「アルキメデス」の版間の差分
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:人の文明と神の執念、月の機能だけでなく、遊星の力までをも利用しての奇跡を欠陥品である人類が掴み取った。 | :人の文明と神の執念、月の機能だけでなく、遊星の力までをも利用しての奇跡を欠陥品である人類が掴み取った。 | ||
:結果は正しく受け止めるが、彼はまだ諦めることはない。こうして『EXTELLA』は終わりを告げるのであった。 | :結果は正しく受け止めるが、彼はまだ諦めることはない。こうして『EXTELLA』は終わりを告げるのであった。 | ||
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2018年7月15日 (日) 21:26時点における版
キャスター | |
---|---|
真名 | アルキメデス |
性別 | 男性 |
誕生日 | 不明 |
血液型 | 不明 |
身長 | 180cm |
体重 | 70kg |
特技 | 特になし |
好きな物 | 天体研究、理路整然とした会話 |
苦手な物 | 曖昧な結論、煩雑な過程 |
天敵 | ネロ、エリザベート |
属性 | 秩序・善 |
声優 | 興津和幸 |
デザイン | ワダアルコ |
イメージカラー | ダークグレイ |
初登場作品 | Fate/EXTELLA |
概要
- 略歴
- ムーンセルにメンテナンス技師として召喚されたソロ・サーヴァント。未明領域に封印されていた捕食遊星ヴェルバーの解析を行おうとして失敗し、侵食を受けてその尖兵と化す[注 1]。
- その後はヴェルバーの目的である月と地球の侵略のため、主人公やサーヴァントたちを利用すべく立ち回る。
- 人物
- 内向的、強気、能動的。いざ口を開ければ多弁で、穏やかな口調ながら言葉には熱がこもっている。理性と合理性、そして秩序と個人主義の化身。変人ではあるが、社交性と理性を兼ね備えた人物。世界は平和であるべきだと思い、その実現に力を尽くすが、それとは別の次元、上の位置に“自分”を置いている。理性ある社会を良しとするが、それは争いを嫌ってのものではなく、生産性の高い機構を維持すためのものと捉えており、全体主義と社会幸福を素晴らしいものと感じるのも、より多く、より効率的に資源が確保できるためであり、自分以外の人間は全体主義であるべきと考えている。自分の求める解こそ至上と考え、その到達のためにあらゆるものを必要な装置として使ってきた[出 1]。
- 人間の愚かさ[注 2]を憎悪しているが、それは「個人」というより「人間の在り方」そのものへの憎悪であり、社会を作らなければ繁栄できない人間の在り方を醜いと嫌悪し、感情で意見を変える個人に落胆していたが、表立って嫌悪感を見せる機会は少ない[出 1]。が、遊星に侵蝕されたことで深層意識に抑えていた生前の怒りが表面化し攻撃性が増しているためか[出 1]、言動も感情的となっている。数学者らしく論理・理性・客観性を重視しており、自分の主観を排して物事を考えようとしているためか、行動そのものは大局を見据えており短絡的な行動をとることはないものの、怒りや侮蔑の感情をむき出しにする場面が非常に目立つ。
- 目的に至らなかった生前の自分や、何も変わっていない人間の在り方、この知性体系にいまだに留まっている自分などに対して常に怒っているため、他人を騙し利用することにも抵抗はなく、むしろ目的のために全能力を振るえることを楽しんでいる。全てを「自分の道具」として考えているため敵にも寛容に振る舞う。自分に逆らうもの、邪魔者は障害ではあっても嫌悪の対象とはしない。ただしそれは裏切りであれ反抗であれそのプロセスが正しいものならば彼には納得がいくからであり、目の前に正解があるのにそれを選ばないもの、論理を介せずにその場の勢いで行動するような輩には普段の落ち着きからは外れて激昂することもある[出 1]。
