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− | + | | タイトル = 月姫 | |
− | + | | 発売日 = 2000年8月(半月版)<br>2000年12月(完全版) | |
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | PC用伝奇活劇ヴィジュアルノベル。同人サークル[[TYPE-MOON]]時代の作品。<br> | |
+ | 同人作品でありながら『[[真月譚 月姫]]』としてTVアニメ化、コミック化が行われた。 | ||
− | + | == 略歴 == | |
− | + | :2000年8月、コミックマーケット58にて『月姫~半月版~』が頒布。アルクェイド、シエルのシナリオのみ収録。 | |
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+ | :2008年、商業作品としてリメイク版『月姫』(通称『月姫R』)の制作が公式に発表<ref group="出">コンプエース6月号増刊『TYPE-MOONエース』(Vol.1) p.14, 2008</ref>。 | ||
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== あらすじ == | == あらすじ == | ||
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:『[[コハエース]]』内で展開されている物語。『月姫』のキャラクターが多数登場する。 | :『[[コハエース]]』内で展開されている物語。『月姫』のキャラクターが多数登場する。 | ||
:どちらかというとスターシステム(名前や特徴が同じだけの別人)に近いが、他の作品の登場人物と比較するとストーリー部分がそれなりに作られている。 | :どちらかというとスターシステム(名前や特徴が同じだけの別人)に近いが、他の作品の登場人物と比較するとストーリー部分がそれなりに作られている。 | ||
:それによると、作中の時間軸は1945年の太平洋戦争終戦直前に設定されているが、物語内では'''『月姫』のストーリーは1940年代前半に完結している'''とのこと。 | :それによると、作中の時間軸は1945年の太平洋戦争終戦直前に設定されているが、物語内では'''『月姫』のストーリーは1940年代前半に完結している'''とのこと。 | ||
+ | :後に発表された本作のリメイク版、「[[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline]]」においては、『月姫』のキャラクターは登場しない。 | ||
== メモ == | == メモ == | ||
− | * | + | *アニメ化・コミカライズの際に「真月譚」と付けられたのは、同人時代には必要性の薄かった商標の問題によるとされている。すでに別の商品が「月姫」で商標登録されていたため、メディアミックス作品で改題されるに至った。 |
− | * | + | *資料集『[[月姫読本]]』とアレンジサウンドトラック『EVER AFTER MUSIC FROM “TSUKIHIME”』は、TYPE-MOONの企業化の後にそれぞれ『月姫読本 Plus Period』と『EVER AFTER ~MUSIC FROM “TSUKIHIME” REPRODUCTION~』としてリニューアルされ、商業ベースで再販されている。 |
+ | *リメイク版となる『月姫R』は公式発表から10年経過しているが音沙汰がなく、[[TYPE-MOON エイプリルフール企画]]や[[コハエース]]でも度々ネタにされている。奈須氏は2017年のインタビューで引き続き制作に前向きな姿勢を見せており、上記の通り2021年夏に『月姫 -A piece of blue glass moon-』の発表がされた。<ref group = "出">[https://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/index_2.html 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは] - 4Gamer.net</ref> | ||
