「ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕」の版間の差分
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*アサシンの行動は愛歌の独断であり、セイバーと父は彼女達の関係について何も知らされていない。 | *アサシンの行動は愛歌の独断であり、セイバーと父は彼女達の関係について何も知らされていない。 | ||
* TYPE-MOON全作品に必ず一人二人いる、'''そっちの趣味がある人'''枠のキャラクター。というか'''ガチ'''な人。<br>女性向けの傾向がある『Prototype』シリーズにはこの枠のキャラクターはいなかったが、彼女の登場できっちり法則を守る事に。 | * TYPE-MOON全作品に必ず一人二人いる、'''そっちの趣味がある人'''枠のキャラクター。というか'''ガチ'''な人。<br>女性向けの傾向がある『Prototype』シリーズにはこの枠のキャラクターはいなかったが、彼女の登場できっちり法則を守る事に。 | ||
− | * | + | *幸運ランクは、歴代のハサンで最高のA。待ち望んでいた相手に出会えたのもこのためかもしれない。 |
*アサシンはいくつかの候補の中から奈須氏が選んだというが、「静謐のハサン」以外には爆殺タイプのアサシンだった'''「輝く星のハサン」'''なる候補もいたとか。 | *アサシンはいくつかの候補の中から奈須氏が選んだというが、「静謐のハサン」以外には爆殺タイプのアサシンだった'''「輝く星のハサン」'''なる候補もいたとか。 | ||
**作者曰く「出オチで終わっちゃいますから本当、静謐のハサンになってよかったと思います(笑)」とのこと。 | **作者曰く「出オチで終わっちゃいますから本当、静謐のハサンになってよかったと思います(笑)」とのこと。 |
2015年5月20日 (水) 19:04時点における版
アサシン (フラグメンツ)
- 真名:静謐のハサン(ハサン・サッバーハ)
- サーヴァント階位:第七位
『Prototype』の世界で行われた、八年前の聖杯戦争に登場する、「暗殺者」のクラスのサーヴァント
髑髏の仮面を被った、黒衣の少女。
- 略歴
- 「午後十一時、夜遅くに仕事から帰ってくる成人男性に声を掛ける外国人の少女・メアリーさん。
彼女と共にホテルに入っていった男性は翌朝、ベッドの上で死んでいる。怪我もしていないのに死んでいる。
メアリーさんの姿はどこにもなく、鏡には『死の世界にようこそ !』と紅い口紅で書かれたメッセージが」。
この、東京で噂される都市伝説『メアリーさん』の正体であるサーヴァント。
真名は暗殺教団の教主「山の翁」ハサン・サッバーハの一人、通称「静謐のハサン」。
召喚者の仁賀征爾を殺し、はぐれサーヴァントとなっていたところを、セイバーとの関係と聖杯戦争の行方が変化のない物になる可能性を問題視していた愛歌に拾われた。自分に触れても死なないどころか苦痛すら感じない彼女の人間を超越した能力と美しさに心奪われ、恭順する。その後も愛歌に命じられるがまま行動し、キャスターの神殿の調査、バーサーカーのマスター暗殺など暗躍を開始する。
愛歌はアサシンに魔力を供給していないため、愛歌と出会ってからも魂喰いを続けており、これが都市伝説の真相。
- 人物
- 瑞々しくしなやかな容姿の女性。外見年齢は十代の後半ぐらい。褐色の肌を覆う黒衣は体にぴったりと張り付いており、均等の取れた肉体のラインをありありと見せている。それらは暗殺のために身に付けたものであり、本来は徹底した暗殺者。
その能力ゆえに誰とも触れ合うことができないため、生前から孤独感に苛まれており、「自分に触れても死なず、微笑みを浮かべてくれる誰か」と出会えることを願っていた。仁賀と口付けを交わして殺してしまったのも殺意があったわけではなく、「今度こそは死なない人に出会えたかもしれない」という思いによるもの。
マスターの死後も望みを捨てきれず、あてもなく彷徨っていたが、愛歌と運命的な出会いを果たしたことで、彼女を「輝きの少女」「我が主、我が全て、初めて得る事の出来たすがる相手」と呼び、忠誠どころか愛すら超える感情を持って従うようになった。
姿を現して行動する際には「ジール」という偽名を使用している。
- 能力
- 暗殺者としての「気配遮断」と変装術。そして、意図的なまでに女性らしさに満ち溢れた肢体は、全て標的を暗殺するための道具。
何より最大の武器は、宝具と化しているその体そのものを用いた毒殺である。
