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;略歴
 
;略歴
:フラットが師である[[ウェイバー・ベルベット|ロード・エルメロイII世]]より譲り受けた「ジャック・ザ・リッパーの銘入りナイフ(但しレプリカ)」を触媒として召喚したサーヴァント。<br>真名はジャック・ザ・リッパーと言うことになるが、かつてヴィクトリア朝に生きた連続猟奇殺人鬼そのものではなく、ただ恐怖の象徴として、本当の顔も名前も知られぬままに人々から想像され、推理され、物語られた、無数の『ジャック・ザ・リッパーの伝説』から形作られし英霊である。<br>ジャック・ザ・リッパーとして疑われた者全てであると同時にその「誰でもない」がゆえに、スノーフィールドの聖杯戦争に招かれた「それ」は、『本物のジャック・ザ・リッパーの正体を知る』という願いを聖杯に託す。
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:フラットが師である[[ウェイバー・ベルベット|ロード・エルメロイII世]]より譲り受けた「ジャック・ザ・リッパーの銘入りナイフ(但しレプリカ)」を触媒として召喚したサーヴァント。<br>真名はジャック・ザ・リッパーと言うことになるが、かつてヴィクトリア朝に生きた連続猟奇殺人鬼そのものではなく、ただ恐怖の象徴として、本当の顔も名前も知られぬままに人々から想像され、推理され、物語られた、無数の『ジャック・ザ・リッパーの伝説』から形作られし英霊である。<br>ジャック・ザ・リッパーとして疑われた者全てであると同時にその「誰でもない」がゆえに、スノーフィールドの聖杯戦争に招かれた「それ」は、『本物のジャック・ザ・リッパーの正体を知る』という願いを聖杯に託す。<br>本来ならば常に霊体化してフラットと行動を共にするはずが、自らの変身能力の幅広さとフラットの純然たる趣味により、腕時計の姿でマスターの腕に巻きついて過ごす羽目になった。
    
;人物
 
;人物
:本来ならば狂気と凶気しか存在せず、召喚した者の体を乗っ取り無差別に殺戮を行う存在として顕現する筈だったが、「狂気の象徴」としての出自がバーサーカー(狂戦士)のクラスと波長が合い、狂化と打ち消し合った結果(フラットの解釈では「マイナス×マイナス=プラス」という理屈)正常な理性と知性を具えた状態に落ち着いた。<br>むしろ、多少殺人行為などに忌避感が薄い程度で思考回路は至って常識人に近いため、マスターであるフラットの非常識なまでのユルさ、能天気さに驚いたり絶句したりつっこんだりと、やけに人間くさいリアクションを見せるようになっている。<br>犯人探しのミステリーから生まれた「誰でもない」ものであるがゆえに定まった姿形を持たず、平常時はフラットの頭の中に気さくな紳士風の口調で語りかける声としてのみ存在する。その「声」にもはっきりとした特徴はなく、性別も、年の頃も、身分その他の素性も感じ取れず、あたかも顔のない怪物と会話しているような気分にさせられるという。<br>実体を現す際は、娼婦や警官など「ジャック・ザ・リッパーの容疑者」たちの中の誰かに変身するが、その人物としての演技をしていない限り、口調は元々の紳士風のもののままである。
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:本来ならば狂気と凶気しか存在せず、召喚した者の体を乗っ取り無差別に殺戮を行う存在として顕現する筈だったが、「狂気の象徴」としての出自がバーサーカー(狂戦士)のクラスと波長が合い、狂化と打ち消し合った結果(フラットの解釈では「マイナス×マイナス=プラス」という理屈)正常な理性と知性を具えた状態に落ち着いた。<br>むしろ、多少殺人行為などに忌避感が薄い程度で思考回路は至って常識人に近いため、マスターであるフラットの非常識なまでのユルさ、能天気さに驚いたり絶句したりつっこんだりと、やけに人間くさいリアクションを見せるようになっている。<br>犯人探しのミステリーから生まれた「誰でもない」ものであるがゆえに定まった姿形を持たず、基本的にはフラットの頭の中に気さくな紳士風の口調で語りかける声としてのみ存在する。その「声」にもはっきりとした特徴はなく、性別も、年の頃も、身分その他の素性も感じ取れず、あたかも顔のない怪物と会話しているような気分にさせられるという。<br>最初に自らの能力をデモンストレーションするため警官や娼婦に変身した時も、その人物としての演技をしていない限り、口調は元々の紳士風のもののままだった。
    
;能力
 
;能力
:「誰でもない」がために「誰にでもなれる」、つまり変身能力を持つ。本人の身体のみならず衣服や持ち物も自在で、実体化させている間は感触や質量までもリアルに再現できる。劇中で見せたものは娼婦や警官など「ジャック・ザ・リッパーの容疑者」に含まれる存在だったが、フラットに語った言葉の内容からして、おそらくどんな人間の姿にもなれるものと思われる。<br>それ以外の戦闘行為に関する力量は不明だが、本人の口から「英雄たちほどの力も期待できない」と自己申告されており、時代的にもかなり新しめの神秘であるため、あまり強力なものではない可能性が高い。
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:「誰でもない」がために「誰にでもなれる」、つまり変身能力を持つ。本人の身体のみならず衣服や持ち物も自在で、実体化させている間は感触や質量までもリアルに再現できる。その変身できる範囲は一般的な「ジャック・ザ・リッパーの容疑者」モデルである警官や娼婦となってみせたのをはじめとして、人間から動植物、果ては無機物にまで及ぶ(『呪いのアイテムに操られた人々が切り裂きジャックの正体』という伝記小説のエピソードによる)。<br>それ以外の戦闘行為に関する力量は不明だが、本人の口から「英雄たちほどの力も期待できない」と自己申告されており、時代的にもかなり新しめの神秘であるため、あまり強力なものではない可能性が高い。
    
