「パッションリップ (Grand Order)」の版間の差分
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:しかし、別れは必ず来るもの。それが破局であれ裏切りであれ、愛そのものを否定はしない。どんな別れであっても、それまでの愛は真実で、永遠だと信じる。 | :しかし、別れは必ず来るもの。それが破局であれ裏切りであれ、愛そのものを否定はしない。どんな別れであっても、それまでの愛は真実で、永遠だと信じる。 | ||
:『'''死が二人を別離つとも'''』―――いまはそう願うに変革し、そんなリップの願い通り、愛するものを憎むのではなく、愛するものを守るための力となった。 | :『'''死が二人を別離つとも'''』―――いまはそう願うに変革し、そんなリップの願い通り、愛するものを憎むのではなく、愛するものを守るための力となった。 | ||
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:種別:対篭城宝具 | :種別:対篭城宝具 |
2018年8月3日 (金) 00:40時点における版
アルターエゴ | |
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真名 | パッションリップ |
外国語表記 | Passionlip |
性別 | 女性 |
身長 | 156cm |
体重 | 1t |
出典 | Fate/EXTRA CCC |
地域 | SE.RA.PH |
属性 | 秩序・中立 |
声優 | 小倉唯 |
デザイン | ワダアルコ |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』では、期間限定イベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』において『EXTRA CCC』世界のキアラの内部から手駒としてサルベージされる形で登場。
- 『CCC』の頃より嫌っていたキアラを守護する者=センチネルにされたリップはキアラへの敵愾心を抱き、メルトと共にキアラに敵対するも敵わず、拘束されて自由意志を封じられてしまう。
- その後、主人公とメルトによって助けられたはしたものの拘束を解くことはできず、止むなくこの状態で共に行動して天体室に辿り着くもキアラに敗れた挙句、主人公はキアラに殺害される。メルトに希望を託して彼女を二時間半前へ時間逆行させた。
- 二時間半前の世界では当然自由意思を封じられたままの状態に逆戻りしておりセンチネルとして主人公らと敵対。『トラッシュ&クラッシュ』でブレストエリアにつながる通路を破壊し、主人公たちの進路を塞ぎ撤退に追い込むが、SE.RA.PHの裏側からの転移というルートで再度やってきた主人公らと対決。BBとガヴェインの支援を受けた主人公により、物理精神全ての拘束から解放された。その後は一行と共にビーストⅢ/Rとの決戦に臨み、身を賭してキアラにとどめの一撃を放たんとするメルトリリスに応じて彼女に最期の飛翔をさせた。ビーストが討伐された後はBBによって『Grand Order』世界のイレギュラーとして登録され、一時的にカルデアがサーヴァントとして召喚可能な状態になった。
- 人物
- 大きすぎる胸と、凶悪な爪が印象的な少女。
- 戦いは好まないがスキル「被虐体質」のせいで周囲から襲われる事が多く、仕方なく迎撃している。
- かつては『愛を求める少女』だったが、本人の自覚していなかった凶悪な両手のせいで愛される事はなく、求めても与えられない事から愛は憎しみに転化したが、「ある出逢い」から一方的な求愛は良くないと改心し、引っ込み思案だが心優しいAIとして成長を遂げた。
- 自分の過ち・欠点を認めてからは自らの体が持つ数々の凶器がまわりに害を及ぼさないよう気を遣うとともに、ストーカー気質も抑えられた。もともと素直な性格だった為改心後は少しだけ『BBの元になった』少女の性格に近くなっている。“きちんと努力して、きちんと仲良くなる”ことを目指すようになったが、ものぐさ(理由があると仕事をさぼってしまう)なところは変わらず、そこは本人も悪いところと認め、直そうと努めている。
- 月での出来事で描写された「認識障害」も実は醜い自分の姿から“脳”が目をそらし、いたって普通の少女の腕として脳内変換していたことが判明。かつては“自分がなぜ怖がられるのか”を理解できなかったが、今の彼女は自らの肉体と正しく向き合い、自分の怪物性を受け入れている。
- 『Grand Order』での彼女は自分がどれほど凶悪で厄介な性能のサーヴァントなのか自覚しており、それだけにそんな自分を見捨てず付き合ってくれるマスターに感謝を抱いているが、本来なら感謝も次第に親愛と憧憬に変わっていき、最後は愛を夢見てしまう。
- 今のリップにはその性質は見る影もないにしろ、自分の生い立ちと特性を自覚している以上は無邪気に愛を求めず、この夢見る自分のままで陰ながらマスターの力になろうと努める。
- ただ、本人は改善しようとしているものの鈍臭い性格と煽り癖はなかなか直らず、カルデアでも多くのサーヴァントの神経を逆撫でするような事を無意識に言っては報復を受けている模様。
- 能力
- 複数の神話エッセンスを合成して作られた人工サーヴァントであり、パールヴァティー、ドゥルガー、ブリュンヒルデの要素を持つ。
