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: 当初から今に至るまで抜きん出た権謀術数で魔術師社会を相手に渡り合ってきただけのことはあり、魔術協会はおろか聖堂教会にも血族を忍ばせ諜報を行わせている。ユグドミレニアの脅威を直前まで魔術協会が察知し得なかったのは、彼の手腕による所が大きい。彼が築いた独自コネクションは、キャスターのゴーレムに必要とされる、高価かつ貴重な八百年級の宝石と羊皮紙を魔術協会に察知されずに大量に仕入れる程のものであり、組織運営に非常に高い才能を見せる。(それでもキャスターの宝具完成だけで全財産の3割は使い果たしたようだが)
: 当初から今に至るまで抜きん出た権謀術数で魔術師社会を相手に渡り合ってきただけのことはあり、魔術協会はおろか聖堂教会にも血族を忍ばせ諜報を行わせている。ユグドミレニアの脅威を直前まで魔術協会が察知し得なかったのは、彼の手腕による所が大きい。彼が築いた独自コネクションは、キャスターのゴーレムに必要とされる、高価かつ貴重な八百年級の宝石と羊皮紙を魔術協会に察知されずに大量に仕入れる程のものであり、組織運営に非常に高い才能を見せる(それでもキャスターの宝具完成だけで全財産の3割は使い果たしたようだが)。
: また、政治家としての実力のみならず魔術師としての実力も極めて高く、突出した才能を持つフィオレでもダーニックが持つ執念・才能・経験という点では勝ち目がない。通常通りの聖杯戦争やあるいは魔術師同士で戦闘を行った場合は間違いなく他を圧倒し、赤の陣営のマスター全員が力を合わせてやっと対等に戦えるかどうかといわれるほど<ref group="出" name="『Fate/Apocrypha material』174-175ページ">『Fate/Apocrypha material』174-175ページ「ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア」より。</ref>。
: また、政治家としての実力のみならず魔術師としての実力も極めて高く、突出した才能を持つフィオレでもダーニックが持つ執念・才能・経験という点では勝ち目がない。通常通りの聖杯戦争やあるいは魔術師同士で戦闘を行った場合は間違いなく他を圧倒し、赤の陣営のマスター全員が力を合わせてやっと対等に戦えるかどうかといわれるほど<ref group="出" name="『Fate/Apocrypha material』174-175ページ">『Fate/Apocrypha material』174-175ページ「ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア」より。</ref>。
: 加えて彼は魔術において変換不能で役立たずの栄養分とされる魂に着目し、他者の魂を己の糧とする魔術を編み出していた。だがこの術は限りなく禁忌に近い呪法で、少しのミスが即座に自らの死を招くため、編み出してから60年の間でも魂を喰らった回数は三回しかなかった。しかも、その三回の使用でさえ肉体と魂の適合率が六割を切るほどのズレを引き起こしており、それによって生じた自分ではない“誰か”に彼は己を支配されつつあった。そんな中最後に、聖杯大戦の最中で窮地に追い込まれた彼は手段を選ばず、自らの自我が消えることを覚悟したこの術の応用と令呪の力により、「ヴラド三世」という英霊に自らの思念・聖杯に対する執念を刻み付けることに成功した。
: 加えて彼は魔術において変換不能で役立たずの栄養分とされる魂に着目し、他者の魂を己の糧とする魔術を編み出していた。だがこの術は限りなく禁忌に近い呪法で、少しのミスが即座に自らの死を招くため、編み出してから60年の間でも魂を喰らった回数は三回しかなかった。しかも、その三回の使用でさえ肉体と魂の適合率が六割を切るほどのズレを引き起こしており、それによって生じた自分ではない“誰か”に彼は己を支配されつつあった。そんな中最後に、聖杯大戦の最中で窮地に追い込まれた彼は手段を選ばず、自らの自我が消えることを覚悟したこの術の応用と令呪の力により、「ヴラド三世」という英霊に自らの思念・聖杯に対する執念を刻み付けることに成功した。