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| | 真名 = マックスウェル | | | 真名 = マックスウェル |
| | 読み = | | | 読み = |
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = Maxwell |
| | 初登場作品 = [[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚]] | | | 初登場作品 = [[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚]] |
| | 声優 = | | | 声優 = |
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| | 地域 = | | | 地域 = |
| | 属性 = 中立・中庸 | | | 属性 = 中立・中庸 |
− | | 隠し属性 = | + | | 副属性 = |
| | 性別 = 男性 | | | 性別 = 男性 |
| | スリーサイズ = | | | スリーサイズ = |
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| ; 熱力学第二法則 | | ; 熱力学第二法則 |
| : エネルギーの移動の方向とエネルギーの質に関する法則。 | | : エネルギーの移動の方向とエネルギーの質に関する法則。 |
− | : 一言で言ってしまうなら「あるものがいきなり高温の部分と低温の部分に分かれたりしない」という理論であり、永久機関を否定する法則。 | + | : 一言で言ってしまうなら、コップに熱湯と冷水を混ぜて入れた場合、そのまま放っておけば均一な中間の温度のぬるま湯になるが、ぬるま湯をコップに入れて置いておいたとしても、何もせずにコップの湯が「右半分は熱湯に、左半分は冷水に分かれる」なんて事は起こらない、という法則。 |
| ; マックスウェルの悪魔 | | ; マックスウェルの悪魔 |
− | : 上記のような法則はあるものの、熱と運動を同一視する熱力学上で考えると、「運動量の高い分子(高温)を左から右には移動させないようにして、運動量の低い分子(低温)を右から左には移動させないようにする悪魔」を想定することは可能になってしまう。<br/>これが、1860年代にジェームズ・クラーク・マックスウェルが提唱した「マックスウェルの悪魔」である。 | + | : 上記のような法則はあるものの、熱力学上温度とは「分子の運動の激しさ」である事を考えた場合、「自由に開け閉めできる窓がついた仕切りで左右に仕切られた容器」にぬるま湯を入れたとして、水のそれぞれの分子を見分ける事ができ、この窓を開け閉めできる"悪魔"がいたとしたら…?という思考実験で仮定された存在。 |
| + | : この悪魔が運動量の高い=熱を持っている水分子が右から左に行こうとする時は窓を開け、左から右へ行こうとするときは窓を閉める。運動量が低い=熱を持っていない水分子に対してはその逆、という一方通行を敷いた場合、水そのものに直接熱エネルギーを与えたりする等の仕事をせずにぬるま湯が熱湯と冷水に分かれていく事になるため、上記の熱力学第二法則が否定されてしまう。これが、1860年代にジェームズ・クラーク・マックスウェルが提唱した「マックスウェルの悪魔」である。 |
| : この「悪魔」を打倒する為に多くの学者が研究を重ね、最終的には、「運動量の高低を見分けるための情報もエネルギーであり、一度観測した情報を再利用する為に消去する過程でエネルギーが必要になるため、永久機関は作れない」という結論が1980年代に出され、実質的にとどめを刺された。 | | : この「悪魔」を打倒する為に多くの学者が研究を重ね、最終的には、「運動量の高低を見分けるための情報もエネルギーであり、一度観測した情報を再利用する為に消去する過程でエネルギーが必要になるため、永久機関は作れない」という結論が1980年代に出され、実質的にとどめを刺された。 |
| ; 悪魔の証明 | | ; 悪魔の証明 |
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| : キャスターのサーヴァント。期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』にて「摩玖主のキャスター」として登場。 | | : キャスターのサーヴァント。期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』にて「摩玖主のキャスター」として登場。 |
| : 仮想シミュレーション世界という特殊な条件によって宝具を使用することができた。 | | : 仮想シミュレーション世界という特殊な条件によって宝具を使用することができた。 |
| + | ;[[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline]] |
| + | :コハエース版より前倒しされる形で第九話より登場。 |
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| === その他 === | | === その他 === |
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| : キャスターのサーヴァント。 | | : キャスターのサーヴァント。 |
| : 連載前では「ぶっちゃけ、まだ考えていない」が、本編が連載された際に英霊は決まった。 | | : 連載前では「ぶっちゃけ、まだ考えていない」が、本編が連載された際に英霊は決まった。 |
| + | ;[[コハエース|ぐだぐだエース]] |
| + | : |
| ; [[ちびちゅき!]] | | ; [[ちびちゅき!]] |
| : 数学の教師役。相変わらずのサングラス姿で聖杯で永久機関を作る事を目論んで意味深に笑っていた。 | | : 数学の教師役。相変わらずのサングラス姿で聖杯で永久機関を作る事を目論んで意味深に笑っていた。 |