==宝具==
 
==宝具==
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
;[[Fate/strange fake]]
 
;[[Fate/strange fake]]
:スノーフィールドで行われる偽りの聖杯戦争に、バーサーカーのクラスで召喚される。奇跡的な偶然によって正常な精神状態を獲得するも、破天荒なマスターに振り回されそうな予感。
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:スノーフィールドで行われる偽りの聖杯戦争に、バーサーカーのクラスで召喚される。奇跡的な偶然によって正常な精神状態を獲得するも、破天荒なマスターに振り回され気苦労を覚えている。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;『正直な話、私にもわからん』
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;『正直な話、<RUBY><RB>私にもわからん</RB><RT>’’’’’’’</RT></RUBY>』
 
:『我が真名は――』という勿体ぶった引きからのオチに、珍しくフラットがつっこむ側に。とはいえ、バーサーカーにとっては至って真剣な悩みである。
 
:『我が真名は――』という勿体ぶった引きからのオチに、珍しくフラットがつっこむ側に。とはいえ、バーサーカーにとっては至って真剣な悩みである。
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:自らの願いの切実さを、神妙な声色で語るバーサーカー。<br>確かに、それなりの根拠がある推理ならまだしも、後世の人々が好き勝手に想像したフィクションまでもが自分の要素としてどんどん追加されてくるのはアイデンティティー上の恐怖かもしれない。<br>なにせ、下手をすると[[アサシン (Apocrypha・黒)|露出度の高い人外ロリ]]にされてしまうかもしれないのだ。
 
:自らの願いの切実さを、神妙な声色で語るバーサーカー。<br>確かに、それなりの根拠がある推理ならまだしも、後世の人々が好き勝手に想像したフィクションまでもが自分の要素としてどんどん追加されてくるのはアイデンティティー上の恐怖かもしれない。<br>なにせ、下手をすると[[アサシン (Apocrypha・黒)|露出度の高い人外ロリ]]にされてしまうかもしれないのだ。
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;『……君はたまに、空気が読めないとか言われることはないか?』
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;『……君はよく、空気が読めないとか言われることはないか?』
 
:自分のオリジンを知って、できればその真実に従いたいという本人的には痛切な願いを「それこそ、自分がないみたい」とばっさり片付けられ、そのあまりのエアブレイカーぶりに愕然とする。
 
:自分のオリジンを知って、できればその真実に従いたいという本人的には痛切な願いを「それこそ、自分がないみたい」とばっさり片付けられ、そのあまりのエアブレイカーぶりに愕然とする。
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;『さて、マスターよ、まずはどう動く?<br> 私の能力があれば、あらゆるところに侵入し、敵のマスターを直接潰すことも可能であろう!<br> 私は君の指示通り動かせてもらうつもりだが?』
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;『さて、マスターよ、まずはどう動く?<br> 私の能力があれば、あらゆるところに侵入し、敵のマスターを直接潰すことも可能であろう!<br> 私は貴方の指示通り動かせてもらうつもりだが?』
 
:「英雄たちほどの力も、人間としての倫理観も望めない自分みたいなサーヴァントをよく呼び出す気になったな」と自虐混じりの皮肉を言ったらベタ褒めで返されてちょっぴり前向きになったバーサーカーさん。気合を入れて自分のセールスポイントをアピールするが、マスターから返ってきた答えは……<br>それはともかくとしてこのサーヴァント、[[アサシン (Apocrypha・黒)|別世界のルーマニアで派手に大暴れしているロリっ子]]とクラスを交換するべきではないだろうか。
 
:「英雄たちほどの力も、人間としての倫理観も望めない自分みたいなサーヴァントをよく呼び出す気になったな」と自虐混じりの皮肉を言ったらベタ褒めで返されてちょっぴり前向きになったバーサーカーさん。気合を入れて自分のセールスポイントをアピールするが、マスターから返ってきた答えは……<br>それはともかくとしてこのサーヴァント、[[アサシン (Apocrypha・黒)|別世界のルーマニアで派手に大暴れしているロリっ子]]とクラスを交換するべきではないだろうか。
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;「まあ、英国紳士は時間に正確なのだ、という事にしておこう。私の正体が紳士であればの話だがね」
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:フラットの提案で彼の腕時計となっている現状、本物の時計と比べて時間が全然ずれてないと褒められて。<br>このあと、全く悪気のないツッコミでグサッと心を抉られる。
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;「君は……人を殺した時にも同じ事を言いそうで怖いな」
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:「使い魔へのハッキングがもしバレたら誠心誠意謝る」などと正気の沙汰ではない事を言いながら無邪気に笑うフラットに、殺人鬼ながらどこか少しうすら寒いものを覚えてのコメント。完全な正解ではないものの、フラットというマスターの本質を突いている。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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