差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
1,366 バイト追加 、 2020年12月26日 (土) 01:46
編集の要約なし
4行目: 4行目:  
| 初登場作品 = [[Fate/stay night]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/stay night]]
 
| 声優 = 中田譲治
 
| 声優 = 中田譲治
| 身長 = 185cm(Zero)<br>193cm(stay night)
+
| 身長 = 185cm(Zero)<ref group="出" name="「言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.70">「言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.70</ref><br>193cm(stay night)<ref group="出" name="「言峰綺礼」『Fate/side material』p.90">「言峰綺礼」『Fate/side material』p.90</ref>
| 体重 = 82kg(Zero、stay night共通)
+
| 体重 = 82kg<ref group="出" name="「言峰綺礼」『Fate/side material』p.90" />
| 誕生日 = 12月28日
+
| 誕生日 = 12月28日<ref group="注">『Fate/stay night』では1967年生まれとされていたが、現在は1965年生まれと思しい。傍証は以下の通り。<br>*『TYPE-MOON Fes. オフィシャル・パンフレット』によれば、綺礼が28歳の時に璃正を亡くしている。<br>*『Fate/Grand Order』によれば、(璃正が死亡した)第四次聖杯戦争は1994年に開催。<br>*『Fate/Zero』によれば第四次聖杯戦争は11月開催。</ref><ref group="出" name="TYPE-MOON BOOKS版『Fate/Zero』第1巻口絵">TYPE-MOON BOOKS版『Fate/Zero』第1巻口絵</ref>
| 血液型 = B型
+
| 血液型 = B型<ref group="出" name="TYPE-MOON BOOKS版『Fate/Zero』第1巻口絵" />
 
| 性別 = 男性
 
| 性別 = 男性
| イメージカラー = 黒
+
| イメージカラー = 黒<ref group="出" name="「言峰綺礼」『Fate/side material』p.90" />
| 所属 = [[聖堂教会]]<br />[[魔術協会]]
+
| 所属 = [[聖堂教会]]<br>[[魔術協会]]
| 特技 = 鍛錬(Zero)<br>特になし(stay night)
+
| 特技 = 鍛錬(Zero)<ref group="出" name="「言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.70" /><br>特になし(stay night)<ref group="出" name="「言峰綺礼」『Fate/side material』p.90" />
| 好きな物 =麻婆豆腐(Heaven’s Feel) 鍛錬(Zero)<br>絶望 不幸(stay night)
+
| 好きな物 =鍛錬(Zero)<ref group="出" name="「言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.70" /><br>悲運(stay night)<ref group="出" name="「言峰綺礼」『Fate/side material』p.90" />
| 苦手な物 = 独り酒(Zero)<br>信頼(stay night)
+
| 苦手な物 = 独り酒(Zero)<ref group="出" name="「言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.70" /><br>信頼(stay night)<ref group="出" name="「言峰綺礼」『Fate/side material』p.90" />
| 天敵 = [[衛宮切嗣]]
+
| 天敵 = [[衛宮切嗣]]<ref group="出" name="「言峰綺礼」『Fate/side material』p.90" />
 
}}
 
}}
   42行目: 42行目:  
:若い頃は自身の本質を理解しておらず、この世には自分が捧げるに足る理念も目的もないと考え、「目的を見つけるのが目的」という生き方をしていた。あらゆることを他人の数倍の努力をもって身につけ、しかしそこに情熱はなく、時が来ればあっさりとそれを捨てて次に挑む、という繰り返し。この頃の綺礼にとっての信仰とは、自身で見出した理想ではなく、ただ不完全な自身を痛めつける場であるという意識の方が強かった。
 
:若い頃は自身の本質を理解しておらず、この世には自分が捧げるに足る理念も目的もないと考え、「目的を見つけるのが目的」という生き方をしていた。あらゆることを他人の数倍の努力をもって身につけ、しかしそこに情熱はなく、時が来ればあっさりとそれを捨てて次に挑む、という繰り返し。この頃の綺礼にとっての信仰とは、自身で見出した理想ではなく、ただ不完全な自身を痛めつける場であるという意識の方が強かった。
 
:第四次聖杯戦争の頃までは、そういった自身の在り方に懊悩していたが、聖杯戦争で出会ったギルガメッシュとの出会いをきっかけに吹っ切れた。その後は、ある種の悟りと余裕のある態度で生きている。
 
