「ネルガル」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(→人間関係) |
|||
40行目: | 40行目: | ||
;略歴 | ;略歴 | ||
: 元は太陽神であり、天空の支配権を手にするためにイシュタルの半身であるエレシュキガルの評判を落とそうとするも、逆にエレシュキガルの怒りを買ってしまう。 | : 元は太陽神であり、天空の支配権を手にするためにイシュタルの半身であるエレシュキガルの評判を落とそうとするも、逆にエレシュキガルの怒りを買ってしまう。 | ||
− | : | + | : エア神から14の病魔を護衛として借り受け、冥界に侵攻し、自分が死する前に冥界を攻め落とそうとするが、冥界のシステムによってイナゴほどの小ささまでになってしまう。 |
− | : 反省したことで一年のうち半分は冥界に過ごし、権能の半分を譲渡するという条件で許しを得たが、その権能はエア神より借り受けた疫病の力、病魔・災厄としての権能であった<ref> | + | : 反省したことで一年のうち半分は冥界に過ごし、権能の半分を譲渡するという条件で許しを得たが、その権能はエア神より借り受けた疫病の力、病魔・災厄としての権能であった<ref>エレシュキガルは肝心の太陽の権能はうまく使えず、冥界の女神として一層暗黒属性が深まる結果になっていた。</ref>。 |
− | : | + | : 『冥界のメリークリスマス』では冥界に残った残留思念の悪意がエレシュキガルを消滅させるため、カルデアにシュメル熱を蔓延させ、カルデア職員やサーヴァントたちのほぼ全てを床に伏せさせた。 |
− | : | + | : その目的は冥界の支配者として君臨し、冥界を苦しみと屈辱の土地として恐怖と嘆きが蔓延する世界に変え、永久に人間たちの神話であり続ける事にあった<ref>もしこれが成った場合、魂は苦しみながら消え、大気は淀み、蛆と蝿と腐敗が蔓延るただの墓場となる。</ref>。 |
;人物 | ;人物 | ||
− | : | + | :尊大な神であったが、裏を返せばその尊大さは寛容さでもあり、冥界のシステムによって戦闘不能になった時には屈辱を飲み込んで自らを省み、自らを負かした女神に敬意を表して、友として権能を譲渡した。とはいえエレシュキガルが望んだ太陽の権能ではなく、エア神より借り受けた疫病の力、病魔・災厄としての権能を渡すなど、ちゃっかり狡賢さを働かせていた。 |
− | |||
:『冥界のメリークリスマス』でのネルガルは、エレシュキガルが持つネルガルの残滓、ネルガルの権能を依り代にカタチをなした、いわばネルガルの分霊<ref>冥界の善きガルラ霊はエレシュキガルであり、悪しきガルラ霊がこの「ネルガルの悪意」。正体が明かされるまでは悪しきガルラ霊という表記となっている。</ref>。 | :『冥界のメリークリスマス』でのネルガルは、エレシュキガルが持つネルガルの残滓、ネルガルの権能を依り代にカタチをなした、いわばネルガルの分霊<ref>冥界の善きガルラ霊はエレシュキガルであり、悪しきガルラ霊がこの「ネルガルの悪意」。正体が明かされるまでは悪しきガルラ霊という表記となっている。</ref>。 | ||
− | :[[エレシュキガル]]との戦いに敗れたネルガルの怨念が、『絶対魔獣前線 | + | :[[エレシュキガル]]との戦いに敗れたネルガルの怨念が、『絶対魔獣前線 バビロニア』においてエレシュキガルが女神の誓約を破り弱体化した事で活性化。エレシュキガルが弱らなければ表に出て来ることのなかった、冥界のもう一人の王といえる。 |
− | :[[エレシュキガル]] | + | :しかしこの悪意は[[エレシュキガル]]との戦いの中で生まれたため、ネルガルが自らを負かした女神に敬意を表して、友として権能を譲渡したことを知らなかった。 |
;能力 | ;能力 | ||
:強い神であるためか、人間はもちろん、神々もネルガルの増長を黙認したようだが、その偉大な力故、神代の頃から友人が少なかったらしい。 | :強い神であるためか、人間はもちろん、神々もネルガルの増長を黙認したようだが、その偉大な力故、神代の頃から友人が少なかったらしい。 | ||