| + | : なお、この世界では学園設定のため熱力学第二法則は普通に知られており、結果最弱になってしまっているとか。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
− | === 帝都聖杯奇譚 === | + | === Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚 === |
| ; [[偽総統]] | | ; [[偽総統]] |
| : マスター。最終的には「人造の神」の復活のために彼を生贄にする。 | | : マスター。最終的には「人造の神」の復活のために彼を生贄にする。 |
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| : 期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』におけるマスター。 | | : 期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』におけるマスター。 |
| : 無限の力で衆生を救いたいという願いを叶えようとしていたが、やがて手段と目的が逆転していき、不完全な永久機関でもよいと妥協した為に失望し、裏切ろうとした。 | | : 無限の力で衆生を救いたいという願いを叶えようとしていたが、やがて手段と目的が逆転していき、不完全な永久機関でもよいと妥協した為に失望し、裏切ろうとした。 |
| + | :ぐだぐだエース3巻の巻末に収録された「あくまとにんげん」では彼と契約した経緯が描かれている。 |
| ; [[坂本龍馬]] | | ; [[坂本龍馬]] |
| : 期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』で共演。 | | : 期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』で共演。 |
| : 上記の経緯で裏切りを決意し、彼と共謀して事態の解決に動いていた。 | | : 上記の経緯で裏切りを決意し、彼と共謀して事態の解決に動いていた。 |
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| + | === 帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline === |
| + | ;大佐 |
| + | :今作におけるマスターと思わしき人物。 |
| + | :現時点では明言されていないが、右手の令呪が'''悪魔'''を象ったものであることから確実視されている。 |
| + | ;[[岡田以蔵|アサシン]] |
| + | :どうやら面識があるらしく、彼が遭遇した[[赤城奏丈|セイバーのマスター]]に興味を示していた。 |
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| === その他 === | | === その他 === |
− | ; ジェームズ・クラーク・マックスウェル | + | ; [[ジェームズ・クラーク・マックスウェル]] |
| : 19世紀に生きた数学者。かつて根源に挑んだとされる。 | | : 19世紀に生きた数学者。かつて根源に挑んだとされる。 |
− | : 自身の生みの親であり、彼から託された「無限のエネルギー」という夢を人類にもたらす為に存在し続けている。 | + | : 自身の生みの親であり、彼から託された「無限のエネルギー」という夢を人類にもたらし、すべての人を幸せにする為に存在し続けている。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| ;「アナタに敗れたというコトは、やはり私は否定される運命というコトですか」<br />「――であれば、同じ人の祈りから生まれ、争う私達とはなんなのでしょうね」<br />「いやはや… とかく人とは」<br />「度しがたい」 | | ;「アナタに敗れたというコトは、やはり私は否定される運命というコトですか」<br />「――であれば、同じ人の祈りから生まれ、争う私達とはなんなのでしょうね」<br />「いやはや… とかく人とは」<br />「度しがたい」 |
| :最終決戦に敗れ、消滅する間際。最期に呟いたのは普段の気さくな台詞ではなく、人の祈りから生まれた自らと抑止の守護者たる英霊や[[サーヴァント]]に関する真剣なもの。 | | :最終決戦に敗れ、消滅する間際。最期に呟いたのは普段の気さくな台詞ではなく、人の祈りから生まれた自らと抑止の守護者たる英霊や[[サーヴァント]]に関する真剣なもの。 |
| + | === Fate/Grand Order === |
| + | ; 「はい、私が魔力供給させていただいております。あ、ご安心を、こちら私の自前ですので。」<br />「はい、[[長尾景虎|景虎]]さんのお陰でいくらか私の元に制御できる領域が戻って参りました。」<br />「少々破損しておりますが、稼働には問題ありません。」<br />「それにあのように不完全な炉心は、私には我慢が出来ません。」<br />「私が求めるのは真の永久機関、人類が夢見て止まぬ『無限の心臓』のみ。」 |
| + | :イベント「ぐだぐだファイナル本能寺」より。 |
| + | :摩玖主大本尊との最終決戦に於いて、「あらゆる可能性に於ける『信長』の集合体」たる[[魔王信長]]の顕現に必要な膨大な魔力を、自身の宝具で供給しながらの台詞。 |
| + | :真なる意味での「無限の心臓」を実現せんとする、「人類の幸福のための悪魔」にとって、その人々をリソースとして喰らいながら在り続ける「自分の紛い物」は許せない存在だった。 |
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| == メモ == | | == メモ == |
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| + | [[Category:帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline]] |
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