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− 周囲を山と海に囲まれた自然豊かな地方都市。<!-- 作中描写および設定から西日本日本海側に設定されていることがわかる。--><br>中央の未遠川を境界線に東側が近代的に発展した「新都」、西側が古くからの町並みを残す「深山町」となっている。<br>「冬木」という地名は冬が長いことから来ているとされるが、実際には温暖な気候でそう厳しい寒さに襲われることは無い。適当に掘ったら温泉の一つや二つ湧き出るのではないかといわれている。+
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− 日本でも有数の霊地であり、根源に至るほどではないが「あと一押し」というレベルの歪みを抱えている。この質の高い霊脈と、[[魔術協会]]や[[聖堂教会]]に目を付けられ難い極東の地ということでアインツベルンによって[[聖杯]]降霊の地に選ばれ、時の管理者である遠坂が協力を承諾したため[[聖杯戦争]]の舞台となる。早くから諸外国に開かれた影響もあって多くの[[魔術|魔術師]]達が移住してきており、その魔術師達を管理者である遠坂が束ねている。+
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− 『Fate/stay night』時点での市長は[[氷室鐘]]の父、[[氷室道雪]]。
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− :遠坂邸、間桐邸、穂郡原学園が南端にあるのに対して、町の北寄りにある。
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− :大河の祖父である[[藤村雷画]]が親分を務めるヤクザ「藤村組」の本拠。離れには強面のお兄さんが大勢、住んでいる。家政婦も多数居り、桜が来る前は彼女達が時々衛宮家の手伝いをしていた。+
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− :管理者の遠坂邸より大きい<ref group="出">「Fate/stay night 〜無限の解析〜」『コンプティーク』2004年10月号</ref>。遠坂の魔術が金食い虫であるのに対して間桐の魔術は最悪級の外法ながら使い手の懐には優しく、臓硯の金銭面における堅実な方針との相乗効果で経済的に安定しているためである。+
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− :穂群原学園女子制服のデザイン原案は桐原小鳥が担当ししている<ref group="出">[https://twitter.com/kiriharakotori/status/1142798668166135808 桐原小鳥Twitter2019年6月22日2:28]</ref>。+
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− :裏手の池はバブル期に放生会を開催したせいで外来種が大量に流入して蟲毒壷のような有様になっている。
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− ;冬木教会
− :もっぱら「言峰教会」と呼ばれることが多い。聖杯戦争の監督役を務める人物の拠点で、[[サーヴァント]]を失ったマスターが保護を求める駆け込み寺。
− :孤児院としても機能しており、冬木大災害で出た多くの孤児を引き取った、とされているが……。
− :冬木市第三位の霊脈にあり、もとは移植してきたマキリが居を構えたのだが、後に一族と霊脈の属性が合わないことが発覚し、引き払った。そこを[[聖堂教会]]が聖杯戦争に介入するにあたり確保した、という経緯がある。
− :第三次聖杯戦争の聖杯召喚地。
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− ;外人墓地
− :かつて移住してきた異邦人達の墓所で、洋風の墓石が並ぶ。
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− ;ヴェルデ
− :ショッピングモール。ゲームショップや電器店、ブティック等のテナントがあるが、ホームセンターは入っていないらしい。
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− :完成したこのプールを[[ギルガメッシュ|あのやたらと金回りの良いヤツ]]が買い取ってちゃっかりオーナーになっていた。+
