「アルターエゴ」の版間の差分
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− | “完全なAIには不要”…ではなく、『もうコントロールできない』<ref group = "出" name = "サクラ迷宮/M">幕間の物語「サクラ迷宮/M」</ref> | + | “完全なAIには不要”…ではなく、『もうコントロールできない』<ref group = "出" name = "サクラ迷宮/M">幕間の物語「サクラ迷宮/M」</ref>と危惧して切り離した愛憎、快楽、純潔、渇愛、慈愛の五つの感情から作られたアバターであり、その属性に縛られた違法霊基である<ref group = "出" name = "CCCコラボイベント第二幕(2/5)">『深海電脳楽土 SE.RA.PH』第二幕「滑落のコッペリア(2/5)」</ref>。<br>作り出す過程で複数の女神のエッセンスを集め、モザイクのように複合した切り貼り霊基。その性質上、生まれながらにして違法の塊であり、人ならざる殺戮人形というものである<ref group = "出" name = "CCCコラボイベント第二幕(2/5)"/>。 |
− | [[BB]]によって生み出されたアルターエゴたちは女性の扇情的な身体部位をシンボライズしている。[[パッションリップ|リップ]]は胸、[[メルトリリス|メルト]]は脚。残りのアルターエゴたちは目、唇、背中<ref group=" | + | [[BB]]によって生み出されたアルターエゴたちは女性の扇情的な身体部位をシンボライズしている。[[パッションリップ|リップ]]は胸、[[メルトリリス|メルト]]は脚。残りのアルターエゴたちは目、唇、背中<ref group = "注">予測される対応としては、ウツボカズラがモチーフで口元の描写が多いカズラドロップが「唇」、登場シーンで目のアップが多いキングプロテアが「目」、一見メドゥーサ繋がりで目がシンボルのようだが背面が危険すぎるヴァイオレットが「背中」であると思われる。</ref><ref group = "出" name="『Fate EXTRA material』p.183" >「Fate/EXTRA用語辞典-サクラファイブ」『Fate EXTRA material』p.183。</ref>。 |
[[BB]]は人間のように、自分の目的のために世界を変革しようと、時間の概念のない月の裏側で自己改造を繰り返し、[[主人公 (EXTRA)|とあるマスター]]が5回戦を終えるまでの間、虚数空間でひたすらレベルアップを試み、エンジンを付け足すように『身の丈に合う筈のない』増築を繰り返して巨大構造体となった。サクラファイブはその過程でうまれたものであり、肥大化していく自我や機能を整理・分離し、自らのアシスタントにしようと目論み、結果として五体のアルターエゴが誕生した<ref group = "出" name = "サクラ迷宮/M"/>。 | [[BB]]は人間のように、自分の目的のために世界を変革しようと、時間の概念のない月の裏側で自己改造を繰り返し、[[主人公 (EXTRA)|とあるマスター]]が5回戦を終えるまでの間、虚数空間でひたすらレベルアップを試み、エンジンを付け足すように『身の丈に合う筈のない』増築を繰り返して巨大構造体となった。サクラファイブはその過程でうまれたものであり、肥大化していく自我や機能を整理・分離し、自らのアシスタントにしようと目論み、結果として五体のアルターエゴが誕生した<ref group = "出" name = "サクラ迷宮/M"/>。 | ||
− | + | BBの感情から作られた彼女たちには魂があり、すでにBBとは違う生命体として活動している。ムーンセルにおいて魂の作成はそう困難なことではない。なぜなら、魂の設計自体は既に解明されており、むしろ魂という「筐」の中に自意識が宿るかが重要である<ref group = "出" name="『Fate EXTRA material』p.157">「Fate/EXTRA用語辞典-アルターエゴ」『Fate EXTRA material』p.157。</ref>。<br /> | |
− | BBのアルターエゴたちは不完全なコピー形式から生まれ、その欠損を埋めようと足掻く事でBBとは違う独自の自意識を獲得した。しかし、オリジナルであるBBがもつ[[主人公 (EXTRA)|ある感情]]だけは共通して受け継いでいる<ref group="出" name="『Fate EXTRA | + | BBのアルターエゴたちは不完全なコピー形式から生まれ、その欠損を埋めようと足掻く事でBBとは違う独自の自意識を獲得した。しかし、オリジナルであるBBがもつ[[主人公 (EXTRA)|ある感情]]だけは共通して受け継いでいる<ref group = "出" name="『Fate EXTRA material』p.157"/>。 |
