「ペイルライダー」の版間の差分

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2015年1月25日 (日) 19:38時点における版

ライダー (strange Fake)

  • 真名:ペイルライダー
  • 身長: / 体重:
  • 属性:

偽りの聖杯戦争において、「騎兵」のクラスに据えられる。
繰丘椿の夢の中に現れ、契約を交わすことでスノーフィールドに召喚された最初のサーヴァントとなった。

略歴
椿の夢の中に召喚されたサーヴァント。
その正体は「病」という災厄そのものであり、自我も感情も持たないものの、聖杯からの知識をのみ与えられた「それ」はマスターである椿の願いを叶える、というサーヴァントとしての役割を果たすため、病魔の力を振るって椿の両親を自由意志の無い生き人形に変え、夢の世界へと引きずり込む。
人物
「それ」がサーヴァントとして召喚されること自体が大いなるイレギュラーである、英霊どころか人ですらなく、生命体であるかどうかさえ解らない異質の存在。英雄としての資質以前に人格と呼べるものもなく、サーヴァントとして顕現した瞬間から、ただ聖杯の与えた知識の塊として、聖杯戦争をシステム的に再現するロボットのようなものとして活動する。
ライダーのクラスに据えられた所以は「それ」が有史以前から今日に至るまで人々の畏怖と忌避を集めてきた存在であり、風や水、鳥や人、あらゆるものに「乗って」世界に広がり多くの命を奪ってきた「もの」であること、そして何よりも『ヨハネの黙示録』において、死の象徴である蒼褪めた馬を駆る騎士「ペイルライダー」という二つ名と共に、擬似的な人格を与えられてきたがためである。
能力
世界史上、もっとも多くの命を奪ってきた病魔としての力を持つ。
魔術的攻撃にはある程度の耐性を持つ魔術師であっても、生身の肉体を持つ以上、対策なしにその力から逃れる事は出来ない。
半ば本能的な欲求から病に感染させた相手の魔力を吸収し、昏倒させ、椿が望むなら夢の世界へと引きずり込む。
元々が定まった形を持たないもののため、本体を椿の傍らに残したまま分身を偵察や攻撃に向かわせることも可能。自分自身の感情や聖杯にかける望みなども一切持たない「それ」はただ椿の望みを叶え、椿を脅かすものを排除するためにだけ、淡々と持てる力を振るい続ける。
人類の『病への怖れ』がこの世から絶えない限り「それ」にも滅びの概念はなく、いかなる相手にも恐怖することなく襲いかかって行く。

宝具

現時点では不明

登場作品と役柄

Fate/strange Fake
スノーフィールドにおいて、最初に現界したサーヴァント。眠り続ける少女と夢の中で契約を交わし、ライダーのクラスを得て偽りの聖杯戦争を混乱に陥れる。

人間関係

繰丘椿
契約を交わしたマスター。現実の肉体は昏睡状態であるため、彼女の夢の中で接触を持つ。聖杯から与えられた、サーヴァントはマスターに従うものという知識に拠って彼女の望むままに両親をはじめとした犠牲者を夢の中へと引きずり込み、また彼女が怖がるものをこの世界から排除しようと行動する。

名台詞

「トオウ、アナタガ、ワタシノマスターカ」
聖杯から与えられた知識に従い、プログラムされたロボットのように聖杯戦争のシステムを実行する。
それは蟲同士がギチギチとせめぎ合うような不気味な音ながらも、無人の街で孤独だった少女にとっては唯一の光となった。
「かわいい女の子ために色々撒き散らしました!撒き散らしっぷりをゴランクダサイ」
「氷室の天地」4巻カバー裏のビデオ投稿コーナーにて、どうやって書いたか不明だがハガキの投稿コメント。
直前の「青ひげ」さん投稿の「子供と動物のおもしろパーティ映像」並に放送禁止な代物であることは疑う余地がない。

メモ

ステータス

マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 備考
椿

保有スキル

話題まとめ

黙示録の四騎士
『ヨハネの黙示録』第六章に預言された、七つの封印のうち最初の四つが解かれる際に現れるという、四色の馬を駆る騎士。
第一の封印が解かれた時には白い馬に跨った騎士が現れる。手に弓を持ち、頭に冠を頂き、勝利と支配を象徴すると言われている。
第二の封印が解かれた時には赤い馬に跨った騎士が現れる。手に大剣を携え、戦争を象徴すると言われている。
第三の封印が解かれた時には黒い馬に跨った騎士が現れる。手には食物を制限するための秤を持ち、飢餓を象徴すると言われている。
第四の封印が解かれた時には蒼褪めたペイル馬に跨った騎士が現れる。ハデスや野獣を引きつれ、疫病を象徴すると言われている。
四騎士はそれぞれ死をもたらすものの象徴とされるが、とりわけ第四の騎士はタロットカードの死神のモデルとも言われ、その騎手は骸骨の姿で描き表される。
黒死病(ペスト)
しばしばライダーの象徴として取り上げられる伝染病。ライダーの真名は「病」なので厳密には異なっているが、人類史に関わったという点ではこれが最も象徴的である。
歴史上でも何度か流行しているが、最大の流行はヨーロッパで14世紀に発生したものが最大である。当時、ヨーロッパは城塞都市を中心に発達していたが、人口の過度の密集、不衛生な環境、魔女の手先として猫を狩り尽くしたことによるネズミの大発生等が重なって、未曾有の大流行を引き起こした。
細菌など発見されていない時代であり、何の手も打てなかった教会や労働力を失った荘園領主等は大きく力を弱め、都市の衰退と農村部の中産階級の隆盛をもたらした。
最終的な死者数はヨーロッパでは二千万人とも三千万人とも言われている。・・・これは、当時の人口の三分の一から半数に匹敵する。
これらのことから、「この世すべての悪」を除けば「最も多くの人を殺したサーヴァント」とも一部では呼ばれている。
英雄といえど勝てぬ病
病に没した英霊は存外多い。Fateシリーズだけでもアレクサンドロス三世フランシス・ドレイクハンス・クリスチャン・アンデルセンウィリアム・シェイクスピア等々。
やはりというか宝具やスキル重視で本体はさほど強くない騎乗兵や魔術師のクラスに該当者が多い。
死線を掻い潜った幸運な猛者にも戦いとは無縁の生活を送った文化英雄にも、それは平等に襲い掛かった。

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