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322 バイト追加 、 2013年7月26日 (金) 19:43
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;人物
 
;人物
:寡黙な武人であり、たいていのことを「それもあり」と認める度量を持つ。マスターに仕えることのみが彼の願いであり、それゆえに主の命令がどのようなものであれ忠実に従う。しかし、その行動がマスターに取って最も必要な事だと判断したならば、例えマスターの命令だろうと刃向かう意志を見せる。彼に取って全ての人間は等価値であり、ソレは強大な力を持つ自身も含まれている。故に自身を求める声があるなら無条件で召喚に応じるし、どのようなマスターであれ仕えるのは変わらない。そして、主である以上は自らの命がある限り守るのは変わらないという。ジナコの生活習慣について良い印象は持っていないが、苦言を洩らすものの改竄させる気はない。本人の意思で変わらなければ意味は無いと思っており、あくまで彼女自身の意思を尊重させる。<br />物静かで冷静な態度を崩さないが、言葉の端々から気遣いや優しさのようなものが見え、主人公には良い印象を抱かれている。また、やや天然の一面があり、素でボケている場面がしばしば見られる。<br />ジナコにはやや口うるさいことが災いして嫌われているが、カルナ本人がジナコを尊重しているため、険悪なムードには見えない。その態度はこちらのサーヴァントにも同様で、的確な評価をしているが悪意をもって悪し様に言うことはない。<br />『施しの英霊』としての在り方も変わっておらず、主人公に頼み事をされた際、ある事情から断ったものの、ジナコ曰く「ホントは力になりたくてたまらなかった」と語られている。
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:寡黙な武人であり、たいていのことを「それもあり」と認める度量を持つ。マスターに仕えることのみが彼の願いであり、それゆえに主の命令がどのようなものであれ忠実に従う。しかし、その行動がマスターに取って最も必要な事だと判断したならば、例えマスターの命令だろうと刃向かう意志を見せる。<br />彼に取って全ての人間は等価値であり、ソレは強大な力を持つ自身も含まれている。故に自身を求める声があるなら無条件で召喚に応じるし、どのようなマスターであれ仕えるのは変わらない。<br />そして、主である以上は自らの命がある限り守るのは変わらないという。ジナコの生活習慣について良い印象は持っていないが、苦言を洩らすものの改竄させる気はない。本人の意思で変わらなければ意味は無いと思っており、あくまで彼女自身の意思を尊重させる。<br />物静かで冷静な態度を崩さないが、言葉の端々から気遣いや優しさのようなものが見え、主人公には良い印象を抱かれている。また、やや天然の一面があり、素でボケている場面がしばしば見られる。<br />ジナコにはやや口うるさいことが災いして嫌われているが、カルナ本人がジナコを尊重しているため、険悪なムードには見えない。その態度はこちらのサーヴァントにも同様で、的確な評価をしているが悪意をもって悪し様に言うことはない。<br />『施しの英霊』としての在り方も変わっておらず、主人公に頼み事をされた際、ある事情から断ったものの、ジナコ曰く「ホントは力になりたくてたまらなかった」と語られている。
    
;能力
 
;能力
:最上級の英霊とされ、最強クラスのサーヴァントである[[ギルガメッシュ]]や[[セイバー (EXTRA・白)|ガウェイン]]と同格、あるいはそれ以上ではないかとまで目される程の存在感とそれに違わぬ強大な力を持つ。だが、ジナコが魔術師として平均以下なためにその能力を十全に発揮できておらず、宝具の火力もマスター差でガウェインには及ばないと評されている。<br />「Apocrypha」では槍を主体としているが、此方では拳による殴打を主体とし、槍を一瞬だけ実体化させて闘う。強大なサーヴァントであることには変わりなく、中盤における壁として主人公達の前に立ちはだかる。<br />なお、宝具の一つである「黄金の鎧」は所持しておらず、耳輪しか残っていない。『Apocrypha』では肩に装備されているがCCCの彼はそれすら装備していない。ただ、これは失くしたのではなくとあるところに置いてきたためで、終盤にその所在が判明する。<br />また武芸だけでなく精神的な強さも突出しており、例え致命傷を負おうと、その強靭な意志の強さで瀕死の状態のまま存命する事が可能である。
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:最上級の英霊とされ、最強クラスのサーヴァントである[[ギルガメッシュ]]や[[セイバー (EXTRA・白)|ガウェイン]]と同格、あるいはそれ以上ではないかとまで目される程の存在感とそれに違わぬ強大な力を持つ。だが、ジナコが魔術師として平均以下なためにその能力を十全に発揮できておらず、宝具の火力もマスター差でガウェインには及ばないと評されている。<br />「Apocrypha」では槍を主体としているが、魔力供給が不足しているせいか、此方では拳による殴打を主体とし、槍を一瞬だけ実体化させて闘う。強大なサーヴァントであることには変わりなく、中盤における壁として主人公達の前に立ちはだかる。<br />なお、宝具の一つである「黄金の鎧」は所持しておらず、耳輪しか残っていない。『Apocrypha』では肩に装備されているがCCCの彼はそれすら装備していない。ただ、これは失くしたのではなくとあるところに置いてきたためで、終盤にその所在が判明する。<br />また武芸だけでなく精神的な強さも突出しており、例え致命傷を負おうと、その強靭な意志の強さで瀕死の状態のまま存命する事が可能である。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「———ああ、オレは実に運が良い。<br />「黒」のセイバー、初戦にお前と打ち合えた幸運を心から感謝しよう。」
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;「———ああ、オレは実に運が良い。<br />黒のセイバー、<br />初戦にお前と打ち合えた幸運を心から感謝しよう。」
:好敵手への惜しみない賞賛。「お前を打ち倒すのは我が剣であり、槍であって欲しい」という、無垢な少年の夢のような思いを込め、彼らは互いを称える。
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:好敵手への惜しみない賞賛。<br />「お前を打ち倒すのは我が剣であり、槍であって欲しい」という、無垢な少年の夢のような思いを込め、彼らは互いを称える。
    