一方で標準的なアサシンらしく、他の戦闘に長けたサーヴァントたちとの正面対決は厳しい模様。
また、単独行動スキルを持っており、マスターの死後も魂喰いによって存在を維持していた。
宝具
- 妄想毒身(ザバーニーヤ)
- 猛毒の塊と言えるアサシンの肉体そのもの。爪、肌、体液、吐息さえも“死”で構成されており、今や全身が宝具と化している。
- その毒性は強靭な幻想種ですら殺しうるほどで、特に粘膜の毒は強力。人間の魔術師であればどれほどの護符や魔術があろうと接吻だけで死亡し、英霊であっても二度も接吻を受ければ同じ末路になる。
- 直接の接触が無い場合でも汗を揮発させ吸収させることで、肉体・精神機能を緩慢に失わせ、最終的に死に至らしめる。生前は人前で踊ることによる暗殺をよく行っていたらしい。
- この能力は自分の意志では完全に制御することは出来ず、触れた者に無差別に作用してしまう。
- また、この効果は犠牲者の体にまで残留し、遺体に触れた者にも被害が及ぶという。
登場作品と役柄
- Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
- アサシンのサーヴァントとして登場。
人間関係
- 仁賀征爾
- 召喚者。本来のマスター。
召喚直後にアサシンの美しさに瞬く間に魅了されてしまい、彼女の誘いに応じるままに口付けを交わしたことで、その猛毒によって死亡した。
- 沙条愛歌
- 「頬を膨らませる様の愛らしさは女型の
妖霊 ですら敵うまい」
「この、天の遣いさえかくやと思わせる響きを耳にできるだけで、我が身には過ぎたる誉れ」と絶賛する。
愛歌が自分をペットか道具扱いしている事には出会った当初から気づいているが、それすら問題ではなく、絶対的な忠誠を誓っている。
- セイバー
- 愛歌から、彼との惚気話を度々聞かされる。
愛歌の興味関心は彼にしかない事は既に認識しており、「嫉妬はすまい」と自制しているが……
- 沙条綾香
愛歌 の妹。何も知らない無垢な幼子を愛しめばこそ、毒の体で触れることを恐れ、差しのべられた手を拒んだ。
そこに、ささやかなる希望の萌芽があったことを知らずに。
- 來野巽
- 敵対するマスターの一人。擬態である少女の姿に戦闘を躊躇する彼へ猛毒の口付けを贈り、死に至らしめた。
- 死後も「変わった相手だった」と思いつつ、時折思い出している。
- キャスター
- 嫌いな男。同じ主人に仕えるも、彼の悪意ある言葉に苛立つ。
名台詞
- 「――こうして、頭を撫でて貰えるだけで。
――滾る。全身が熱くなる。
――過日。池袋で出会った夜から、ずっと。
――自分は、この輝きにこそ恭順している。」 - 魂喰いの成果を愛歌から褒められ、更に「偉くて、綺麗。それにとっても可愛い」と撫でられて。
口にはしないものの強烈な身体の昂ぶりを感じている。
メモ
- アサシンの行動は愛歌の独断であり、セイバーと父は彼女達の関係について何も知らされていない。
- TYPE-MOON全作品に必ず一人二人いる、そっちの趣味がある人枠のキャラクター。というかガチな人。
女性向けの傾向がある『Prototype』シリーズにはこの枠のキャラクターはいなかったが、彼女の登場できっちり法則を守る事に。 - 幸運ランクは、歴代のハサンで最高のA。待ち望んでいた相手に出会えたのもこのためかもしれない。
- アサシンはいくつかの候補の中から奈須氏が選んだというが、「静謐のハサン」以外には爆殺タイプのアサシンだった「輝く星のハサン」なる候補もいたとか。
- 作者曰く「出オチで終わっちゃいますから本当、静謐のハサンになってよかったと思います(笑)」とのこと。
- 性質・性格を考えると、とても暗殺教団の首領として組織を率いられるとは思えない。本人の自己認識でも、暗殺者としては十分に活躍できたが盟主としては到底責務を果たせず、唯一「あの御方」の手にかかって殺されたことのみが「ハサン・サッバーハ」として胸を張れることである、とネガティブである。
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | 備考 |
なし | D | D | A+ | C | A | C |
保有スキル:気配遮断、単独行動、投擲/短刀、変化、対毒
話題まとめ
- 毒の娘
- 作中で引き合いに出されていた毒の娘(ビーシュ娘)とはインドに伝わる説話。幼少時から娘に少しずつ薄めたトリカブトの毒を摂取させ、徐々に濃度を上げていく。娘が美しく成長する頃にはもうその体は猛毒を帯びることになる。そしてその娘を暗殺したい王族のもとに嫁がせ、初夜を迎えた時が王の最期の時になる、という内容。