「レオニダス一世」の版間の差分
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+ | : 第7章『絶対魔獣戦線バビロニア』にて、主人公の立ち位置について。 | ||
+ | : ウルク兵だけでなく、盾の英霊の先輩としてマシュに心構えを伝え、ロマニと似た主人公への見解を持つレオニダスを、ロマニは「最大の守護者」と称賛し、彼がこの特異点に来た奇跡に感謝した。 | ||
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+ | ;「何も空を飛べ、などと言っているのではありません。瓦礫を手に取り、ここに並べる」<br />「それは誰にでもできて、最も重要な事なのです」 | ||
+ | : 第7章『絶対魔獣戦線バビロニア』でレオニダスがウルクの兵に残した言葉。 | ||
+ | : それはウルクの兵全員の誇りとなり、死ぬ間際まで彼らはできることをやり続けた。偉大なる盾の英霊と同じように。 | ||
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+ | ;「戦いを怖がる事は恥ではありません。基本、命の奪い合いです。怖くない筈がない。」<br />「アナタは、恐怖を勇気で押し込められるタイプです。<br /> 私はこちらのタイプの戦士をこそ、信頼し、尊びます。」 | ||
+ | : 第7章『絶対魔獣戦線バビロニア』にて、レオニダスのように恐怖を感じず戦うことができず悩むマシュに対しての助言。 | ||
+ | : マシュは恐怖を飲み込んだり慣れるタイプではなく、恐怖は一生付きまとうとして指摘しつつも、その恐怖は大切なものを多く知るからだとその心を尊び、マシュならば乗り越えて強くなっていけると語った。 | ||
;「……亡霊……思念集合体……つまり、理系……!」 | ;「……亡霊……思念集合体……つまり、理系……!」 |
2017年1月14日 (土) 09:10時点における版
ランサー
- 真名:レオニダス一世
- 身長:188cm / 体重:110kg
- 出典:史実(テルモピュライの戦い)
- 地域:スパルタ
- 属性:秩序・中庸 / カテゴリ:人
- 性別:男性
- CV:三木眞一郎
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』第一部の二章ではレフ・ライノールにより連合ローマ帝国側の刺客として西暦60年のローマに召喚され、主人公やネロの軍勢と対決する。
- 敗北後には、守るものなき戦いでは自分の真価は発揮できぬと悟りながら消滅していった。
- 人物
- 筋骨隆々の外見の割には理知的に見える男性。一人称は「私」。
- 丁寧だがどこか暑苦しい口調で、「冷静」「計算」と度々口にする。自分くらいしかまともに計算ができる者がいなかったようで、脳筋揃いのスパルタを治政、統率するのにはかなり苦労したらしいが、言動の端々からは彼もやはり脳筋気味だと伺え、マスターに筋トレを薦めてきたりもする。当人は頭脳派を自称しているために認めないが。
- 努力、研鑽、鍛錬が勝利への近道であり、ひいては人間らしい人生への獲得に繋がると信じている。そして鍛えること自体が、命の奪い合いである「戦い」において恐怖を感じないようにするための意味合いでもあった。
- 戦闘に入ると「スイッチ」が入ってしまうようでまともに喋らなくなりバーサーカーさながらの叫び声ばかりになる。そんな彼であるが、筋肉がない幽霊が大の苦手だったりする。
- 能力
- 拠点防衛に秀でたサーヴァント。物理が相手なら竜種すらワンちゃんに見えると豪語し、自身の犠牲もあってゴルゴーンの石化の魔眼をも跳ね返すことができた。
- 手にした槍を振るって戦う他、宝具として自身と共にある300人のスパルタ兵精鋭部隊を率いる。
- 『Grand Order』でもその防御力は健在で、スキルや宝具を組み合わせると文字通り味方の壁になってくれる。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ランサー | 主人公 (Grand Order) | B | A | D | C | C | B | 対魔力:C | 殿の矜持:A 戦闘続行:A 戦士の雄叫び:B |
宝具
- 炎門の守護者(テルモピュライ・エノモタイア)
- ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:1~5
最大捕捉:不明
由来:十万人のペルシャ軍に対してわずか三百人で立ち向かったとされるデルモピュライの戦い。 - 生前、テルモピュライの戦いで戦った三百人の兵士が召喚される。攻勢ではなく、守勢という面において凄まじい力を発揮する。
- 歴史的事実の再現を瞬時に行うため、相手の攻撃後でも発動可能。レオニダス自身だけではなく、マスターも守護する。