;「そうだな。オレの扇動スキルは、お前の卓越した荒らし技術に遠く及ばない。<br /> しかしそれは自明の理。その域に達するには、人生の大半を無駄に使うよりあるまい。<br /> 武芸に生きたオレにはお前の技術は余りに遠い。一種、異様にさえ見える。<br /> ……実に大したものだ。何の役に立つかは理解できないが、他人の評価にそれほどの情熱を持つとは。<br /> オレには真似のできん苦行。我が主人、ジナコ=カリギリ。お前は何のために生きている?」
 
;「そうだな。オレの扇動スキルは、お前の卓越した荒らし技術に遠く及ばない。<br /> しかしそれは自明の理。その域に達するには、人生の大半を無駄に使うよりあるまい。<br /> 武芸に生きたオレにはお前の技術は余りに遠い。一種、異様にさえ見える。<br /> ……実に大したものだ。何の役に立つかは理解できないが、他人の評価にそれほどの情熱を持つとは。<br /> オレには真似のできん苦行。我が主人、ジナコ=カリギリ。お前は何のために生きている?」
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;'''「真の英雄は眼で殺す!」'''
 
;'''「真の英雄は眼で殺す!」'''
:攻撃スキル「梵天よ、地を覆え」発動時。妙な笑いを誘う台詞だが、'''本当に目からビームを放つ'''。<br />高威力かつ1ターンに2度使用することもままあるので、直撃すれば言葉通りの状態にされるだろう。なお、このスキルの使用をきっかけに、ジナコから「ビームの英霊ランチャー」と呼ばれることとなる。<br />正しくは「武具など無粋。真の英雄は眼で殺す……!」だったが、尺の関係で前半がカットされたとのこと。
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:宝具「梵天よ、地を覆え」、発動。<br />妙な笑いを誘う台詞だが、'''本当に目からビームを放つ'''。<br />高威力かつ1ターンに2度使用することもままあるので、直撃すれば言葉通りの状態にされるだろう。なお、このスキルの使用をきっかけに、ジナコから「ビームの英霊ランチャー」と呼ばれることとなる。<br />正しくは「武具など無粋。真の英雄は眼で殺す……!」だったが、尺の関係で前半がカットされたとのこと。
    
;「華々しいな、薔薇の皇帝。<br /> 多くの市民はその在り方に喝采を送っただろうが、オレには悲劇にしか見えん。<br /> 出来事という出来事を全て舞台にしなければ立ち行かぬほど、お前の生は絶望と悲哀に満ちている。<br /> ……お互い様とはよく言ったものだ。オレにはお前の苦悩が分かる。何が救いになるのかさえもな。<br /> 幕を下ろしてやろうセイバー。<br /> 主役が消えれば、その舞台もおしまいだ。」
 
;「華々しいな、薔薇の皇帝。<br /> 多くの市民はその在り方に喝采を送っただろうが、オレには悲劇にしか見えん。<br /> 出来事という出来事を全て舞台にしなければ立ち行かぬほど、お前の生は絶望と悲哀に満ちている。<br /> ……お互い様とはよく言ったものだ。オレにはお前の苦悩が分かる。何が救いになるのかさえもな。<br /> 幕を下ろしてやろうセイバー。<br /> 主役が消えれば、その舞台もおしまいだ。」
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;「余計な世話だ、口にするな。<br /> 正しい人間を見れば、敵であろうと気にかけるのは貴様の悪癖だぞアーチャー。<br /> いさめる相手を間違えているのはそちらだ。<br /> 正義という集団秩序を善しとしておきながら、お前は弱者の味方であろうとする。<br /> その矛盾に気づいているか、弱き者よ。<br /> 非情になりきれぬのなら、正義に肩入れするのだけは止めておけ。」
 