- 生前は自分の中の答えにしか美しさを見いだせない自分と周囲は「違うもの」であると達観しつつも、その周囲への理解力と寛容さから社会から排斥されることもなく人々に技術者として貢献していたが[出 1]、ギルガメッシュ曰く「英霊となってからは人間に与していない」とのこと。そのため英霊の座にありながら一度も人間からの召喚に応じたことがなく、ムーンセルやヴェルバーといった、無機的な知性体にのみ仕えている。遊星にムーンセルを捕食させるためにその下準備を始めるなど、捕食遊星の手下のように振舞うが、本人は単に地球の文明に飽きてしまい、違う知性体の知性構造が知りたいだけに過ぎない。いずれにせよ地球生命全てに対する裏切り者ということもあり、関わったサーヴァントやアルテラ、主人公達からは「他人を理解できなかった男」「目的は欲望以外の何物でもあるまい」「一流のド阿呆」などとかなり辛口な評価を受けている。
- 能力
- スキル「殺戮技巧」によって殺傷能力を付与された様々な発明品「殺戮機構」を用いて戦う。
- 周囲を浮遊し盾になる他ビームを発射する歯車状のチャクラムを主武装に、水流の渦を発生させながら飛んでいくスクリュー「アルキメデスの螺旋(シュラクーシア・メトドス)」、史実においてガレー船を引っ掛けて転覆させた巨大クレーン「アルキメデスのかぎ爪(シラクソン・ハルパゲー)」、天地を返す運搬装置「アルキメデスの天秤(ウィザード・オブ・バランス)」など多種多様。
- 本来は別の用途で作られたものだが、結果的に戦闘用の武器として機能してしまっている。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャスター | なし | E | D | C | C | A | B | 高速詠唱:A 道具作成:A+ |
術理解明:EX 殺戮技巧(道具):A |
宝具
- 集いし藁、月のように燃え尽きよ(カトプトロン カトプレゴン)
- ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:50
最大捕捉:一隻 - シラクサ沿岸に停泊した敵の軍船を焼き払った伝説が具現化された光学兵器。
- 六角形の鏡を複数展開し、太陽光を反射・増幅して収束させ、敵を焼き尽くす。
- なお、実際に現代科学で再現した場合せいぜい敵船を焦がす程度の破壊力しか出ず、普通に火矢でも撃ち込んだ方が速いレベルであるが、これは当時の大気には現代よりも高濃度のマナが充満していたため。
- 実際、宝具で展開される鏡には太陽光の反射機能以外にも、大気中のマナを集めて熱量に変換する機能も備わっている。
真名:アルキメデス
- アルキメデス。紀元前287~212年の人物。数学者、天文学者にして、晩年を過ごしたシラクサ(シュラクサイ)の防衛兵器開発に携わる技術者。
- 数学の功績は有名なものが数多くあるが、彼自身その数学者としての才能を認められながらも変人として扱われていた。
それは当時の一般的な学者が対話を通じた新たな発見、市民たちの声援や支持を重要視していたのに対し、彼はそれらに関心を示さず、己が定理の正しさ、美しさに専心し孤高を貫いたためであった。
そうした性質を示しながらも、優れた知性と広く柔軟な視点を持ち合わせた彼は、社会から排斥されることなく、シラクサの発展に貢献した天才として名を馳せた。
- そして紀元前212年、彼の開発した数々の兵器が猛威を振るったシラクサ包囲戦の最中、彼はローマ兵の手にかかり命を落とした。
- その最期は諸説ある。シラクサを占拠したローマ兵がアルキメデスを連行しようとした際、考察の最中であることを理由にそれを拒絶した結果、激昂したローマ兵により殺害されたとも、運んでいた製図器械を金目のものと見た兵士に強盗殺人されたとも言われている。最期の言葉は「私の図形をこわさないでくれ/私の円を踏むな」とされるが、その出典は不明とされている。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/EXTELLA
- ムーンセルによって選ばれたSE.RA.PHのシステム管理者として登場し、ゲーム中では三陣営のどこでもない無所属のサーヴァントとして行動する。
- Fate/EXTELLA LINK
- 本作では身体に遊星の紋章が刻まれておらず、純然たるシステム管理者として登場。
- 当初は単なる支配権の奪い合いであるならどちらが勝利しても構わないと、中立を決め込んでいたが、カール大帝の目的が明らかになるとSE.RA.PHを脅かす存在と判断し、主人公側の陣営につく。
- フェイト/育ステラ
- 第一話から登場することが作者のTwitterで判明[1]。
- ……その役割が「謎空間に1人総ツッコミで立ち向かう」と彼にとってロクな目に遭わないモノだったりする。
- ちなみに8話で胃に穴が空いた模様。
その他
- ちびちゅき!