73行目: | 72行目: | ||
== メモ == | == メモ == | ||
− | *神話に登場するネルガルはエレシュキガルと同様、冥府を司る神であるが、元々は太陽を司る神である。<br> | + | *神話に登場するネルガルはエレシュキガルと同様、冥府を司る神であるが、元々は太陽を司る神である。<br>シュメルにおいて太陽は恵みであると同時に、多くの人間を死に至らしめる暴威としても扱われた。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |
2018年1月10日 (水) 00:55時点における版
ネルガル | |
---|---|
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
『Fate/Grand Order』に登場した太陽と冥界の神。此処では、ネルガル本人とネルガルが残した悪意について記述する。
- 略歴
- 元は太陽神であり、天空の支配権を手にするためにイシュタルの半身であるエレシュキガルの評判を落とそうとするも、逆にエレシュキガルの怒りを買ってしまう。
- エア神から14の病魔を護衛として借り受け、冥界に侵攻し、自分が死する前に冥界を攻め落とそうとするが、冥界のシステムによってイナゴほどの小ささまでになってしまう。
- 反省したことで一年のうち半分は冥界に過ごし、権能の半分を譲渡するという条件で許しを得たが、その権能はエア神より借り受けた疫病の力、病魔・災厄としての権能であった[1]。
- 『冥界のメリークリスマス』では冥界に残った残留思念の悪意がエレシュキガルを消滅させるため、カルデアにシュメル熱を蔓延させ、カルデア職員やサーヴァントたちのほぼ全てを床に伏せさせた。
- その目的は冥界の支配者として君臨し、冥界を苦しみと屈辱の土地として恐怖と嘆きが蔓延する世界に変え、永久に人間たちの神話であり続ける事にあった[2]。
- 人物
- 尊大な神であったが、裏を返せばその尊大さは寛容さでもあり、冥界のシステムによって戦闘不能になった時には屈辱を飲み込んで自らを省み、自らを負かした女神に敬意を表して、友として権能を譲渡した。とはいえエレシュキガルが望んだ太陽の権能ではなく、エア神より借り受けた疫病の力、病魔・災厄としての権能を渡すなど、ちゃっかり狡賢さを働かせていた。
- 『冥界のメリークリスマス』でのネルガルは、エレシュキガルが持つネルガルの残滓、ネルガルの権能を依り代にカタチをなした、いわばネルガルの分霊[3]。
- エレシュキガルとの戦いに敗れたネルガルの怨念が、『絶対魔獣前線 バビロニア』においてエレシュキガルが女神の誓約を破り弱体化した事で活性化。エレシュキガルが弱らなければ表に出て来ることのなかった、冥界のもう一人の王といえる。
- しかしこの悪意はエレシュキガルとの戦いの中で生まれたため、ネルガルが自らを負かした女神に敬意を表して、友として権能を譲渡したことを知らなかった。
- 能力
- 強い神であるためか、人間はもちろん、神々もネルガルの増長を黙認したようだが、その偉大な力故、神代の頃から友人が少なかったらしい。
宝具
- 蒼天陽炎む災禍の轍
登場作品と役柄
人間関係
Fate/Grand Order
- エレシュキガル
- かつて本体が敗北し、権能を譲渡した女神。
- 「ネルガルの悪意」は彼女との戦いの中で生まれた。
- オジマンディアス
- 「なぜなにウルク劇場」で自分の画像のイメージとして配役された。なお、直接の面識はない。
生前(?)
- ドゥムジ
- 同じ冥界関連の神として面識があったようで、彼のフリーダムさが起こすトラブルに巻き込まれていたのか、イベントでは出会い頭に「今度は何をやった」と怒りを向けた。
名台詞
メモ
- 神話に登場するネルガルはエレシュキガルと同様、冥府を司る神であるが、元々は太陽を司る神である。
シュメルにおいて太陽は恵みであると同時に、多くの人間を死に至らしめる暴威としても扱われた。