「衛宮矩賢」の版間の差分
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衛宮家四代目継承者。[[衛宮切嗣]]の父。[[封印指定]]を受けて逃亡し、後にアリマゴ島で研究生活を送っていた。 | 衛宮家四代目継承者。[[衛宮切嗣]]の父。[[封印指定]]を受けて逃亡し、後にアリマゴ島で研究生活を送っていた。 | ||
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− | * | + | *『Fate/Zero』の切嗣幼少期・アリマゴ島編のキャストは、TVアニメ『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』を彷彿とさせる布陣である。Nitro+繋がりだろうか? |
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**入野自由([[衛宮切嗣|少年切嗣]]/ツヴァイ)、高垣彩陽([[シャーレイ]]/アイン)、千葉一伸(衛宮矩賢/サイス・マスター)、渡辺明乃([[ナタリア・カミンスキー]]/リズィ・ガーランド) | **入野自由([[衛宮切嗣|少年切嗣]]/ツヴァイ)、高垣彩陽([[シャーレイ]]/アイン)、千葉一伸(衛宮矩賢/サイス・マスター)、渡辺明乃([[ナタリア・カミンスキー]]/リズィ・ガーランド) | ||
+ | *アリマゴ島で起きたような悲劇の再来を防ぐために切嗣は愛する矩賢を殺したが、後にそれが大海から一滴の水を掬うようなあまりにも些細な処置に過ぎなかったことを知り、父を殺したことに価値を見出すため、父と同じく研究のためには災厄をまき散らすことも辞さない異端の魔術師を狩る生き様を決意するなど、後の彼の生き方に大きな影響を与えた人物の1人。惨劇の末の殺害という最悪の離別となったが、切嗣にとっては大切な人であったことは変わらず、後のアンリマユによる人類選別の問いではナタリアと共に最後の5人にまで残っていた。 | ||
+ | *『ロード・エルメロイの事件簿』最終章「case.冠位決議」においては彼の遺した魔術理論がドクター・ハートレスの計画にとって重要なピースとして登場する。のみならず、計画の最終段階ではその術式を走らせる術具として(ある意味で)本人までもが引っ張り出されることとなる。以前から、封印指定を下された魔術師がどうなるのかということは方々で囁かれてきたわけだが、ここにきてついにその実例が作品中で描写されたのだった。 | ||
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
;こどもの日 | ;こどもの日 | ||
− | : | + | :彼が息子の切嗣に殺されるアニメ版『Fate/Zero』18話は、5月5日(ネット局の中で最も早い場合)、すなわち「こどもの日」に放映された。更に翌週の「母の日」には[[ナタリア・カミンスキー|ナタリア]]、「父の日」には[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤ]]が……。 |
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== リンク == | == リンク == | ||
*[[登場人物]] | *[[登場人物]] | ||
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2024年7月13日 (土) 20:51時点における最新版
衛宮矩賢 | |
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読み | えみや のりかた |
性別 | 男性 |
声優 | 千葉一伸 |
初登場作品 | Fate/Zero |
概要[編集 | ソースを編集]
衛宮家四代目継承者。衛宮切嗣の父。封印指定を受けて逃亡し、後にアリマゴ島で研究生活を送っていた。
- 略歴
- 4代という若さで衛宮家の魔術を封印指定を受ける域にまで昇華させた天才で、20年以上に渡って逃亡生活を続けていた。その逃避行の中で彼の妻は魔術協会からの追っ手に殺されている。この時、生まれて間もなかった息子・切嗣には実母の記憶が無い。[出 1]
- 妻の死から十数年後、潜伏していたアリマゴ島で助手の少女・シャーレイが矩賢の才能を証明するために研究の試薬を秘密裏に飲んでしまい死徒化。それを察知した聖堂教会、魔術協会が島に乗り込み、双方の手で証拠隠滅と口封じのために島の住人を皆殺しにする。その地獄を目の当たりにした切嗣は、島を逃れても同じ事をまた繰り返すであろう父を見逃すことができなかった。そして矩賢は切嗣が背後から放った銃弾5発によって殺害される。
- アニメ版ではシャーレイの短剣で前から刺された後、止めに自分の持っていた拳銃で撃たれており、自分の殺害犯を認識して死ぬこととなった。
- 人物
- 研究のみに関心があり、世俗の倫理観からは乖離した、典型的な魔術師然とした人物だったようである。ただ、“吸血衝動を抑えられる死徒化”の完成を目指すなど、周りへの一定の配慮は見受けられる。シャーレイにも「試薬は危険だから決して触るな」と注意していた。ただ、島の悲劇があっても「あの子のことは残念だった」「図らずも実験結果を早く出してくれた」とこぼす程度で、気にかけていないわけではなくとも、研究をやめる気には繋がらなかった。
