メフィストフェレス
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キャスター
- 真名:メフィストフェレス
- 身長:188cm / 体重:78kg
- 出典:『ファウスト』
- 地域:ドイツ
- 属性:混沌・悪
- 性別:男性(?)
- CV:子安武人 / イラスト:下越
- 設定担当:東出祐一郎(ソース)
『Fate/Grand Order』に登場する「魔術師」のクラスのサーヴァント。道化師のような衣装を着た異形の怪人。
- 略歴
- 真名はメフィストフェレス。ゲーテの戯曲「ファウスト」などに登場する誘惑の悪魔。
- 人物
- 一人称は「ワタクシ」。自ら「生まれついてのサーヴァント」を名乗る。主に対して慇懃な物腰で接し、一見忠実そうにしているが、不穏な言動や異様に明るいテンションからは狂気を感じさせる。
- その印象通り、本性は残酷非道を極めており、マスターに対しては「自分が愉しむための玩具」程度にしか考えておらず、隙あらばマスターを騙して絶望に叩き込み、果てには殺害も厭わない危険人物。逆に言えば、マスターが自身を愉快にさせてくれる「面白おかしい存在」である限り、裏切りはしないらしい。
- 能力
- 後世の悪魔伝説からもたらされた『無辜の怪物』スキルによって、その伝説に近い契約悪魔としての力を獲得し、その力を振るっている。実像を歪めてしまう『無辜の怪物』も、彼にとってはメリットでしかない。
- 刀剣のように鋭く、刃の異様に長いハサミを持ち、敵対者を切り刻む。他、呪術を使用したり、時計型の爆弾を用いている。他者が自身を呪う事で自身がパワーアップする。
黒田メフィスト
- 『Fate/Grand Order』のイベント「ぐだぐだ本能寺」に登場するメフィスト。
- 召喚時に黒田官兵衛の因子が加えられていると見られ、更にサーヴァントの霊核に感染する特殊な粒子によってステータスの弱体化、記憶の改竄、霊核の摩耗、「残念になる」などの悪影響が及んでいる。
- 豊臣ギル吉の軍師として登場しているが、不満タラタラな同僚と比べるとわざとふざけている感がある。やたらと爆発物に関する発言が多いあたり、松永久秀もイメージしているのかもしれない。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャスター | 主人公 (Grand Order) | D | C | B | A | B | B | 陣地作成:C+ 道具作成:B |
無辜の怪物:B 呪術 :A |
宝具
- 微睡む爆弾 (チクタク・ボム)
- ランク:A
種別:対軍宝具 - 時計の形をした無数の小型爆弾を爆発させる。
- 『Grand Order』では、敵全体に防御無視のダメージを与え、呪いの状態異常を付与する効果。
真名:メフィストフェレス
メフィストフェレス。ゲーテの戯曲「ファウスト」などに登場する誘惑の悪魔。
ゲオルク・ファウスト博士の前に現れ、魂と引き換えに望みを叶える契約を持ちかけたとされる。
ファウスト博士が堕落するかどうかを神と賭けたメフィストは彼を悪の道に引き摺り込もうとする。
メフィストフェレスは手練手管を尽くして、ファウストを悪の道へと誘い込むことに成功する。
しかし、魂を地獄に落とそうとする寸前にファウストが愛した者によって魂は救われる。
――――だが、これは『物語』での話。
『現実』における彼は、人間でも悪魔でもない。
彼は卓越した魔術師ファウストによって造られ、名前と自意識を与えられたホムンクルスの一体。
大変に慈しんだファウストを、当たり前のように裏切り殺害した。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- キャスターのサーヴァントとして登場。レア度はR(☆3)。イラストレーターは下越、設定担当は東出祐一郎。
- ちびちゅき!
- 登場前は「学園に溶け込めるのか」「制服を着ている所が想像できない」と作者にすら言われていたが、無事?学校内の理髪店員として登場。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- 契約者の一人。
- マシュ・キリエライト
- 第四章で敵対した相手。死に際に彼女のことを「羨ましい」と述べた。
- もっとも、その理由は「マスターに信頼されていていくらでも裏切ることができるから」という常軌を逸したモノであったが。
生前
- ヨハン・ゲオルク・ファウスト
- 創造主にして自分に名前と自意識を与えた魔術師。自身を慈しんでいた彼を当たり前のように裏切って殺害した。
- 彼もまた典型的な魔術師であり、目的のためなら他者を犠牲にすることも厭わない人間であり、しかし全く成果を出すことなく日常を過ごしていた事がメフィストフェレスに「つまらない」と見限られた。
- ゲーテの描いた『物語』では悪魔と契約を交わした人間。悪の道へと誘い込むことに成功するが、魂を地獄に落とそうとする寸前に彼を愛した女性によって失敗に終わる。
名台詞
- 「アァァァァッ!! どぉうやら大当たりのようですよマスタァー? 悪魔メフィストフェレスまかりこしてございぃまぁす」
- 召喚時の最初の台詞、自ら大当たりのサーヴァントを自称する。第一声でどのようなサーヴァントなのかを理解できてしまう。
- 「さぁぁってっ、御覧あれぇっ!!」
- EXアタック時。劇の開幕を告げるような、明るい道化の声で敵に追撃をかける。屍山血河が築かれた戦場では不似合を通り越して不気味でしかない。
- 「それでは最後の置き土産ぇ!
