オジマンディアス

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ライダー
真名 オジマンディアス
初登場作品 Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
声優 子安武人
演者 本田礼生
身長 179cm
体重 65kg
出典 史実
地域 エジプト
属性 混沌・中庸
隠し属性
性別 男性
一人称
二人称 貴様/お前/おまえ
三人称 奴/彼奴[1]
サーヴァント階位 第五位
デザイン 中原
設定作成 桜井光
レア度 ☆5
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概要[編集]

騎兵」のサーヴァント 。 

略歴
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』では、1991年の聖杯戦争にて伊勢三玄莉に召喚された直後、最愛の妻ネフェルタリの遺品を暴き立てて触媒に使っていたことで激怒。自身の脱落も覚悟で伊勢三の一族の抹殺を考える。しかし、工房を探索中に出会った幼い伊勢三杏路の中に自分のかつての親友と似た聖性を見出し、考えを改めた。
その後、マスター同士の同盟の使者として玲瓏館邸を訪れる。組むに値しない相手であればマスターの意向を無視しての殲滅も考えていたが、そこで見た幼い美沙夜が秘める“王者の気風”に興味を抱き、同盟を承諾した。
バーサーカーの玲瓏館邸襲撃においては、バーサーカーのみならずセイバーアーチャーランサーすらも敵に回しながらその力を存分に見せ付け、バーサーカーを苦もなく撃破している。
後に三騎のサーヴァントとまとめて決着をつける為、東京湾上に宝具である神殿を展開して、「“招聘” に応じなければ東京全域を焼き払う」と宣言し、彼らを待ち受ける。挑戦に応じたセイバーら三騎士を追い詰めるが、壮絶な死闘の果てにセイバー、アーチャー、ランサーの宝具とキャスターの賢者の石の連携の前に敗れた。
Fate/Grand Order』第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』では欲をかいた十字軍によって西暦1273年のエルサレムに召喚されるが、十字軍から聖杯を取り上げてエジプト領を作り、そこで自らの国を作る仕事に入った。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』ではニトクリスとともに冠位時間神殿に召喚されているが、やってきた直後から非常に不機嫌だったためやる気が全くなく、更に円卓の騎士と共闘する事にますます機嫌を悪くして帰ろうとしていたが、アーラシュの到来を知るや否や急に気を良くしてやる気を出し、最前線でⅥの座を統括する覗覚星アモンと戦い始める。
人物
褐色の肌と太陽の色をした眼を持つ男性。一人称は「余」。
「王の中の王」を自負し、「神王ファラオ」たる自身の絶対性を疑わない。ともすると傲岸不遜にすら思える振る舞いを見せるが、これは最大にして最強のファラオであるという強烈な自己認識に端を発するもので、彼にしてみればごく自然な所業である。
かなり苛烈で容赦無い人物で、聖杯戦争における「東京を焼き払う」という宣言も脅しではなく、洞察力に優れるセイバーの見立てでは確実に実行すると思われている。こうした性質からか、自らを「暴君」と認めていると取れる発言も見られる。
一方、使い魔越しで自分を観察していた美沙夜の器を見定めてその資質を評価するなど鑑識眼に優れ、特に自分が認めた者や勇者、王者の気風を持つ者には特別に目を掛けて機嫌よく寛大に接し、時には自らの命すら惜しげなく差し出す程に入れ込む事すらある。
尊大な性格ではあるが、民の幸福を願う理想的な統治者であり、聖杯戦争にも「自分が統治者として受肉して皆を救うため」に参戦している。名君としての思慮深く合理的な側面も有しており、『神聖円卓領域 キャメロット』においては戦っても人理焼却を止める術が無いことから戦いを避け、自国の民だけを守り、国を閉ざす道を選ぼうとしていた。
オフの時は自信家な性格を示すように上半身の肌を堂々と晒し、その上に黒いジャケットを着ている。
また極度の愛妻家でもあり、彼が生涯で唯一「敬愛」した妻・ネフェルタリをこの世の何よりも愛し、自分自身以上の存在とすら評する。それはオジマンディアスの召喚条件にも如実に表れており、オジマンディアスに関わる神秘は彼自身のミイラやヒッタイトとの和平条約の碑文、彼が愛用した弓等、数多く存在するが、そのどれを用いても彼を召喚する触媒にはなりえないとされている。彼をサーヴァントとして召喚することが出来る触媒はただ一つ、最愛のネフェルタリに関係する遺物のみであるが、これを用いて召喚するという事は彼の怒りを買うことに他ならず、すぐさま命を奪われてもおかしくないという事でもある。そのため、本人に纏わる触媒を用いた召喚そのものが不可能であり、その上召喚できたとしても彼の不興を買い、殺される可能性が非常に高い。
能力
大英雄三騎を同時に相手取り、愛歌をして「勝ってしまうかも」と評される程の実力者。1991年の聖杯戦争において最強と評される圧倒的なまでの力を誇る。
聖杯戦争に参加する英霊の宝具はおしなべて強力だが、オジマンディアスが操る宝具は全て桁違いであり、文字通り並の英霊とは格が違う“王”である。
また宝具のみならず個人としての武勇や武芸にもかなり秀でている英霊であるともされており、宝具など使用せずに愛用の短刀だけで三騎士と相対しても構わないとも豪語している。

ステータス[編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ライダー 伊勢三玄莉 C C B A A+ EX 対魔力:?
騎乗:?
カリスマ:?
神性:?
皇帝特権:?
主人公 (Grand Order) C C B A A+ EX 対魔力:B
騎乗:A+
神性:B
カリスマ:B
皇帝特権:A
太陽神の加護:A

宝具[編集]

