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| *小説版で新規に追加されたサーヴァントの一人で、東出氏原案のキャラクター。 | | *小説版で新規に追加されたサーヴァントの一人で、東出氏原案のキャラクター。 |
| *彼の父ペレウスは[[アタランテ]]と「アルゴナウタイ」と「カリュドーンの猪狩り」に共に参加した旧知の仲で、彼が彼女の事を「姐さん」と呼ぶのは親しみの他に、父と共に冒険をした人物に対する敬意も含まれていると思われる。 | | *彼の父ペレウスは[[アタランテ]]と「アルゴナウタイ」と「カリュドーンの猪狩り」に共に参加した旧知の仲で、彼が彼女の事を「姐さん」と呼ぶのは親しみの他に、父と共に冒険をした人物に対する敬意も含まれていると思われる。 |
− | *母ティティスは海の神ネレウスの眷属・ネレイデスの乙女で、その美貌から主神ゼウスも彼女を狙っていたが「必ず父より優れた子を産む」という予言を知ってあっさり諦めた。ある意味[[遠坂葵]]の原典である。 | + | *母テティスは海の神ネレウスの眷属・ネレイデスの乙女で、その美貌から主神ゼウスも彼女を狙っていたが「必ず父より優れた子を産む」という予言を知ってあっさり諦めた。ある意味[[遠坂葵]]の原典である。 |
− | *母ティティスが彼を不死の体にした方法は、作品中では「神聖の炎で炙り、人間としての血を蒸発させる」というものであったが、一般的に知られる伝説では「冥府に流れる忘却の川(レテ)の水に浸す」パターンであることが多い。<br>この場合、赤子の足首を掴んで川に突っ込んだために踵の一部が不死性を得ず残ってしまったという、いわば'''うっかりミス'''の結果があの弱点であり、作中で語られる「父ペレウスがアキレウスの人間の部分を全て失くすことを惜しんだため」という理由に比べると微妙に格好悪い。 | + | *母テティスが彼を不死の体にした方法は、作品中では「神聖の炎で炙り、人間としての血を蒸発させる」というものであったが、一般的に知られる伝説では「冥府に流れる忘却の川(レテ)の水に浸す」パターンであることが多い。<br>この場合、赤子の足首を掴んで川に突っ込んだために踵の一部が不死性を得ず残ってしまったという、いわば'''うっかりミス'''の結果があの弱点であり、作中で語られる「父ペレウスがアキレウスの人間の部分を全て失くすことを惜しんだため」という理由に比べると微妙に格好悪い。 |
| *かの大英雄カルナと同等の戦力評価は伊達でなく「神性」または神造兵装を保有してないサーヴァントでは実質彼に勝つ事は限りなく不可能に近いとされる程で、ライダーの真名を聞いたカウレスも弱点の踵があるにも関わらず黒のサーヴァントでケイローンが居なかったら黒陣営の敗北は確定していたと評している。 | | *かの大英雄カルナと同等の戦力評価は伊達でなく「神性」または神造兵装を保有してないサーヴァントでは実質彼に勝つ事は限りなく不可能に近いとされる程で、ライダーの真名を聞いたカウレスも弱点の踵があるにも関わらず黒のサーヴァントでケイローンが居なかったら黒陣営の敗北は確定していたと評している。 |
| **尤も好敵手との戦いを求める彼にとって神性を持たない者との戦いにはあまり執着はしておらず、自らを傷つけられる者との戦いを優先している。自身を傷つけられるアーチャーの存在を知った際は歓喜で身を震わせて再戦を宣言したり、赤陣営と黒陣営との全面戦争の際にも積極的にアーチャーと戦おうとしている。態々、ダメージを与えうる存在と戦おうとしているので戦略的には不死性を活かしているとは言い難かったりする。 | | **尤も好敵手との戦いを求める彼にとって神性を持たない者との戦いにはあまり執着はしておらず、自らを傷つけられる者との戦いを優先している。自身を傷つけられるアーチャーの存在を知った際は歓喜で身を震わせて再戦を宣言したり、赤陣営と黒陣営との全面戦争の際にも積極的にアーチャーと戦おうとしている。態々、ダメージを与えうる存在と戦おうとしているので戦略的には不死性を活かしているとは言い難かったりする。 |
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| *『Fate/Apocrypha material』によれば黒のライダーが「蒼天囲みし小世界」を使用できたのは、アキレウスが他人に宝具を貸した逸話があることと、黒のライダー自身も他人と宝具を貸し借りした逸話を数多く持っていたことで、双方宝具をやり取りすることができるだけの条件が揃っていたからという理由がある。 | | *『Fate/Apocrypha material』によれば黒のライダーが「蒼天囲みし小世界」を使用できたのは、アキレウスが他人に宝具を貸した逸話があることと、黒のライダー自身も他人と宝具を貸し借りした逸話を数多く持っていたことで、双方宝具をやり取りすることができるだけの条件が揃っていたからという理由がある。 |