3 、2 、1 、パアァッッッツ!
世界は終わりィッ! イヤァァッホオォォウウゥゥ!!!」 - 戦闘終了時の、ひたすらに不吉で不穏な台詞。聖杯戦争で彼が齎すものとは。
- 「おやおやおや? 敵対ですかァ? ワタクシ、平和主義なのですがねぇ。」
- 敵対者に対しての嘲弄。
- なお何の因果か、声の良く似た神父も自称「平和主義者」である。
- 「おぉっと、敵対ですかァ? いやワタクシ、好戦主義者でして。」
- と思ったらこのような戦闘開始台詞もある。
- 全体的に笑いをこらえるような言い方であり、彼の本心はどこにあるのやら。
- 「カシコマリィィッッ、マシタァァァァッッッ!!」
- 宝具選択時。凄まじいテンションで奮起している。
- 「両目、脇腹、膝、脊髄、設置完了ぉ。『
微睡む爆弾 』!アヒャヒャハアアアア!!」 - 宝具発動。爆発の後に響く、悪魔の悪辣な狂笑。
- 「『忠実に仕える』、という点でワタクシの右に出る者はおりません」
- サーヴァントとしての自負。しかし誰に、どういった形で仕えるのかは彼が決める事である。
- 「そしてここで! 衝撃の告白! わたくし実は悪魔ではありません、悪魔のようなものとお思いください! 何!? 知っていた!? ただのピエロ! 何という慧眼サイコオオオッ!!」
- 絆レベル4での台詞。
- 「嫌いなものと言えば! 平和は退屈ですなぁ。上っ面の平和なら大好きですよ、壊れる時は一瞬ですからね」
- 嫌いなものを聞かれた時の台詞。ネジが一本処ではない程抜けている。
- 「マスター様、誕生日おめでとうございます、時計いります?」
- 誕生日を祝ってくれるが、他の台詞と比べて妙にテンションが低く、宝具に使用する爆発物を祝いの品として渡そうとしてくる。
- 「いえいえ。後世の歴史に名を残すという、貴方の悲願、叶えてやったじゃありませんか!
大体私がいなければ、ゲーテもファウスト書きませんでしたしぃ?
ファウストがなければ、あなたも無名のままでしたしぃ?
くひひひひ! ま、責めるならゲーテを責めるんですな! ……ぷっ、あっははははははははは!!!」 - キャラクエにて、ファウストから「裏切り者」と詰られたことへの最大限の悪意を込めた嘲笑。これを聞いたファウストは激怒した。
- 彼の悲願はおそらく「魔術師として」後世に名を残すことであったと思われるが、実際はゲーテの著作によってであり、直接的な原因はメフィストフェレスに殺されたことであり、英霊化したのも自分ではなくメフィストフェレスのほう。そりゃ激昂もする。
- なお、ゲーテの「ファウスト」におけるファウスト博士は、魔術師的な基準で言うなら唾棄すべき人物であろうことも追記しておく。
メモ
- 彼の真名に関して、シナリオライターの東出氏はTwitterで「はーい! 第四回チキチキサーヴァント真名看破大会だよ! みんなが簡単だって言うから最高難易度のサーヴァントを用意したよ。ほめて」とファンへの挑戦の様なコメントをしていた。
- ゲーテの戯曲『ファウスト』の主人公のモデルとなったヨハン・ゲオルク・ファウスト博士は、一説には自身の研究室内で錬金術の実験中に爆死、体はバラバラに引き裂かれるという壮絶な最期を迎えたとされている。宝具「微睡む爆弾」はそれを反映したものだと思われる。
- 子安氏の参加はサンクレイド・ファーン、アンデルセンに続き、今回で三度目。なおクラスはアンデルセンと同じ、キャラクターの方向性はサンクレイド寄り、と微妙に共通点がある。
- 公式PR漫画『ぐだぐだオーダー』での仮称は、コャスコ。なんでも、キャス子っぽく言おうとしたらしいが、完全に失敗している形なので浸透率はイマイチ。
- 予告の時点で強烈なキャラクターを発揮したため、『ちびちゅき!』の作者である華々つぼみ氏は「果たして彼はちびちゅきの学園生活に溶けこめるのでしょうか」とTwitter上でコメントしている。
- 『ちびちゅき!2学期』開始記念においてアイコンを配布する際に「彼には制服を着せるのはムリでした」と自身のサイトで綴っている。