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| :シャドウ・ボーダーでの避難に成功した後は、主人公やマシュを始めとする生き残ったカルデアのスタッフと共に人跡未踏の旅に出る。 | | :シャドウ・ボーダーでの避難に成功した後は、主人公やマシュを始めとする生き残ったカルデアのスタッフと共に人跡未踏の旅に出る。 |
| ;人物 | | ;人物 |
− | :尊大だが小心者。自己顕示欲が強い一方、一度も他人にも認められず、誰にも愛されていないことが関係しているのか、悲観的な言動も目立つ。典型的な小物であるが、自分が嫌われ者、かつ役立たずであるという自覚は十分に持っている。尋問に向いておらず、それも自覚している。 | + | :尊大だが小心者。自己顕示欲が強く横柄な態度も目立つが、根が臆病で辛酸を舐めるような苦い経験も多く体験してきたが為に悲観的で後ろ向き言動も目立つ。典型的な小物だが、自分が人から好かれやすい人物でもなければ役に立つ場面に恵まれた人物でもない事は常々意識している。 |
− | :他方、大切な仲間を失い、さらには故郷ともいえるカルデアの崩壊にこれまでになく取り乱すマシュへの気遣いを遠回しながらも見せる、北欧異聞帯の民が寿命が25歳と定められているにも関わらず、それを笑顔で受け止め、怒りも恐れも感じない精神構造に嫌悪感を示す、尋問で自白剤や魔術の類を使わないなど、魔術師としては甘く、嫌われ者ではあっても外道にはなれない人物でもある。 | + | :また、仲間達の大量虐殺やカルデアの崩壊を目の当たりにしてこの上なく取り乱すマシュを遠まわしに気遣う、北欧異聞帯の住人の人生観に嫌悪感や悲哀を露わにする、尋問相手を傷つけるようなやり方を取ろうとしない、など魔術師としてはかなり良心的な性格の持ち主であり、嫌われ者になろうとも決して外道にはなれない人物である。そして一方的に相手を丸め込む嘘を付かないように躾けられきたが為に言動が正直かつストレートであり、良く分からないことを知ったかぶりしたり無意味に虚勢を張って自分を誤魔化す事もしない。 |
− | :自分が助かるためとはいえ、彼なりに常に安全策を模索するというリーダーにとって大事な要素の一つを持ち、現地調査員のピンチを我が事のように感じるタイプ<ref group = "注">ロシアでしきりに痛そうな顔をしていたのは、主人公の状況に感情移入していたから。</ref>。良く分からないことに関しては訳知り顔で言ったりはしない。一方的に相手を丸め込む嘘は言えないように躾けられており、良くも悪くも正直な性格をしている。 | + | :自分が助かるためとはいえ、なるべき安全策を模索するというリーダーにとって大事な要素の一つを持ち、現地調査員のピンチを我が事のように感じるタイプ<ref group = "注">ロシアでしきりに痛そうな顔をしていたのは、主人公の状況に感情移入していたから。</ref>。特に最高責任者としてはこれ以上の犠牲者を出さない事を最優先にしており、それ故に主人公達が無策で無謀な行動に出ようとすると真っ先にストップを掛けてなるべく安全なプランを取らせ、勝ち目のない戦闘やリスクのある行動もごく最低限に抑えた上で物的損害が出ても人命だけは徹底して守ろうとする。しかし、いざという時に覚悟を決めてリスクを受け入れる度量や主人公達の意見を尊重する柔軟性も持ち合わせているため、決して融通の利かない臆病一辺倒の無能な責任者ではない。 |
| :ムジーク家の当主として家名の高貴さを誇示し、トップであることに執着する様子も見せているが、彼自身は「家名に恥じない功績を残す」ことを最優先としているようで、それさえあれば別段順位に拘るつもりは無い模様。 | | :ムジーク家の当主として家名の高貴さを誇示し、トップであることに執着する様子も見せているが、彼自身は「家名に恥じない功績を残す」ことを最優先としているようで、それさえあれば別段順位に拘るつもりは無い模様。 |
| :陸路の男を自称しており、海は好かないが、人類の為であれば潜水艦にも乗りはする。老けて見えるが実は28歳。 | | :陸路の男を自称しており、海は好かないが、人類の為であれば潜水艦にも乗りはする。老けて見えるが実は28歳。 |
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| ===Fate/Grand Order=== | | ===Fate/Grand Order=== |
| ; [[主人公 (Grand Order)]] | | ; [[主人公 (Grand Order)]] |
− | :カルデアのマスター。「未熟なマスターなど不要」だとして退職させるが、カルデア制圧に際して命を救われ、共に旅立つことになる。 | + | :カルデアのマスター。カルデア制圧に際して命を救われた事をきっかけに共に旅立つことになる。 |
− | :比較的、自身と感性の近い人物として見ているが、名家出身でも経験の少ないゴルドルフと、一般人ながら数々の異常事態を乗り越えた実戦経験豊富な主人公とではやはり感覚は違った。尋問に自分よりも向いていないと見抜いている。 | + | :比較的自身と感性の近い人物として見ていたが、名家出身でも経験の少ない自分と一般人ながら数々の異常事態を乗り越えた実戦経験豊富な主人公とでは価値観は全く違っていた事を初っ端から思い知らされる羽目になる。 |
| + | :当初は「未熟なマスターなど不要」として退職させようとしていたが、その人となりや手腕を知るにつれて不器用なりにも少しずつ期待や信頼、気遣いを見せるようになってくる。 |
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− | ; [[シャーロック・ホームズ]] | + | ; [[マシュ・キリエライト]] |