:第四次聖杯戦争の頃までは、そういった自身の在り方に懊悩していたが、聖杯戦争で出会ったギルガメッシュとの出会いをきっかけに吹っ切れた。その後は、ある種の悟りと余裕のある態度で生きている。
:紅洲宴歳館・泰山特製の激辛麻婆豆腐を好む。その辛さ、「殺人」「外道」の枕詞を要するほど。
+
:冬木教会の神父となってからの10年間は地元民からの受けも良く、神父として好かれていたようである。冬木教会で結婚式を挙げた人も居り、神父として非の打ち所のない綺礼に祝福されて満足していたりする。大晦日のミサは、行く年来る年を1日で台無しにできることから、彼にとってその年で一番の楽しみだが、参加者は全員、自分自身を見つめ直すきっかけになって「参加してよかった」と思うとか<ref group="出">「[https://www.typemoon.com/users/vote/fate2nd_chara.html 第2回『Fate/stay night』キャラクター人気投票-言峰綺礼 「心に残る新年ミサ」]」</ref>。
:また、若い頃は酒の蒐集をしていた。
+
:紅洲宴歳館・泰山特製の激辛麻婆豆腐を好む。その辛さ、「殺人」「外道」の枕詞を要するほど。若い頃は酒を蒐集していた。第五次聖杯戦争でも未成年にワインを勧めている。
 
;能力
 
;能力
:優秀な代行者であり、代行者特有の投擲剣「黒鍵」の使い手。また、八極拳の達人でもある。ただし、実戦で鍛えられた綺礼のそれは、彼が理想とする父の正当な八極拳とは異なり、綺礼独自の人体破壊術になっている<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96">「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96</ref>。
+
:優秀な代行者であり、代行者特有の投擲剣「黒鍵」の使い手。八極拳の達人でもあるが、実戦で鍛えられた綺礼のそれは、彼が理想とする父の正当な八極拳とは異なり、綺礼独自の人体破壊術になっている<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96">「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96</ref>。
:魔術師の家系ではないが、璃正が長年の信仰によって得た秘蹟の恩恵で「秘蹟を再現する資格」(要は魔術回路)を持って生まれた<ref group="出" name="「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』">「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』</ref>。といっても[[魔術師]]としての腕は「見習いの修了」レベルでたいていの[[魔術]]に通ずるが、どれも平凡の域を出ない。ただし、「傷を開く」ことに特化した魔術特性であるため、治癒魔術の腕は師の時臣を凌駕する。また、教会の洗礼詠唱も習得しており、霊体に対する攻撃力は突出している。歪んではいるが信仰心は本物<ref group="出" name="「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60">「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60</ref>。
+
:魔術師の家系ではないが、璃正が長年の信仰によって得た秘蹟の恩恵で「秘蹟を再現する資格」(要は魔術回路)を持って生まれた<ref group="出" name="「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』">「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』</ref>。といっても[[魔術師]]としての腕は「見習いの修了」レベルでたいていの[[魔術]]に通ずるが、どれも平凡の域を出ない。治癒魔術だけは「傷を開く」ことに特化した魔術適性のお陰で、師の時臣を凌駕する。また、教会の洗礼詠唱も習得しており、霊体に対する攻撃力は突出している。歪んではいるが信仰心は本物<ref group="出" name="「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60">「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60</ref>。
:第五次聖杯戦争の時点でも総合的な戦闘能力は非常に高く一流の代行者だが、[[シエル|埋葬機関の第七位]]には及ばない<ref group="出" name="「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60"/>。しかし全盛期とも言える第四次の時では話が違ってくる。最終決戦時にはその鍛えに鍛えた八極拳で切嗣を追い込み、[[死徒]]並み、まさに怪物と思わせる程の戦いぶりを見せた。奈須は「最盛期(『Fate/Zero』で切嗣と対決した瞬間)の綺礼ならばシエルに勝てる。この時の綺礼は異常な数の令呪を所有していた事と切嗣に対する妄執が要因で人生で一番輝いていた瞬間だった」と語っている<ref group="出">「奈須きのこ&武内崇キャラクター別対談-言峰綺礼」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.69</ref>。
+
:第五次聖杯戦争の時点でも総合的な戦闘能力は非常に高く一流の代行者だが、[[シエル|埋葬機関の第七位]]には及ばない<ref group="出" name="「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60"/>。しかし全盛期とも言える第四次の時では話が違ってくる。最終決戦時にはその鍛えに鍛えた八極拳で切嗣を追い込み、[[死徒]]並み、まさに怪物と思わせる程の戦いぶりを見せた。奈須は「『Zero』の頃の言峰が強かったのは、彼が有していた異常なほどの令呪数と切嗣に対する妄執が要因であり、人生で一番輝いていた瞬間だったんですよ。あの頃の言峰ならシエルにも勝てる」と語っている<ref group="出">「奈須きのこ&武内崇キャラクター別対談-言峰綺礼」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.69</ref>。
:20m強あるアインツベルン城の3階(日本のマンションなら間違いなく8階相当の高さ)から平然と飛び降りることができる。
+
:20m強あるアインツベルン城の3階(日本のマンションなら間違いなく8階相当の高さ)から平然と飛び降りることができる。
 