− | **アキレウスはトロイア戦争において、ギリシア軍の総大将アガメムノーンと揉めたことで出陣を拒否。代わりに出陣しようとした親友パトロクロスに鎧を貸し与えたという逸話を持つ。アキレウスが他人と宝具をやり取りしたという例の一つ。 | + | **アキレウスはトロイア戦争において、ギリシア軍の総大将アガメムノンと揉めたことで出陣を拒否。代わりに出陣しようとした親友パトロクロスに鎧を貸し与えたという逸話を持つ。アキレウスが他人と宝具をやり取りしたという例の一つ。 |
| + | **これがアキレウスの王族嫌いの要因だが、彼の父ペレウスはアイギーナという小島の王アイアコスの息子であり、アキレウスはれっきとした王族の血を引いている。さらにこのアイアコスは大神ゼウスの息子であるため、同時に親戚にもあたる。 |
| *伝承の中には、[[メディア]]の4人目の夫だったという説も存在する。 | | *伝承の中には、[[メディア]]の4人目の夫だったという説も存在する。 |
− | *アキレウスの恋愛関係に関する逸話には、一子を設けたテイダメイアやアガメムノンとの悶着の要因になった愛妾ブリセイアの他に、アポロンの神殿で出会ったポリュクセネ王女との悲恋や、その弟で自らを殺すと予言されたトロイラス王子に、彼を討ち取る刹那の瞬間心を奪われてしまった。といったものも存在する。ちなみにこの二人は'''ヘクトールとパリスの弟妹'''である。<ref group="注">トロイラスに至っては、太陽神アポロンと王妃ヘカベーの息子とする説もある。</ref> | + | *アキレウスの恋愛関係に関する逸話には、一子をもうけたテイダメイアやアガメムノンとの悶着の要因になった愛妾ブリセイアの他に、アポロンの神殿で出会ったポリュクセネ王女との悲恋や、その弟で自らを殺すと予言されたトロイラス王子に、彼を討ち取る刹那の瞬間心を奪われてしまった。といったものも存在する。ちなみにこの二人は'''ヘクトールとパリスの弟妹'''である。<ref group="注">トロイラスに至っては、太陽神アポロンとトロイア王妃ヘカベーの息子とする説もある。</ref> |
| *親友のパトロクロスとは同性愛の関係にあったとする説もかなり有名。元々はとある作家がアキレウスにマイナスイメージを持たせるため戯曲の中でこんな風に書かれたのだが、考案自体は古代ギリシャ時代からあったとされている。ちなみにこの戯曲を書いた人物こそ、言わずと知れたかの劇作家[[ウィリアム・シェイクスピア]]である。 | | *親友のパトロクロスとは同性愛の関係にあったとする説もかなり有名。元々はとある作家がアキレウスにマイナスイメージを持たせるため戯曲の中でこんな風に書かれたのだが、考案自体は古代ギリシャ時代からあったとされている。ちなみにこの戯曲を書いた人物こそ、言わずと知れたかの劇作家[[ウィリアム・シェイクスピア]]である。 |
| *[[イスカンダル]]は彼が主人公である『イリアス』の大ファンである。<br>史実では元々、イスカンダルの母方にあたるエペイロスのモロッソイ王家はアキレウスの子ネオプトレモスとトロイの王女の末裔を自称しており、幼い頃から英雄譚に憧れて育った彼は師アリストテレスから贈られた『イリアス』を片時も手放さず、東方出征の折には往路で立ち寄ったトロイ遺跡でアキレウスの墓に詣でたり、親友ヘファイスティオンをパトロクロス、自らをアキレウスとしてロールプレイに興じたりしたという。<br>虚淵氏曰く、「'''人類史最初のオタクセレブ'''」。 | | *[[イスカンダル]]は彼が主人公である『イリアス』の大ファンである。<br>史実では元々、イスカンダルの母方にあたるエペイロスのモロッソイ王家はアキレウスの子ネオプトレモスとトロイの王女の末裔を自称しており、幼い頃から英雄譚に憧れて育った彼は師アリストテレスから贈られた『イリアス』を片時も手放さず、東方出征の折には往路で立ち寄ったトロイ遺跡でアキレウスの墓に詣でたり、親友ヘファイスティオンをパトロクロス、自らをアキレウスとしてロールプレイに興じたりしたという。<br>虚淵氏曰く、「'''人類史最初のオタクセレブ'''」。 |