「イノライ・バリュエレータ・アトロホルム」の版間の差分
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− | : | + | :「地」と「水」と「風」の三重属性。腰にかけた小袋に触れる事で色砂を操る砂絵の魔術を有しており、その砂によってトリムマウを完全に縛り付けてみせた。ライネス曰く原理的にはトリマムウと同じようなだが、砂自体がそれなりの触媒であったとしても<ruby><rb>月霊髄液</rb><rt>ヴォールメン・ハイドラグラム</rt></ruby>ほどの高度な魔術礼装ではないらしいが、その分強大な魔力と技術を要求される芸当であり、三大貴族に相応しい力量であると評している。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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2020年2月4日 (火) 17:43時点における版
イノライ・バリュエレータ・アトロホルム | |
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性別 | 女性 |
声優 | 一城みゆ希 |
初登場作品 | ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 |
概要
時計塔の十二人のロードの一人、ロード・バリュエレータ。創造科学部長。階位は『色位』
- 略歴
- まだ封印指定になる前の時計塔の生徒だった蒼崎橙子の師匠。
- 人物
- 快活な性格の老婆で一人称は「オレ」。
- 芸術を愛し、サブカルチャーなどの新しい価値をも柔軟に取り入れる快活な老婦人だが、同時に権力と深く親しみ陰謀を趣味的に弄ぶ性質の人物。
- 魔術師にしては現代科学に対して理解があり、2003年時点でiPodでロック音楽を聴いているほど[注 1]。
- 「芸術はその時代の人間のための物であり、歴史も大事だが今の人間が過去に引きずられるのはよくない」という考え方から、三大貴族の一角であるにも関わらず魔術協会では民主主義派閥に所属している。
- 貴族に似つかわしくないフランクな老婆といった印象は決して嘘ではないが、同時に魔術師としての冷徹さも併せ持っている。
- 教え子である蒼崎橙子が封印指定を受けた際も時計塔の判断を肯定し、その魔術回路は秘儀裁示局に永久に保存されるべきだとした。一大派閥の長らしい現実主義者にして、魔術師としても理想的な
君主 。 - 能力
- 「地」と「水」と「風」の三重属性。腰にかけた小袋に触れる事で色砂を操る砂絵の魔術を有しており、その砂によってトリムマウを完全に縛り付けてみせた。ライネス曰く原理的にはトリマムウと同じようなだが、砂自体がそれなりの触媒であったとしても
月霊髄液 ほどの高度な魔術礼装ではないらしいが、その分強大な魔力と技術を要求される芸当であり、三大貴族に相応しい力量であると評している。
登場作品と役柄
Fate
- ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- 十二人のロードの一人、ロード・バリュエレータとして登場。双貌塔の社交界に出席する。
人間関係
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ
- 探偵役に名乗り出た彼女の監視役。
- 「敵も喧嘩の方法もあるのに戦争しない理由がない」と言い切る彼女に好意を覚え、「筋金入りのファイター」と評した。
- ロード・エルメロイⅡ世
- 話題の
現代魔術科 のロードとして社交界の以前から興味を示していた。 - 双貌塔での彼の手腕を見て傑出した人物であると評価する。
- マグダネル・トランベリオ・エルロッド
- 自身と同じ三大貴族の一角にして、自身の属する時計塔民主主義派の第一位。彼の事は「坊や」を付けて呼び、かつては自分の生徒であった事を匂わせている。が、同じ派閥とは言えど完全に意見が一致している訳ではない。
その他
- 蒼崎橙子
- 元弟子。
名台詞
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- 「芸術は、まずその時代の人間の心を震わせるためのものだからさ」
「そうとも。よく、真の芸術は時代の洗礼を受けたものだとか言うがね。それはもはや芸術じゃない。歴史と言うんだよ。無論、歴史は歴史で頭を垂れるべき価値があるし、貴族主義の連中はありがたがっているようだが、オレたちの追い求めているものじゃない」
「美しいということは素晴らしい。たとえほんの瞬きであっても、存在したというだけで価値がある。オレたちはただこの刹那を走り抜ける以外にやることなどありはしない。――同様に、今の時代は今の人間が過去の血統などかかわらずに運営すべきだ、というのがオレたちの信念なのさ」 - グレイに芸術は貴族に寄り添う物であるのに、何故芸術家の集まる
創造科 が貴族主義ではないのかと問われて。 - 時計塔に名だたる女傑の信念が伺える。
- 「不必要なのにする意味はない、と言ったんだよ。マグダネル坊や」
- 軋轢が生じたマグダネルに「魔術師同士の決闘なんて流行らないと仰ったばかりでは」と言われた後の台詞。時計塔の頂点に位置するロード同士の闘争が始まるかに思われたが——。
メモ
脚注
注釈
- ↑ 参考までに言うと、初期型の発表が2001年10月、Windows対応版が2002年発売
出典