差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
250行目:
250行目:
− +
257行目:
257行目:
− +
− +
− +
+
− +
→話題まとめ
;鏡文字
;鏡文字
*台詞の項にあるモナ・リザイベントの「鏡文字にできなかった」だが、生前のダ・ヴィンチは左利きであり、手稿の殆どを左右反転した鏡文字で記述していた事で知られる。<br>これはダ・ヴィンチが性根の曲がった変人だから……ではなく、当時の先割れ式の羽ペンを左手で持って左から右に向かって文字を書こうとすると非常に難しい。字が下手になるとかいうレベルではなく、物理的にちょっと無理があるレベルで字を書くのが難しい。なので、右手で字を書く練習をするよりも、左手で鏡文字を書いた方が楽だというのもあり得る。
*台詞の項にあるモナ・リザイベントの「鏡文字にできなかった」だが、生前のダ・ヴィンチは左利きであり、手稿の殆どを左右反転した鏡文字で記述していた事で知られる。<br>これはダ・ヴィンチが性根の曲がった変人だから……ではなく、当時の先割れ式の羽ペンは右利き特化の構造だったせい。左手で持って左から右に向かって文字を書こうとすると、字が下手になるとかいうレベルではなく、物理的にちょっと無理があるレベルで字を書くのが難しいものだったのだ。なので、右手で字を書く練習をするよりも、左手で鏡文字を書いた方が楽だというのもあり得る。
:また、彼女は識字障害だったという説もあり、その為、あの鏡文字こそが彼女にとっての「普通」であった可能性もある。
:また、彼女は識字障害だったという説もあり、その為、あの鏡文字こそが彼女にとっての「普通」であった可能性もある。
**レオナルド・ダ・ヴィンチが作品に残した謎や暗号を題材としたこの作品は、44言語に翻訳され7000万部を超える世界的大ベストセラーとなり、同時にダ・ヴィンチのミステリー性をさらに高める要因となった。その一方で、フィクションであるにも関わらず「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている」と述べたため、カトリック教会を始め各方面に大きな波紋を呼んだ作品としても知られる。この小説によって、『最後の晩餐』の解釈の一つであったとある説が有名になり過ぎたのもイザコザを生んだ原因の一つだろう。
**レオナルド・ダ・ヴィンチが作品に残した謎や暗号を題材としたこの作品は、44言語に翻訳され7000万部を超える世界的大ベストセラーとなり、同時にダ・ヴィンチのミステリー性をさらに高める要因となった。その一方で、フィクションであるにも関わらず「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている」と述べたため、カトリック教会を始め各方面に大きな波紋を呼んだ作品としても知られる。この小説によって、『最後の晩餐』の解釈の一つであったとある説が有名になり過ぎたのもイザコザを生んだ原因の一つだろう。
*賛否両論ある著書だが、『Fate』のダ・ヴィンチちゃん的には、自分の作品にそういったミステリーを好き勝手に創作して盛り込まれたことに不服である模様。<del>歴史上の人物で好き勝手創作しているのは型月も同じなので強く言えた義理はないが。</del>
*賛否両論ある著書だが、『Fate』のダ・ヴィンチちゃん的には、自分の作品にそういったミステリーを好き勝手に創作して盛り込まれたことに不服である模様。<del>歴史上の人物で好き勝手創作しているのは型月も同じなので強く言えた義理はないが。</del>
**上記の通り、『ダ・ヴィンチ・コード』は現実(特にキリスト教関係を中心)には反論意見が絶えない作品である。</br>しかし型月的には特に『Fate』シリーズの設定を考えると、一概に偽りといえるものでもなかったりする。<br />作品のネタバレになるので詳しくは記載できないのだが、同作品の根底にある「聖杯」の設定は『Fate/stat night』の大聖杯と奇妙な接点があったりする。あくまで、偶然にも共通点が在ったというだけだが、Fateシリーズファンが読むとまた別の見方ができるであろう作品といえる。</br>なにせ、『ダ・ヴィンチ・コード』自体が「聖杯」を巡る人々の争いを描いた作品であるため、『Fate』的に言うとこれもある種の'''「聖杯戦争」'''の1つと言えなくもないことになる。
