「遠坂葵」の版間の差分

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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「それでいいも何も、これは仕方ないことよ。間桐の家を出た貴方には関係ないわ」
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;「遠坂の家に嫁ぐと決めたとき、魔術師の妻になると決めたときから、こういうことは覚悟していたわ。魔導の血を受け継ぐ一族が、ごく当たり前の家族の幸せなんて、求めるのは間違いよ」
:桜を間桐へ養子に出した事実を知った雁夜に公園で静かに語る。この姿に悲しみを見出した雁夜は忌み嫌っていた間桐に戻り桜を救うことを決意する。<br>この時、葵が桜を失ったことに悲しみを感じていたのは事実ではあったが…
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;「これは遠坂と間桐の問題よ。魔術師の世界に背を向けたあなたには、関わりのない話」
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;「もしも桜に会うようなことがあったら、優しくしてあげてね。あの子、雁夜くんには懐いていたから」
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:桜を間桐へ養子に出した事実を知った雁夜に公園で静かに語る。この姿に悲しみを見出した雁夜は忌み嫌っていた間桐に戻り桜を救うことを決意する。
  
;「雁夜君、貴方は……時臣を殺して、自分も死ぬつもりなの?」
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;「雁夜くん、君は……」
:いなくなった凛を探し冬木に来た彼女は凛を助けた直後で変わり果てた雁夜と出会い、間桐に復帰と聖杯戦争参加の報告と桜奪還、時臣への制裁を宣言される。<br>愛する夫と、幼馴染が血みどろの殺し合いをすることに「そんな……神様……」と悲観し涙さえ流すが、雁夜はその悲嘆の意味を致命的に履き違えていた。
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; 死ぬ気なの?
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; 時臣を殺して死ぬ気なの?
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:いなくなった凛を探し冬木に来た彼女は凛を助けた直後で変わり果てた雁夜と出会い、間桐に復帰と聖杯戦争参加の報告と桜奪還、時臣への制裁を宣言される。
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:愛する夫と、幼馴染が血みどろの殺し合いをすることに「そんな……神様……」と悲観し涙さえ流すが、雁夜はその悲嘆の意味を致命的に履き違えていた。
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:葵は絶望のあまり、後半の問いを言葉にすることはできなかった。
  
;「間桐は、私から桜を奪っただけじゃ物足りなかったの?<br> よりにもよって、この人を、私の目の前で殺すだなんて……<br> どうして?そんなにも私たちが憎かったの?」
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;「間桐は、私から桜を奪っただけじゃ物足りなかったの? よりにもよって、この人を、私の目の前で殺すだなんて……どうして? そんなにも私たちが憎かったの?」
 
:愛する桜を失った悲しみと憎しみ。それは彼女をそうする運命へと誘った時臣ではなく、その受け取り手となった間桐だけに向けられた物だった。そしてそれは、時臣の殺害という誤認を経て、幼馴染である間桐雁夜にも何の躊躇いもなく向けられることとなる。
 
:愛する桜を失った悲しみと憎しみ。それは彼女をそうする運命へと誘った時臣ではなく、その受け取り手となった間桐だけに向けられた物だった。そしてそれは、時臣の殺害という誤認を経て、幼馴染である間桐雁夜にも何の躊躇いもなく向けられることとなる。
  
;「ふざけないでよ!<br> あんたなんかに何が解るっていうのよ!<br> あんたなんか……誰かを好きになったことさえないくせにッ!」
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;「ふざけないでよ!」
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;「あんたなんかに、何が解るっていうのよ! あんたなんか……誰かを好きになったことさえないくせにッ!」
 
:落ち着いた性格の彼女が、時臣を殺した(と彼女は思い込んでいる)相手に「その男さえいなければ」と愛する夫の存在を否定され、激昂した瞬間。<br>雁夜の今までの人生を全否定したも同然の言葉だが、「魔術師としての歪み」ごと時臣を理解した上で愛していた葵にとって、葵の内面を理解しない雁夜の想いは「愛」に全く届いていなかったのかもしれない。
 
:落ち着いた性格の彼女が、時臣を殺した(と彼女は思い込んでいる)相手に「その男さえいなければ」と愛する夫の存在を否定され、激昂した瞬間。<br>雁夜の今までの人生を全否定したも同然の言葉だが、「魔術師としての歪み」ごと時臣を理解した上で愛していた葵にとって、葵の内面を理解しない雁夜の想いは「愛」に全く届いていなかったのかもしれない。
  
