アニムスフィア家
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概要
魔術師の名門。天体科を牛耳る魔術師の貴族。十二のロードの一つ。カルデアを管理している。
アニムスフィアは遥かな昔から天体運動を研究し司る魔術師。“この惑星の人類史の保障”がアニムスフィアの使命、一族をかけて成しえる命題グランドオーダー。
人類史を見守りその先に未来が確かに続いていることを見る一族。未来を創るなんて大きなことは言わない。ただ未来はあるのだと他の魔術師に伝え保障するのが使命。
アニムスフィアはその結論として疑似天体カルデアスという魔術礼装を作り上げた。
また、カルデアが特異点修正の際に使用する術式「レイシフト」はアニムスフィア家の秘伝とされている。
家伝の天体魔術は天動説に基づいた伝統的なものであり、アニムスフィアに連なる魔術師一族の天体魔術も全て同様である。
「地球もまた星であり天体である」という考え方からか、ユーラシア大陸からヨーロッパにかけての地球の霊脈図を所持していたり、後述するセラフィックスで地球の霊脈を測定していたりと地球についても造詣が深い。
所有物
カルデア
- 事象記録電脳魔・ラプラス
- 過去の記録を集計する使い魔で、レイシフトの転移に於いて、マスターを保護する役割を持つ。
- 疑似地球環境モデル・カルデアス
- 惑星には魂があるとの定義に基き、その魂を複写する事により作り出された小型の疑似天体。いわば小さな地球のコピーである。アニムスフィアの“地球の人類史の保障”というグランドオーダーの結論として作り上げた魔術礼装。
- 近未来観測レンズ・シバ
- カルデアスを観測するための専用望遠鏡。人理保障機関カルデアの顧問を務める魔術師である、レフ・ライノールが開発した、幻視を得る極めて高度な呪具。
- 守護英霊召喚システム・フェイト
- 冬木の聖杯戦争での英霊召喚を元に前所長マリスビリー・アニムスフィアによって作られた召喚式。
- 霊子演算装置・トリスメギストス
- 未来観測やレイシフトを管制するコンピューター。
その他
- 魔術刻印
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』ではオルガマリーの額に刻まれている。
- 原子力発電所
- 『事件簿』で言及された「持て余している原子力発電所」。オルガマリーはこれを売却しようとしていた。おそらく、『Grand Order』の世界でカルデアスを起動するために使用されているものと同じ。
- 地球の霊脈図
- 天体の一つである地球を観測するためのもの。
人物
- オルガマリー・アニムスフィア
- 『Fate/Grand Order』ではアニムスフィア家の当主であり、カルデアの所長。
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』ではカルデアは設立されておらず、マリスビリーが存命で当主を務めているため父の名代扱いに留まっている。
- マリスビリー・アニムスフィア
- オルガマリーの父親であり、『Fate/Grand Order』ではカルデアの初代所長。デミ・サーヴァント実験を秘密裏に進めていた。優れた魔術師であるが、物語開始から3年前に死亡している。自身が根源の渦に到達するべくカルデアを設立した。
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』では存命であり、カルデアは設立されていないもののアニムスフィア家の現役の当主でもある。
関連組織
- 人理継続保障機関フィニス・カルデア
- アニムスフィア家が運営する組織。
- 海洋油田基地セラフィックス
- 前所長マリスビリー・アニムスフィアの虎の子の財産。北海に建設された、アニムスフィア家所有の海洋油田基地。
- アトラス院
- 霊子演算装置・トリスメギストスの設計図の提供元。
- 時計塔
- アニムスフィア家がロードを勤める上位組織。
- だが、カルデアについては国連や聖堂教会やアトラス院の協力をとりつけ、強く介入させないようにしていた。
- 天体科
- アニムスフィア家の所属学科。
- ユリフィス家、エルメロイ家、バルトメロイ家
- 時計塔のロードの家系の中でも、同じ貴族主義派。ロード・エルメロイⅡ世の事件簿では、これらの家系と水面下で探り合いながらも、一応は協力関係にある。
- ファーゴ家
- アニムスフィアに連なる魔術師一族で、同じく天動説に基づいた天体魔術を専門としている。
- フェローズ家
- アニムスフィアに連なる魔術師一族で、最有力の分家。
言及作品
メモ
- アニムスフィア家がいつから存在しているのかは不明だが『路地裏ナイトメア』にてレフ・ライノールが「2000年程遅過ぎたよアニムスフィア」と発言しているため、ロードである事を考えると時計塔の成立時からロードであった可能性が高い。
- また、同じロードである伝承科のブリシサンがソロモンの弟子の家系だったことから、初代アニムスフィアもソロモンの弟子である可能性が示唆されている。
- 西暦以前から存在する一族が持つ冠位指定を持つ一族である。
脚注
注釈
出典