「風魔小太郎」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
94行目: | 94行目: | ||
==登場作品と役柄== | ==登場作品と役柄== | ||
===Fateシリーズ=== | ===Fateシリーズ=== | ||
+ | ;[[Fate/EXTRA Last Encore]] | ||
+ | :回想シーンの中で、第二階層で登場。 | ||
+ | :ダンの狙撃から逃れるべく森の中へ入っていった結果、ロビンの矢を受けて爆散してしまった。 | ||
+ | :このために後述のジャガーマンと合わせて、'''「小太郎は森が鬼門」'''等と言われてしまう事に…… | ||
;[[Fate/Grand Order]] | ;[[Fate/Grand Order]] | ||
:『天魔御伽草子 鬼ヶ島』の開催に併せ実装された。 | :『天魔御伽草子 鬼ヶ島』の開催に併せ実装された。 | ||
− | : ストーリーにおいては第七特異点において名前のみ登場。天草四郎ともども[[ケツァル・コアトル]] | + | : ストーリーにおいては第七特異点において名前のみ登場。天草四郎ともども[[ケツァル・コアトル]]の支配領域に踏み込み、その後[[ジャガーマン]]に倒されてしまった模様。 |
==人間関係== | ==人間関係== |
2018年3月10日 (土) 01:50時点における版
アサシン | |
---|---|
真名 | 風魔小太郎 |
読み | ふうま こたろう |
性別 | 男性 |
身長 | 158(286)cm |
体重 | 49(195)kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・悪 |
一人称 | 僕 |
二人称 | あなた |
三人称 | 彼/彼女 |
声優 | 花江夏樹 |
デザイン | 佐々木少年 |
設定作成 | 東出祐一郎 |
レア度 | ☆3 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
「暗殺者」のサーヴァント。
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にてはぐれサーヴァントとして召喚される。
- 鬼の集団に襲われていた所を主人公達に助けられ、以降は友人として鬼の討伐に手を貸す。
- 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、沖田総司や織田信長と共にⅩの座を統括する廃棄孔アンドロマリウスと交戦する。
- 亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』ではカルデア側のサーヴァントとして明確な形で下総国に赴き、主人公と武蔵と共に行動する。
- 人物
- 忍の装束を纏った赤毛の少年。
- 性格は大人しく、生真面目。肉体は忍として頂点に到達したが、その精神は忍に向かない程、かなり控えめで慈悲と思慮は深い。
- インドア派の忍びであり、生前は部屋に閉じこもりがちな日々を送ったという。任務は任務できっちりやり遂げるが、日常は常に平穏を好む。
- 手裏剣と刀、鎖鎌、身代わりの木材に火薬玉、薬草の手入れを欠かさずやっており、武器の手入れを疎かにする同業者を好ましく思っていない。
- とりわけ自分の前で伊賀と甲賀の褒め言葉を述べる者、自身の一族の誇りを汚す者に対しては明確に敵意を顕にしている。
- 基本的には、あらゆる行為を善意定かでなくとも受け入れており、人は死に、滅び、食い物にされ、同時に食い物になるが定め、と割り切っているため、大抵は許容している。
- そんな彼が本気で怒りを顕にするのは、自身の快楽のために他者の命と矜持を食い物にする者である。
- 能力
- 短刀型の苦無と鎖鎌、火薬玉を使いこなす。
- 本物の子鬼そっくりになれる高レベルの変装術、更にはゲームでの分身やウツセミの術など忍術も使うことができる。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アサシン | 主人公 (Grand Order) | C+ | D | A+ | B | B | C | 気配遮断:A+ | 破壊工作:B+ 忍術:A+++ 風声鶴唳:C |
宝具
- 不滅の混沌旅団(イモータル・カオス・ブリゲイド)
- ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:2~50
最大捕捉:100人 - 部下二百人を霊体として召喚し、自動的に敵グループ周囲を暗闇にし、阿鼻叫喚の地獄に叩き込む。
- 混乱などのバッドステータスと全体に中ダメージを与える。
- この宝具の性質上、風魔小太郎の宝具というよりは、風魔忍群の宝具と言ったほうが適切である。
- 北条側に雇われた五代目風魔小太郎は部下二百人と共に武田軍の陣地へと潜入し、あちこちに火を投げ入れて武器食料を掠奪した。連日連夜続けられる夜襲に、武田軍は撤退を余儀なくされたという。
- 宝具名には外国から日本へと流れ着いた風魔の祖たちが、日々故郷の記憶を薄れさせていったことに対し「せめて幾つかの(格好いい)単語だけでも彼らの安らぎとして残しておこう」という想いが込められているらしい。
- 果てぬ羅刹に転ず(オウガ・トランス)
- ランク:C
種別:対人宝具(自身)
レンジ:0
最大捕捉:1人 - 第二宝具。「鬼になる」宝具とされているが、封じられているため使用できないらしい。北条五代記に記載された風魔小太郎の姿はこちらだとも。
- 理性ある狂化。各ステータスが極端なまでに向上し、体力は毎ターン回復し続ける。
- 代償として寿命、臓器への深刻な損傷、脳の出力限界(オーバードライブ)による部分崩壊などが存在する。
- 2017年のエイプリルフール企画のテキストでは赤鬼になるとのこと。