;「まさか貴方が夫のことを…時臣を愛していたなんて…!」
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;「まさか……まさか貴方が夫のことを……時臣を愛していたなんて……!」
:コンプエース2012年7月号付録のアンソロジードラマCD『間桐家の試練』より。雁夜を時臣を狙う男色家と勘違い。<br>これには雁夜も'''「え?…えええー!?」'''と驚愕&混乱(尤も、その雁夜も「お前の体を蹂躙しつくしてやる」等とそっち系に捉えられかねない独白を述べていたので非がなくもない)。<br>某ネタのアイリスフィールが知ったら、びぃえる時空に葵を引き込みそうである。
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:コンプエース2012年7月号付録のアンソロジードラマCD『間桐家の試練』より。雁夜を時臣を狙う男色家と勘違い。
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:これには雁夜も「え?……えええー!?」と驚愕&混乱(尤も、その雁夜も「お前の体を蹂躙しつくしてやる」等とそっち系に捉えられかねない独白を述べていたので非がなくもない)。
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==

2014年7月12日 (土) 21:38時点における版

遠坂葵

  • 読み:とおさか あおい
  • 誕生日:9月5日/血液型:O型
  • 身長:160cm/体重:50kg
  • スリーサイズ:B78/W57/H82
  • イメージカラー:萌葱色
  • 特技:場の空気を和ませる
  • 好きなもの:神秘的なもの、夜の散歩/苦手なもの:水泳
  • 天敵:なし
  • CV:伊藤葉純

遠坂時臣の妻、の母。間桐雁夜の幼馴染。

略歴
旧姓「禅城」。禅城家は元々は魔術師の家系であったが、数代前に廃れており、現在は一般人の家庭である。しかしながら稀有な遺伝特質を秘めた家系の女性であり、そこに目をつけた遠坂時臣のプロポーズを受け、葵は遠坂家に輿入れする。
第四次聖杯戦争中は、戦場となり得る遠坂邸から避難するため、凛と共に実家の禅城家に帰省している。
人物
温和で控えめな女性。妻としては、慎み深く気遣いも細やか、夫を理解しつつも干渉はせず、愛情よりも忠節を前に立てる。母としては、ときに厳しくも、深い愛情でもって子に接する。現代では化石のような人種であると言える程、まさに良妻賢母の鑑。
神秘的なもの・雰囲気・場所を好み、魔術師の価値観にも一定の理解を示す。時臣の魔術師らしい冷酷な一面を知っていながら、なお深く愛しており、遠坂家に輿入れすることにも幸福を感じている。
葵なりに「魔術師の妻」としての覚悟はあったが、遠坂家の家長として時臣が決定した桜の養子縁組に関しては、素直に受け入れたわけではなく、諦観による納得であった。また、「母」としての寂しさを隠しきれるほど強靭でもなかった。
能力
禅城家の女性は体質的に類い稀な資質を継承しており、特に葵は「(魔術師の)母体として優秀すぎた」と時臣に言わしめる程である。凛と桜が時臣を遥かに凌ぐ素質を持って生まれたのはこの人のお陰。
しかしながら葵本人は魔術回路を持たず、戦闘能力は一切ない。

登場作品と役柄

Fate/Zero
本人に自覚はないが、時臣を交えて間桐雁夜との複雑な人間関係の渦中にある。
Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~
常に夫とラブラブ。雁夜からの一方的な想いを、それとは気付かずわりとあっさり無下にすることが多い。

人間関係

遠坂時臣
夫。夫婦関係自体は非常に良好であった。
遠坂凛
長女。時臣が聖杯戦争の準備に入った後は、凛と二人きりの時間が長かった。
間桐桜
次女。間桐家に養子に出す。
間桐雁夜
(葵の認識では)幼馴染。
言峰綺礼
夫の弟子。荒事における時臣のパートナーとして信頼している。