;「余計な世話だ、口にするな。<br /> 正しい人間を見れば、敵であろうと気にかけるのは貴様の悪癖だぞアーチャー。<br /> いさめる相手を間違えているのはそちらだ。<br /> 正義という集団秩序を善しとしておきながら、お前は弱者の味方であろうとする。<br /> その矛盾に気づいているか、弱き者よ。<br /> 非情になりきれぬのなら、正義に肩入れするのだけは止めておけ。」
:アーチャーに「この戦いは本当に必要なのか、お前がいさめるべき者は他にいるのではないか」という問いに対して。冷たく突き放し、逆に「正義の味方」が抱える最大の問題を突きつける。 誰よりも「正しい行い」をしながら、「悪」と呼ばれ命を終えた者の苦悩を知るがために。
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:アーチャーに「この戦いは本当に必要なのか、お前がいさめるべき者は他にいるのではないか」という問いに対して。冷たく突き放し、逆に「正義の味方」が抱える最大の問題を突きつける。<br />誰よりも「正しい行い」をしながら、「悪」と呼ばれ命を終えた者の苦悩を知るがために。
    
;「浅慮なのはそちらの方だ。オレは正しい英霊などではないし、そもそもジナコには何も期待していない。<br />ジナコの将来性を期待する者がいるとすれば、それはジナコ本人だけだ。<br />何者であれ、彼女の在り方に口出しすることはできない。<br />お前とてそうだろう。マスターを守るでもなく導くでもなく、寄り添う事を良しとしている。<br />たとえその先が報われぬ未来でも、己の我儘で運命を捻じ曲げる事はしない。<br />口では色々と欲望ダダ漏れだがな。本性は主に殉じる純情狐というワケだ。」
 
;「浅慮なのはそちらの方だ。オレは正しい英霊などではないし、そもそもジナコには何も期待していない。<br />ジナコの将来性を期待する者がいるとすれば、それはジナコ本人だけだ。<br />何者であれ、彼女の在り方に口出しすることはできない。<br />お前とてそうだろう。マスターを守るでもなく導くでもなく、寄り添う事を良しとしている。<br />たとえその先が報われぬ未来でも、己の我儘で運命を捻じ曲げる事はしない。<br />口では色々と欲望ダダ漏れだがな。本性は主に殉じる純情狐というワケだ。」
:キャスターに「将来性を信じられても、重荷になるだけの人間もいる。貴方が正しくあろうとすればするほど主を追い詰めていると分かっているのか?」という問いに対して。毒舌を交えつつも、互いが抱く主への真摯な想いを認め合う。 かつて主が「悪」と知りながら、忠義に殉じた者であるからこそ。もっとも、後に彼女は己の我儘で主の運命を捻じ曲げてしまうが……
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:キャスターに「将来性を信じられても、重荷になるだけの人間もいる。貴方が正しくあろうとすればするほど主を追い詰めていると分かっているのか?」という問いに対して。毒舌を交えつつも、互いが抱く主への真摯な想いを認め合う。<br />かつて主が「悪」と知りながら、忠義に殉じた者であるからこそ。<br />もっとも、後に彼女は己の我儘で主の運命を捻じ曲げてしまうが……
   −
;「———今は何も無い。<br /> 出来る事は確約だけだ。古代ウルクの王、天地の理を与えられた裁定者よ。<br /> この首が落ちる運命があるのなら、それをお前に委ねよう。まだヒトの認識(セカイ)が幼(ちい)さい黎明にのみ地上を統べた最古の男よ。<br /> その力でオレを砕けるものならな」
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;「———今は何も無い。<br /> 出来る事は確約だけだ。古代ウルクの王、天地の理を与えられた裁定者よ。<br /> この首が落ちる運命があるのなら、それをお前に委ねよう。まだヒトの<RUBY><RB>認識</RB><RT>セカイ</RT></RUBY>が<RUBY><RB>幼</RB><RT> ちい</RT></RUBY>さい黎明にのみ地上を統べた最古の男よ。<br /> その力でオレを砕けるものならな」
 