闇夜の太陽船(メセケテット)
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:500人
由来:「太陽神ラーが復活する王を運ぶ船」、「王が空を翔ける時に使った船」として知られる『太陽の船』。
オジマンディアスが普段移動する際に使う船。船全体が太陽と見紛うほどの輝きと灼熱を発しながら超音速で飛行し、太陽の力を具現した「蛇を屠る蛇(ウラエウス)」と呼ばれる強力な魔力光を地上に放射して、敵対者だけでなく、地上さえ灼き尽くす。
その火力は一夜で東京全域を火の海に変えることができるほどだといい、作中では核戦争の発生を想定して設計されたシェルターとしての面を持つ地下工房を容易く粉砕してみせた。
空間から舳先のみを出現させ、砲台のように使用することも可能。
『Grand Order』では各種通常攻撃として画面外にいるこの船が砲撃をしている。
熱砂の獅身獣(アブホル・スフィンクス)
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:2~50
最大捕捉:300人
由来:エジプト神話に伝わる、王家の守護聖獣。
天空神ホルスの地上世界での化身、荒ぶる炎と風の顕現として恐れられる、獅子の体と人の貌を持った幻想種。別名を「恐怖の父(アブホール)」といい、地中海から西アジアにかけて数多の伝説を有する事で知られる伝説の四足獣。
ランクは“神獣”。竜種に次ぐ位階を持つ幻想種とされる。
大型トラック以上の巨体でありながら物理法則を無視したかのような速度と移動を行い、空中を疾走して全方位からの攻撃を行う。主な武器は強靭な前足の爪と獅子の牙で、それらを衝撃波(ショックウェーブ)が発生する程のスピードとパワーで振るう。爪は魔力によって赤熱化させることも可能で、山を削るほどの威力の攻撃を防ぐセイバーの鎧でも耐えられない。突進の破壊力はセイバーの剛剣に「風王結界」の段階的開放と魔力放出を併用しても尚防ぎきれない。
また極めて高い知性を有し、セイバーの戦闘スタイルと狙いを見抜いて連撃の中にフェイントを挟んで牽制してきたり、攻撃によって発生した破片に魔力を付加させて飛び道具として放ってくるなど、獣とは思えない高度な戦術を駆使する。
更に王の力を体現するとも称される咆哮は灼熱の火炎と全てを破砕する大気を伴い、それによって爆炎の竜巻を引き起こす。その威力は並木を一瞬で炭化させ、鉄筋コンクリートで作られた大型ドーム施設の東館を数秒と経たず融解させるほど。
生命力も文字通り化け物じみており、頭部を斬り落とされても死なないばかりか、頭を失ったまま相手の動きを感知して何事もなかったかのように戦闘を続行する。
総数は不明だが、劇中では最低でも8体存在することが確認できる。少なくとも平均的なサーヴァントに伍する力を持つ幻想種ではあるが、これもオジマンディアスにとっては代えの効く駒に過ぎず、「我が威光、我が栄光の一欠けら」と呼び、斥候や先兵として扱っている。
生身のものと岩石で躰が構成されたものの2種類に分けられるが、備えている能力は変わらない。
『Grand Order』では♂♀のスフィンクス(「スフィンクス」「マリカスフィンクス」)が大型エネミーとして登場するほか、自身のExtraAttackで王種個体であるスフィンクス・ウェヘ厶メスウトが登場する。神性と性別の特性が存在する模様。
ベディヴィエールによると、スフィンクスが栄養にするものは霊的なものとのこと。
スフィンクス・ウェヘ厶メスウト
神獣スフィンクスの群れを統率する王種。仮名コスモスフィンクス。後述の複合神殿内部には、スフィンクス・ウェヘ厶メスウトが眠っている。
オジマンディアス曰く恐怖の父。荒ぶる炎と風。天空の化身。神王にのみ与えられる、神王の威の具現。『Grand Order』ではEX攻撃時に出現する。
またバレンタインのお返しとしてオジマンディアスの魔力を幾らか与えた分身体(見た目はウェヘムメスウトの幼体)スフィンクス・アウラードを主人公にプレゼントしていた。
スフィンクス・アウラード
スフィンクス・ウェヘ厶メスウトの仔と思しきモノ。サイズや仕草は獅子の仔に良く似て、割と可愛い。厳密にはオジマンディアスの魔力を幾らか与えた分身体。スフィンクス・ウェヘ厶メスウトと同様に体は宇宙となっている。
育ちきると相当の巨体になるというが、仔が何年で成獣となるかは不明。
光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス)
ランク:EX
種別:対城宝具/対人宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:800人/1人
由来:オジマンディアスが生前に建造した神殿、および彼の心象にして生前の威の具現。
古代エジプトにおいて建造された光り輝く神殿が複層的に折り重なって偉容を為す、全長数kmにも渡る超大型複合神殿体。彼の心象と生前の威を具現化させた、固有結界に類する最大の切り札。
生前自身が建築した神殿のみならず、自分が関わっていない神殿まで複合されており、デンデラ神殿、カルナック大神殿等の複合神殿体をさらに複数組み合わせ、アブ・シンベル大神殿、ラムセウム等の巨大神殿や霊廟までも複合された、現実には存在しない異形の大神殿体となっている。その驚異的規模と魔力光によって、まさに星空が地上に降りて来たかのような偉容を誇る。
無数の内部神殿群はスフィンクスの群れが守護しているほか、ファラオに対する絶大な祝福と不敬な敵対者への呪いが神威として備わっており、各神殿ごとに自らの領域に立ち入った対象へ向けて、祀る神にまつわる加護や呪いを任意に与えることが可能。劇中で披露されたのは主に以下の三種。
  • 『オジマンディアス自身とその配下に仮初の不死の肉体を与える』:この能力がある限り、オジマンディアスは霊核を破壊されても即座に無限再生する。さらに不死の恩恵は使役するスフィンクスの群れにも与えられており、オジマンディアス同様に不滅となっている。
  • 『呪詛による猛毒』:真っ当な生物であれば二秒と絶たずに死亡し、効果を受けたサーヴァントはパラメータが軒並みランクダウン、スキルが弱体化させられる場合もある。神代の肉体を持ち毒に強い耐性を持つアーチャーも頑健スキルを弱体化させられ、毒のダメージを受ける程。
  • 『敵サーヴァントに対する宝具真名解放の封印』:最も厄介とされる能力。ただし真名解放の封印については、その宝具もしくは本人が神に由来するものであれば無効化される。劇中ではランサーの宝具および存在そのものがこれに該当している。
オジマンディアスの玉座がある主神殿たるピラミッド最奥は「神の眼」を模したシンボルを備えた空間で、膨大な魔力回路を思わせる幾筋もの淡い光に照らされている。オジマンディアスは神殿内部で起きる事象の全てを自動的に認識し、外の様子も細かく把握する事ができる。主神殿の表層部はヒッタイトの神鉄で覆われており、並みの対軍宝具ならば無傷で弾き返す強度を持つ。その他、“デンデラ大電球”に利用する魔力を充てがうことで「ピラミッド複合装甲」という形で対粛正防御(ワールドエンド系の攻撃にさえ対応する最上級の防御)を展開させることも可能で、防御においても超一流を誇る。
主な攻撃方法は神殿最奥に存在する“デンデラ大電球”から生み出される超絶の雷撃を交えた大灼熱の太陽光で、これは太古の神々の神威さえ思わせる威力を持つ。この大灼熱は複合神殿体主砲より神殿外へ向けて魔力砲撃を行うことが可能で、決戦の最中に手出ししようとしたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦とその僚艦数隻を、発射されたトマホーク巡航ミサイル群ごと蒸発させるほどの威力と攻撃範囲を誇る。全力で砲撃した場合には他のサーヴァントに宣言したとおり、東京全土が炭化する。更に神殿内部に砲撃の焦点を合わせた場合に限り、その際の最大火力は太陽面爆発にすら匹敵し、不完全な状態とはいえ単独ではセイバーのエクスカリバーですら相殺しきれないほどの威力となる。しかしこの場合は、その規格外の威力で神殿までも大部分を破壊してしまう(セイバーとアーチャーの宝具と撃ち合った際には、放たれた大灼熱によって神殿体の基盤が八割方消滅している)。
更なる奥の手として、巨大な大複合神殿を上空に出現させ、大質量で物理的に対象を圧し潰して破壊する大質量攻撃が存在し、『Grand Order』ではこちらが宝具攻撃に当てはめられている。『神聖円卓領域 キャメロット』では星の聖剣の光と同質のものとされる聖槍ロンゴミニアドの外装をこの大質量攻撃により粉砕し、主人公たちの道を切り開いた。ただし、この奇策は装甲を捨てる事と同意義であり、攻撃に対して一時的だが丸裸になる。なお、基底部は大電球のもたらす魔力によって強化されている。
彼が建造した訳ではないデンデラ大電球などが、何故、この大複合神殿の一部として存在しているのかは、オジマンディアスの過去に由来する。生前に数多くの巨大神殿を建造しながらも、同時に「過去現在未来、すべての神殿はこの身のためにある」と宣い、過去に建造された数多の神殿にまで美化を施し、我が物とした。二十一世紀現在でさえ、エジプト各地のモニュメントに最も多く名が刻まれている人物は、誰であろう、ファラオ・オジマンディアス(ラムセス二世)なのである。(彼を慕う諸王子が広く名を残したのだ、とする説もある)

