「フランケンシュタイン」の版間の差分
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2013年7月29日 (月) 22:03時点における版
バーサーカー(Apocrypha・黒)
- 真名:フランケンシュタイン(が創り出した人造人間)
- 身長:172cm/体重:48kg
- 属性:混沌・中庸
「狂戦士」のクラスのサーヴァント。聖杯大戦において、カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニアに召喚された。
白いドレスを着た虚ろな瞳の少女。
- 略歴
- 真名はフランケンシュタイン。より正確に言うと、ヴィクター・フランケンシュタインの生み出した人造人間。
触媒は『理想の人間』と書かれた人体図。
実体化を好み、平時はミレニア城塞の中庭にある花畑で花を摘むか、空を眺めていることが多い。
- 人物
- 唸り声しか上げられないが、バーサーカーでありながら極めて高い思考能力を持っている。聖杯大戦の『次』を理解し、真名の重要性を認識しているなど、これまでのバーサーカーなど比べ物にならないほど理知的。
戦闘においても非常に冷静で、黒のセイバーと呼吸を同一にして攻撃を放ち、赤のライダーの能力を正確に分析している。
聖杯にかける願いは、『自分と同じ存在の伴侶を得ること』。彼女にも譲れない一線があるらしく、ユグドミレニアのホムンクルスではダメで、フランケンシュタインが創り出した人造人間に限っている。つまり死者に生者を創造させるということであり、彼女の願いは聖杯の奇跡でも用いなければ成しえない事柄である。
- 能力
- 固有スキル『ガルバニズム』によって生体電流と魔力の自在な転換、および蓄積が可能。魔風、魔光など実体のない攻撃を瞬時に電気へ変換し、周囲に放電することで無効化する。また蓄電の量に応じて肉体が強化され、ダメージ修復も迅速に行われるようになる。
さらに宝具を併用することで、擬似的な『魔力放出』すら使用可能で、ホバー移動に近い高速移動を実現している。
人造の存在であるため苦痛の操作を行う事が出来る。これによって脚部や胸を貫かれても行動に支障は無く、高い戦闘継続力を持つ。
宝具
- 『乙女の貞節』(ブライダル・チェスト)
- 樹の枝状の放電流を纏う戦槌(メイス)。普段は打撃武器として使用する。
打撃用武器としての用途はむしろ副次的なもので、重要なのは魔力の吸収機能。自分や周囲から漏れる魔力を効率よく回収し蓄積するため、周囲に余剰の魔力が豊富に発生し続ける戦闘時は「ガルバニズム」と合わせて疑似的に"第二種永久機関"の動作をする。
全力で行動するとたちまち魔力を枯渇させるバーサーカーのクラスのサーヴァントにとって非常に便利な宝具で、魔術師として力量が不足気味のカウレスの助けにもなっている。
先端の球体は彼女の心臓そのものであり、戦闘時以外も肌身離さず所持している。
登場作品
- Fate/Apocrypha
- 「黒」のサーヴァントとして登場。
人間関係
- カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
- マスター。彼とライダーによる一件で不機嫌だったが、彼が例え言葉が分からなくてもコミュニケーションをとる努力を怠らなかったため、信頼関係を結ぶことに成功した。
- アーチャー (Apocrypha・黒)
- 驚くべきことに、アーチャーは唸り声しか上げられない彼女の言葉を理解しているらしい。赤のライダーとの戦闘時、意思疎通が会話より容易な念話でとはいえ正確に指示を下し、互いの言葉が通じている。
そのためか、彼のことは信頼しており、一見無謀とも思われる指示でも実行する。 - ライダー (Apocrypha・黒)
- 微妙に相性の悪い相手。召喚時、カウレスが簡単に自らの真名を彼に教えてしまったことが原因で、話しかけられても不機嫌そうにあしらっている。ただ理知的な彼女は、相性が悪いといってもライダーを敵視してはいない。
- ヴィクター・フランケンシュタイン
- 創造主。彼女のスキル「ガルバニズム」の原理から言って、彼には魔術の心得があったと思われる。
名台詞
メモ
- キャラクターデザイン原案は岡崎武士氏。設定制作を担当したのは星空めてお氏。
- 「弱小サーヴァントを補強するため狂化させる」という、バーサーカーのクラスの正しい運用がなされたFateシリーズ初のサーヴァント。
- そもそも、狂化で能力を補強する必要がある弱小サーヴァントしか呼べない未熟なマスターは、間桐雁夜の例を見るまでもなく、魔力喰いで最大戦力を発揮すると大きな負担がかかるバーサーカーのサーヴァントとは相性が悪く、元来の「正しい運用」が難しいクラスである。
その点を『乙女の貞節』で補ってくれる彼女だからこその正しい運用であろう。また、魔力問題の解決に加え、狂化スキルが低い分意志の疎通が出来る彼女は、「初心者向けサーヴァント」としてはトップクラスに優れた存在と言えそうである。
- そもそも、狂化で能力を補強する必要がある弱小サーヴァントしか呼べない未熟なマスターは、間桐雁夜の例を見るまでもなく、魔力喰いで最大戦力を発揮すると大きな負担がかかるバーサーカーのサーヴァントとは相性が悪く、元来の「正しい運用」が難しいクラスである。
- 英霊ではあるが、マスターであるカウレスが未熟であることと、狂化されたバーサーカーという存在自体が御するに難しいサーヴァントであるため、ダーニックからはさほど重要視されていない。故に内心ではただ狂気に身を任せ、魔力が尽きるまで戦場を疾駆させる捨て駒として想定している。
- 現実世界でも「フランケンシュタイン」は科学者ヴィクター・フランケンシュタインではなく、創り出された怪物の方を指すものと誤解している人は多くいる。
このような誤解が生まれたのは、ヴィクターが自身の創り出した醜い怪物を嫌い、名前を与えなかったためである(名前を与えることは、存在を認めたことになってしまう)。
本来なら彼女の真名は「無し」が正しいのだが、流石に作り手側にも読み手側にも不便になってしまうためか、現在のような表現になったと思われる。 - 「フランケンシュタインの怪物」に性別は無い。フランケンシュタイン作の人造人間は1体のみのため、性差そのものが存在しないのである。
Fateにおける彼女も「女性型」「少女型」であって「女性」ではない(生殖能力の有無は別の問題)。 - 華奢な肢体と可愛らしい姿からは想像しにくいが、身長は172cmであの五次ライダー並の長身。ただし、角を含んでいる可能性もある。
- 誕生日は11月の物寂しい夜。
企画段階でのステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | 備考 | |
バーサーカー | C | B | D | D | B | C |
保有スキル:虚ろなる生者の嘆き ガルバニズム \n//== 話題まとめ ==