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2014年8月23日 (土) 22:51時点における版
ステンノ
- スペル:Stheno
- CV:浅川悠
ゴルゴン三姉妹の長姉。エウリュアレ、メドゥーサの姉。その名は「強い女」を意味する。
- 略歴
- ギリシャ神話に名高いゴルゴンの三姉妹。元々はオリュンポスの神々より古い土着の神で、大地に関係の深い神性。地母神。
- 三姉妹はもともと同じ存在であり、コピー、クローンと言ってよい。しかし、末妹のメドゥーサのみがコピーミスとして誕生し、本来「完成した女神」として生れ落ちるはずが、「成長」してしまう。個性を得たメドゥーサの影響で、ステンノ、エウリュアレもまたある程度の個性を獲得してしまう。
- ただし、ステンノ、エウリュアレの二人の繋がりは未だ深く、以心伝心を通り越した共同体という状態。多少の差はあれ、基本的な性格・感性は一緒であり、ステンノは自分自身を「私」と呼ぶのと同様、エウリュアレのことも「私」と呼ぶ。
- 女神アテナの不興を買って「形なき島」に追放されたメドゥーサに付き合い、姉妹だけで島で暮らすようになる。
- 人物
- 優雅な仕種、溢れる気品、思慮深い言動。男の夢見る理想の女性。男は名を呼ばれただけで喜びに我を忘れ、永遠の忠誠を誓うという。
- ……しかし匿名希望の妹によれば、極度のものぐさ。好きなコト以外には興味を示さず、どうでもいい相手には冥府の番犬も震え上がる程に冷酷な鬼姉だとか。エウリュアレに比べると、口調が丁寧。末妹メドゥーサと違って人間を好み、「形なき島」を訪れた男たちを歓迎し、癒し、新たな冒険に送り出す。……なーんてのは傍から見ている他人の評価で、彼女たちが好きなのは人間という生き物ではなく、気に入った人間が自分たちに翻弄され、困惑して破滅する様――よーするにジタバタする様を見るのが三度の飯より好きなのである。数多くの勇者が、無理難題を押し付けられ、泣く泣く故郷に帰っていったという。
- 末妹には恐ろしい姉として見られ、エウリュアレと共に「奴隷以下」「駄メドゥーサ」とうそぶいて常に苛めているような間柄だが、本心では妹を深く愛している。
- 能力
- 「完成した女神」であり、純粋なる不老不死の存在。
- ステンノ、エウリュアレの「神核」は「偶像(アイドル)としての男の憧れの具現」であり、永遠ではあるがか弱い存在。た易く傷つき、一人では飢えて死ぬ、「誰かに守られなければ生きられない少女」。「可憐である」ことに特化した、純白系ゴスロリアイドルデュオ。
- なお、末妹同様吸血の性質を持ち、何よりもメドゥーサの血が大好物で、躾と称して血を吸っている。
登場作品と役柄
- Fate/hollow ataraxia
- ライダーの昔話に登場。ゴルゴンの怪物の真実と悲劇が語られる。
- アーネンエルベの一日
- ライダーを探してエウリュアレと共に来店。担当声優は本作で初めて設定された。なお、同じ存在という設定に準じてなのか、妹たちと同じ声優である。
- ライダーは既に逃げていたが、直前まで一緒にいたウェイバー・ベルベットに絡む。
人間関係
名台詞
- 「妹のものは姉のもの、姉のものは姉のものだと何度言えば分かるのでしょう?」
- なんというジャイア○か……!
メモ
- 容姿は「幼い頃のライダー」。それも当然、かつてはライダーもこの姿であり、姉達と違って成長してしまったのである。
- その発生から、男に奪われ、犯されることを運命付けられていた女神。本来であればか弱いだけの三女神となるはずだった。しかし、メドゥーサはコピーミスから成長し、自衛の力を得て、姉達を守ってその運命から逃れる。……そしてそれが、奇しくも後の悲劇に繋がってしまう。