呂布奉先

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バーサーカー(EXTRA・赤)

  • 真名:呂布奉先
  • 身長:225㎝/体重:153kg
  • 属性:混沌・悪
  • イメージカラー:赤銅
  • 特技:裏切り
  • 好きなもの:裏切り、武芸百般/嫌いなもの:裏切り、包囲網
  • 天敵:妻
  • CV:安井邦彦

狂戦士」のクラスのサーヴァントムーンセルの聖杯戦争において、ラニ=VIIIによって召喚される。
中華風の鎧に身を包んだ、巨躯の武人。

略歴
第三回戦終了後、主人公の対戦相手ではなく、遠坂凛の対戦相手として初登場。
その時の選択肢次第では、主人公の対戦相手として第六回戦で再登場する。
対戦相手となった場合、マスターが対戦相手として主人公に接触することを避けるため、徹底してその正体を隠蔽される。アリーナでは決して姿を見せず、後にはマスターが能力をコピーしたドールを用意・使役してアリーナ探索を遠隔操作で行うほど。ただし、そのドールが持っていた得物や戦闘スタイル、そして凛の助言によって主人公はその宝具と真名をつきとめる。
人物
バーサーカー化しているため理性・思考を失っており、人間性を現すことはない。
マスターであるラニと思考を同一化されており、より機械的なサーヴァントとなっている。しかし他のマスターとサーヴァントはすべて破壊すべき敵と認識しているのか、制御を離れることもある。
最後まで、彼がラニをどう思っていたかは定かではない。ただ、凛との戦いでラ二を守る盾となった場合のみ、最後にバーサーカーがラニに向けた視線は、主人公には穏やかな武人のものと見えた。
能力
「半人半機」のサイボーグであり、生きる城塞とまで呼ばれる非常に高い実力を持つ。その肉体は非常に頑強で、アーチャー (EXTRA・赤)によれば、肉体を機械化しているので心臓を穿つ程度では活動停止させるのは難しいらしい。また距離が離れていればエーテライトの炉心融解すら防ぎきれる。攻撃力も桁外れに高く、軍神五兵の一撃はGUARDしても即死級のダメージを叩き出す。

宝具

軍神五兵(ゴッド・フォース)
ランク:A
種別:対人・対軍・対城宝具
レンジ:1〜40
最大補足:1〜50人
由来:様々な武芸で無双を誇り方天画戟を主武器とした逸話から。
バーサーカーが生前用いたと言われる方天画戟の真名。切斬、刺突、打撃、薙ぎ、払い、射撃の六つの形態に変化するマルチプルウェポンであり大量破壊兵器。中国の古い軍神・蚩尤(シュウ)が六本の腕に異なる武器を持っていたことから、超軍師・陳宮が考案した人工宝具(この時点では砲を除いた五形態)。
大型両手武器の特徴全てを生かした万能宝具でもあり、『切断』はあらゆる物理防御を無効化、ないし切断し破壊する大ダメージ攻撃。
『刺突』はスタン(槍による貫きによる行動封じ)判定かつ縦列の敵を貫通する大ダメージ攻撃。
『打撃』は巨大な籠手化して防御力をあげる。もしくは相手の攻撃を受け止め、弾き返す特殊防御。
『薙ぎ』は横一列の敵を払う大ダメージ。
『払い』は物理系の行動を弾きながらダメージを与える特殊カウンター。
『射撃』は大口径による波動砲じみた呂布ビームなど一人でサーヴァント六人分の宝具を所持する形となっている。
ただし、現在はバーサーカー化の影響で多様性は失われ、矛(刺突)と砲(射撃)の形態(フォース)を残すのみとなっている。
ゲーム的には、矛の形態で切断、突き、打撃、薙ぎ、払いの五撃のあと、砲の形態に変形、無双の怪力で引き絞った矢を放つ。マスターであるラニの補助によって「砲」の破壊力が上昇しており、ガードしても意味がないほどの即死級の筋力ダメージを与える。
赤兎馬

彼が本来有している愛馬のこと。制作陣によるとライダーとして召喚された場合、宝具となり人馬一体のケンタルロス形態になる・・・らしい。もっとも培った技術と武芸が完全に解放されるランサーや赤兎馬を駆るライダーとして召喚された場合、主人公のサーヴァントでは勝つことが難しかったことが語られている。

真名:呂布奉先

呂布奉先(奉先は字)。三国志演義に名高い、反覆・裏切りの将。
2度も養父を斬り、幾度となく裏切りを繰り返し、儒教道徳の重んじられる中国では信じられない行為に走った。
自分を重用した丁原を裏切って、中央の覇権を握った董卓と結託。
しかし董卓も裏切り、これを暗殺。
その後は中原を彷徨い、多くの戦いをくぐり抜けるも最後には敵対する曹操に攻められて敗北し、処刑された。