真名:風魔小太郎
- 風魔小太郎。第五代目頭目であり、北条早雲の後継者氏綱に仕える忍者集団「風魔一党」の頭領。
- 乱波二百人と共に武田軍の陣地へと潜入、手当たり次第に傷兵を殺害、閧の声をあげながらあちこちに火を投げ入れて武器食料を略奪する夜襲を連日連夜繰り返し武田軍を撤退させた。
- 本来の名を村の名から「風間」と言い、普段は狩猟や樵、狭い田畑を耕して糧を得ていた。
だがいざ任務となると「風魔」を称し、凄まじいまでの集団戦法により、その恐ろしさを天下に知らしめた。
彼は異人の血を引いており、同時に鬼種の血も混じっている。
風魔の頭目として一族が徹底的な配合操作を行い、戦国乱世を生き延びるために最高傑作の「忍」として生誕した。
生まれながらの頭目であり、忍であり、ここに風魔一族は一つの頂点を迎えるが、仕えた北条氏が戦国の世に散ったことで、必衰の道を辿っていた。
- 日本の忍者を代表する伊賀、甲賀と異なり、風魔に関する文献は少なく、風魔がどのような忍器を使ったかすら、定かではない。
それは出自も同じであり、彼らがどういう経緯を経て風間谷に住み着いたのかすらも不明である。
一説には、大陸から移住した騎馬民族とも言われているが、風魔たちは自分たちの出自を決して明かすことはなかった。
関連
- 足柄山
- 日本三百名山の一つ。かの金太郎伝説で有名な場所。
- 風魔一族が拠点としている風魔の里はこの山に存在している。
- 銘菓風魔まんじゅう
- 風魔が一族をあげて開発した栄養食。
- 1つ食べるだけで満腹になり、一日分の栄養補給にもなるという素晴らしい忍者食。
- ただし、材料に生魚を使っているため匂いが酷く、タワシを噛んでいるような食感も致命的。毒物に耐性のある主人公もぶっ倒れる程である。
- 後に加藤段蔵によって改良され、栄養価がさらに上昇した上に魔力回復効果までついた。……だが、匂いと食感は据え置きの上妙な後味までついてしまったとか。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/EXTRA Last Encore
- 回想シーンの中で、第二階層で登場。
- ダンの狙撃から逃れるべく森の中へ入っていった結果、ロビンの矢を受けて爆散してしまった。
- このために後述のジャガーマンと合わせて、「小太郎は森が鬼門」等と言われてしまう事に……
- Fate/Grand Order
- 『天魔御伽草子 鬼ヶ島』の開催に併せ実装された。
- ストーリーにおいては第七特異点において名前のみ登場。天草四郎ともどもケツァル・コアトルの支配領域に踏み込み、その後ジャガーマンに倒されてしまった模様。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- マスター。主君として仕えている。
- 少々過保護気味であり、人知れず、概念礼装を身代わりとする術などを教えていた模様。
- 坂田金時
- 憧れの大先輩。というのも、風魔の里は足柄山に存在しており、そこで彼の活躍を聞かされたため。『天魔御伽草子 鬼ヶ島』シナリオ内で小太郎が牛若丸に「武士は嫌いだけど源氏で仲間なら別」と語ったのも、坂田金時を召し抱えた武士が源氏だからだと推測される。
- 佐々木小次郎
- 風魔を伊賀と甲賀の後に格付けした彼に対して彼に成敗を仕掛ける。『FGO materialⅣ』ではこの件を根に持っているようだ。
- ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕
- 同じ暗殺者であり、「魔の力を以て邪悪を正そうとするモノ」という点で親近感を抱いている。
- 織田信長
- 『冠位時間神殿 ソロモン』で共演。武士ということで嫌っており、普通に見捨てる気満々であった。ラップ調で煽られたことも原因かもしれないが。
- 最終的には戦場で味方のえり好みはできないし、義理はないが何かの縁だと見捨てずに共闘する事にした。
- 沖田総司
- 『冠位時間神殿 ソロモン』で共演。こちらは信長以上に武士のはずだが、「クノイチっぽい」ということで気が向いたら助ける気でいた。
- 茨木童子・酒呑童子
- 坂田金時の幕間で共演。生粋の鬼種である茨木と酒呑は混血の小太郎を「赤目の坊主」「赤目の坊や」と、曰く有りげに呼んでいる。
- 天草四郎時貞
- 宝具名のルビが横文字の南蛮かぶれ同士気が合うらしく、天草四郎幕間、2016年クリスマスイベントなどで共演している。
- 『絶対魔獣前線バビロニア』ではコンビを組んで活動していた模様。
- 天草四郎時貞 (剪定事象)
- 『屍山血河舞台 下総国』で敵対した相手。
- こちらでは下記の段蔵や数人の英霊にとどまらず多くの人間を不幸にしてきた事から怒り心頭に発しており、結界ごと切り裂かれた彼を無慈悲な言葉と主に誅滅した。
生前
- 加藤段蔵
- 彼にとって母親、教師、姉、その他全てといってもいい存在であり、全てを超えた強い絆がある。
名台詞
- 「芽生えません。僕は今から小次郎絶対殺すマンとなりました。」
「お黙りなさい。無気力な僕ですが、許せないものが三つあります。
一つ、武器の手入れをおろそかにする同業者。一つ、宅配してくれる商人を追い返す手下達。
そして最後が―――我ら風魔を伊賀者と甲賀者の後に格付けする者です!」 - 「天魔御伽草子 鬼ヶ島」にて、相対した小次郎に対して。くちばしから光線を吐く
魔鳥 を討つべく鬼の用心棒となった小次郎から、ただの人間の忍者が出てきたと落胆されてしまった小太郎。 - しかし風魔の頭領と知るや即撤回され、友情の芽生えの可能性を感じたが……その際に「風魔を伊賀、甲賀の次にくる」という地雷を踏みつけられてあえなく決裂。
- 小次郎が直前に「キジ絶対殺すマン」と称したのをわざわざ拾っておりこの時点でさりげないノリの良さが光る。ちなみにくちばしから光線を吐くネタも最後まで覚えていた。
- 「応ッ! 金時殿に求められるとは風魔の誉れ!