真名:オジマンディアス[編集]

オジマンディアス。古代エジプト最大最強の大英雄にして神王(ファラオ)、偉大なりし「太陽王」。紀元前十四~十三世紀頃の人物。
広大な帝国を統治した古代エジプトのファラオ。オシリスの如く民を愛し、そして大いに民から愛された。ラムセス2世、メリアメンとも呼ばれる。
ヒッタイトと戦うも、やがて和平を結ぶことで古代エジプトに「交流」による繁栄をもたらした名君。
時には勇猛な将軍であり、世界最高の美女たちを娶り百人を超す子を成した男であり、現代にまで残る多くの巨大建築を残した人物としても知られる。

登場作品と役柄[編集]

Fateシリーズ[編集]

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
ライダーのサーヴァントとして登場。
Fate/Grand Order
第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』解禁に伴い実装。

その他[編集]

ちびちゅき!
天気予報部部長。なにげに純粋な『蒼銀のフラグメンツ』キャラとしては初めての出演。

人間関係[編集]

蒼銀のフラグメンツ[編集]

伊勢三玄莉
マスター。
数十名を超す魔術師を束ねる一族の長で、東京西部の山岳地帯にて強固な結界や死の罠を何重にも張り巡らせた完璧な魔術工房を造り上げ、その奥で愛歌を待ち構えている。
自身の召喚のために最愛の妻の遺品を触媒に使ったことに対して激怒しているのに加え、自身に敬意を払おうとせず、また聖杯戦争とは全く関係ない病人の命を奪ってまで魔力を搾取しようとする非道な行為を恥じるどころか開き直って正当化する人間性にも強い嫌悪感を抱いており、伊勢三少年がいなければ自身が消滅する事も厭わずに殺害する気であった。
伊勢三杏路
マスターの一族の一人。後にライダーを召喚して力尽きる運命を辿る。
病の苦しみを受けながらも他人の幸福を願う姿に感銘を受けた事で、本格的に聖杯戦争に参加する気になる。
セイバー
己に興味を抱かせる勇者の一人。自分と同じ「王」であるため他の2人より明確にライバル視し、決着をつけることを熱望している。
ランサー
セイバーと同じように目をつける。
アーチャー
勇者の一人として見ており、セイバーと同じように目をつける。
自分と同じ時代を生きた人間であることから、英霊になってからは非常にリスペクトしている。
「地面を割って国境を作った」彼を、「海を割った」旧友と若干重ねているのかもしれない。
しかし「世界を喰らう女神(ポトニアテローン)」を討つために彼らの前に立ちはだかる。
キャスター
同盟を結んだ陣営のサーヴァント。後にマスターに背信してセイバーに手を貸し、事実上の敵対関係となる。
玲瓏館美沙夜
マスター間の「同盟」の使者として訪れた玲瓏館邸で、“神殿”クラスの高度な工房を構えたキャスターにもそのマスターにも興をそそられなかった中、幼いながらに誇りと尊厳を保ち、苛烈な視線を受け止め続けた彼女に女王の気風を感じて「同盟」に乗り気となる。
沙条愛歌
「世界を喰らう女神(ポトニアテローン)」とまで呼び、主従共々討ち果たすべき敵と見なしている。
愛歌の側からも厄介な相手と見なされており、撃破された後も高い評価を受けていた。
八年後においては彼女によって特に念入りに造り直されている。
アーチャー(Prototype)
八年後の弓兵。八年後の聖杯戦争においては世界を喰らう女神のしもべとして造り直されたオジマンディアスが、同じく造り直されたアーチャーと共に 黄金の英雄王と交戦することが示唆されている。