:また不確かな足場、乱立する木々の中、両手が塞がれ、イリヤを抱えたまま、魔力の発露もなく、魔術を行使した痕跡もないにも関わらず時速50㎞で走れる(魔術を行使した凛の全力疾走と同じくらいの速度)。
 
:また不確かな足場、乱立する木々の中、両手が塞がれ、イリヤを抱えたまま、魔力の発露もなく、魔術を行使した痕跡もないにも関わらず時速50㎞で走れる(魔術を行使した凛の全力疾走と同じくらいの速度)。
   120行目: 120行目:  
;[[Fate/Apocrypha]]
 
;[[Fate/Apocrypha]]
 
:第四次聖杯戦争が起きなかったことで、己の資質に目を向けることがなかった彼は今も冬木で極めて真っ当な神父として暮らしているが、同時に己の存在意義や業に苦悶中。
 
:第四次聖杯戦争が起きなかったことで、己の資質に目を向けることがなかった彼は今も冬木で極めて真っ当な神父として暮らしているが、同時に己の存在意義や業に苦悶中。
:亜種聖杯戦争にでも参加していれば話は変わっただろうが、冬木にいる限りその機会は訪れることはまずない。<ref group="出">「Fate/Apocrypha用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Apocrypha material』pp.166-167</ref>
+
:亜種聖杯戦争にでも参加していれば話は変わっただろうが、冬木にいる限りその機会は訪れることはまずない。<ref group="出" name="「Fate/Apocrypha用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Apocrypha material』pp.166-167">「Fate/Apocrypha用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Apocrypha material』pp.166-167</ref>
    
===Fate関連作品===
 
===Fate関連作品===
187行目: 187行目:     
;[[カレン・オルテンシア]]
 
;[[カレン・オルテンシア]]
:綺礼の死後、教会にやってきた人物。
+
:綺礼の死後、教会にやってきた人物。「トラぶる花札道中記EX」では対面し、お互いに嫌悪感と少しの親愛を見せていた。
 
;[[ネコアルク・カオス]]
 
;[[ネコアルク・カオス]]
 
:ペンフレンド。中の人? 何のことだ?
 
:ペンフレンド。中の人? 何のことだ?
197行目: 197行目:  
;[[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]]
 
;[[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]]
 
:平行世界における義兄。四郎が何者であるかは父の璃正に聞いていたが、義兄には避けられていたようで交流はほとんどなく、なるべく距離をとった付き合いに終始された。
 
:平行世界における義兄。四郎が何者であるかは父の璃正に聞いていたが、義兄には避けられていたようで交流はほとんどなく、なるべく距離をとった付き合いに終始された。
:四郎が彼を意識的に忌避しているのは、綺礼が生まれ持つ「歪み」に気づき、それを解放した上に肯定するような出来事が訪れれば、まず自分が狙われるのではないか、という疑いが強かったため。四郎としては苦悩から解放してやりたいのは山々だったが、どう考えてもろくなことにはならない。結果、手紙のやり取りすらろくに交わさなかった模様。
+
:四郎が彼を意識的に忌避しているのは、綺礼が生まれ持つ「歪み」に気づき、それを解放した上に肯定するような出来事が訪れれば、まず自分が狙われるのではないか、という疑いが強かったため。四郎としては苦悩から解放してやりたいのは山々だったが、どう考えてもろくなことにはならない。<ref group="出" name="「Fate/Apocrypha用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Apocrypha material』pp.166-167" />結果、手紙のやり取りすらろくに交わさなかった模様。
:天寿を全うした璃正の葬式が彼らが顔を合わせた最後だった。
+
:天寿を全うした璃正の葬式が彼らが顔を合わせた最後だった。<ref group="出">「Fate/Apocrypha用語辞典-言峰璃正」『Fate/Apocrypha material』p.167</ref>
 