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− :火災の犠牲者の怨念が染み付いており、ある種[[固有結界]]じみた特異空間となっている。
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− complete material III</ref>。
− *海に面しているのは北側であり、東に新都、西に深山町がある<ref group = "出">「Fate/stay night Visual Story」</ref>。アニメ版「Fate/Zero」の第9話で登場した冬木市の地図では、海に面しているのが南側で、西に新都、東に深山町となっている。
− *ホロウの作中での記述からセンタービルから冬木大橋までの直線距離は4km。センタービルの位置は地図によって多少ブレがあるが基本的に新都の中心近くにあることから、新都の横幅は約8km。新都と深山町の大きさは目測でほぼ同じ大きさであるので、冬木市の横幅(東端から西端まで)は約16㎞くらいと考えられる。
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編集の要約なし
== 概要 ==
== 概要 ==
北に海、南に山並みを臨む、自然豊かな地方都市。中央の未遠川を境界線に東側が近代的に発展した「新都」、西側が古くからの町並みを残す「深山町」となっている。<ref group="注">『Fate/side material』から『Fate/complete material III』まで一貫してこの配置だが、『Fate/complete material III』では地図の上が南になっており、一見するとそれまでの地図と一致しない。アニメ版『Fate/Zero』の第9話で登場した冬木市の地図では、海に面しているのが南側で、西に新都、東に深山町となっている。</ref><br>
『[[Fate/Grand Order]]』での描写を信じるならば九州に位置する。冬木市と『月姫』の舞台である三咲町との距離は関東と九州ぐらいあるともいわれている。<ref group = "出">「奈須きのこ一問一答-本編枠外の質問」『Fate/complete material III World material.』p.136</ref><br>
「冬木」という地名は冬が長いことから来ているとされるが、実際には温暖な気候で厳しい寒さに襲われることはそう無い。適当に掘ったら温泉の一つや二つ湧き出るのではないかといわれている。『[[Fate/stay night]]』時点での市長は[[氷室道雪]]。
衛宮邸は坂の上にあり、町の中心地からは離れている。長い塀を抜けて坂を下ると、人気の多い住宅地に出る。さらに下ると町の中心地である交差点があり、「新都に通じる冬木大橋」、「柳洞寺に続く坂道」、「衛宮邸と反対側にある住宅地」、「マウント深山商店街」、と道が分岐する。
衛宮邸は坂の上にあり、町の中心地からは離れている。長い塀を抜けて坂を下ると、人気の多い住宅地に出る。さらに下ると町の中心地である交差点があり、「新都に通じる冬木大橋」、「柳洞寺に続く坂道」、「衛宮邸と反対側にある住宅地」、「マウント深山商店街」、と道が分岐する。
日本では三咲町に次ぐ霊地であり、根源に至るほどではないが「あと一押し」というレベルの歪みを抱えている。この質の高い霊脈と、[[魔術協会]]や[[聖堂教会]]に目を付けられ難い極東の地ということでアインツベルンによって[[聖杯]]降霊の地に選ばれ、時の管理者である遠坂が協力を承諾したため[[聖杯戦争]]の舞台となる。早くから諸外国に開かれた影響もあって多くの[[魔術師]]達が移住してきており、その魔術師達を管理者である遠坂が束ねている。
=== 深山町 ===
=== 深山町 ===
昔ながらの住宅街であり、大邸宅がやたら多い。衛宮邸、遠坂邸、間桐邸、藤村家、詠鳥庵、双子館(西)と最低でも6つ。
昔ながらの住宅街であり、大邸宅がやたら多い。衛宮邸、遠坂邸、間桐邸、藤村家、詠鳥庵、双子館(西)と最低でも6つ。
;交差点
:深山町の中心にある大きな交差点。ここより北側に日本家屋、南側に洋館が固まる。ここのバス停から新都行きのバスが出ている。
;衛宮邸
;衛宮邸
:[[衛宮士郎]]の自宅。かなり広大な面積を持つ、純和風建築の屋敷。
:[[衛宮士郎]]の自宅。町の北寄りにある純和風建築の屋敷。面積としてはかなり広大で、本邸の他、離れや道場、土蔵まで備える。