**上記の通り、『ダ・ヴィンチ・コード』は現実(特にキリスト教関係を中心)には反論意見が絶えない作品である。</br>しかし型月的には特に『Fate』シリーズの設定を考えると、一概に偽りといえるものでもなかったりする。<br />作品のネタバレになるので詳しくは記載できないのだが、同作品の根底にある「聖杯」の設定は『Fate/stat night』の大聖杯と奇妙な接点があったりする。あくまで偶然にも共通点が在ったというだけだが、Fateシリーズファンが読むとまた別の見方ができるであろう作品といえる。<br/>なにせ、『ダ・ヴィンチ・コード』自体が「聖杯」を巡る人々の争いを描いた作品であるため、『Fate』的に言うとこれもある種の'''「聖杯戦争」'''の1つと言えなくもないことになる。
*さらに2016年から2017年にかけて全国5箇所で開催された「FGO冬祭り」のサブタイトルは「ダ・ヴィンチちゃん・コード」となっておりメインビジュアルも型月ではおなじみのパロティネタになっていたりする。
*さらに2016年から2017年にかけて全国5箇所で開催された「FGO冬祭り」のサブタイトルは「ダ・ヴィンチちゃん・コード」となっており、メインビジュアルも型月ではおなじみのパロティネタになっていたりする。
;呼び名について
;呼び名について
*皆から「ダ・ヴィンチちゃん」と呼ばれる彼女だが、実の所、この呼称は'''盛大に間違っている'''。</br>史実のレオナルド・ダ・ヴィンチのフルネームは「レオナルド・ディ・セル・ピエーロ・ダ・ヴィンチ」であり、「ダ・ヴィンチ」の部分は本来姓ではなく、彼女の出身地であるヴィンチ村を指す言葉。「レオナルド・ダ・ヴィンチ」を日本語に訳すなら、'''「ヴィンチ村のレオナルド」'''という意味になる。『グイン・サーガ』の登場人物、ヴァラキアのイシュトバーンを「ヴァラキアさん」と呼ぶようなもの、といえば、かなり奇異な呼称であるのは明白だろう。そのため、美術の世界では「ダ・ヴィンチ」ではなく「レオナルド」と呼称されることの方が多い。
*皆から「ダ・ヴィンチちゃん」と呼ばれる彼女だが、実の所、この呼称は'''盛大に間違っている'''。<br/>史実のレオナルド・ダ・ヴィンチのフルネームは「レオナルド・ディ・セル・ピエーロ・ダ・ヴィンチ」であり、「ダ・ヴィンチ」の部分は本来姓ではなく、彼女の出身地であるヴィンチ村を指す言葉。「レオナルド・ダ・ヴィンチ」を日本語に訳すなら、'''「ヴィンチ村のレオナルド」'''という意味になる。『グイン・サーガ』の登場人物、ヴァラキアのイシュトバーンを「ヴァラキアさん」と呼ぶようなもの、といえば、かなり奇異な呼称であるのは明白だろう。
*実際、美術の世界では「ダ・ヴィンチ」ではなく「レオナルド」と呼称されることの方が多い。
;聖杯の書き手
;聖杯の書き手
*Fateといえば聖杯戦争、聖杯戦争というからには聖杯がつきものだが、真の聖杯は最後の晩餐にて「かの人」が使ったワインを入れた杯とされており、つまり世界一有名な最後の晩餐を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチは同時に真なる聖杯を描いた人物ともいえる。しかし意外にも絵画で描かれている聖杯は他の様々な作品で描かれた聖杯と比べ非常に地味で簡素であるのは面白いところ。まぁ日常的に使う杯ならばどこにでもあるような杯でも別におかしくないのだが…、というよりかは聖杯自体が神格化され豪奢な素材や作りに描かれた可能性もある。
*Fateといえば聖杯戦争、聖杯戦争というからには聖杯がつきものだが、真の聖杯は最後の晩餐にて「かの人」が使ったワインを入れた杯とされており、つまり世界一有名な最後の晩餐を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチは同時に真なる聖杯を描いた人物ともいえる。<br/>しかし意外にも絵画で描かれている聖杯は他の様々な作品で描かれた聖杯と比べ非常に地味で簡素であるのは面白いところ。まぁ日常的に使う杯ならばどこにでもあるような杯でも別におかしくないのだが…、というよりかは聖杯自体があまりに神格化され豪奢な素材や作りに描かれた可能性もある。
*ダ・ヴィンチが生きていた時代にはすでに聖杯伝説は産まれていたが、彼がそれをすでに知って聖杯を描いたのかは不明である。
*ダ・ヴィンチが生きていた時代にはすでに聖杯伝説は産まれていたが、彼がそれをすでに知って聖杯を描いたのかは不明である。