Fate/Grand Order[編集]

主人公 (Grand Order)
王としての気風はないと思っており、王についての話をする時も「貴様の事ではない」と断りを入れる。
しかし、共に戦いを重ねるにつれ「何故かはわからぬが興味を惹かれる」と述べ、かつての親友と重ねて見ている節がある……と思われたが、後程実装された幕間の物語により全く似ていないと断言され、だがそのあり様こそが己の守るべき衆生そのものであると認められた。
ニトクリス
第六特異点で登場以降、太陽王勢力として主従関係を築いている。至高のファラオとする自身よりは下に見ているが、自らより古い時代のファラオとして一定の敬意は持っている。
マイルームでは「古き天空の女王」と呼び、再び出会えたことを意外に思っている。彼を象徴するラーと彼女を象徴するホルスとの関連性であろうか。
本来は母のようなものという認識らしいが、彼女の自己評価が低く謙るため、彼女が望むように臣下として扱っているとか。
ガウェイン
太陽の騎士。太陽に連なる者=ファラオに違いないということで、気配を察知した際はファラオと呼称していた。
第六特異点においては敵対関係にあり、円卓の騎士としての彼は気に入らない模様。
カルナ
太陽の王子同士。マイルームにおいて気配を感じ取った際はファラオ認定していた。
Bランク以下の神性を持つ太陽神系英霊に対して高い防御力を有すること、神をも討ち滅ぼす「対神宝具」を有することなどからか、「戦闘の相性はよくない」と彼らしからぬ感想を抱いている。
玉藻の前
太陽の化身同士。一方的に妹認定し、自分を兄(兄上)と呼ばせようとしている。
ケツァル・コアトル
異郷の太陽神。太陽の神そのものである彼女にいたく興味を惹かれている模様。
ちなみに向こうからはカルナ共々「弟のようなものデース」との認識を受けている。
“山の翁”
第六特異点において主人公らが到着するよりも前、軍議中に神殿に侵入した彼に首を刎ねられた。その時は神殿最奥部の玉座の間に居たので死亡はしなかったものの、全力の反撃も意に介さず闇に溶けるように消え去った姿には彼も戦慄を隠せなかったという。また、この一幕の後は暫くの間首が繋がらず、その後訪れた主人公らとの会話の最中にも何度も首がズレ落ちていた。
作中では「神域の暗殺」と評して最大限の警戒を払っており、主人公らとの協力を即断できなかった最大の理由として彼の存在を語っている。逆に、彼との協力を既に取り付けている事を知っていたら、ただその一点のみで「勝ち目のある戦い」として二つ返事で協力を約束していたらしい。
ギルガメッシュ
意外と気が合うと評する相手。ただしそれは自分が一番、あいつが二番という認識をお互いに抱いており、そしてそ絶大な自信からくる主語を省いた会話によりその齟齬にお互いが気づいていないためで、認識のズレが発覚すれば即座に瓦解、殺し合いに発展しかねない地雷源真っ只中の関係とも言える。
幕間の物語ではギルガメッシュの機嫌が良かったことも手伝い、英雄王自らが(皮肉を交えながら)カルデア内の案内役を買って出るという珍しい光景が。さらにその後、アルトリアも交えてレクリエーションルームまでゲームをやりに行くというカオスな展開に至った。
イスカンダル
ファラオとしては自身と比べるべくもないと思ってはいるが、功績については一目置いている。
なかなかに悪くないと思ってはいるが、あれはファラオというよりは……、とのコメントも。
エレナ・ブラヴァツキー
気が合ったのか、魔導書としても有名な「トートの書」をプレゼントした。

生前[編集]

ネフェルタリ
最愛の妻にして自分以上の存在。生涯で唯一「敬愛」した存在で、ハトホル神の顕現と表現するまでに惚れ込んでいる。それは自身の召喚の条件に影響を与えているほど。
生前では多くの妻を持ったオジマンディアスであるが、「今は彼女が傍らに在れば、側室など一人も必要なかったやも知れぬ」と述べている事からも、その愛情のほどが窺える。
モーセ
最大の親友にして義兄弟であるナルナ人の少年。
彼の方が知に長けていると尊敬しており、ナルナ人でなければ彼がファラオになっていたとさえ思うほど。
ファラオになった後に断絶し、別れることになる。

その他[編集]

カエサリオン
ガイウス・ユリウス・カエサルクレオパトラの間にできた子。
『fate/Grand Order』にて言及された「数日間だけ単独で在位した幼いファラオ」は彼の事であると思われる。
彼の事もファラオとして認めているとのこと。

名台詞[編集]

蒼銀のフラグメンツ[編集]