:もともと曰くつきの物件で買い手が付かず放置されていたところを第四次聖杯戦争時に[[衛宮切嗣]]が予備の拠点として確保<ref group="出" name="『Fate/side material』p.18">「冬木市周辺地図」『Fate/side material』p.18</ref>。その際にトラブルが起きたらしく、これが縁となって切嗣は藤村組との交友を得た。
:もともと曰くつきの物件で買い手が付かず放置されていたところ、第四次聖杯戦争の時に[[衛宮切嗣]]が予備の拠点として確保した。<ref group="出" name="『Fate/side material』p.18">「冬木市周辺地図」『Fate/side material』p.18</ref>その際にトラブルが起きたらしく、これが縁となって切嗣は藤村組との交友を得た。
:終戦後、切嗣と士郎による修復と改装を経て今の状態になった。本邸の他、離れや道場、土蔵まで備える。大邸宅といっても過言ではない。
:終戦後、切嗣と士郎による修復と改装を経て今の状態になった。
:士郎以外に数多くの女性が住み着いたり入り浸ったりしているが、まだ部屋には余裕があるらしい。
:士郎以外に数多くの女性が住み着いたり入り浸ったりしているが、まだ部屋には余裕があるらしい。
;藤村邸
;藤村邸
:士郎の姉貴分、[[藤村大河]]の自宅。和屋敷。
:[[藤村雷画]]、[[藤村大河|大河]]らの自宅。和屋敷。
:雷画が親分を務めるヤクザ「藤村組」の本拠。離れには強面のお兄さんが大勢、住んでいる。家政婦も多数居り、桜が来る前は彼女達が時々衛宮家の手伝いをしていた。
:ルートによってはイリヤが住み着く。
:ルートによってはイリヤが住み着く。
:『[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]』やアニメ版『[[衛宮さんちの今日のごはん]]』に登場する
:『[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]』やアニメ版『[[衛宮さんちの今日のごはん]]』に登場する。
;遠坂邸
;遠坂邸
;間桐邸
;間桐邸
:[[間桐桜]]の自宅。丘の頂上近くにある、西洋風の建築で割れた窓ガラスなどがそのまま放置されているおばけ屋敷。それっぽく、内部は常に薄暗い。何年も花を咲かせない桜などが植わっている。
:[[間桐臓硯]]、[[間桐慎二|慎二]]、[[間桐桜|桜]]の自宅。丘の頂上近くにある、西洋風の建築で割れた窓ガラスなどがそのまま放置されているおばけ屋敷。それっぽく、内部は常に薄暗い。家の大部分は外国から運んで来た。<ref group="出" name="『Fate/side material』p.18" />何年も花を咲かせない桜などが植わっている。
:管理者の遠坂邸より大きい。<ref group="出">「Fate/stay night 〜無限の解析〜」『コンプティーク』2004年10月号</ref>遠坂の魔術が金食い虫であるのに対して間桐の魔術は使い手の懐に優しく、臓硯の金銭面における堅実な方針との相乗効果で経済的に安定しているためである。
:家の大部分は外国から運んで来た<ref group="出" name="『Fate/side material』p.18" />。
;穂群原学園
;私立穂群原学園
:主人公達が通う学園。自主性を重んじる自由な校風を旨としている。
:[[衛宮士郎]]らが通う学園。山の中腹にあり、通学路は上り坂地獄。周囲の開発も進んでおらず、自然に囲まれている。立派な弓道場を備え、すぐ裏は雑木林となっている。
:山の中腹に立つため通学路は上り坂地獄。立派な弓道場を備え、すぐ裏は雑木林となっている。
:1-Bは4階<ref group="出">『Fate/stay night』Heaven's Feelルート二日目『間桐桜(II)』</ref>、2-Aと2-Cは3階<ref group="出">『Fate/stay night』Unlimited Blade Worksルート五日目『遠坂凛、美綴綾子』</ref>、2-Fは2階<ref group="出">『Fate/stay night』Unlimited Blade Worksルート五日目『パニックソニックコースター』</ref>にある。2年は4階にも居り、3年は1、2階にばらけている<ref group="出">『Fate/stay night』Unlimited Blade Worksルート八日目『凛さまご立腹』</ref>。学年が上がるにつれて教室は下階に移る様だが、『Fate/hollow ataraxia』には1階に1年の教室があるらしい描写もある<ref group="出">『Fate/hollow ataraxia』一日目午前『お届けキャスター』</ref>。
:とことん親しみやすい教師ととことん厳しい教師がおり、上手くバランスが取れている。なぜか戦闘能力の高い教師が多い。
