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:頭を覆った白いヴェールの内側は満天の宇宙のような神秘的な文様が広がっている。 | :頭を覆った白いヴェールの内側は満天の宇宙のような神秘的な文様が広がっている。 | ||
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− | : | + | :もともとエデは広い領地を治める領主の娘として生まれ育ち、エドモンからも広大な生活空間を与えられていたので、彼女の感覚で語るとそうなるのではと言われている。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年4月24日 (水) 21:30時点における版
エデ | |
---|---|
読み | エデ |
性別 | 女性 |
声優 | 千本木彩花 |
デザイン | 兔ろうと |
初登場作品 | Fate/Grand Order 英霊伝承 |
概要
アレクサンドル・デュマ・ペールの著作『モンテ・クリスト伯』の登場人物。
- 略歴
- ギリシャ王アリ・テブランの娘であったが、エドモンの復讐対象の一人だったフェルナン・モンテゴの手によって父親が暗殺されてしまう。
- 国はそのまま滅びて自身も奴隷の身の上になってしまうが、フェルナンへの対抗策を探していたエドモンによって身請けされ、娘として育てられることになる。
- 『Fate/Grand Order 英霊伝承ドラマCD 英霊伝承異聞 〜巌窟王 エドモン・ダンテス〜』ではエドモンに対して語りかけつつ、彼の心を復讐鬼から正道に戻そうとしていた。
- 『Grand Order』では巌窟王 エドモン・ダンテスの霊基の片隅に彼も気づかぬ形で同行しており、奏章Ⅱでは主人公と行動を共にしていた。
- 人物
- 長く赤い髪を結わえた、色白な緑の瞳のギリシャ系の少女。
- 頭を覆った白いヴェールの内側は満天の宇宙のような神秘的な文様が広がっている。
- エドモンに対して好意的ではあるが、どこか超越的で常識外の存在であるかような振る舞いを見せることもある。
- 能力
- 千里眼を持っているかのような描写があったり、虚空から現れたりエドモンにテレパシーのように話しかけたりそもそもエドモン以外には見えなかったりと一般人と呼ぶには不可解な点が多い。
- 『Grand Order』では精神を負傷している者以外には姿が見えており声も聞こえているが、精神を負傷している巌窟王 エドモン・ダンテスを始めとした人物たちには気づかれず、その存在を知られていない。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order 英霊伝承
- 『Fate/Grand Order 英霊伝承ドラマCD 英霊伝承異聞 〜巌窟王 エドモン・ダンテス〜』に登場。
- Fate/Grand Order
- 奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』にて、NPCとして登場。
- 同章におけるモノローグは彼女視点のものとなっている。
人間関係
Fate/Grand Order 英霊伝承
- 巌窟王 エドモン・ダンテス
- 奴隷の境遇にあるところを救ってくれた人。
- 物語中では彼の心に対してどこかからか語りかけていた。
- 『Grand Order』では彼が召喚された時から霊基の片隅に居ついていたが、彼が精神を負傷していたために気付かれずにいた様子。
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- 巌窟王の霊基から彼/彼女を見守っていた。
- 奏章Ⅱでは共に行動し、ノウム・カルデアに帰還した後に初めて言葉を交わした。
名台詞
Fate/Grand Order
- 穏やかな微笑みのまま───
- ───────伯爵が、あなたに急接近する。
- 凄まじい移動速度。
あなたは咄嗟に反応できない。 - 奏章Ⅱにて、カリオストロが主人公を殺害しようとした際のモノローグ。
- 非常にシリアスな場面のはずなのだが、ノリノリのモノローグとカリオストロの急接近のおかげでどこかシュールな絵面になってしまった。
- この部分が「伯爵構文」と名付けられて改変されたり、また「"あなたは"咄嗟に反応できない」という書き方から「エデだったら反応できていたのでは」などとネタにされることとなった。
メモ
- 上記のように元の『モンテ・クリスト伯』での一般人描写からはかけ離れた超越的な能力を行使しており、巌窟王 エドモン・ダンテス同様出典も「『モンテ・クリスト伯』?」とぼかされている。
- 『Fate/strange Fake』でデュマが現実のエドモン・ダンテスに対して「ここで引き返せば俺の物語同様の大団円を迎えられるぞ?」と提案していることから、「現実世界のエデ」は「『モンテ・クリスト伯』のエデ」と異なる何らかの超越存在であるか、そもそも存在していない可能性も否定できない。
- デザインを担当した兔ろうと氏によると、『Grand Order』のエデの目は儚い系美少女の系譜をイメージしたものらしい。[出 1]
話題まとめ
- パワフルヒロイン
- 『モンテ・クリスト伯』では上記のような経緯でエドモンと共に行動するようになり、彼に好意を抱いてゆくが、エドモン自身は行動理念が復讐第一の上に根本的に善良なために徹底して「娘」として接し、自分がいなくなった後の事も考えて婚約者を探そうとするなどの振る舞いもあった。
- エデからしたら「娘」として扱われる事については相当に思うところがあったようで、エドモンが知らないうちに周囲の人間を味方につけた挙句、復讐が終わって一人姿を消そうとしていたエドモンに対して「自分を娶ってくれないなら死にます」と迫り、結局二人は結ばれることになる。
- このように彼女の役割は「復讐鬼として燃え尽きるバッドエンドになるエドモンを力尽くでハッピーエンドに引き戻すヒロイン」そのものであり、読者からは紫式部の源氏物語に準えて「紳士的に振舞う光源氏に対して外堀を全部埋めて自分の夫にした紫の上」などと評されることもある。
- 名実況者?
- 奏章Ⅱでは主人公と共に特異点へ同行しており、シナリオ内のモノローグは一貫してエデ視点のものになっている。また、モノローグ内で多々見られる「あなた/わたしは」という表現でも「わたし」はエデのことを指しており、「あなた」である主人公と行動を共にしていることを表現している。
- …なのだが、奏章Ⅱのモノローグはやたら大仰な言い回しが多く、作中通してテンションが高かったため「エデはノリノリで奏章Ⅱでの出来事を実況していた」とネタにされることも少なくない。
- その神秘的な見た目からはノリノリで実況する姿をあまり想像できないが、上記の通り原典ではパワフルな振る舞いを見せていたため、案外キャラクターにそぐわないという訳でもない。
- お姫様目線
- 東京23区内の閑静な住宅街の角地に建つ庭付き一軒家[注 1]を「ささやかな一軒の家」と表現したり、高校生の子供部屋としては充分な広さの部屋を「小さな部屋」と評したり、庶民の経済感覚からはかけ離れたモノローグを行うことがある。
- もともとエデは広い領地を治める領主の娘として生まれ育ち、エドモンからも広大な生活空間を与えられていたので、彼女の感覚で語るとそうなるのではと言われている。
脚注
注釈
- ↑ マップ上の位置からして渋谷区近辺、家族構成を考えると書斎はもとより下記の広い自室に加えて妹と母の個室もそれぞれ存在していると思われる。該当地域の地価は非常に高く、下手をすると億を超えかねない。