- 生徒役。文化祭の輪投げを計算で取れると豪語するものの、店主のイカサマすれすれの手段のため失敗してしまった。
- さんぽけ ~三国志大戦ぽけっと~
- 『Fate/EXTELLA』とのコラボイベントで出張出演。陣営としては「群雄」に属する。
- レガリアを手に入れる寸前でいきなり三国志の世界に飛ばされて仕込みをできる状況になかったためか余裕がまったくなく、「自分だけがレガリアを統合できる」という事実をタテに高圧的な態度に出てすぐに逆上する等、若干稚拙な面が見られる。
人間関係
Fate/EXTELLA
- アルテラ
- 遊星ヴェルバーよりの破壊の巨人としての事実上の友軍戦力。
- しかし決して心情的には両者そりが合っておらず、月と地球の侵略計画という目的は同じであれどそのやり方で対立している。
- 彼女のことは文字通り殺戮の機械としか見ていない。
- エリザベート=バートリー
- 最大にして最悪の誤算要因。能力はあるが頭が悪いと見なしたため、言葉巧みに味方に引き入れて利用しようとする。
- しかし、彼女が自分の想像以上に馬鹿だった為に順調だった筈の計画が彼女の突拍子もない行動で悉くぶち壊しにされ、結果的に道具として利用するはずだった彼女に逆に振り回される憂き目に遭う。
- アルテラや主人公もアルキメデスの予想外の行動をすることはあるのだが、その場合アルキメデスは相手の行動原理をより深く理解することで計画の練り直しを図るが、エリザの場合は最終的に理解するのは無理だと諦めるほど。
- 体型はネロや玉藻よりかは数学者からの視点としては美しい(黄金比)と蘭詞篇でエリザに述べている…が、彼個人のサブシナリオでは「体型は好みじゃない」と本音を覗かせている。
- 主人公 (EXTRA)
- ムーンセル侵略の為月のメンテナンス技師としての立場を借りて取り入った、月の王権を所有する者。
- 当初巨神アルテラの下に向かわせ握り潰させようと画策したが、彼(彼女)の土壇場での行動により失敗。
- その後も精神・魂・肉体に分かたれて記憶の混乱を見せているそれぞれの存在にも言葉巧みに近寄ろうとした。
- ネロ・クラウディウス
- 分離した王権の一つを所有する月のローマの支配者にして精神のマスターに寄り添う者。
- シラクサの学士としての彼の偉業は生前の彼女も耳にしているため第一印象はそこまで悪くなく、軍師として陣営に仕えている際は「学士殿」と敬称付きで呼ぶ。ただしレガリアに選ばれたのが自身ではなく主人公であると気づいて以降はそれを告げないアルキメデスを密かに牽制していた。
- アルキメデスとしては「感動」という不明確な要素を持つ彼女を御しにくいと裏で愚痴を述べている。
- 玉藻の前
- 分離した王権の一つを所有する千年京の支配者にして魂のマスターに寄り添う者。
- 初対面からアルキメデスを大いに警戒しているが、「その上でお互い利用し合おうではないか」という状態。
- アルキメデスとしては「欲望」というまだ御しやすい理由で動いている彼女はやり易いと思っていたが、その「欲望」の度を読み違えて思惑は瓦解する。
- ギルガメッシュ
- いよいよ大願成就という瞬間、彼により文字通り横槍を大量に撃ち込まれることに。
- しかも徹底的にバカにされる始末。あの金ぴかといえど、ここまで他の英霊を嘲笑するのは『Zero』の聖杯問答以来か。
- 更にギルガメッシュ篇ではアルテラの口からその名を聞かされるまで、アルキメデスの存在すら認知していなかったことが明らかに。
- 無銘
- 同じ『漂流者』。だが、その仲は敵と味方という点を除いても険悪。
- 半ばアルキメデスの腹に抱えた一物を察しておりそれをサブストーリーでは指摘もしているが、それ以上はお互い不可侵。
- アルトリア・ペンドラゴン
- 手を焼かされ続けていた相手。
- 本編前の時間軸では、最後はアルテラごと彼女に倒されるという結末を何度も迎えていたらしい。
その他
- 董卓
- 『さんぽけ ~三国志大戦ぽけっと~』で共演。
- エリザベートが彼を引き込んできたことを機に、分割された玉璽(レガリア)を統合する為の時間を稼ぐ為に取り入り、陣営に加わる。
- なお、企みは董卓からは完全に見透かされており、後にピンチになった途端にあっさり玉璽を奪い取られた。
名台詞
Fate/EXTELLA
- 「完璧なる円、完璧なる光を見せよう。清算の時だ!!
『集いし藁、月のように燃え尽きよ 』!!