:自主性を重んじる自由な校風を旨としている。生徒に外国人はいない。とことん親しみやすい教師ととことん厳しい教師がおり、上手くバランスが取れている。なぜか戦闘能力の高い教師が多い。
:外国人が多く居住する町としては意外だが、生徒に外国人はいないらしい。
:数年前まで男子制服は学生服、女子制服はセーラー服だった。<ref group="出">「冬木市案内地図-5私立穂群原学園」『Fate/stay night Visual Story』p.22</ref>
:『プリズマ☆イリヤ』では小等部も併設されている。また外国人の生徒として、ルヴィアが転校してくる。
:穂群原学園女子制服のデザイン原案は桐原小鳥が担当している。<ref group="出">「[https://twitter.com/kiriharakotori/status/1142798668166135808 桐原小鳥Twitter2019年6月22日2:28]」</ref>
:『プリズマ☆イリヤ』では小等部も併設されている。外国人の生徒として、ルヴィアが転校してくる。
;柳洞寺
;柳洞寺
:円蔵山中腹に立つ寺院。士郎の友人[[柳洞一成]]と、その兄、[[柳洞零観|零観]]らの自宅。
:円蔵山中腹に立つ寺院。深山町の交差点までは歩きで1時間、私立穂群原学園までは2時間の距離。[[柳洞零観]]、[[柳洞一成|一成]]らの自宅。開山以来、住職は代々柳洞家の人間が勤め、当代は一成らの父。50人の修行僧が生活している。
:開山以来住職は代々柳洞家の人間が勤めてきており、現在は五十名もの修行僧が生活している。裏手には遊歩道の他、深山町屈指の霊園がある(ちなみに切嗣の墓もここ)。
:裏手には遊歩道の他、深山町屈指の霊園がある。切嗣の墓もここにある。裏手の池はバブル期に放生会を開催したせいで外来種が大量に流入して蟲毒壷のような有様になっている。
:冬木最高の霊地であり、「あまりにマナが濃いため後継者育成に支障が出る」という理由で遠坂家が本拠地を置けなかったという経緯がある。地下には天然の鍾乳洞が構成されており、[[聖杯|大聖杯]]の設置場所とされた。
:冬木最高の霊地で、龍脈の要石の役割を持つ。「あまりにマナが濃いため後継者育成に支障が出る」という理由で[[遠坂家]]が本拠地を置けなかったという経緯がある。地下には天然の鍾乳洞が形成されており、その奥に[[聖杯|大聖杯]]が設置されている。
:第一次、第五次聖杯戦争終結の地。
:第一次、第五次聖杯戦争終結の地。
;詠鳥庵
;詠鳥庵
;紅州宴歳館 泰山
;紅州宴歳館 泰山
:マウント深山にある中華料理店。その麻婆、外道。ただし、どこぞの悪党神父のようにハマる人にはとことんハマる美味しさ。
:マウント深山で唯一の中華料理店。窓が無く、一見さんには入り辛い店構え。
:店長の名は「[[魃]]」。
:店長は[[魃]]で、全ての料理を唐辛子まみれにする。その麻婆、外道。ただし、どこぞの悪党神父のようにハマる人にはとことんハマる美味しさ。ここの料理が原因で、[[衛宮士郎]]は中華料理そのものに偏見を持っていた。
;海浜公園
;海浜公園
:海を臨む、冬木市最大の海浜公園。冬木大橋への近道であり、周辺にはバッティングセンターや水族館、カフェテラス等がある。人気のデートスポット。
:冬木大橋の袂にある、冬木市最大の海浜公園。冬木大橋への近道であり、周辺にはバッティングセンターや水族館、カフェテラス等がある。人気のデートスポット。
;双子館
;双子館
:[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト|エーデルフェルト]]の双子館(西)。西洋建築が立ち並ぶ丘の山中に立てられており、遠坂邸からすぐ近く。
:[[エーデルフェルト家]]の双子館(西)。西洋建築が立ち並ぶ丘の山中に立てられており、遠坂邸からすぐ近く。
:第三次聖杯戦争において、時のエーデルフェルト双子当主により立てられた館で、今現在では魔術協会に譲渡されている。管理は行き届いており、第五次聖杯戦争に参加した[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|外来の魔術師]]もここを拠点としようと考えていた。
:第三次聖杯戦争の折、時のエーデルフェルト双子当主が立てた館で、現在は魔術協会に譲渡されている。管理は行き届いており、第五次聖杯戦争に参加した[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|外来の魔術師]]もここを拠点としようと考えていた。
:この名称及び東館と離れた立地は、当時の双子当主の仲の悪さに起因している。
:この名称及び東館と離れた立地は、当時の双子当主の仲の悪さに起因している。