「はは! 逃げろ、走れ、跳べ!
 せいぜい足掻け。喚け。叫べ!
 いずれ貴様ら三騎が悉く、我が光に灼かれて消え去る運命よ!」
セイバー・アーチャー・ランサーの三騎を一人で相手取り、高らかに王は叫ぶ。
「ほう、ほう。面白い! 三騎どころか、単騎のみで余の“獣”を相手取って見せるつもりか。
 我が威光、我が栄光のほんの一欠けらとは言え、万軍さえ屠る熱砂の獅身獣を。
 ――いいだろう。ならば存分に足掻いて見せよ、光なきもの」
無辜の民を犠牲にするのを良しとせず、単独で現れて獅身獣に立ち向かうセイバーに。
ただ一人で自身に抗おうとする無謀な挑戦者を嘲笑いつつも、戦う価値のある者と出会えたことへの歓喜を露わにする。
「凡骨どもの権謀術数もどき等にはさしたる興味はなかったが、成る程、良かろう!
 小さきもの、斯様に小さく在れども自らの領内にあっては誇りと尊厳に満ちて眼開き続ける、その女王の気風に敬意を表し──」
「此度の同盟、余も認めてやろう。喜べ」
マスターの意向で「同盟」の使者として寄越されたにも関わらず、自分の気に食わなければキャスターの“神殿”もろとも玲瓏館邸を吹き飛ばすことも考えに入れていたオジマンディアスだったが、使い魔の眼を通じて会見の場を覗き見ていた美沙夜の、王の視線に打ちのめされながらも屈せず、眼を逸らさなかった気概に免じて傲然と裁定を下す。
軍神セト戦いの女神アナト、我が両腕に宿るが良い!
 豊穣の神アスタルテ、我が勝利の栄光より後にはお前こそが戦いに血濡れた地を言祝げ!
 ラーでありホルスである余は、これより再びの命を得て世界に幸福を与えん!
 最愛なりしネフェルタリよ、ハトホルとしてオジマンディアスの光臨を祝福せよ!
 まさしく世界を救う戦いである!
 余は、余が統べるためにこそあらゆる敵を灼き尽くし、遍くすべてを救おうぞ!
 さあ。来い。
 蒼銀の騎士に守られし世界を喰らう女神ポトニアテローンよ。
 今こそ、神王が貴様を斃してやろう。」
世界を喰らう女神と、その走狗たる蒼銀の騎士に対し、太陽の神王は高らかに宣戦布告する。
『蒼銀のフラグメンツ』は群像劇の要素が強いとはいえ、もはやどちらが主人公か分からなくなってくる。
「認めよう。余は神君であるが暴君の顔を持ち合わせるが故に、こうも醜く歪みはてた世界なぞはどうにも救いきれぬ。特に、是なる当世、繁栄と消費をあまりに貪り過ぎている。我が豪腕を思うさま振るうには、あまりに頼りなかろうさ」
「……故に。此処では貴様が救え、勇者よ」
セイバーに対する命令。世界を食らう獣から、世界を守ろうとする蒼銀の騎士に対する激励でもある。
「小癪――――」
世界を喰らう女神に従うしもべとして造り直された彼の声。自我はあるようだが、彼は特に念入りに造り直されており黒き弓兵と共に 黄金の英雄王を砕き尽くそうとすることを示唆されている。

Fate/Grand Order[編集]