- 一方、父親としては愛情深い人物でもありアリマゴ島の事件の際もいつ結界が破られるかわからない状況で安否不明の切嗣を待ち続け、帰ってきた切嗣を安堵の余り抱きしめている。切嗣の方も、偏屈で頑固ではあるが優しい父だと愛し尊敬しており、それは父を殺害するその瞬間でさえも変わらなかった。
- アニメ版では人物像が多少異なり、危機が迫っても留まっていたのは書物を焼くなど証拠隠滅の為で、切嗣を抱き締めることも無い。
- 能力
- 衛宮家の魔術は固有結界の中で時間の流れを加速、停滞させるもので、体内あるいは小因果の時間操作に特化している。矩賢はこの応用で時間流を無限に加速させ、宇宙の終焉を観測することで根源に至るという方法論に行き着く。
- 問題は人間の寿命の間には達成できないことで、延命の為に本意ではないが「吸血衝動を抑制できる死徒化」の研究に取り組むようになった[出 1]。息子の代までには完成させることを目標にしているが、シャーレイの失敗を受けて根本から見直すべきだとも判断している。
- 彼の死後、魔術刻印は8割強が魔術協会に押さえられ、切嗣には残り滓だけが継がれた。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- Fate/Zero
- 「Interlude」に登場。
- アニメ版でビジュアルが初登場した。前髪の分け目や死んだ眼など、後の切嗣と似通うところがある。
- Fate/EXTRA CCC FoxTail
- 第3話にて、旧き魔術師の一例としてカメオ出演。
- ちびちゅき!
- 特別編のメガネキャラ会議に登場。なにげに『Fate/Zero』唯一のメガネキャラである。だが名前を誤字られた。
- 後に出番を貰った際には発明部で相変わらず不老不死の研究をしていた。
- ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- 『CASE.冠位決議』において、ドクター・ハートレスが敢えて証拠として残して行った資料の中に彼の論文が用いられている。
- 最終的には、彼自身も意外な形で登場することとなるが……
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Zero[編集 | ソースを編集]
- 衛宮切嗣
- 息子。彼も父を尊敬し、殺した後もその死を無駄にしないように生きて来た。
- シャーレイ
- アリマゴ島で衛宮家に仕えた家政婦の少女。弟子というほど何かを教えていたわけではないが、本来秘匿すべき魔術師の業を隠すことなく接し、助手のような立場にあった。彼女の才能が辺境で腐ることを惜しんでいた。
- シモン神父
- 魔術師ということで警戒されていた。
ちびちゅき![編集 | ソースを編集]
- ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス
- 同じ発明部の所属で、不老不死の研究仲間。
- 始皇帝
- 不老不死の薬の実験台。……大丈夫なのだろうか。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「ああ、切嗣、無事だったか。本当に良かった……」
- 息子が帰ってきたことに安堵して顔を見るなり抱擁した。
- 「今日は絶対に森の結界から出るなと、さんざん言い含めておいた筈だぞ。なぜ私の言い付けを破った?」
- 無事を確認してから手を離し言い付けを守らなかったことを険しく詰問する。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 『Fate/Zero』の切嗣幼少期・アリマゴ島編のキャストは、TVアニメ『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』を彷彿とさせる布陣である。Nitro+繋がりだろうか?
- 入野自由(少年切嗣/ツヴァイ)、高垣彩陽(シャーレイ/アイン)、千葉一伸(衛宮矩賢/サイス・マスター)、渡辺明乃(ナタリア・カミンスキー/リズィ・ガーランド)
- アリマゴ島で起きたような悲劇の再来を防ぐために切嗣は愛する矩賢を殺したが、後にそれが大海から一滴の水を掬うようなあまりにも些細な処置に過ぎなかったことを知り、父を殺したことに価値を見出すため、父と同じく研究のためには災厄をまき散らすことも辞さない異端の魔術師を狩る生き様を決意するなど、後の彼の生き方に大きな影響を与えた人物の1人。惨劇の末の殺害という最悪の離別となったが、切嗣にとっては大切な人であったことは変わらず、後のアンリマユによる人類選別の問いではナタリアと共に最後の5人にまで残っていた。
- 『ロード・エルメロイの事件簿』最終章「case.冠位決議」においては彼の遺した魔術理論がドクター・ハートレスの計画にとって重要なピースとして登場する。のみならず、計画の最終段階ではその術式を走らせる術具として(ある意味で)本人までもが引っ張り出されることとなる。以前から、封印指定を下された魔術師がどうなるのかということは方々で囁かれてきたわけだが、ここにきてついにその実例が作品中で描写されたのだった。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
- こどもの日
- 彼が息子の切嗣に殺されるアニメ版『Fate/Zero』18話は、5月5日(ネット局の中で最も早い場合)、すなわち「こどもの日」に放映された。更に翌週の「母の日」にはナタリア、「父の日」にはイリヤが……。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]