=== 新都 ===
=== 新都 ===
;センタービル
;駅前パーク
:新都で最も高いビルで、新都開発を担った企業のオフィスが詰め込まれている。
:新都の顔というべき場所で、賑わいも冬木市一。大型百貨店ヴェルデ、ブティック、ボウリング場などがある。清潔な街並みをモットーに、ゴミのポイ捨ては禁じられている。煙草の吸殻は罰金もの。海浜公園と並ぶデートスポットでもある。
:SN本編で凛とアーチャーがいたビル。
:[[Fate/hollow ataraxia|hollow]]でアーチャーが狙撃を行っていた場所もこのビルからである。ビルから冬木大橋までの直線距離は4km。
;ヴェルデ
:ショッピングモール。ゲームショップや電器店、ブティック等のテナントがあるが、ホームセンターは入っていないらしい。
;冬木センタービル
:駅前からは少し離れたオフィス街にあるビル。冬木市で最も高い建築物で、新都開発を担った企業のオフィスが詰め込まれている。ここが倒れたら新都も滅びる。ビルから冬木大橋までの直線距離は4km。
:『Fate/stay night』で凛とアーチャーがいたビル。『[[Fate/hollow ataraxia]]』でアーチャーが狙撃を行っていた場所もこのビルからである。
;冬木市ハイアットホテル
;冬木市ハイアットホテル
:センタービル近辺にあったホテルだが、Zero劇中で爆破されてしまった。その後再建されたようで、バゼットが分譲で滞在している。
:冬木市では最高級の設備とサービスを備えたホテル。32階建てで、『[[Fate/Zero]]』時点では冬木市一の高さだった。作中で爆破されるが、再建されたようで、バゼットが分譲で滞在している。
;聖堂病院
;聖堂病院
:新都にある大きな病院。聖杯戦争で発生した怪我人や病人が入院する事も。
:新都にある大きな病院。聖杯戦争で発生した怪我人や病人が入院する事も。
:名前からしてどう見ても聖堂教会の息がかかっているが、歴史的にも聖堂騎士団と病院の縁は深いためそれほど変な名前という訳でもない。
:名前からしてどう見ても聖堂教会の息がかかっているが、歴史的にも聖堂騎士団と病院の縁は深いためそれほど変な名前という訳でもない。
;コペンハーゲン
;コペンハーゲン
:蛍塚家が経営している酒屋。夜には居酒屋を兼ねる。士郎のアルバイト先。
:蛍塚家が経営している酒屋。夜には居酒屋を兼ねる。士郎のアルバイト先。
;ファンシーショップ
;ファンシーショップ
:ぬいぐるみ専門店。セイバーを一日連れ回した士郎が最終的な解答として選び出した場所。野生の王国、バービー帝国、軍事産業ファンシーIVの三つのセクションに分かれて売り上げを競っているとか。
:新都では最大級のぬいぐるみ専門店。野生の王国、バービー帝国、軍事産業ファンシーIVの三つのセクションに分かれて売り上げを競っているとか。
:『[[Fate/hollow ataraxia|hollow]]』ではセイバーのぬいぐるみを見てうらやましがった[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤ]]をつれてくることにもなる(本当はそんな可愛い動機ではないが)。
:セイバーを一日連れ回した士郎が最終的な解答として選び出した場所。『Fate/hollow ataraxia』ではセイバーのぬいぐるみを見てうらやましがった[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤ]]を連れて行くことができる(本当はそんな可愛い動機ではないが)。
;お好み焼き・鍾馗
;お好み焼き・鍾馗
:お好み焼き屋。本編の10年前から営業しており、[[イスカンダル]]曰くモダン焼きが絶品らしい。
:お好み焼き屋。『Fate/Zero』の頃から営業しており、[[イスカンダル]]曰くモダン焼きが絶品らしい。
:『氷室の天地』では[[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]の行きつけであり、変なメニューも多い。
:『氷室の天地』では[[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]の行きつけであり、変なメニューも多い。
;わくわくざぶーん
;わくわくざぶーん
:全天候型室内ウォーターリゾート。命名は冬木市市長。『[[Fate/hollow ataraxia|hollow]]』においてヒロインとのデートイベントに使われる。
:全天候型室内ウォーターリゾート。命名は冬木市市長。
:『Fate/hollow ataraxia』においてヒロインとのデートイベントに使われる。完成したこのプールを[[ギルガメッシュ]]が買い取ってちゃっかりオーナーになっていた。