「全能の神よ、我が業を見よ!そして平伏せよ。我が無限の光輝、太陽は此処に降臨せり!『光輝の大複合神殿ラムセウム・テンティリス』!」
宝具発動。大質量弾のカタチをとりて此処に降臨する、太陽王の威光。
「惰弱惰弱!」
攻撃時の台詞の一つ。元ネタは「ジョジョの奇妙な冒険」で子安氏が演じたあのキャラの台詞だろう。言い回しは似ている。
「地上にあってファラオに不可能なし! 万物万象我が手中にあり!」
「ファラオの神威を見るがいい。フフ、フハハハハハ!」
スキル使用時の台詞。どちらもあまりに長いため前半で演出が終わってしまい(倍速時)、連続でスキルを使用すると当然の如く切れる。
それを意識したのか、『ネロ祭再び』フィナーレでの彼の名称は「地上にあってファラオに不可能な」と途中で切れたような形になっている。
「古き天空の女王がいるな。再び相見えることになろうとは」
ニトクリスを所持している際のマイルーム会話。
「ほう……この気配、いずれかの時代のファラオがいるか。太陽なりし者はファラオ以外有り得んからな。ならば、ファラオなのだろう」
カルナガウェインを所持している際のマイルーム会話。彼からしてみると、太陽と大きな関わりを持つ者はファラオであるらしい。
「ほう……太陽の化身の気配があるな。玉藻、か。ならば余が兄で、あれは妹といったところか。許す、これよりは兄、もしくは兄上と呼ぶよう伝えておけ」
玉藻の前を所持している際のマイルーム会話。いつもの言い方ではあるが、どこか優しげ。とはいえいきなりこんな台詞を言いだした事に吹いたマスターもいただろう。
「貴様の生まれた日付など知ったことか!ファラオは衆生の有り様に深く関わるものではない!等しく支配するものだ。ところで貴様、何か余に対して欲するものはあるか?」
誕生日限定の台詞。いつもの振る舞いだが、支配するものとしてプレゼントの事を問うのを欠かさないツンデレ。
「おまえたちがカルデアからの使者である事。これまで五つの特異点を修復した者である事。
 そしてついにこの第六のくさび―――砂の聖地に現れた事。すべて承知している。」
「何故ならおまえたちの探す聖杯は、この通り、余が手にしているからだ。」
カルデアの動向を把握しているだけでなく、目的の聖杯まで彼の手の内にあった。主人公達は魔術王との関わりを疑うが……。
「誰が魔術王などに与するか。これは余がこの地に降臨した際、十字軍めから―――」
「―――十字軍めから没収したものだ。真の王たる余に相応しいものとして、な。」
聖杯を手に入れた経緯を話すが、その最中、突然太陽王の首がズレた。目をかっ開くこと請け合い。
「―――あり得ぬ、旅の疲れであろう。不敬だが、一度のみ許す。」
「余の首は何ともないのだからな。そして、聖杯を手に入れた事により余は―――おっと」
「………………。(見たか?という沈黙)」
首の事を問いただされ軽くいなすがその矢先にまた首がズレた。なんでこうなったのかは後々明らかになる。
その後出てくる選択肢という名の沈黙問わず、調子を取り戻すために戦闘となる。
「……ふん。正直、第四あたりで息絶えたものと思ったがな。余の憶測も笑えぬわ。
まったく―――遅すぎる!遅い遅い、遅きにも程がある!カルデアのマスターよ!
 貴様らが訪れる前に、この時代の人理はとっくに崩壊したわ!」
「言葉通りの意味だ。この時代―――本来であれば聖地を奪い合う戦いがあった。
一方は守り、一方は攻める。二つの民族による、絶対に相容れぬ殺し合いだ。その果てに聖杯はどちらかの陣営に渡り、聖地は魔神柱の苗床となったであろうよ。
―――おまえたちが、もう少し早くこの地に到達していれば、な。」
「故に、心して聞くがよい。この時代を特例の特異点とし、人理を完膚なきまでに破壊した者は―――貴様らが目指したエルサレムの残骸、絶望の聖都に君臨している!
通り名を獅子王。純白の獅子王とうたってなァ!」
この時代の人理が崩壊してしまっている事、本来特異点となる争いが起きていない事を告げる。第六特異点の定礎ランクがEXとなった所以。
「―――さて。何の話をしていたのだったか。」
主人公「王よ、共同戦線の話ですぞ」
「分かっておる。戦いの後では気まずかろうと、余なりの配慮だ。流さぬか、鰐頭め。」
主人公一行の実力を見極めた後のやりとり。傲慢に振る舞ってはいるが勇者と認めた者に対しては一定の配慮はする太陽王。
「あらゆる裁きはファラオが下すもの!神ならざる人の王ごときが……。
 否、もはや貴様は女神にも等しいモノではあるが、しかし!
 ファラオは余であり、余こそがファラオなれば!神王を名乗る年季の違いを知るがいい!」
「大電球アモン・ラー、開眼!見るがいい―――アメンの愛よメェリィアメン!!」
獅子王の座する聖都の外壁に向けて放たれる超遠距離大神罰―――デンデラ大電球の放射。
「―――要らぬ。」
「十分な働きだ。これ以上は要らぬ。
 そして、おまえが冥府に連れ去られるのも面倒だ。余は、あの暗い国はあまり好かぬからな。」
「……余はここで休む。おまえも休むがよい、ファラオ・ニトクリス。
 あまり無理をするな。暗黒を総べるにはそなたは少々優しすぎよう。」
獅子王との宝具の打ち合いの末、冥府に連れ去られるのを厭わず獅子王の裁きの光から守り切ろうとするニトクリスに対して。
「なんという―――なんという奇蹟なのか!よくやった二トクリス、さては幸運を運ぶ鳥だな貴様ッ!」
終章にて、勇者と肩を並べ戦えることに上機嫌となり、この場に来るきっかけを作った彼女を褒め称える。
「ファラオとしての優劣?くだらん!ファラオはファラオであるだけで十分なのだ!
それ以上を欲するなど不遜!」
「なぜなら最も尊く、最も優れたファラオが余であると決まりきっている。それ以外は全て有象無象よ!」
「暗黒と復讐のみを為したファラオも、征服のファラオも、最後のファラオであろうと……
死すまでの数日のみを単独で在位した幼きファラオであろうと……
余にとってさしたる差異はない!」
二トクリスの幕間の物語にて。ファラオ達と戦い勝利しても劣等感が消えない二トクリスに対して。
彼の至高のファラオとしての自負が窺える台詞だが、本質はニトクリスへの(物凄く遠回しな)鼓舞と推察される。

メモ[編集]