不滅の混沌旅団 !」 - 足柄山の伝説とも言える大先輩に宝具の使用を求められて。宝具名をはっきりと覚えていない金時の言い間違いを指摘しないどころか、そのまま引用して発動してみせるノリの良さ。
- 直訳すると『不滅の金色旅団』になってしまうがフィーリングの問題だろう。細かいことをいうのはゴールデンではない。
- 「……大してお力になれませんでしたが……ありがとうございました、○○君」
「僕も、喚んでいただければ力になりたいと思います。」
「武士の世で忍びとして働くよりは、貴方の下でキジ役をしていた方がよほど楽しかった。」 - 鬼ヶ島にて別れの時。忍びとしての枷を外し、自由な鳥のような一時を過ごした小太郎は、桃太郎への感謝の言葉と再会を希望し、満足そうに英霊の座へと帰って行った。
メモ
- 「北条五代記」の記述(身の丈七尺二寸=身長218cm)とはプロフィールに差違があり、FGOでは15歳の肉体年齢で現界している。
- 明言されていないが第二宝具として「鬼になる」(彼自身鬼種の血を引いているため、より正確に言うなら覚醒する?)宝具を持っているため、生前に使用していた間の目撃談だけが記録として残っているのかもしれない。
- 鬼ヶ島イベントの予告で実装が公開された際には、日本のサーヴァントとしては珍しく、宝具名のルビが英語となっていることが物議をかもした。マイルーム会話で、おそらく南蛮出身の父親から引き継いだものということが明かされる。
- なお古典的な鬼のイメージである大柄な体格・縮れた髪の毛・肉食・大酒飲み等は日本に漂着した西洋人の姿が起源という俗説がある。
- 宝具名や戦闘時台詞「辞世の句でも詠んでおけ」「慈悲はありません」など、実装当時にTwitterを賑わせていたニンジャスレイヤーを想起させるものだったため、当初は彼の話題になると「アイエエエ」「ニンジャナンデ!?」等のいわゆる忍殺語が飛び交うことがしばしばあったという。
- ネット上で有名な「中二病の人が考えそうな魔法呪文」というネタに「エターナル・フォース・ブリザード」というものがあり、発音やら何やらが彼の宝具「イモータル・カオス・ブリゲイド」と被るともっぱら評判。ひょっとしたら元ネタなのかもしれない。
- 坂田金時(騎)の配布によりQuickパーティ躍進のきっかけになった鬼ヶ島イベントだが、同時期実装の彼も負けてはいない。Quickによるスター発生率はフレンド召喚で得られるサーヴァント中で群を抜き☆5のジャック・ザ・リッパーに迫る。しかしNPの獲得率は高くなく、相手全体への弱体と他者への回避付与など、変則的なサポート性能で差別化を図っている。
話題まとめ
- "赤鬼"について
- 「鬼になる」宝具を使用すると"赤鬼"になるらしいが、これはエイプリルフール企画で公開されたテキスト内での情報であり、本編でもその通りなのかは定かではない。
- しかし型月における風魔小太郎の出自と、鬼に関する民俗学とを鑑みると、彼と"赤鬼"との関連性はあながち虚説ではないことが分かる。
- 日本における「鬼」の正体は、海を渡ってきた外国の民族たちであるとする俗説があるが、その中でも赤毛を持つ者を指して「赤鬼」と呼称したとする説が存在する(同じく、青い瞳を持つ者を指して"青鬼"と呼称した説もある)。
- この説は著名な民俗学者の柳田国男も自書『山の人生』の中で唱えている箇所があり、外国から海を渡ってきた異人たちの血を引く赤毛の風魔小太郎が"赤鬼"となるのは、民俗学的にも納得できる話である。
脚注