……フフ……ハハハハハハ!」 - 宝具発動。
複数の鏡によって太陽光を魔力と共に反射・収束させて放たれる熱線がすべてを焼き払う。
〆の高笑いが完全に黒幕のソレである。 - 「雑ですねぇ! 実に雑!」
- 戦闘時の台詞。
同じ言葉を実にをつけて繰り返すのが口癖なのか他にも「容易い、実に容易い!」「取るに足りない、実に取るに足りないとも!」などといったセリフが存在する。 - 「答えを出しますよ、あなた達のつまらない答えをね!」
- エクステラマニューバ発動時の台詞。
プレイ動画でこの台詞と上記2つを含めたおおよそ悪役としか思えない台詞を吐きながら暴れまわっていたため、早々から黒幕ではないかと予想されていた。 - 「何故、何故、何故! ここまで変化した道を歩んで尚こうなるのか! 貴様は! 一体どこまで邪魔をする、反英雄!
この、どこに出しても恥ずかしい最高最低の無能サーヴァントが―――ッ!」 - 蘭詞篇「薔薇の都に嗤う花」にて。エリザベートを体よく利用し、レガリアを奪わせることに成功したものの、肝心のレガリア(指輪)を食べるという全員の予想を斜め上に越えてゆく行為を目の当たりにしての一言[注 3]。
- 前半はまだしも、後半はブチ切れたのか言い回しまでもが怪しくなっている。なお、このあとヴォイド化したエリザベートに宝具で吹っ飛ばされる羽目に。
- 「ぐ、ぎ……! 何たる理不尽、なんたる詐欺……! そんな詭弁が通るか、貴様ーーー!」
- 未明篇「侵攻謀略、焔の如く」にて。岸波白野を人質に取りアルテラを追い詰め、完全勝利する寸前の所でギルガメッシュに介入されて。
- ギルガメッシュは古の契約により、「一度だけアルテラに助力をする」としてアルテラの副官になっていたが、それに加えてあくまで「岸波白野に力を貸していただけ」でアルテラに助力したつもりはないという予防線によって、アルテラとの契約を維持していたのであった。
- 「あ―――あの低級サーヴァントがぁあああああ!!
理解、把握……いや、駄目だ……!私には理解できない、何故、何故そうなる!?
英霊たちもセファールも予想外ではあっても理解の範疇、修正の対象ではあった!だのにアレは何だ、どういう計算で動いている!
計算がない! アレの行動をトレースするための数式はない! ない……のか!?
そんな筈が……あるかぁああああああ!!卑しくも遊星に選ばれたサーヴァントだろうが、この私と同質の力を得ておきながらッ!
こうも!私の計画をかき乱すのか、あの愚か者は!」 - 金枝篇「遊星の学士」にて。上記のような有様になっても尚ヴォイド化したエリザベートを連れ歩き、ついにアルテラ本体を封印して勝ち誇るも、大した考えも無く封印をぶった切ってしまった彼女について完全に激昂。
- この頃になると完全に目の据わった表情になっており、CVを担当する興津和幸氏の凄まじい演技もあってか、ある意味行き着く所まで行ってしまった感じとなっている。
- そして追い詰められたアルキメデスは、自身を星舟に呑み込ませて未明領域ごと中枢に向けて降下させようとした。
- 「―――だが、
遊星本体 は、いずれ―――
―――此処へと至ろう―――
―――破滅の星よ、どうかこの身を―――
―――ここより遥かな、真の叡智に導きたまえ―――」 - ヴェルバーⅡは完全に破壊され、既に量子記録固定帯に突入されたことでこれ以前の修正行動は不可能となった。
- 人の文明と神の執念、月の機能だけでなく、遊星の力までをも利用しての奇跡を欠陥品である人類が掴み取った。
- 結果は正しく受け止めるが、彼はまだ諦めることはない。こうして『EXTELLA』は終わりを告げるのであった。
Fate/EXTELLA LINK
- 「結構です。
いや全然結構です。
絶対にご勘弁を。」 - ベースキャンプにてエリザベートを連れて会話すると発生。
- エリザベートが「次のライブのプロモート、お願いしようかしら?」と言った瞬間、平静を装いつつも全力で拒否。
- 前作で何もかも滅茶苦茶にされたのが相当堪えてるようで、彼女とは関わりたくないようだ。
フェイト/育ステラ
- 「なんだこれ…」
- 第一話にて、レガリアを手に入れるべくスライドして来たら、主人公が乳児化していてサーヴァントは育児にかかりきり、という衝撃の光景を目にして。
- 今後の胃痛ぶりを予感させるような疲れ切った表情がなんとも哀愁を誘う。
- (心なしか全員知能まで低下してないか?)