;冬木中央公園
;冬木中央公園
:駅前中心街から少し外れた場所にある、さっぱりした広めの公園。聖杯戦争のための霊脈加工によって後天的に霊地と化した土地。
:新都の中心にある、さっぱりした広めの公園。駅前中心街からは少し外れている。昼休みに訪れる会社員は多いが、公園の中心にある広場は人気がない。
:第四次聖杯戦争の聖杯召喚地。冬木市民会館が建設途中であったが、戦闘の余波で焼け落ち、周囲一帯も火の海となった。その後、復興計画で自然公園として生まれ変わった。
:第四次聖杯戦争の聖杯召喚地。聖杯戦争のための霊脈加工によって後天的に霊地と化した土地。冬木市民会館が建設途中であったが、戦闘の余波で焼け落ち、周囲一帯も火の海となった。その後、復興計画で自然公園として生まれ変わった。火災の犠牲者の怨念が染み付いており、[[固有結界]]じみた特異空間となっている。
;蝉菜マンション
;蝉菜マンション
:『氷室の天地』では聖杯戦争終結後、柳洞寺が全壊したため[[柳洞一成]]一家がA氏が住んでいた階に仮住まいする事になった。また、同じ階には[[シエル]]が仮の拠点としていた形跡があった。
:『氷室の天地』では聖杯戦争終結後、柳洞寺が全壊したため[[柳洞一成]]一家がA氏が住んでいた階に仮住まいする事になった。また、同じ階には[[シエル]]が仮の拠点としていた形跡があった。
:『[[Fate/strange Fake]]』では、[[アヤカ・サジョウ]]がその事件後に失踪したA氏であるとされている。
:『[[Fate/strange Fake]]』では、[[アヤカ・サジョウ]]がその事件後に失踪したA氏であるとされている。
;冬木教会
:言峰教会とも。新都郊外の丘の上にある教会で、広大な敷地を持つ。以前は在住外国人が多かったこともあり、本格的な造り。礼拝堂から[[言峰綺礼]]の私室までは話し声が筒抜けになる構造。孤児院としても機能しており、冬木大災害で出た多くの孤児を引き取った。その後、その孤児らを街中で見掛けることはなかった。
:聖杯戦争の監督役を務める人物の拠点で、[[サーヴァント]]を失ったマスターが保護を求める駆け込み寺。
:霊地としては冬木市第3位だが、第2位の遠坂邸にもさして劣らない。[[間桐家|マキリ]]は当初ここへ移住したが、一族と霊脈の属性が合わないことが発覚して引き払った。第二次世界大戦の前には既に教会が建てられ、第三次聖杯戦争にあたって大幅に改築された。
:第三次聖杯戦争の聖杯召喚地。
;外人墓地
:冬木教会近くにある墓地。かつて移住してきた異邦人達の墓所で、洋風の墓石が並ぶ。『Fate/stay night』の頃には新しく入る外国人も居なくなっている。
;埠頭
;埠頭
:漁港ではなく貨物船舶用の船着場。かつて切嗣が密航に利用し、hollowではランサー他2名の釣り場となった。
:漁港ではなく貨物船舶用の船着場。かつて切嗣が密航に利用し、『Fate/hollow ataraxia』ではランサー他2名の釣り場となった。
;双子館
;双子館
;冬木大橋
;冬木大橋
:未遠川にかかる大橋。片側二車線、歩道は車道とは別の段に備えられている。
:未遠川にかかる、全長665mの大橋。三径間連続中路アーチ形式で、アーチの高さは50mを超える。2層構造で、上段に車道、下段に細い歩道がある。歩道から海浜公園へは直接出入りできる。風が強く吹くことがあり、デートコースとしては不人気。
=== 郊外 ===
=== 郊外 ===
;アインツベルンの森
;アインツベルンの森
:深山町の西側郊外に広がる森で、全てアインツベルン家の所有地。森全体をアインツベルンが管理する結界に覆われており、魔力と気配を遮断しない限りすぐに見つかってしまう。<br>第一次聖杯戦争時にマキリや遠坂と同じ地に拠点を置くことを嫌ったアインツベルン当主により買い占められた(手続きや根回しなどには管理者である遠坂が奔走させられたという)。<br>柳洞寺や遠坂邸には劣るがそれなりの霊地。迷いの森としての機能もあるらしい。
:冬木市から西へ、約30km外れたところにある森。近くの国道から森の入り口まででも1km離れている。木々が鬱蒼と茂って日当たりは悪く、昼でも数m先すら見通せない。草も生気に欠け、獣の気配もしない。
:冬木市内との位置関係は作品によってまちまちであり、『stay night』時点では「深山町から北西方面、国道を県境まで移動(一時間程)し、民家の全くない山林地帯を1キロ程山歩きすると到達できる」という設定だった様子<ref group = "出" name="『Fate/side material』">『Fate/side material』他</ref>だが、『hollow』で(マップ内に収められないからか)郊外方面へ向かうマップシンボルを南西に置いたせいか『Grand Order』序章「特異点F」では深山町から南西方面へと位置情報が変更されている(マップシンボル周辺に大規模な破壊痕があるので間違えている可能性は低い)。というか市街地からかなり距離が近くなっている。