:ちなみに聖杯大戦時での外見年齢は義弟の方が10は年上。
 
:ちなみに聖杯大戦時での外見年齢は義弟の方が10は年上。
   264行目: 264行目:  
:紅い瞳と黒い瞳は互いに了解を交わしあい新たな一組が生まれた。
 
:紅い瞳と黒い瞳は互いに了解を交わしあい新たな一組が生まれた。
   −
;「酒の味とは、思いの外化けるものだ。」
+
;「酒の味とは、思いの外化けるものだ」
 
:すぐ下で繰り広げられていた駒同士による愛憎劇をギルガメッシュと共に鑑賞した後に酒を飲んだ感想。
 
:すぐ下で繰り広げられていた駒同士による愛憎劇をギルガメッシュと共に鑑賞した後に酒を飲んだ感想。
 
:始めて自らが書いた台本はギルガメッシュが言うように本人も認める三文芝居だった。が、時臣の死体という舞台装置でそれを取り巻く役者は言峰の描いた台本通りに演じてくれた。それをつまみにして飲んだ酒は以前と同じ銘柄だが、かつて飲んだ時よりも美酒と感じた。正に、人の苦しみや絶望こそが彼にとって酒をより極上にしてくれるつまみであった。
 
:始めて自らが書いた台本はギルガメッシュが言うように本人も認める三文芝居だった。が、時臣の死体という舞台装置でそれを取り巻く役者は言峰の描いた台本通りに演じてくれた。それをつまみにして飲んだ酒は以前と同じ銘柄だが、かつて飲んだ時よりも美酒と感じた。正に、人の苦しみや絶望こそが彼にとって酒をより極上にしてくれるつまみであった。
 
:聖職者でありながら、悪辣である自らの本質を悟り始めていた。
 
:聖職者でありながら、悪辣である自らの本質を悟り始めていた。
   −
;「闘争は人間の本性だ。それを根絶するというなら、人間を根絶するのも同然だ。<br> これが無意味でなくて何なのだ?<br> 衛宮切嗣の理想とは――そもそも理想として成り立っていない。 まるで子供の戯れ言だ!」
+
;「闘争は人間の本性だ。それを根絶するというなら、人間を根絶するのも同然だ。これが無意味でなくて何なのだ?<br> 衛宮切嗣の理想とは――そもそも理想として成り立っていない。まるで子供の戯れ言だ!」
 
:衛宮切嗣の願望を知り同類と思っていた男は自分と違うのだとアイリスフィールとの問答で認識を改める。
 
:衛宮切嗣の願望を知り同類と思っていた男は自分と違うのだとアイリスフィールとの問答で認識を改める。
   281行目: 281行目:  
;「ほう――これは惜しいな。その真実はぜひ私の口から告げたかったというのに。ギルガメッシュめ、余計な真似をしてくれた」<br>「当然だろう。恩師であったからな。騙まし討ちは容易かった」<br>「とうに覚悟を決めてきたわけか。つねづね惜しいぞ凛よ。真相を知った瞬間のお前の顔を見過ごしたのは」
 
;「ほう――これは惜しいな。その真実はぜひ私の口から告げたかったというのに。ギルガメッシュめ、余計な真似をしてくれた」<br>「当然だろう。恩師であったからな。騙まし討ちは容易かった」<br>「とうに覚悟を決めてきたわけか。つねづね惜しいぞ凛よ。真相を知った瞬間のお前の顔を見過ごしたのは」
 
:凛から時臣の最期について問われ、一切悪びれもせず堂々と打ち明ける。相変わらずのド外道である。
 
:凛から時臣の最期について問われ、一切悪びれもせず堂々と打ち明ける。相変わらずのド外道である。
 +
:2行目の初出であるUBWルートでは、ギルガメッシュに先んじて白状し、凛は信じ難いものを見たかの様に蒼白な顔になった後、延々罵詈雑言を怒鳴り散らした。言峰の方は大して反応していなかったが、当てが外れたのだろうか。
    
;「貴様……。聖杯を手に入れる気はないのか? 願望機に託す悲願はどうした?」
 
;「貴様……。聖杯を手に入れる気はないのか? 願望機に託す悲願はどうした?」
 
:ランサールートのラストバトル前会話にて。「『破戒すべき全ての符』で文字通り契約をブレイクしてもらう」という裏技中の裏技で出し抜かれ、万策尽きた綺礼はランサーに問いかける。
 