− | :カルデアで命を助けられたため、他に適切な役職も思いつかなかったのかカルデアの経営顧問に任命した。 | + | :カルデアのデミ・サーヴァント。主人公達と共に自分の命を助けてくれた恩人。 |
− | :おかげでマシュから「'''自殺願望でもあるのか'''」とツッコまれている。 | + | :カルデア脱出時から肉体・精神の両面で不安定さを抱えながら前線に出ようとする彼女を強く気に掛けており、特に戦力や情報が不足している内は彼女に負荷を掛けないような指針立てを心掛けている。 |
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| ; [[レオナルド・ダ・ヴィンチ]] | | ; [[レオナルド・ダ・ヴィンチ]] |
− | :引き続き、カルデアの技術顧問として任命。 | + | :カルデアのサーヴァントにしてかつての暫定責任者。中々自分の思い通りの反応を示さない彼女(?)に苛立ちを覚えていたが、最後の最後で主人公達と共に自分を救出しに駆けつけ、更に自らの消滅を賭してまで自分達を脱出させて見せた時にはその最期の勇姿に敬意を表した。 |
− | :ホームズ共々頭脳系サーヴァントかつ基本的に居残り組のため、泣き言のぶつけ先として大いに頼られて(?)いる。 | + | :シャドウボーダーでバックアップとして復帰した後も引き続きカルデアの技術顧問として任命されるが、ホームズ共々陣営のブレインである事から基本的に居残り組のため泣き言のぶつけ先として大いに頼られて(?)いる。 |
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| + | ; [[シャーロック・ホームズ]] |
| + | :カルデアで命を助けられたため、他に適切な役職も思いつかなかったのかカルデアの経営顧問に任命したが、彼のアクに満ちた性格と言動を知っているマシュからは「'''自殺願望でもあるのか'''」とツッコまれている。 |
| + | :普段は自分を手玉に取るような態度で驚くような事を言い出す彼に翻弄されているが、それでも彼が才能や経験を過信してリスキーなプランを出したと判断した時にははっきりと物申して却下する事もあり、その際のバランスの取れた感覚やマスターにはない貫禄などは彼からも評価されている。 |
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| ; [[ジングル・アベル・ムニエル]] | | ; [[ジングル・アベル・ムニエル]] |
| :カルデアの部下。 | | :カルデアの部下。 |
− | :シャドウボーダーの運転とモニタリングを担当しているが、オッサン呼ばわりされていることと、自分にドライバースキルがある事から若干当たりがきつい。 | + | :シャドウボーダーの運転とモニタリングを担当しているが、オッサン呼ばわりされている事と自分にドライバースキルがある事から若干当たりがきつい。 |
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| ;[[フォウ]] | | ;[[フォウ]] |
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| ;[[コヤンスカヤ]] | | ;[[コヤンスカヤ]] |
− | :彼女と共にカルデアにやって来るが、あっさり裏切られる。 | + | :カルデア購入に際する協力者。非合法な強行手段をも辞さない彼女の協力を経てカルデアを一括購入し、カルデア入館に際しても自身の傍らに同行させていたが、本性を現した彼女に牙を剥かれて殺されかける羽目になる。辛うじて逃げ切ったものの、彼女に騙された末にカルデアを含めた財産や私兵達の命、希望に満ちた未来などを全て失った事はその後の彼のトラウマになっている。 |
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| ;[[カドック・ゼムルプス]] | | ;[[カドック・ゼムルプス]] |
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| ;「ああ……いたい、いたーい! やめろ、やめてくれ―――ぃ!<br> くそう、今まで何もいいことがなかったのに! やっと、やっとここで成功できると思ったのに……!<br> どこまで行っても私の人生はどん詰まりなのか、チクショウ、チクショウ…………っっっ!<br> 死にたくない、まだ死にたくない! だってそうだろう、私はまだ、一度も、一度も―――<br> <ruby><rb>一度も</rb><rt>・・・</rt></ruby>、<ruby><rb>他人に認められていないんだ</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>! <ruby><rb>まだ誰にも</rb><rt>・・・・・</rt></ruby>、<ruby><rb>誰にも愛されていないんだよ</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>……!」 | | ;「ああ……いたい、いたーい! やめろ、やめてくれ―――ぃ!<br> くそう、今まで何もいいことがなかったのに! やっと、やっとここで成功できると思ったのに……!<br> どこまで行っても私の人生はどん詰まりなのか、チクショウ、チクショウ…………っっっ!<br> 死にたくない、まだ死にたくない! だってそうだろう、私はまだ、一度も、一度も―――<br> <ruby><rb>一度も</rb><rt>・・・</rt></ruby>、<ruby><rb>他人に認められていないんだ</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>! <ruby><rb>まだ誰にも</rb><rt>・・・・・</rt></ruby>、<ruby><rb>誰にも愛されていないんだよ</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>……!」 |