  • 多くの予想通り真名は古代エジプト最高のファラオ、建築王にして太陽王、ラムセス二世であった。ただ、名義はギリシャ語読みの別名「オジマンディアス」が採用されている。
    • ギリシャ語名の方が採用されたのは、有名なパーシー・ビッシュ・シェリー作の同名の詩をモチーフにしているからだろう。以下の一節がある。
      その台座にはこう記されていた。「わが名はオジマンディアス、王中の王なり。神々よ、わが偉業を見、絶望せよ!」
    • 彼よりも更に古代の偉大なファラオ、クフ王を予想したファンも多かったようである。
      宝具も『闇夜の太陽の船』=クフ王の船、『光輝の大複合神殿』=クフ王の大ピラミッド、『熱砂の獅身獣』=ギザの大スフィンクスと解釈すれば、ラムセス二世よりも「ハマる」キャスティングと言えるかもしれない。尤も、これをやるとギザの大ピラミッドやスフィンクスを「何時、何のために、どうやって建造したか」という考古学の難題に触れなければならなくなるため、創作のネタとしてはあまりに危険であるが。
  • 幻想種」「」「固有結界」と歴代「ライダー」サーヴァントの代名詞的な宝具を一人で所有する豪華な英雄。流石に戦車は持って来なかったが、宝具を特徴とするライダーのクラスに相応しい大盤振る舞いの構成である。
    • 『GrandOrder』から彼を知った人の場合、初見では「何でこの人がライダーなの?」という疑問を抱く事が少なくない。
      『GrandOrder』では戦車に関するものは影も形も無く、「闇夜の太陽船(メセケテット)」も画面内に姿を見せることが無くプロフィールなどにも一切記述が無い[2]ので、乗り物に関する逸話をゲーム内で知る事ができない。
    • 実際は巨大な船たる「闇夜の太陽船(メセケテット)」を活用している上、タロットカードの「戦車(チャリオッツ)」のモデルにもなっている程の戦車に関する逸話を持つサーヴァントであるため、ライダークラスであることに何ら不思議はない。
  • 正しく破格の実力と宝具を持つサーヴァントだが、一方で召喚方法にかなり問題がある。
    • 自身と縁のあるもの(生前使っていた弓や条約の碑文、自分自身たるミイラが作中で例として挙がっている)を使っても触媒になりえないという驚くべき性質を持った英霊。彼を召喚するには最愛の妻ネフェルタリの遺品を触媒として使わなければならない。しかしその遺品を触媒に使って召喚すると最後、召喚したマスターを「妻の墓を荒らした不敬者」と見なし、自身の消滅に繋がろうとも容赦無く殺しに掛かるためもはや運用どころではなくなる。奇跡的にも伊勢三玄莉はそんなオジマンディアスのマスターとして聖杯戦争を戦い続けられたが、それはオジマンディアスがマスター以外の事柄に対してたまたま興味を持って気が変わったからに過ぎず、本来であれば彼も例に漏れず速攻で殺されても何らおかしくなかった。
    • 一応この問題点は触媒による召還を試みた場合なので、万が一縁召喚で呼ばれた場合は問題はないと思われる。もっとも、それはそれでそもそも縁召喚できるのか?という根本的かつ致命的な問題が立ち塞がる訳だが。
    • ムーンセルの召喚様式であれば可能性はある。が、仮に縁召喚が出来るとしても「彼と相性の合う人物」という意味では召喚できる人物は至極限られてくるだろう。
    • 触媒なしでも召喚できるカルデアの召喚方法でも彼を激怒させることなく召喚できる可能性はある。ただし、こちらは運や聖晶石(ひいてはリアルマネー)が重要になる。
  • 黄金の古代王という特徴、高い実力とカリスマに裏打ちされた圧倒的な存在感、己を「王の中の王」と称する尊大さはギルガメッシュと、クラスや生前手にしたファラオの位、固有結界や神獣を擁する戦力、「セイバーとランサー、アーチャーの揃った戦場を引っ掻き回す」というシチュエーションはイスカンダルと似通ったものを感じさせる。
    • ただし、「神々の法を守り、その結果として遍く民を庇護するファラオ」であるオジマンディアスと、「神と袂を分かち、人類の歴史の裁定者として人の世を守護する王」であるギルガメッシュでは方向性が正反対であり、根底の部分では到底相容れないと思われる。
    • のちに宿敵となる親友のモーセとの過去は、さながらギルガメッシュとエルキドゥの殺し合いの末の固い友情を思わせる。
  • 桜井光氏のライアーソフトでの作品『白光のヴァルーシア-what a beautiful hopes-』にも、恐怖の王と呼ばれる怪物「アブホール」が登場している。尤も、彼の宝具の『熱砂の獅身獣(アブホル・スフィンクス)』との共通点は名前くらいの物で、関連性は特に無い。ただ、『白光のヴァルーシア』も西アジア・中東風の世界観で砂漠が舞台となるため、元ネタは同一と思われる。
  • エジプトのファラオというそれまでいなかったタイプのサーヴァントのためか、『蒼銀のフラグメンツ』執筆にあたっては「いわゆる「王」とも異なる特別な存在だから」として奈須氏から桜井氏に様々な助言があった模様。また逆に奈須氏が『Grand Order』第六章を執筆する際は「オジマンディアスの王としての理念」を桜井氏が奈須氏に教え、セリフの監修も行っている。なお、オジマンディアスというキャラクター自体の設定に関しては桜井氏が単独で担当しており、設定作成の欄には桜井氏の名前のみが記載されている。
  • ファラオをサーヴァントとしようとしていたらしきマスターとしては、『フラグメンツ』以前から『Fate/strange Fake』に「エジプトにて『神』となった者達」を召喚しようとしていた銀狼の合成獣の創造主が存在する。
  • 『光輝の大複合神殿』はその巨大さから神秘の秘匿に問題のある宝具で、情報操作によって「東京湾上に発生した蜃気楼」と報道されている。余りに苦しすぎる内容で、更に中東に向かう米軍艦隊を全滅させたことで外交的な問題さえ発生しかねない。
    なお撃沈されたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦は世界初のイージス艦であり、1隻あたりの価格が10億ドル(約1000億円)もする非常に高価な船。これに加えて僚艦数隻も失われており、被害総額は計り知れない域に達している。情報工作を行うとしても、アインツベルンのような大口のスポンサーが存在しない聖杯戦争で一体誰が負債を払う事になるのだろうか……。
    • 余談だが、聖杯戦争が行われた1991年と言えば湾岸戦争が勃発した年である。太平洋艦隊の精鋭の壊滅はこの戦争に多大な影響を及ぼす事になるだろう。
    • 現代兵器がお陀仏になった先例としては、『Fate/Zero』がある。こちらの場合は立地の関係から出動したのが哨戒中の自衛隊機のみだったという点で不幸中の幸いと言えなくもないが、結果としては一機あたり1億ドル(100億円)を超えるF-15戦闘機が二機同時に失われるという大損害を被っている。
  • 生前の最大身長は180cm以上、一説には190cmあったようだが、「最愛の妻ネフェルタリが二人目の王子を生んだ頃の自分こそが全盛・頂点であろう」として身長179cmの状態で現界している。
    • ちなみに現存するミイラの身長から推測される死亡時(88歳~92歳時)の身長は183cm前後。

話題まとめ[編集]

