた。 | + | :夢を見ることが好きで、織の見る夢は「シキが幸せに暮らしているというユメ」。1996年1月に観布子の母と出会い、何をしようと死ぬと断言される。しかし『織は死ぬが、織が見た夢は生き続ける』とも予言されていた。 |
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| === 『両儀式』 === | | === 『両儀式』 === |
− | 式の根底にあって「式」と「織」のベース(本質・原型)となっている、脳でなく肉体に宿った第三の人格。「式」と「織」を'''陰陽'''とするなら、'''両儀'''と位置付けられる、本人曰く本来なら「普通なら生まれる事も目覚める事もなかった」「生まれても意味がない。」という存在。 | + | :式の根底にあって「式」と「織」のベース(本質・原型)となっている、脳でなく肉体に宿った第三の人格。「式」と「織」を'''陰陽'''とするなら、'''両儀'''と位置付けられる、本人曰く本来なら「普通なら生まれる事も目覚める事もなかった」「生まれても意味がない。」という存在。 |
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− | 「 」の一部であるため、その気にさえなれば彼女の思い描いた新しい世界で古い世界を握りつぶし、世界を思うがままに変えられる能力を持っているとあるが、[[アーネンエルベの一日]]でそれほど便利なものじゃないと本人から明言されるあたり何でも出来る能力ではないのが分かる。ちなみに式や織の殺人衝動は彼女から流れ込んだものである。が、彼女はその能力故に「命の大切さ」を無意識の中で知っている。このため衝動はあっても無差別殺戮を行なうことはない。また、「式」も「織」も『両儀式』の存在を知らない。…が、MBAAのvs志貴戦の対話、EXTRAのvs[[キャスター (EXTRA・青)|キャスター]]戦などにてたまに表に出てくる時もある。 | + | :「 」の一部であるため、その気にさえなれば彼女の思い描いた新しい世界で古い世界を握りつぶし、世界を思うがままに変えられる能力を持っているとあるが、[[アーネンエルベの一日]]でそれほど便利なものじゃないと本人から明言されるあたり何でも出来る能力ではないのが分かる。ちなみに式や織の殺人衝動は彼女から流れ込んだものである。が、彼女はその能力故に「命の大切さ」を無意識の中で知っている。このため衝動はあっても無差別殺戮を行なうことはない。また、「式」も「織」も『両儀式』の存在を知らない。…が、MBAAのvs志貴戦の対話、EXTRAのvs[[キャスター (EXTRA・青)|キャスター]]戦などにてたまに表に出てくる時もある。 |
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− | 「ぶっちゃけ神様」とは「[[アーネンエルベの一日]]」での[[セイバー]]の台詞だが、式本人は「そんな頭の悪い比喩するな」と返している。EXTRAでは[[アーチャー (EXTRA・赤)|アーチャー]]に「阿摩羅の体現」と呼ばれ、式もそれを認めている。 | + | :「ぶっちゃけ神様」とは「[[アーネンエルベの一日]]」での[[セイバー]]の台詞だが、式本人は「そんな頭の悪い比喩するな」と返している。EXTRAでは[[アーチャー (EXTRA・赤)|アーチャー]]に「阿摩羅の体現」と呼ばれ、式もそれを認めている。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| ; 「……生きているのなら、神様だって殺してみせる」 | | ; 「……生きているのなら、神様だって殺してみせる」 |
| : 浅上藤乃戦にて。劇場版で彼女のキャッチコピーにもなった他、MBAAのエンディングでは[[アルクェイド・ブリュンスタッド|姫アルク]]にも言っている。 | | : 浅上藤乃戦にて。劇場版で彼女のキャッチコピーにもなった他、MBAAのエンディングでは[[アルクェイド・ブリュンスタッド|姫アルク]]にも言っている。 |
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| + | ; 「けど初めてだ。オレ、ぜんぜんうれしくない。 |
| + | ; 獲物を前にしても心が弾まない。おまえとならぎりぎりの所で殺し合えるってわかってるのに、笑えない。…… |
| + | ; ——ああ、わかった。オレはおまえを殺したいんじゃない。ただ、おまえが『有る』のが我慢できないだけなんだ」 |
| + | : 巴を殺した荒耶に対する憎悪の塊で出来たかのような台詞。殺人嗜好者の式ならではの表現である |
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| ; 『——ありがとう。君を殺す事なんて、できない』 | | ; 『——ありがとう。君を殺す事なんて、できない』 |