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+ | *一方続編にあたる『月姫2』は公式発表されていないにも関わらず、その断片が方々で語られている。 | ||
+ | *[[TYPE-MOON]]が初めて世に送り出した作品として有名だが、実際は本来月姫を同人作品として作り出す為に結成されたのが[[TYPE-MOON]]というのが経緯としては正しく、結成当時にはまだ月姫の後の展開についてまだ誰も想定はしていなかった。ちなみに[[空の境界]]は[[TYPE-MOON]]を結成する前に『竹箒』の連載作品として掲載されていたものだがそちらの経緯は[[空の境界]]の項目を参照。 | ||
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== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
+ | ;月姫フォント | ||
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+ | == 脚注 == | ||
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== リンク == | == リンク == | ||
+ | * [[月姫PLUS-DISC]] | ||
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2024年9月21日 (土) 22:29時点における最新版
月姫 | |
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発売日 |
2000年8月(半月版) 2000年12月(完全版) |
機種 | Windows 95/98 |
開発元 | TYPE-MOON |
発売元 | TYPE-MOON |
次 | 月姫PLUS-DISC(PC) |
概要[編集 | ソースを編集]
PC用伝奇活劇ヴィジュアルノベル。同人サークルTYPE-MOON時代の作品。
同人作品でありながら『真月譚 月姫』としてTVアニメ化、コミック化が行われた。
略歴[編集 | ソースを編集]
- 2000年8月、コミックマーケット58にて『月姫~半月版~』が頒布。アルクェイド、シエルのシナリオのみ収録。
- 2000年12月、コミックマーケット59にて『月姫』が頒布。全ヒロインのシナリオを収録。
- 2008年、商業作品としてリメイク版『月姫』(通称『月姫R』)の制作が公式に発表[出 1]。
- 2020年12月31日放送の『Fate Project 大晦日TVスペシャル2020』のエンディング後に、サプライズとして『月姫 -A piece of blue glass moon-』の映像が解禁。
- 2021年8月26日、リメイク版となる『月姫 -A piece of blue glass moon-』発売。アルクェイド、シエルのシナリオを収録。
あらすじ[編集 | ソースを編集]
モノの死を見ることが出来る高校生、遠野志貴。志貴は、父の死をきっかけとして、八年間離れていた生家に呼び戻される。
新しい日常が始まった日、志貴は街で出会った女性を衝動的に解体して殺してしまう。恐ろしくなって逃げ帰った翌日、信じられないことに、昨日殺したはずの女性が彼の前に現れたのだった。
「私を殺した責任、とってもらうからね」
登場人物[編集 | ソースを編集]
- 遠野志貴
- 主人公。高校2年生。二度の臨死体験で直死の魔眼を得た。
- アルクェイド・ブリュンスタッド
- 真祖と呼ばれる吸血鬼。天真爛漫で「猫」を思わせる女性。
- 『月姫-A piece of blue glass moon-』においてはルート「月姫」にてメインヒロインとなる。
- シエル
- 志貴の通う高校の先輩。本職は埋葬機関の第七位代行者。
- 『月姫-A piece of blue glass moon-』においてはルート「夜の虹」にてメインヒロインとなる。
- 遠野秋葉
- 志貴の妹。現在の遠野当主。
- 翡翠
- 志貴つきのメイドで琥珀の双子の妹。寡黙で無表情。
- 琥珀
- 秋葉つきの家政婦で翡翠の双子の姉。常に笑顔を浮かべている。
- ネロ・カオス
- 死徒。アルクェイドを追ってきた刺客。
- ミハイル・ロア・バルダムヨォン
- 死徒。アルクェイドが追い求める敵。
- 遠野槙久
- 遠野家前当主。故人。
- 遠野シキ
- ???