- 第六話にて。
いないいないばあの為に圏境を使って完全に消えてしまう書文先生を始めとして、全員ゆるゆるである。
- 「とにかく現ルートの確認を…おおおおおい!!なんだこのルートは!!想定外!!計算外だ!!ここまで頭のおかしい世界に
並行移動 したのはこれが初めて…!!馬鹿はあの貧乳ド低能角女だけでも足りてるというのに更に増える可能性があると!?」 - 同上。めげずにいつものペースを取り戻すために状況確認に移りルートを確認。
しかしそこに映し出されたのは子供の落書きの如き線を描いた現在ルートであった。学士殿吐血寸前。
この後、どうにか思考を回して正気を保とうとするが周囲の平和ボケした言動の数々についにキャパオーバーを起こし第八話でついに胃に穴が空いた。
メモ
- 奈須きのこ氏が設定を担当したサーヴァント[出 2]。
- プレイヤーからの愛称は「学士殿」。『EXTELLA』でネロから呼ばれた呼称が元。
- 参戦発表時から胡散臭さ全開で完全に黒幕と目されており、シナリオ中でも多くの登場人物から不信感を抱かれていた。
- ……だが、主にエリザの
奇行行動で策が瓦解して行く中で余裕を無くして激昂する事が多く、声優の熱演や立ち絵の表情の鬼気迫る有様から、ユーザーから(ある意味ではあるが)愛されることとなった。 - 史実における「私の円を踏むな」が事実であるなら、やはりシナリオ中のようなキレ顔で絶叫したのであろうか?
- ……だが、主にエリザの
- 反英雄ではない、正真正銘の英霊でありながら地球人類を裏切ったサーヴァント。だが、属性はまさかの秩序・善。
- こんな彼だが、『Grand Order』で一気に増えた学者系サーヴァントにとってはブッチギリの大先輩である。生まれの古さ故か、Fateではシラクサでの逸話も魔術要素が混じったものとなっている。
- 『EXTELLA』の本来の発売時期を考慮すれば、或いは遊星の干渉さえなければ、メタ的な意味でも学者サーヴァントの先輩になれていた可能性があった(チャールズ・バベッジの登場は『死界魔霧都市 ロンドン』だが、元々『EXTELLA』は『Grand Order』と同時期に発表される予定の作品だったため)。
- そのアルキメデスは現時点では『Grand Order』には登場していないものの、天敵と言っても過言で無いエリザベートから存在自体は言及されている。
- 『感情』で行動を左右させる人間を嫌悪する割に感情的な彼だが、かの「アルキメデスの原理」発見の際の喜びのあまり風呂から飛び出して裸で外を走り回ったという逸話はあまりにも有名。一応擁護しておくと、生前当時のギリシアでは運動の際には男は裸なのが普通なので、当時はそこまでおかしいことではない。なので本性を表したら上半身裸になるのもおかしいことではない、と思う。
- この逸話が彼に採用されているかは不明だが、少なくとも戦闘時のボイス「ヘウレーカ!」はこの裸で走り回った時に叫んでいたとされる言葉がモデルであると思われる。
- 『EXTELLA』の発表以前から『氷室の天地 Fate/school life』では作中のゲーム『英雄史大戦』のキャラクター(カード)として、しばしば「アルキメデス」が登場していた。
- こちらのアルキメデスは黄金の王冠の逸話そのままに「エウレーカ!」と叫びながら全裸で走り回るお爺さんで、ゲームルールの関係から爆撃機で突進するルーデルを伸ばした手ぬぐいで迎撃できるという完全なネタキャラ。しかしながら、固有能力「憎しみの光」は凹面鏡を用いたソーラ・レイであり、エクステラのアルキメデスの宝具の内容とほぼ同一。このため、彼の参戦発表時には「ひむてんに出てた人だ」という反応を示した人が各所で見受けられた。
脚注
注釈
- ↑ 『Fate/EXTELLA material』によると、接近してきた捕食遊星の存在を知ってから遊星に昏倒、自分から封印されていた星舟に触れて侵食されたことが記されている。
- ↑ 感情を優先して事実を事実として受け止めない短所。
- ↑ ちなみに『Fate/Grand Order』でエリザベート・ブレイブからチョコをプレゼントする際、主人公から「指輪じゃない?」という選択シーンを選ぶとエリザベートが「指輪を食べるサーヴァントなんている訳ないじゃない。いたら数学者もマジギレよ?」と反論するシーンがある。