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− | *CCC最初期案では、第一階層のボスは[[エリザベート=バートリー|赤ランサー]]、第二~第六階層のボスはサクラファイブ、第七階層のボスは[[BB]]か[[殺生院キアラ|黒幕]]という構成だった。まさにサクラ地獄。<br>しかしゲーム本編に登場したのはパッションリップとメルトリリスの二人に留まり、「お蔵入りになって良かったような、残念のような」とのこと<ref group="出" name="『Fate EXTRA | + | *CCC最初期案では、第一階層のボスは[[エリザベート=バートリー|赤ランサー]]、第二~第六階層のボスはサクラファイブ、第七階層のボスは[[BB]]か[[殺生院キアラ|黒幕]]という構成だった。まさにサクラ地獄。<br>しかしゲーム本編に登場したのはパッションリップとメルトリリスの二人に留まり、「お蔵入りになって良かったような、残念のような」とのこと<ref group="出" name="『Fate EXTRA material』p.183" />。 |
**ちなみにサクラファイブという名称自体は『EXTRA material』で語られていたが、後に『[[Fate/EXTRA CCC FoxTail]]』で正式に登場。それに伴い、没となったヴァイオレット、キングプロテアは日の目を見ることとなり、最後の一人である[[カズラドロップ]]も後に満を持して登場した。『[[Fate/EXTRA CCC FoxTail]]』ではレオが命名しており、凛はセンスのなさに突っ込んでいるが、一方で[[主人公 (EXTRA)|主人公]]は「桜の同型機の分身だけあってどれも花の名前」らしい事に注目している。 | **ちなみにサクラファイブという名称自体は『EXTRA material』で語られていたが、後に『[[Fate/EXTRA CCC FoxTail]]』で正式に登場。それに伴い、没となったヴァイオレット、キングプロテアは日の目を見ることとなり、最後の一人である[[カズラドロップ]]も後に満を持して登場した。『[[Fate/EXTRA CCC FoxTail]]』ではレオが命名しており、凛はセンスのなさに突っ込んでいるが、一方で[[主人公 (EXTRA)|主人公]]は「桜の同型機の分身だけあってどれも花の名前」らしい事に注目している。 | ||
− | **『[[Fate/Grand Order]]』と『[[Fate/EXTRA CCC]]』コラボイベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』にてその名称に言及。実装されたメルトやリップに加え、残りのアルターエゴの属性である感情について触れられている<ref group = "出" name = "CCCコラボイベント第二幕(2/5)"/> | + | **『[[Fate/Grand Order]]』と『[[Fate/EXTRA CCC]]』コラボイベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』にてその名称に言及。実装されたメルトやリップに加え、残りのアルターエゴの属性である感情について触れられている<ref group = "出" name = "CCCコラボイベント第二幕(2/5)"/>。さらに、パッションリップの幕間の物語ではサクラファイブ全員の名称が出ている<ref group = "出" name = "サクラ迷宮/M" />。 |
*『Grand Order』ではBB以外のアルターエゴも増えているが、[[沖田総司〔オルタ〕]]の登場まで『Fate/EXTRA CCC』での初登場キャラ、あるいはそれを基盤とした派生キャラのみとなっていた。 | *『Grand Order』ではBB以外のアルターエゴも増えているが、[[沖田総司〔オルタ〕]]の登場まで『Fate/EXTRA CCC』での初登場キャラ、あるいはそれを基盤とした派生キャラのみとなっていた。 | ||
2018年8月12日 (日) 17:26時点における版
アルターエゴ(Alter Ego)とは、自我から別れた別人格。
概要
哲学においては他者の持つ自我の事である。オルターエゴとも。
サクラファイブ
BBから作られた上級AI達。