一つの場所に留まらず、また、一つの主君を抱かぬ気性。自らは王の器ではなく、また、自らの王を見つける事のできない放浪の星。だが、その武功・武勲は他の追随を許さず、三国志世界において最強の一角に数えられる。
呂布の軍師・陳宮は、主の強さと姿に軍神を見た。中国の古い軍神・蚩尤(シユウ)は、戦斧・楯・弓矢の発明者と言われ、その六本の腕すべてに、異なる武器を持っていたとされる。陳宮はこのイメージを呂布に被せ、君主を裏切るたびに窮地に陥っていく呂布のため、五形態に変形する超兵器を考案。呂布の多彩な武を縦横無尽に開花させる、人工宝具を生み出すに至る。
それが、切斬、刺突、打撃、薙ぎ、払い、大型両手武器の特徴をすべて活かした万能武器、方天画戟「軍神五兵」である。
我欲が強く、この世に自分以上の武将はいないと信じていた呂布だが、最後まで自分を「効果的に」戦術に用いた軍師・陳宮には、気を許していたようだ。

呂布は騎射にも優れ、その才から漢代の弓の達人、飛将軍・李広になぞらえられた。
呂布が義弟と呼んだ英雄・劉備が、呂布の同盟者であった袁術配下の武将・紀霊に追い詰められていた時のこと。呂布は両者の戦いを好まず、150歩先にある陣営の轅門に戟を掲げさせて言った。

「俺が矢を射て、あの戟の横に突き出した小さな刃に命中させたなら、軍を引け。当たらなければ好きに戦うが良い」

乾坤必中。彼の射た矢は見事に命中し、紀霊は軍を引いたという。これが世に言う「轅門射戟」の逸話である。

関連

呂布の武芸
「狂戦士」のクラスのみならず、裏切りの武将として「暗殺者」、長柄の得物を扱う「槍兵」、愛馬・赤兎馬を駆る「騎乗兵」、轅門射戟の逸話で知られる「弓兵」と、計5クラスに該当する。
方天画戟
「三国志演義」における呂布の武器としてあまりにも有名だが、実際には北宋時代の武器であり、呂布が活躍した頃は存在していない。
赤兎馬
「人中に呂布あり、馬中に赤兎あり」と語られた呂布の愛馬。「一日に千里を駆けた」と謳われた。呂布以外の者には懐くことがなく、呂布はこれに乗って城の塹壕(少なくとも30m以上)を飛び越える事ができたと伝えられている。
なお、ゲーム中に記述はないが、呂布の死後は曹操の手に渡り、曹操から関羽に送られた(「三国志演義」における創作。かなりの老馬になってしまう)。

登場作品と役柄

Fate/EXTRA
第六回戦の対戦相手(いわゆる凛ルートのみ)。

人間関係

ラニ=VIII
マスター。実は、生前の彼が愛し狂った妻・貂蝉に似た面影を持っていたとされる。
ランサー(EXTRA・青)
三回戦の対戦相手。

名台詞

「■■■■■■■■■■■ーーー!」
バーサーカーといえばコレ。最後まで咆哮のみで、普通に話すことはない。

メモ

  • 第五次のバーサーカーと同じく、非常に武芸に優れる。複数のクラスの資格を持ち、宝具の多様性が狂化による影響で失われているという点も共通。
    • 「狂戦士」以外で召喚されても十分に強力なサーヴァントだが、どちらがより強力か、という点に関しては明言されていない。(ただし、プロデューサー新納一哉氏は、「ライダーやランサーで呼ばなかったのは、やはり『強すぎるかもしれない』という気持ちです」と述べている)。
      ラニとの相性は不明だが、ありきたりなマスターでは正直他のクラスで呼んでも反逆されて終わりだろう、という意見もチラホラ。
    • 奈須氏曰く、「アーチャーで呼べば宝具五形態が全て使え、ライダーで呼んだらそれに加えて赤兎馬と変形合体する」らしい。
  • 実はラニは真名を把握していない。それどころか関心も希薄で、詳しく知ろうともしていなかった。宝具使用時のセリフが、ラニの詠唱のみであることも考えると、「ゴッド・フォース」と言う宝具の名称は彼女が勝手に付けただけの可能性が高い。
  • 「呂布奉先」という呼び方は誤りである。呂が姓(せい)、布が名(めい)、奉先が字(あざな)。字は特に親しい間柄ではない人が名の代わりの呼び名として使うもので、名と字を合わせて呼ぶことはない。よって、正しい呼び方は「呂布」または「呂奉先」となる。
    • だがそれはあくまで同時代の人間を直接呼ぶ場合に限った話であり、史書などでは「姓+名+字」という書き方はよく登場する。つまり本来の用法としては誤りだが、慣例的な文語用法としては特段間違っているわけではない。
    • そもそも、どうせ制作側も分かった上で名でも字でもない「真名」としているのだから、突っ込むのは野暮というものだろう。

EXTRAで判明しているステータス

マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 備考
ラニ A+ A+ B+ C+ C+ A 正気を失わせることでスキル『反骨の祖』を完全に封じることに成功している。もっともマスターあるラニは生前愛し狂った妻・貂蝉の面影を持つらしく彼女を裏切っていたかは疑問視されている。   

保有スキル:バーサーカー化:A、勇猛:B、反骨の祖:B

話題まとめ

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