:ギルガメッシュと初めて出会った際。丁寧に断りを入れたのにも関らず、退かないどころか主の身を脅かし、鎧か槍か彼の首を求める傲慢な王に告げる。<br />主を守るためその不動の姿勢を崩さない。 そして二人の黄金の英雄は冷たく睨み合う。
 
:ギルガメッシュと初めて出会った際。丁寧に断りを入れたのにも関らず、退かないどころか主の身を脅かし、鎧か槍か彼の首を求める傲慢な王に告げる。<br />主を守るためその不動の姿勢を崩さない。 そして二人の黄金の英雄は冷たく睨み合う。
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;「———命令とあらば従おう。<br /> 我が槍の暴威を以って、彼らを焼き尽くす。<br /> ジナコ(お前)の内にある暗き炎が、お前自身を燃やし尽くすまで消えぬと云うならオレは風雨を遮る覆いになるまで。<br /> ゆくぞ。時期尚早だが、ここが貴様の死地と知れ!」
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;「———命令とあらば従おう。<br /> 我が槍の暴威を以って、彼らを焼き尽くす。<br /> <RUBY><RB>ジナコ</RB><RT>お前</RT></RUBY>の内にある暗き炎が、お前自身を燃やし尽くすまで消えぬと云うならオレは風雨を遮る覆いになるまで。<br /> ゆくぞ。時期尚早だが、ここが貴様の死地と知れ!」
 
:狂気に染まったジナコの叫びに応えて。<br />自らの勝利が絶対に主の為にならないことを知りつつも、サーヴァントとして主の叫びに応えるため、そして戦いに果てに主が救いを見出すことを信じ、彼は永き眠りについていた神槍を執る。
 
:狂気に染まったジナコの叫びに応えて。<br />自らの勝利が絶対に主の為にならないことを知りつつも、サーヴァントとして主の叫びに応えるため、そして戦いに果てに主が救いを見出すことを信じ、彼は永き眠りについていた神槍を執る。
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:ジナコの「自分ってAランクのマスターなんじゃない?」という自惚れに対する一言。即座にそこは鼻が高いと言うべきと突っ込まれる。
 
:ジナコの「自分ってAランクのマスターなんじゃない?」という自惚れに対する一言。即座にそこは鼻が高いと言うべきと突っ込まれる。
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;'''「神々の王の慈悲を知れ。<br /> インドラよ、刮目しろ。<br /> 絶滅とは是、この一刺。<br /> 焼き尽くせ、『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』!!<br /> ふ……是非もなし」'''
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;'''「神々の王の慈悲を知れ。<br /> インドラよ、刮目しろ。<br /> 絶滅とは是、この一刺。<br /> 焼き尽くせ、『<RUBY><RB>日輪よ、死に随え</RB><RT>ヴァサヴィ・シャクティ</RT></RUBY>』!!<br /> ふ……是非もなし……」'''
:宝具解放。「日輪よ、死に随え」。一撃のみの必滅の槍。
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:最終宝具解放。<br />「日輪よ、死に随え」。一撃のみの神をも射殺す、必滅の槍。
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;'''「アルジュナの真似事ではないがな………<br />我が身を呪え………『梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)』!!<br />「頭上注意だ、悪く思え」'''
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;'''「アルジュナの真似事ではないがな………<br />我が身を呪え………『<RUBY><RB>梵天よ、我を呪え</RB><RT> ブラフマーストラ・クンダーラ</RT></RUBY>』!!<br />「頭上注意だ、悪く思え」'''
:師から与えられた極意にして、三界を焼き尽くす天からの劫火。というか、アルジュナも同じような事できるのか…。
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:宝具「梵天よ、我を呪え」、発動。<br />師から与えられた極意にして、三界を焼き尽くす天からの劫火。<br />というか、アルジュナも同じような事できるのか…。
    
;「それは欺瞞、独りよがりの愛だ。<br />貴女の愛で救えるのは、貴女だけだ。貴女の愛は貴女にしか向けられていない。<br />だが———その気持ちに応えよう。<br />以後、戦において俺に及ばぬ兄弟を仕留める事は無い。俺が全力を尽くすのは、我が宿敵アルジュナだけだ。<br />自ら手にした場所へ帰るがいい。<br />………一度だけだが、息子と呼ばれた事には、感謝している。」
 
;「それは欺瞞、独りよがりの愛だ。<br />貴女の愛で救えるのは、貴女だけだ。貴女の愛は貴女にしか向けられていない。<br />だが———その気持ちに応えよう。<br />以後、戦において俺に及ばぬ兄弟を仕留める事は無い。俺が全力を尽くすのは、我が宿敵アルジュナだけだ。<br />自ら手にした場所へ帰るがいい。<br />………一度だけだが、息子と呼ばれた事には、感謝している。」

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