“完全なAIには不要”…ではなく、『もうコントロールできない』[出 1]と危惧して切り離した愛憎、快楽、純潔、渇愛、慈愛の五つの感情から作られたアバターであり、その属性に縛られた違法霊基である[出 2]。
作り出す過程で複数の女神のエッセンスを集め、モザイクのように複合した切り貼り霊基。その性質上、生まれながらにして違法の塊であり、人ならざる殺戮人形というものである[出 2]。
BBによって生み出されたアルターエゴたちは女性の扇情的な身体部位をシンボライズしている。リップは胸、メルトは脚。残りのアルターエゴたちは目、唇、背中[注 1][出 3]。
BBは人間のように、自分の目的のために世界を変革しようと、時間の概念のない月の裏側で自己改造を繰り返し、とあるマスターが5回戦を終えるまでの間、虚数空間でひたすらレベルアップを試み、エンジンを付け足すように『身の丈に合う筈のない』増築を繰り返して巨大構造体となった。サクラファイブはその過程でうまれたものであり、肥大化していく自我や機能を整理・分離し、自らのアシスタントにしようと目論み、結果として五体のアルターエゴが誕生した[出 1]。
BBの感情から作られた彼女たちには魂があり、すでにBBとは違う生命体として活動している。ムーンセルにおいて魂の作成はそう困難なことではない。なぜなら、魂の設計自体は既に解明されており、むしろ魂という「筐」の中に自意識が宿るかが重要である[出 4]。
BBのアルターエゴたちは不完全なコピー形式から生まれ、その欠損を埋めようと足掻く事でBBとは違う独自の自意識を獲得した。しかし、オリジナルであるBBがもつある感情だけは共通して受け継いでいる[出 4]。
タマモナイン
玉藻の前によってもとの一尾に戻る際に切り離した八つの尾が実体化し、それがそれぞれに神格を得て分け御魂として英霊化したもの。
『EXTRA CCC』での玉藻の前のEDで主人公を助けるためにキャスターはレベルアップを重ね、厳しい仙人修行も難なく終えた事で九尾状態になり、その力でムーンセルを征服した。
だが、彼女はその増えた尾をどうするのかと考えたところを、マスターと再会した事でそれぞれの尾が権利を主張し出し、増えた尾を切り離して虚数空間に封じ込めた。
だがその切り離された尾それぞれが「タマモナイン」としてアルターエゴとなり、SE.RA.PHをハックし、正常稼動区域は3%を切り、首都圏は2Dドットに書き換えられてしまう。
タマモナインはSE.RA.PHを九等分して独立国家とした。それぞれの国で主義主張、フェチズムと弱点属性・有利属性は違うが、市民に選択の自由はない。
関連人物
今までに登場したのは10人。全員女性という特徴がある。
『Fate/Grand Order』では、既存クラスとなったタマモキャット以外はエクストラクラスとして扱われ、バーサーカー、フォーリナーを除く全クラスの攻撃を通常値で受け、ライダー、キャスター、アサシンに対して与えるダメージ増加、バーサーカーとは互いに弱点を突き、フォーリナーには攻防共に有利、セイバー、アーチャー、ランサーに対して与えるダメージが低下という相性。
メモ
- CCC最初期案では、第一階層のボスは赤ランサー、第二~第六階層のボスはサクラファイブ、第七階層のボスはBBか黒幕という構成だった。まさにサクラ地獄。
しかしゲーム本編に登場したのはパッションリップとメルトリリスの二人に留まり、「お蔵入りになって良かったような、残念のような」とのこと[出 3]。- ちなみにサクラファイブという名称自体は『EXTRA material』で語られていたが、後に『Fate/EXTRA CCC FoxTail』で正式に登場。それに伴い、没となったヴァイオレット、キングプロテアは日の目を見ることとなり、最後の一人であるカズラドロップも後に満を持して登場した。『Fate/EXTRA CCC FoxTail』ではレオが命名しており、凛はセンスのなさに突っ込んでいるが、一方で主人公は「桜の同型機の分身だけあってどれも花の名前」らしい事に注目している。
- 『Fate/Grand Order』と『Fate/EXTRA CCC』コラボイベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』にてその名称に言及。実装されたメルトやリップに加え、残りのアルターエゴの属性である感情について触れられている[出 2]。さらに、パッションリップの幕間の物語ではサクラファイブ全員の名称が出ている[出 1]。
- 『Grand Order』ではBB以外のアルターエゴも増えているが、沖田総司〔オルタ〕の登場まで『Fate/EXTRA CCC』での初登場キャラ、あるいはそれを基盤とした派生キャラのみとなっていた。