:森全体をアインツベルンが管理する結界に覆われており、魔力と気配を遮断しない限りすぐに見つかる。柳洞寺や遠坂邸には劣るがそれなりの霊地。迷いの森としての機能もあるらしい。
:第三次聖杯戦争の直前、[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン]]がマキリや遠坂と同じ地に拠点を置くことを嫌って、冬木市に最も近い霊地を買い占めた。書類上は外資系企業所有となっている。買い取りの交渉や隠蔽工作には[[遠坂家]]が奔走させられた。
:冬木市内との位置関係は作品によってまちまちであり、『Fate/stay night』では「深山町から北西方面、国道を県境まで1時間程かけて移動し、民家の全くない山林地帯を1km程山歩きすると到達できる」という設定だった様子<ref group = "出" name="『Fate/side material』">『Fate/side material』他</ref>だが、『Fate/hollow ataraxia』で(マップ内に収められないからか)郊外方面へ向かうマップシンボルを南西に置いたせいか『Fate/Grand Order』序章「特異点F」では深山町から南西方面へと位置情報が変更されている(マップシンボル周辺に大規模な破壊痕があるので間違えている可能性は低い)。というか市街地からかなり距離が近くなっている。
;アインツベルン城
;アインツベルン城
:アインツベルンの森のいずこかに存在するという西洋風の城。別名「風雲イリヤ城」。城壁には低級霊などの侵入を許さない結界が張ってある。
:森の入り口から3時間ほど歩いた先にある西洋風の城。別名「風雲イリヤ城」。城壁には低級霊などの侵入を許さない結界が張ってある。
:元々はドイツにあったアインツベルン所有の城を丸ごと移築したもの。
:[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]曰く「お爺さまのお爺さまが建てた城」をドイツから移築した。
=== その他 ===
=== その他 ===
== メモ ==
== メモ ==
*[[聖杯戦争]]が開催されていること自体は一般には秘されているものの、引き起こされている異常の全てを隠蔽することはできないため、一般人にとってもあまりまっとうな土地ではない。『氷室の天地』では、氷室市長が「冬木市はいい過去を持ってない」と語っている他、[[蒔寺楓]]が文化祭の出し物が「歴史研究」ではつまらない、「平々凡々な『郷土史』とかに落ち着いて2日間を無為に……」とゴネた際には、[[氷室鐘]]から「大災害と連続殺人事件にまみれた冬木史が、平々凡々?」と返され、言葉に詰まっている。
*[[聖杯戦争]]が開催されていること自体は一般には秘されているものの、引き起こされている異常の全てを隠蔽することはできないため、一般人にとってもあまりまっとうな土地ではない。『氷室の天地』では、氷室市長が「冬木市はいい過去を持ってない」と語っている他、[[蒔寺楓]]が文化祭の出し物が「歴史研究」ではつまらない、「平々凡々な『郷土史』とかに落ち着いて2日間を無為に……」とゴネた際には、[[氷室鐘]]から「大災害と連続殺人事件にまみれた冬木史が、平々凡々?」と返され、言葉に詰まっている。
*氷室の天地単行本5巻の帯で、『Fate/Zero』の作者虚淵玄氏は、<br>こんなに楽しい冬木市にヒドいことしてごめんなさい!<br>冬木ハイアットごめんなさい。<br>未遠川に沈んだ国防予算ン十億円ごめんなさい。<br>'''でも大火災は俺のせいじゃないから!'''<br>とコメントを寄せている。いやそれより「[[雨生龍之介|連続殺人事件]]」が死亡者数的に……。冬木市の未来に幸あれ。
*『氷室の天地』5巻の帯で、『Fate/Zero』の作者虚淵玄氏は、<br>こんなに楽しい冬木市にヒドいことしてごめんなさい!<br>冬木ハイアットごめんなさい。<br>未遠川に沈んだ国防予算ン十億円ごめんなさい。<br>'''でも大火災は俺のせいじゃないから!'''<br>とコメントを寄せている。いやそれより「[[雨生龍之介|連続殺人事件]]」が死亡者数的に……。冬木市の未来に幸あれ。
*穂群原学園の女子制服をデザインしたのは桐原小鳥氏。細部は武内氏と話し合い、描きやすいように調整したとのこと<ref group = "出">[https://twitter.com/kiriharakotori/status/1090540887422062592 桐原小鳥 2019年1月30日18:23 Twitter]</ref>。