:ランサールートのラストバトル前会話にて。「『破戒すべき全ての符』で文字通り契約をブレイクしてもらう」という裏技中の裏技で出し抜かれ、万策尽きた綺礼はランサーに問いかける。
:しかし、聖杯にかける願いが無かったランサーにはこの問いかけすら一蹴される。どの道、この時点で綺礼に勝利のチャンスなど無かったのだ。
+
:しかし、聖杯にかける願いが無かったランサーにはこの問いかけすら一蹴される。どの道、この時点で綺礼に勝機など無かったのだ。
    
=== トラぶる花札道中記 ===
 
=== トラぶる花札道中記 ===
290行目: 291行目:  
:ストーリーモード本編にて。タイガの無神経な言葉に落ち着いた口調ながらも爆発寸前。握りしめた拳から血が滴っている。それにしても、タイガをお嬢さんと呼ぶのは言峰くらいだろう。
 
:ストーリーモード本編にて。タイガの無神経な言葉に落ち着いた口調ながらも爆発寸前。握りしめた拳から血が滴っている。それにしても、タイガをお嬢さんと呼ぶのは言峰くらいだろう。
   −
;「なんというねじ曲がった子供だ。 妻帯者として悲しいよ。いや、父親の顔が見てみたいものだ」
+
;「しかし―――娘。<br> 見たところ、おまえに願いはないようだが。ここまで何をしに来たのかな?」
:カレンチーム最終戦にて。とりあえず「鏡見ろ」とツッコミたくなる台詞である。
+
:カレンチーム最終戦にて。タイガはお嬢さん呼びなのに、カレンは娘呼び。この直前にも長時間、互いに無言で不機嫌そうな顔をする。
 +
 
 +
;「なんというねじ曲がった子供だ。<br> 妻帯者として悲しいよ。いや、父親の顔が見てみたいものだ」
 +
:同上。とりあえず「鏡見ろ」とツッコミたくなる台詞である。
 
:「父親」と限定している辺り、絶対わかってて言ってるだろオマエ。
 
:「父親」と限定している辺り、絶対わかってて言ってるだろオマエ。
   324行目: 328行目:  
;「おお…お前は…なるほど…そうか、私の消したい過去とは、心の底で願っていたものとは…」<br>「お前との決着だったということか!!くっはっはっはっはっ!!」
 
;「おお…お前は…なるほど…そうか、私の消したい過去とは、心の底で願っていたものとは…」<br>「お前との決着だったということか!!くっはっはっはっはっ!!」
 
:同上。中断されていた[[衛宮切嗣]]との決着が、今、ここで! という所でEND。続きは無い。
 
:同上。中断されていた[[衛宮切嗣]]との決着が、今、ここで! という所でEND。続きは無い。
  −
;「いや、違う。ただ、お前が街中走り回って苦労している様が見たかっただけだ……<br> 願いは、絶望するおまえの眼前で叶えねば意味がない」
  −
:ランサールート。ランサーが来るまで願いを叶えなかった理由。これは本当に良い趣向だとカレンも楽しんでいた。
  −
:「仲良いなぁおい!!」とランサーが突っ込むのも当然である。
      
;「私ならもっと最後まで上手くやってみせるのだが……ええい、もどかしい!!」
 
;「私ならもっと最後まで上手くやってみせるのだが……ええい、もどかしい!!」
410行目: 410行目:  
*第四次から第五次聖杯戦争までの10年間で成人してから8cmも身長が伸びた。しかも体重は全く変わっていない。これはイメージ調整の結果。<br>『Fate/Zero』第一稿において193cmという第五次での身長を意識したあまり「巨漢」「雲を衝くような」といった表現が頻出し、「イメージじゃないよねぇ」とTYPE-MOON首脳会議が開かれ、さりげなく身長の方が変更に<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96"/>。すごく伸びたというより、すごく縮んだ。
 
*第四次から第五次聖杯戦争までの10年間で成人してから8cmも身長が伸びた。しかも体重は全く変わっていない。これはイメージ調整の結果。<br>『Fate/Zero』第一稿において193cmという第五次での身長を意識したあまり「巨漢」「雲を衝くような」といった表現が頻出し、「イメージじゃないよねぇ」とTYPE-MOON首脳会議が開かれ、さりげなく身長の方が変更に<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96"/>。すごく伸びたというより、すごく縮んだ。
 