- 蒼崎青子
- 魔法使い。志貴にとっての「先生」。
用語[編集 | ソースを編集]
- 直死の魔眼
- 志貴の能力。万物の崩壊点たる「死」を視覚化する魔眼。
- 真祖
- 生まれたその時から吸血鬼であった存在。
- 死徒
- 真祖・もしくは他の死徒に血を吸われて吸血鬼となった存在。
- 混血
- 日本に古くから存在する「魔」の血を引いている一族。
- 三咲町
- 物語の舞台となる首都圏郊外の地方都市。
舞台[編集 | ソースを編集]
無印版における主な舞台は魔法使いの夜と同じく「三咲町」であるが、リメイクに際して「総耶」に移された。
アフターストーリーや続編関連[編集 | ソースを編集]
- 月姫2/The Dark Six 予告編
- 歌月十夜にて、文化祭の出し物の中に混ざっている謎の予告編。これを見ている志貴が真面目に解説してくれないので、内容はけっこう断片的。それでも、復讐騎や殺人貴と思しき人物、鳥の死徒、しゃべる南京錠、カソックを着た男女、六人の死徒と「六王権」など、いろいろと想像力をくすぐるキーワードに満ちている。「制作予定、まったくなし!」とも。
- Talk
- 『宵明星』に寄稿されたショートストーリー。月姫の一年後を舞台に腑海林アインナッシュを巡ってシエルとメレム・ソロモンの代行者コンビが活躍するという内容。
- Prelude I・II・III
- 『Character material』に収録されている、三つからなるショートストーリー群。奈須きのこの脳内ゲーム・月姫2/the dark six(仮名)の序章に位置すると思しき内容。
- Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
- 『コハエース』内で展開されている物語。『月姫』のキャラクターが多数登場する。
- どちらかというとスターシステム(名前や特徴が同じだけの別人)に近いが、他の作品の登場人物と比較するとストーリー部分がそれなりに作られている。
- それによると、作中の時間軸は1945年の太平洋戦争終戦直前に設定されているが、物語内では『月姫』のストーリーは1940年代前半に完結しているとのこと。
- 後に発表された本作のリメイク版、「帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline」においては、『月姫』のキャラクターは登場しない。
メモ[編集 | ソースを編集]
- アニメ化・コミカライズの際に「真月譚」と付けられたのは、同人時代には必要性の薄かった商標の問題によるとされている。すでに別の商品が「月姫」で商標登録されていたため、メディアミックス作品で改題されるに至った。
- 資料集『月姫読本』とアレンジサウンドトラック『EVER AFTER MUSIC FROM “TSUKIHIME”』は、TYPE-MOONの企業化の後にそれぞれ『月姫読本 Plus Period』と『EVER AFTER ~MUSIC FROM “TSUKIHIME” REPRODUCTION~』としてリニューアルされ、商業ベースで再販されている。
- リメイク版となる『月姫R』は公式発表から10年経過しているが音沙汰がなく、TYPE-MOON エイプリルフール企画やコハエースでも度々ネタにされている。奈須氏は2017年のインタビューで引き続き制作に前向きな姿勢を見せており、上記の通り2021年夏に『月姫 -A piece of blue glass moon-』の発表がされた。[出 2]
- なおリメイクに当たって、キャストはMELTY BLOODの声優陣から一新された。後に発表された『MELTY BLOOD』シリーズの新作、『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』においても同様のキャストが起用されているため、後の関連作品でも一新されたキャストが続投する可能性が高い。
- 一方続編にあたる『月姫2』は公式発表されていないにも関わらず、その断片が方々で語られている。
- TYPE-MOONが初めて世に送り出した作品として有名だが、実際は本来月姫を同人作品として作り出す為に結成されたのがTYPE-MOONというのが経緯としては正しく、結成当時にはまだ月姫の後の展開についてまだ誰も想定はしていなかった。ちなみに空の境界はTYPE-MOONを結成する前に『竹箒』の連載作品として掲載されていたものだがそちらの経緯は空の境界の項目を参照。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
- 月姫フォント
- タイトルロゴの「月姫」の文字に使われているのは「金文体」(DF金文体)という商業フォント[出 3][出 4]。月姫の影響から二次創作をはじめとして金文体フォントが多く使われたことから、別名「月姫フォント」と呼ばれるようになる。なお「真月譚」の文字には「隷書体」(DF隷書体)が使われている[出 4]。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]
- ↑ コンプエース6月号増刊『TYPE-MOONエース』(Vol.1) p.14, 2008
- ↑ 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは - 4Gamer.net
- ↑ TYPE-MOON FAQ(月姫)
- ↑ 4.0 4.1 ろごたいぷっ! マンガ・アニメ・ラノベのロゴを徹底研究する本, 山王丸榊, 2015