- アルターエゴの中でも屈指のパワーキャラであり、豪腕の射出と巨大なカギ爪を駆使したパワフルな戦いを得意とする。
- 物理的な真っ向勝負に関してなら同じアルターエゴであるメルトリリスすら敵わない。彼女を完全に押しとどめるにはA+~EXランクのハイレベルな筋力持ちのサーヴァントが必要となるだろう。
ステータス
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 アルターエゴ 主人公 (Grand Order) A+ A C B E C 対魔力:C
単独行動:C
気配遮断:A+
女神の神核:C
ハイ・サーヴァント:Aブレスト・バレー:A
被虐体質:A
トラッシュ&クラッシュ:EX
宝具
- 死が二人を別離つとも(ブリュンヒルデ・ロマンシア)
- ランク:C
種別:対人宝具
最大捕捉:10人 - 『Grand Order』で使用する宝具。
- 『死が二人を分断つまで』―――かつてはそう叫んでいた心を示すかのように、パッションリップの宝具も「相手に抱く愛が深ければ深い程強力になる」性質を持っていた。
- しかし、別れは必ず来るもの。それが破局であれ裏切りであれ、愛そのものを否定はしない。どんな別れであっても、それまでの愛は真実で、永遠だと信じる。
- 『死が二人を別離つとも』―――いまはそう願うに変革し、そんなリップの願い通り、愛するものを憎むのではなく、愛するものを守るための力となった。
- 『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&味方全体のHPを回復[注 1]」という効果のBuster宝具。
- ヴァージンレイザー・パラディオン
- 種別:対篭城宝具
- パッションリップという弓で、メルトリリスという槍を撃ち出す女神の槍。パラディオンの勝利の槍。
- パッションリップの宝具『死が二人を別離つとも』をカタパルトとして手にメルトリリスを乗せ、相手に向けて振りかぶり、メルトリリスをレーザーの様に射出する合体宝具・姉妹によるコンビネーション技。
- 城門を超えて都市の中央まで飛来・着弾して、都市を破壊する光の槍。
- 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』では光の速度を超え、10,000メートルの彼方、2時間半前の座標へ時間移動するために使用した。更に剥き出しになったSE.RA.PHキアラに止めを刺す際にも使われている。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』の開催に伴い期間限定でガチャに追加。
- 本作において季節もの以外では非常に珍しい☆4のイベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。
人間関係
Fate/Grand Order
- BB
- 主。いまでも苦手としている。時折「お母様」と呼ぶこともあるが、母親面されるのは迷惑と感じている。
- 空回りのお節介ナース、看護と支配の区別がつかない性悪、ここ一番で欲望に流される等、辛辣な評価で、自分の鈍くささはBB由来でどうしようもないと思っている。
- メルトリリス
- 自身と同じBBの眷属にして、姉妹に当たる存在。
- かつては仲が悪かったものの、月での経験を経てお互いに成長したためか、仲の良い姉妹のような友達のような微笑ましいやり取りを見せてくれる。
- イベントではメルトリリスが姉のように振舞うことが多かったが、パッションリップからすれば「色々な意味で」幼いのはむしろ向こうの方だと思っているとのこと。
- ココロを成長させるためのライバルとも思っており、お互い触れて欲しくない部分もある等、とにかく特別な存在[注 2]。
- ロビンフッド
- 月での出来事で尻叩きのおしおきをされそうになった事を忘れていなかったらしく、「嫌な事ばかり言うし、すぐにお尻を叩いてくる」と苦手意識を抱いていた。
- ナーサリー・ライム
- ゲーム中では互いに言及がないが、月での出来事でリップにした所業に対し、薄々罪悪感を抱いている事が『Grand Order』のマテリアルで語られている。
- タマモキャット
- 『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベントで共演した相手。
- 波長があったのか非常に懐いており、料理を教えてもらう約束を交わしていた。
- そして主人公にチョコを受け取るイベントでタマモキャットに相談し、一緒に準備したスイーツメニュー「Pプリン・ア・ラ・モード」を用意した[注 3]。
- そういったこともあってか、リップにとっての「素敵な師匠」であり「トモダチ」という位置となった。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「私、まだわからないけど…この気持ちにちゃんと向き合うって決めたから!逝って!『
死が二人を別離つとも 』!」 - 宝具使用。己の異形と愛―――真正面から向き合うと決めた、少女の決意。
- 「嫌いなものは、あまりないんです。以前の私は、恐いものをみんな嫌いなものに考えていたけど、今は、その……恐くても、優しい人がいるって知ってるから」
「私、ここに来てよかった。あなたに召喚されてよかった。まだ愛の在り方は分からないけれど、やっと、私が少しだけ好きになりました。
あなたのおかげです。いつか手を握って、一緒に歩いてくださいね、マスター」 - マイルーム会話「嫌いなこと」「絆Lv5」。