*迷い苦しみ、後に悟った破綻者ではあるが、信仰心は本物で、凛曰く「聖職者としては完璧だった」。『Fate/EXTRA』でも言峰を再現したNPCが「根は聖職者だったようだ」と再現元の人物を評している。
 
*迷い苦しみ、後に悟った破綻者ではあるが、信仰心は本物で、凛曰く「聖職者としては完璧だった」。『Fate/EXTRA』でも言峰を再現したNPCが「根は聖職者だったようだ」と再現元の人物を評している。
**実際、冬木教会の神父となってからの10年間は地元民からの受けも良く、神父としても好かれていたようである。行く年来る年を1日で台無しにできることから大晦日のミサはその年で一番の楽しみだが、参加者は全員、自分自身を見つめ直すきっかけになって「参加してよかった」と思うとか<ref group="出">「[https://www.typemoon.com/users/vote/fate2nd_chara.html 第2回『Fate/stay night』キャラクター人気投票-言峰綺礼 「心に残る新年ミサ」]」</ref>。また、この教会で結婚式を挙げたカップルも同じ理由で概ね満足しているそうである。
+
*ランサーが「あいにくうちの雇い主は臆病者でな」と言峰のことを説明しているが、「臆病者」という言葉はケルトの戦士にとっての最上級の侮辱。
*ランサーが「あいにくうちの雇い主は臆病者でな」と言峰のことを説明しているが、『臆病者』という言葉はケルトの戦士にとっての最上級の侮辱。
   
*士郎に対する聖杯戦争のルール説明、時臣の遺産管理、凛への誕生日プレゼントなど、非常に大雑把で適当な処理を行うことがままある。
 
*士郎に対する聖杯戦争のルール説明、時臣の遺産管理、凛への誕生日プレゼントなど、非常に大雑把で適当な処理を行うことがままある。
 
*本来は聖職者だが、近年ではスピンオフ作品で接客業・販売業・飲食業などの商売人としての活躍も目立つ。どれもこれも胡散臭さは付きまとうものの、これだけ手広くやっているとなると意外にも性に合っている……のかもしれない。
 
*本来は聖職者だが、近年ではスピンオフ作品で接客業・販売業・飲食業などの商売人としての活躍も目立つ。どれもこれも胡散臭さは付きまとうものの、これだけ手広くやっているとなると意外にも性に合っている……のかもしれない。
425行目: 424行目:  
**漫画版『Fate/Zero』では第四次での修道服の下に隠れた鋼鉄のように鍛え上げられた肉体も披露した。
 
**漫画版『Fate/Zero』では第四次での修道服の下に隠れた鋼鉄のように鍛え上げられた肉体も披露した。
 
*ギルガメッシュと並んで虚淵の最愛キャラ。ぶっちゃけ『Fate/Zero』書きたい欲求の7割は言峰だったかもしれないらしい。<br>『Fate/stay night』の言峰が持ってる「悟りと余裕」を剥奪し「迷いと葛藤」を付加したのが『Zero』における言峰のキャラ設定<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96"/>。
 
*ギルガメッシュと並んで虚淵の最愛キャラ。ぶっちゃけ『Fate/Zero』書きたい欲求の7割は言峰だったかもしれないらしい。<br>『Fate/stay night』の言峰が持ってる「悟りと余裕」を剥奪し「迷いと葛藤」を付加したのが『Zero』における言峰のキャラ設定<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96"/>。
*TYPE-MOON10周年記念オールキャラクター人気投票では『stay night』版が27位(2752ポイント)、『Zero』版が21位(3517ポイント)。ちなみに双方のポイントを合算すれば切嗣(6154ポイント)を上回り11位となる。
+
*TYPE-MOON10周年記念オールキャラクター人気投票では『stay night』版が27位(2752ポイント)、『Zero』版が21位(3517ポイント)。
**3人のキャラに投票方式で、言峰は『stay night』と『Zero』で二つ枠が用意されており(ギルガメッシュも二つ枠だがセイバーは『stay night』のみ)、両方に入れた層も当然それなりにいるだろう。そのため単純計算して「別枠扱いでなかったら切嗣より上」とは断言できない。
  −
*冬木の教会では結婚式を挙げたりすることもあったので、言峰綺礼に祝福されて結婚した人たちも存在する。言峰は神父としては非の打ち所がなかったので、結婚式を挙げた人たちは満足していたりする。
      
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==

案内メニュー