| :『序/2017年 12月31日』での台詞(正確に言えばアナウンス越しであるが)。 | | :『序/2017年 12月31日』での台詞(正確に言えばアナウンス越しであるが)。 |
− | : 敵に襲撃された際に、今まで胸に秘めた本心をブチまける形で絶叫した。袋小路に陥った人生をカルデアで挽回しようと、誰にも認められず、愛されないまま死ぬのは嫌だと。 | + | : 敵に襲撃されて完全に追い込まれた時の悲痛な叫び声。袋小路に陥った人生をカルデアで挽回しようと、誰にも認められず、愛されないまま死ぬのは嫌だと。 |
− | : その叫びが、主人公たちとの命脈を改めて繋ぎ直す。それはかつて[[オルガマリー・アニムスフィア|助けられなかった同じ人間]]の遺言であり、もはや彼らにとっては裏切れない言葉だったのだ。 | + | : 絶体絶命の状況とそれまでの鼻持ちならない言動から一度は彼を見捨てようとした一行だったが、最後の彼の心の声を聞いた主人公達はそれでもなお彼を助けに行くことを決断した。深い絶望と苦しみの中にいてなお救いを求めるその悲鳴はかつて[[オルガマリー・アニムスフィア|自分達が助けられずに非業の最期を遂げた人物]]が残した断末魔そのものであり、もはや彼らにとっては裏切れない言葉だったのである。 |
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| ;「ふん。半端で生きていくコツはな、<br> 何もかもを放り投げて<ruby><rb>妥協と堕落で生きていくことだ</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>。」 <br>「より良い明日などなく、その代りに<br> より悪い昨日は無かったのだと慰めて生きることだ。」<br>「それもできずに、両方をフラフラしていけば、<br> 待っているのは破滅だけだ。」 | | ;「ふん。半端で生きていくコツはな、<br> 何もかもを放り投げて<ruby><rb>妥協と堕落で生きていくことだ</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>。」 <br>「より良い明日などなく、その代りに<br> より悪い昨日は無かったのだと慰めて生きることだ。」<br>「それもできずに、両方をフラフラしていけば、<br> 待っているのは破滅だけだ。」 |
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| **なお、『Grand Order』世界では聖杯大戦は起こっていないため、「性根を叩き直される」ことなく成長した姿なのではないかと考えられていたが、蓋を開けてみたら思ったより苦労人であった上に教育役のホムンクルスにたっぷり躾けられたという経験も明らかに。「起こってないけど最終的に似たようなことになった」ような扱いになっているのだろうか。 | | **なお、『Grand Order』世界では聖杯大戦は起こっていないため、「性根を叩き直される」ことなく成長した姿なのではないかと考えられていたが、蓋を開けてみたら思ったより苦労人であった上に教育役のホムンクルスにたっぷり躾けられたという経験も明らかに。「起こってないけど最終的に似たようなことになった」ような扱いになっているのだろうか。 |
| *第2部プロローグで、時計塔から送り込まれた管理者として悪役然と登場した上、[[オルガマリー・アニムスフィア |オルガマリー]]や[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]の代役ということで、プレイヤーからは厳しい視線が向けられた。 | | *第2部プロローグで、時計塔から送り込まれた管理者として悪役然と登場した上、[[オルガマリー・アニムスフィア |オルガマリー]]や[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]の代役ということで、プレイヤーからは厳しい視線が向けられた。 |
− | **……かに思われたが、あまりにポンコツかつ善良さの透けて見える言動により、あれよあれよと愛されキャラの立場を確立。また新たな指揮官として大方のプレイヤーに受け入れられたようである。 | + | **……かに思われたが、あまりにポンコツかつどこか人の良さが透けて見える言動により、あれよあれよと愛されキャラの立場を確立。また新たな指揮官として大方のプレイヤーに受け入れられたようである。 |
| **第2部本編が始まると、(自分だけでなく)部下の安全にも神経質、判断は<ruby><rb>慎重</rb><rt>引け腰</rt></ruby>かつ<ruby><rb>大胆</rb><rt>やけっぱち</rt></ruby>、過程はわりと丸投げだが責任は取る、と意外にも立派な指揮官ぶりを見せている。 | | **第2部本編が始まると、(自分だけでなく)部下の安全にも神経質、判断は<ruby><rb>慎重</rb><rt>引け腰</rt></ruby>かつ<ruby><rb>大胆</rb><rt>やけっぱち</rt></ruby>、過程はわりと丸投げだが責任は取る、と意外にも立派な指揮官ぶりを見せている。 |
| *ムジーク家の予算はカルデアを買い取る際に使いきったらしく、現在は無一文に等しい。もっとも、すぐに金を使える場所も無くなったのだが…… | | *ムジーク家の予算はカルデアを買い取る際に使いきったらしく、現在は無一文に等しい。もっとも、すぐに金を使える場所も無くなったのだが…… |