- 本来は三百人にそれぞれC~Eランクの耐久ステータスが存在し、攻撃に耐え切った人数が多ければ多いほど、次ターンの反撃のダメージが上昇するカウンター宝具であるが、『Grand Order』では味方を守る壁としてレオニダスと共に敵の苛烈な攻撃を耐え抜き、1ターンごとに散っていく。
- ゲーム内では自身の防御力を高め、敵のターゲットを自分に引き付け、スター獲得する効果となっている。
真名:レオニダス一世
- レオニダス一世。スパルタの王にして、テルモピュライの戦いで活躍した英雄。
スパルタ王であったクレオメネス一世の異母弟であったが、本来王位を継ぐべきクレオメネスの子らがいずれも死亡したため、新たなスパルタの王として君臨した。
- 脳筋ぞろいのスパルタにかなり苦労した彼だが、後にギリシャにおいて「守護の英雄」として讃えられた出来事がある。それは、ギリシャとペルシャとの間に繰り広げられたペルシャ戦争、その戦いの一つであるテルモピュライの戦い。
- ペルシャ戦争の発端は、ペルシャ大王クセルクセス一世が領土及びその収穫物の権利すべてを譲り渡せという「土と水」の要求をギリシャにある全都市国家へと送られた。
- その要求の内容は実質的な全面降伏を意味するものであったが、相手は強大な軍を率いるペルシャ。
都市国家の多くは隷属することを選んだが、スパルタとアテネが中心となった連合軍は対立を選択した。
だがペルシャが侵攻を開始した時、折り悪くスパルタでは神聖なカルネイア祭が開かれ、ギリシャ全体でもオリンピア祭りが重なったこともあり、大軍を動かすのは不可能な状況に陥った。
- そして集結したギリシャ連合のほんのひと握りである僅か三百人のスパルタ兵に対し、ペルシャ軍は十万人。戦ったとしても到底勝てる相手ではないが、降伏して進軍を見逃せば、スパルタは見逃すとした。
何せ、スパルタは中継地点であり、アテネこそが本命であったから。
だが止めなければアテネは滅亡してしまう。自分たちが少しでも抗えば巨大国家アテネは救われるかもしれない。
- 信を取るか、生をとるか。彼は迷った。「戦う」ことではなく「戦場に出る」こと自体が恐怖だった。国を開ける事、国を守る事、何より後に残される妻子の事を考えると、なおさらであった。
- 迷った彼は天に祈り、神の声を求めた。「戦いに出れば、お前はスパルタに帰ることはない」その信託を聞いた彼は迷いを振り払い、ペルシャと戦うことを決意した。
- 自分たちが敗れてもスパルタが滅びることはない、そして絶対の死地に赴けば故郷に帰ることは二度とない。だが決して無意味ではない。何故なら、この戦いこそが、後に続くもの達を守るだと知ったのだから。
- 恐怖を希望で塗り替える強さを知ったスパルタ王レオニダスは僅か三百人のスパルタ兵を率い、「熱き門」と呼ばれたテルモピュライの谷を陣に、圧倒的な戦力差を持つペルシャ軍を相手に三日間戦い抜き、失明により離脱した一人の兵士を除いて全滅した。
- レオニダスもこの戦いで命を落としてしまったが、レオニダス達が稼いだ三日間の時間により、ギリシャ連合軍はペルシャ軍を撃退する準備を整えた。
- たった三百人とその王は命を賭して食い止め、ギリシャを救った「守護の英雄」となったのであった。
関連
- スパルタ
- 古代ギリシャに存在した都市都市。
- スパルタではとりわけ厳格かつ過酷な軍事訓練を行っており、生まれつき丈夫でない子供や訓練の過程で障害が生じた兵士を殺していた。
- そういった伝承から転じて「厳しい教育」を意味するスパルタ教育という言葉の語源となった。
- 『Fate/Grand Order』では基本的に「脳筋」を生み出す土壌と化し、兵士達はレオニダス一世を除いて皆脳筋ぞろいとなっている。
登場作品と役柄
- 〔ランサー〕キャラクターデザイン:縞うどん / 設定作成:東出祐一郎 / レア度:☆2
- メインシナリオでは第二章に敵として登場。
- 初期状態ではフルフェイスの兜で顔が見えないが、霊基再臨が進むと兜が外れ、素顔があらわになる。
人間関係
- マシュ・キリエライト
- 同じ盾を持つ英雄として、彼女から絶大なリスペクトを寄せられている。
- ヘクトール
- 同じ防衛戦を戦った者として共感を持つ。だけどトレーニングにはあまり付き合ってくれない。
名台詞
- 「サーヴァント、ランサー。スパルタ王レオニダス、 ここに推参!」
- 召喚時の台詞。最初から暑苦しい。
- 「私が王に、いや優れた指揮者になった理由? 簡単ですよ。スパルタには私以外に計算が出来る男が居なかったからですよ…」
- マイルーム会話「絆Lv4」。Fate内においてスパルタは基本的に「脳筋」を産み出す土壌と化している為、なんというか分かりやすい理由である。
- 「では我がマスターよ! 共に筋肉を邁進しましょう。まずは! 裸で豹と戦うのです」
- マイルーム会話「絆Lv5」。やっぱり彼は脳筋だと分かるが、明らかに最初にやるレベルの課題ではない。