- 月の裏側で自分たちと向き合った人間との出会いが礎となり、カルデアに召喚されたリップはそのマスターと絆を深めたことで、己を肯定することができた。
- ――――いつかマスターと手を握って一緒に歩きたい。彼女はそう願っている。
- 「お誕生日おめでとうございます。あの……つまらないものですが、これを。バーサーカーの攻撃にも砕けないクッキーです。」
- マイルーム会話「誕生日」。マスターのためにバーサーカーの攻撃にも砕けないクッキーをプレゼントしたリップ。
ロックケーキですかそれ? - ……願わくば、そのバーサーカーがヘラクレスのような桁外れの筋力を有したサーヴァントでないことを祈りたいところ。
- 「―――怖いけど、大丈夫―――」
「……嬉しいです。ちゃんと本当の気持ちを言ってくれて、その上で、信用してくれるんですね……」 - 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』で、パッションリップの
腕 についての主人公の気持ちを聞いて。 - 恐怖を抱きながらも信用し、1人の女の子として接してくれる暖かな言葉に、パッションリップはようやく笑顔を見せた。
- 「そ、そんなコトないもん! ちゃんと特訓して、落ちちゃっても出せるようになったんだからっ!」
- 同上、別選択肢による反応。腕よりも胸に注目する主人公に対し、「触ろうとして落ちたら帰ってこれない」と警告するメルトリリスへの否定。
- 自分自身と向き合うという心の成長と努力が窺える言葉[注 4]。
- 「そんなわたしたちと、ちゃんと向き合ってくれた
人間 がいたんです。
わたしとメルトが成長できるようになったのはその人間 のおかげでした。
以前のわたしは人間になる事に憧れた―――
今のわたしは、それが無理なコトなんだってちゃんと分かっています。
その上で、私たちは人間の味方をしたいんです。
同じ生命 にはなれなくても、
支え合えるものになりたくて。」 - 同上。月の裏側では、メルトとリップは互いを邪魔者と思っていた。BBから生まれたアルターエゴは皆、自分と自分の恋心以外は理解のない怪物だった。
- だが、そんなアルターエゴと向き合ってくれた人間がいたことで、変わることができた。たとえ怪物であっても、人間を支え合い、守りたいと。
- 「はい! 私にはもったいない、素敵な師匠で、トモダチです!」
- チョコレートはもちろん服装を仕立てたキャットを主人公から「頼りになるトモダチだね」と言われて。
- リップにとってはマスターにチョコを渡す事も一大イベントなのだが、トモダチと一緒にキッチンに立ったことも忘れられない大切なイベントになったのだ。
- ……そして、かつてロビンと喧嘩した際に「トモダチはいらない」と拗ねたあの頃と比べると、これもまた彼女が「前に進んだ」証と言えるだろう。
- 「わたしたちはまだまだ未熟なココロだけど、駆け足で皆さんに追いつきますから!」
「それまで、どうか―――」
「どうか、手を握ってくれると嬉しいです。わたしは、それだけで生まれ変われる気がするから―――」 - 幕間の物語『サクラ迷宮/M』でBBを撃破し『被虐体質』をマスターと理解しあった際の台詞。
- マイナス思考で、ズルくて、重くて、面倒臭い。そんな自分でも、ダメなときはちゃんと叱ってくれるマスターへ向ける信頼。
メモ
- BBを起源とするアルターエゴは元の名前が「サクラ」なためか全員花の名前が由来であるが、本人の言葉によればパッションフラワーとチューリップのいいとこ取り。
- 彼女の絆礼装に描かれているのもピンクのチューリップであり、花言葉は「思いやり」がチューリップ全体、「愛の芽生え」「誠実な愛」がピンクのチューリップのもの。
- 『Fate/EXTRA CCC』では爆乳な上にその胸を隠すものがサスペンダーのようなベルトしかなく、乳首にあたる部分以外ほとんど丸見えになっていたが、『Fate/Grand Order』では流石に規制が入り、露出度は高いもののタイトなドレス姿となっている。…が、プレイヤーの間では前よりニッチでエロいと言われた。
- 「被虐体質」はマイナス要素のみのスキルに見えるが、肉体が頑強な者や特殊な防御能力を持つ英霊がこのスキルを持っていると優れた護衛役として機能するらしい。これはチーム戦が前提である『Grand Order』でプレイヤーが扱うことで特に実感できる。
- なおこのスキルの本質は「耐える」ことではなく、「耐えた後の爆発」にあったらしく、幕間の物語をクリアしてスキル強化に至る際のエピソードでその片鱗を見る事ができる。
脚注
注釈
- ↑ オーバーチャージで効果UP
- ↑ 幕間の物語『サクラ迷宮/M』で、「他のことは我慢できるけど、メルトを呼んだ事は我慢できない!」と、リップの心の中にメルトリリスを連れてきたBBに不快感を表しており、察して離脱してくれたメルトには感謝をしている。あまつさえ、その後のBBとのバトルにおいて選択できる不明NPCが…
- ↑ なお、イベントでのやり取りやフレーバーテキストによると、リップが小さなキューブ状のサイコロチョコをいくつも作って皿に載せ、アイスクリームやプリンその他いろいろとキャットが盛り付けた。
- ↑ 後に幕間の物語『サクラ迷宮/M』で主人公を胸の中に落としてしまうアクシデントの際、心底イヤだけどBBに助けを求めており、"マスターのみ出せる"が、自力ではまだ無理であると判明。
出典