名台詞

「遠坂の家に嫁ぐと決めたとき、魔術師の妻になると決めたときから、こういうことは覚悟していたわ。魔導の血を受け継ぐ一族が、ごく当たり前の家族の幸せなんて、求めるのは間違いよ」
「これは遠坂と間桐の問題よ。魔術師の世界に背を向けたあなたには、関わりのない話」
「もしも桜に会うようなことがあったら、優しくしてあげてね。あの子、雁夜くんには懐いていたから」
桜を間桐へ養子に出した事実を知った雁夜に公園で静かに語る。この姿に悲しみを見出した雁夜は忌み嫌っていた間桐に戻り桜を救うことを決意する。
「雁夜くん、君は……」
 死ぬ気なの?
 時臣を殺して死ぬ気なの?
いなくなった凛を探し冬木に来た彼女は凛を助けた直後で変わり果てた雁夜と出会い、間桐に復帰と聖杯戦争参加の報告と桜奪還、時臣への制裁を宣言される。
愛する夫と、幼馴染が血みどろの殺し合いをすることに「そんな……神様……」と悲観し涙さえ流すが、雁夜はその悲嘆の意味を致命的に履き違えていた。
葵は絶望のあまり、後半の問いを言葉にすることはできなかった。
「間桐は、私から桜を奪っただけじゃ物足りなかったの? よりにもよって、この人を、私の目の前で殺すだなんて……どうして? そんなにも私たちが憎かったの?」
愛する桜を失った悲しみと憎しみ。それは彼女をそうする運命へと誘った時臣ではなく、その受け取り手となった間桐だけに向けられた物だった。そしてそれは、時臣の殺害という誤認を経て、幼馴染である間桐雁夜にも何の躊躇いもなく向けられることとなる。
「ふざけないでよ!」
「あんたなんかに、何が解るっていうのよ! あんたなんか……誰かを好きになったことさえないくせにッ!」
落ち着いた性格の彼女が、時臣を殺した(と彼女は思い込んでいる)相手に「その男さえいなければ」と愛する夫の存在を否定され、激昂した瞬間。
雁夜の今までの人生を全否定したも同然の言葉だが、「魔術師としての歪み」ごと時臣を理解した上で愛していた葵にとって、葵の内面を理解しない雁夜の想いは「愛」に全く届いていなかったのかもしれない。
「まさか……まさか貴方が夫のことを……時臣を愛していたなんて……!」
コンプエース2012年7月号付録のアンソロジードラマCD『間桐家の試練』より。雁夜を時臣を狙う男色家と勘違い。
これには雁夜も「え?……えええー!?」と驚愕&混乱(尤も、その雁夜も「お前の体を蹂躙しつくしてやる」等とそっち系に捉えられかねない独白を述べていたので非がなくもない)。

メモ

  • 幼かった娘の凛とは違い、時臣が魔術師然とした非人間的価値観の持ち主であることを十分に理解した上で盲愛していた葵という女性は、夫と同様に大きな歪みを抱えた人物であったのかもしれない。
  • 教会で雁夜に詰め寄った後、我を失った雁夜に首を締め上げられて窒息し、脳に重い後遺症を負った。stay nightの時代までに病死。
  • 葵の実に人間らしい弱さが雁夜の暴走に繋がり、また時臣を失った時に怒りとなって発露した。
  • 二児の母であるが、体型は凛とほとんど変わらない。

話題まとめ

雁夜との関係
雁夜とは幼いころからの友人で、間桐が魔術師の家系であることも知っていた。これは禅城の遺伝特質で間桐家を復興せしめんとする間桐臓硯による工作であった。遠坂より先に禅城家の特質に気付いていたが、雁夜が魔道そのものを嫌悪した事、また時臣が横から割り込んだことで破綻する。ただ仮にそうならなかったとしても、雁夜は葵を蟲蔵になど入れたくなかっただろうからアプローチなど出来なく身を引くしかなかったと思われる。
そのため葵は雁夜のことを「魔術の家を出奔した、親しい幼馴染」として捉えており、雁夜の「ずっと葵に好意を抱き続けている」「でも危険な間桐の魔術と関わらせたくない」という葛藤には気付いていない。
とは言え、「(葵の認識としては)間桐の要請さえなければ桜を手放さずに済んだ」と内心では思いつつも、雁夜に対しては自分を戒め態度を変えることはなかった。また雁夜が聖杯戦争に参加することによって時臣と殺し合う立場になってしまったことを察した時も、そのことを嘆き悲しみ絶望しており、雁夜への「三つ年下の幼馴染」としての親愛は十分に持っていたことが伺える。
禅城家の特異体質について
1.臓硯が葵を手に入れる際に正攻法を取ったこと(逆に言えば、非合法の手段を取る手間とリスクを良しとしなかったこと)
2.時臣の横やりが入った時に、鶴野の子に賭ける方が得策だと判断したこと(遠坂家と対立するリスクを回避する方を取って葵を深追いしなかったこと)
以上二点から考えて、禅城家の女性が秘め持つ稀有な遺伝特質は、近場でその血統を観察していた間桐と遠坂だからこそ思い至った「可能性」であり、確信があった訳ではなかったと思われる。禅城の人間が自覚していたかすらはっきりしない。
はたして葵が、アベレージ・ワンである凛、極めて稀有な「架空元素・虚数」の属性を持つ桜、と禅城の遺伝特質が如何なく発揮された子を産んだことを知った臓硯は、魔術回路すら持たずに生まれた慎二と比べてさぞ臍をかんだであろう。
なお、凛と桜に禅城の遺伝特質が受け継がれているかは不明である。

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