- 「冷静に! …冷静に行くぞ!!」
- 「ぅ落ち着けぇ! 我々には……知恵がある!」
- 戦闘開始。皆に促しているつもりか、あるいは自己暗示のつもりなのだろうが、声色から冷静になれてなさが滲み出ている。
- 「これが……スパルタだぁあ!!」
- 宝具選択時。暑苦しい……。
- 「『
炎門の守護者 』ァァ!!」 - 宝具発動。テルモピュライの戦いでともに戦った三百の兵、ここにて召喚する。
- 「計算違いか……申し訳ありませんごぶぁ…」
- 消滅時。途中まではまだ良かっただが、突然噴き出すのでやけに印象に残ってしまう。
- 「始まりは非才なものだったとしても、マスターとして時代を巡る事に、魔術の才能はそう重要なことではありません。」
「何故なら、どのような天才、どのような才人であれ、この天変地異の前には等しく無力なのです。」
「であれば、人理を守る為にもっとも必要なものは困難から目を背けない性質だと、私などは思うのですが。」 - 第7章『絶対魔獣戦線バビロニア』にて、主人公の立ち位置について。
- ウルク兵だけでなく、盾の英霊の先輩としてマシュに心構えを伝え、ロマニと似た主人公への見解を持つレオニダスを、ロマニは「最大の守護者」と称賛し、彼がこの特異点に来た奇跡に感謝した。
- 「何も空を飛べ、などと言っているのではありません。瓦礫を手に取り、ここに並べる」
「それは誰にでもできて、最も重要な事なのです」 - 第7章『絶対魔獣戦線バビロニア』でレオニダスがウルクの兵に残した言葉。
- それはウルクの兵全員の誇りとなり、死ぬ間際まで彼らはできることをやり続けた。偉大なる盾の英霊と同じように。
- 「戦いを怖がる事は恥ではありません。基本、命の奪い合いです。怖くない筈がない。」
「アナタは、恐怖を勇気で押し込められるタイプです。
私はこちらのタイプの戦士をこそ、信頼し、尊びます。」 - 第7章『絶対魔獣戦線バビロニア』にて、レオニダスのように恐怖を感じず戦うことができず悩むマシュに対しての助言。
- マシュは恐怖を飲み込んだり慣れるタイプではなく、恐怖は一生付きまとうとして指摘しつつも、その恐怖は大切なものを多く知るからだとその心を尊び、マシュならば乗り越えて強くなっていけると語った。
- 「……亡霊……思念集合体……つまり、理系……!」
- いや、そのりくつはおかしい。キャラクエスト「レオニダス・ブートキャンプ」にて発覚したレオニダスの苦手なもの。
- 筋肉が通じなそうで、自分よりも計算が早そうという理由で苦手らしい。お前は何を言ってるんだ。
- 「……宝具で召喚された三百人は、レオニダスと共に敵の苛烈な攻撃を耐え抜き、1ターン毎に散っていく。その間、必ず味方が反撃してくれると信じているが故に」
- 正確には本人の発言ではなく、ある時修正された絆レベル5でのマテリアルより。守護の英雄の矜持がうかがえる。
- 「うおおおおお――――!うぉおおおおお――――――!」
「うぉおおおおおお!
死ねぇ! 死ねぇ――――――え!」 - 空の境界 / the Garden of Order にて。
- 普段の彼からおよそ考えられない台詞を叫び暴れるレオニダス。
- マシュからは「盾持ちの英霊に悪い人はいない」とフォローされるが、他のサーヴァントと同様に変質して悪に堕ちてしまったのかと思いきや……?
- 「うおおおお、幽霊こわい―――――!こわい――――! こわい――――!」
「不覚、同士たちを助けようと来てみればこの地獄!
怖くて部屋から一歩も出られないとは!」
「私、物理が相手なら竜すらワンちゃんに見える男ですが!幽霊だけは! 諸事情からダメなのです!」
「なのに払っても払っても幽霊が! 計算を!」 - 上記の続き。ただ幽霊が苦手なだけで全く変質していない、いたいけなレオニダス王だった。
メモ
- 外見的には型月英霊にありがちな変化球もなく実に正統派。近年彼ら300人の戦いを描いたハリウッド映画『300』が話題となったが、まさにそれそのものな兜と武装である。
- 絆台詞の「裸で豹と戦うのです」も恐らくこの映画の彼が元ネタである(正確には映画では狼であるし、レオニダス一世がこのようなことを行ったという史実的確証は無い)。実際スパルタ成人(13歳)の儀において短剣一本渡されて国を追い出され、一年生き延びるまで帰国は許されないという伝承がある。史実は神話より奇なり。
- スパルタと聞けば先に登場したほがらか抱擁系マゾヒストの真名と関係ありそうだが、関係ない。そもそも時代が違う。
- カルデアではエノキ茸の栽培を行っているとか。食料事情を鑑みて手助けしてくれているのか、トレーニング用の材木の副産物なのかは不明であるが。
- このトレーニングは主人公はもとよりカルデアのスタッフも参加しているらしく、期間限定イベント『ハロウィン・カムバック』ではレイシフトを嫌がった主人公とマシュをスタッフ総出でスクラムを組んで無理矢理押し込むという離れ業を見せた。