*穂群原学園の女子制服をデザインしたのは桐原小鳥氏。細部は武内氏と話し合い、描きやすいように調整したとのこと。<ref group = "出">「[https://twitter.com/kiriharakotori/status/1090540887422062592 桐原小鳥 2019年1月30日18:23 Twitter]」</ref>
*冬木市と『月姫』の舞台である三咲町との距離は関東と九州ぐらいあるとされる<ref group = "出">
*『Fate/hollow ataraxia』での記述からセンタービルから冬木大橋までの直線距離は4km。センタービルの位置は地図によって多少ブレがあるが基本的に新都の中心近くにあることから、新都の横幅は約8km。新都と深山町の大きさは目測でほぼ同じ大きさであるので、冬木市の横幅(東端から西端まで)は約16㎞くらいと考えられる。
*深山町にある衛宮邸から新都まで歩いて1時間かかるとされる。
*深山町にある衛宮邸から新都まで歩いて1時間かかるとされる。
:一方『聖杯くん』の方は汚染された冬木の聖杯を無理矢理ゆるキャラ化したようなデザインで、口からは常に得体のしれない汚泥を垂れ流している。詳しくは[[聖杯くん|詳細項目]]参照。
:一方『聖杯くん』の方は汚染された冬木の聖杯を無理矢理ゆるキャラ化したようなデザインで、口からは常に得体のしれない汚泥を垂れ流している。詳しくは[[聖杯くん|詳細項目]]参照。
;モデル地はどこ?
;モデル地はどこ?
:冬木大橋や言峰の教会、遠坂邸等のモデル地が神戸市周辺にある<ref group="出">[http://www.geocities.jp/god_a_way/fate.html Fate 本物はここにっ]</ref>ことや、衛宮邸のモデルが幕張にある<ref group="出">[https://twitter.com/okayoriidete/status/1032432506732130304]</ref>ことはファンの調査により明らかになっているが、「冬木市そのもの」が日本のどこにあるかは現在まで判然としていない。近年『Fate/Grand Order』にて『特異点F』のアイコンが熊本県近辺に相当する位置に設定されていること、『Fate/Grand Order -turas realta-』にて『特異点F』の位置が大分県にあるような描写をされていることなどから、九州北部(特に大分県周辺)ではないかとする説が出されている。また『[[氷室行進曲 冬木Game Over]]』では「九州にある都市」M<ref group="注">ただし『氷室行進曲』の冬木市は『FGO』での「特異点」にあたり、『FGO』世界における冬木市(特異点F)やそもそもの原点である『Fate/Stay night』の冬木市と同一であるかは不明である</ref>とされている。冬木市の所在地に関する考察の歴史については[https://note.mu/note_s/n/n771d750ec8b1](外部リンク)に詳しい。
:冬木大橋や言峰の教会、遠坂邸等のモデル地が神戸市周辺にある<ref group="出">[http://www.geocities.jp/god_a_way/fate.html Fate 本物はここにっ]</ref>ことや、衛宮邸のモデルが幕張にある<ref group="出">[https://twitter.com/okayoriidete/status/1032432506732130304]</ref>ことはファンの調査により明らかになっているが、「冬木市そのもの」が日本のどこにあるかは現在まで判然としていない。近年『Fate/Grand Order』にて『特異点F』のアイコンが熊本県近辺に相当する位置に設定されていること、『Fate/Grand Order -turas realta-』にて『特異点F』の位置が大分県にあるような描写をされていることなどから、九州北部(特に大分県周辺)ではないかとする説が出されている。また『[[氷室行進曲 冬木Game Over]]』では「九州にある都市」M<ref group="注">ただし『氷室行進曲』の冬木市は『FGO』での「特異点」にあたり、『FGO』世界における冬木市(特異点F)やそもそもの原点である『Fate/stay night』の冬木市と同一であるかは不明である</ref>とされている。冬木市の所在地に関する考察の歴史については[https://note.mu/note_s/n/n771d750ec8b1](外部リンク)に詳しい。
== 脚注 ==
== 脚注 ==