歴史関連
  • エジプト第19王朝のファラオで、年代は諸説あるが24歳で即位し、88歳~92歳で死没という長寿の王であった。
  • その長い統治期間でエジプトの領土を拡大させ、文化、商業共に多大な発展を齎した。彼が築いた平和によりエジプトの人口は急増し、古代エジプトは最盛期を迎えた。だがその当時にしては異例とも言える長寿により後継者問題に悩まされたという。
    • 生前に関節炎こそ患っていたが、90歳を超えてなお民衆の目前で数百メートルを駆けることが可能なほど健脚であったという。この短距離走は神たるファラオが健全であることを民衆にアピールするために行う政治的なイベントでこそあるが、彼の健康ぶりを示す一つの記録でもある。
  • 「建築王」の異名どおり数々の神殿や葬祭神殿を造営している。そのうちの一つが「ラメセウム」と名付けられた葬祭殿で、宝具名の元ネタはこちらと推測される。また、数々の建築物の中でも最も有名なのはナセル湖の畔に立つアブ・シンベル神殿であろう。
    • この遺跡は1960年代に建設が始まったアスワン・ハイ・ダムの影響で水没の危機に晒されたが、1964年から1968年の間にユネスコの手で現在の場所に移築された。また、この移築を契機に世界遺産制度が成立する事となる。
    • 建築マニアであるとともに自分大好きな王でもあったようで、神殿とともに自身を模した像および巨像を数多く建築させている。長いエジプト史を通しても、これほど盛大に自らを誇った形跡を残したファラオは他にいない。
  • 記録によれば体格は大柄で力も強く、彼しか引けないような専用の強弓もあったという。
  • 1881年にミイラが発見され、身長183cmもの大柄な体格であった事が明らかになっている。現在はエジプト考古学博物館に収められており、英霊の中でもその遺体を直接目にする事ができる唯一の存在である。
    • 20世紀後半に防腐処置を行う為にフランスへ渡った事があるが、その時には儀仗兵が捧げ銃を行う国王への礼節をもって迎えられた。また、出国に際してはパスポートが発行された上に職業欄には「ファラオ」と記入されており、死してもなお絶大な権威を保ち畏敬を集めていることを伺わせた。
  • 史実においては、神殿などの碑文の改ざんにより父王の業績を一部奪おうとしていたりする。父親との共同統治の際に作らせた神殿では父親の名前の前に「今は亡き」などと後から掘らせ、すべてオジマンディアスが作らせたように改竄していた。ファラオが歴史に名を残そうとする行為として珍しいものではなかったものの、前述の建造物と合わせて彼が並々ならぬ自己顕示欲を持っていたことは疑いようがない。
  • アムルを巡ってヒッタイトのムワタリ2世と戦ったカデシュの戦いは、史上初の軍事記録に残された戦争であり、成文化された世界初の国際平和条約が結ばれたこと有名である。オジマンディアスは戦争での大勝を国内で宣伝し、神殿の壁画などに記したが、これは誇張であり、実際にはエジプトはヒッタイト以上の犠牲者を出した末に領土を獲得できず、結局アムルは再びヒッタイトの属国となったと考えられている。
    • なお、この戦争におけるオジマンディアスの活躍は勝敗と同様に大幅に誇張して喧伝され、彼が一人で戦車を駆り、矢の一撃で敵の隊を全滅させたかの如き図などが神々を交えて壁画に彫り込まれたりもした。そして当時のエジプトの人々はこういった壁画を大真面目に歴史として記録してしまい、後世において歴史論争が大変ややこしいことになったという経緯がある。
    • 実際のカデシュの戦いでは、オジマンディアスがヒッタイト軍の嘘の情報に騙されたことでエジプト軍が分断され、奇襲を受けて壊滅寸前のところを偶然現れたアムルからの援軍により難を逃れることが出来たと考えられている。この後、自分の無謀な作戦によって多数の犠牲者を出したオジマンディアスはこれ以上の損失を出すわけにもいかず野営陣地を作成し、ヒッタイト陣営とのにらみ合いの状況になる。すでにカデシュを奪取するだけの力がエジプト軍に無いことは明らかだったが、亡き父であるセティ1世を超えなければならないと考えていたオジマンディアスは戦いの継続を望んだ。しかし、無謀な進軍により兵站線が伸び切っていたため食料が不足しはじめ、結果的にヒッタイト側の提案を受け入れることになった。この戦いはたった一度の指揮官の失策によって全軍が危機に陥るということをエジプト軍に軍事的教訓として教えた戦いであったとされている。
出エジプト記
  • 旧約聖書の出エジプト記においてのエジプトのファラオとも言われている。自国に居住していたイスラエルの民に圧政を敷いたとされ、彼らの神にアブを全土に発生、疫病の発生、腫れ物と炎症を引き起こす、雹を全土で降らし農業を破壊する、イナゴを大発生させる、エジプト全土を暗闇にする等の散々な目に合わされている。
    • 恐ろしいのはここで「分かった自由にする、出ていけ」とファラオが言えば済むものを彼らの神に「心を固く閉ざされる」というマッチポンプも真っ青な精神操作を受けたとされること。この精神操作はエジプトの家庭中で長男が神にとり殺される神罰が起きるまで続いた。この上で更に一度出国したイスラエルの民を追う軍を仕向けるといういささか意図が不明な命令を出し、開海の奇跡により軍勢が全て海に飲まれるという目も当てられない事態を被った。
  • この時イスラエルの民の指導者となるモーセとは親友であり、紆余曲折の末袂を分かったとされる事が後世の創作では多いが、原典的にはそのような描写は一切ない
    • 「モーセは赤子の頃に川に捨てられ、ファラオの王女に拾われて育てられた」とされ、そこから王族の子供達と共に教育を受け、そこからのちのファラオであるラムセス二世と共に青春を過ごしたと空想は出来るが、いくら王女に拾われたとはいえ捨て子が王族と顔を合わせる機会が多々あったとはいささか考えにくい。
    • ちなみに設定担当の桜井氏はこのモーセと親友であるという設定を採用するにあたり、「十戒」というアメリカの映画をイメージしたとTMエースVol9にて語っている。

脚注[編集]

  1. 槍兵、剣士、弓兵、聖剣使い、など。固有名はあまり使わない。
  2. イベント時のマイルーム会話にてメセケテットの名前を口にする事はあるが、乗り物だとは言及しない

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