サンクレイド・ファーン
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サンクレイド・ファーン | |
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外国語表記 | Sancraid Phahn |
マスター階梯 | 番外位 |
魔術系統 | 聖堂教会・第八秘跡 |
魔術回路・質 | C |
魔術回路・量 | A |
魔術回路・編成 | 正常(若干の変調あり) |
声優 | 子安武人 |
デザイン | 武内崇 |
初登場作品 | Fate/Prototype |
概要[編集 | ソースを編集]
『Fate/Prototype』に登場するバーサーカーのマスター。爬虫類染みた不気味な気配を漂わせる白髪の神父。
- 略歴
- 聖堂教会・第八秘蹟に所属する、「テンプル騎士団」から派遣された異端審問員にして代行者。
当初は派遣された聖杯戦争を「東洋の島国で起きた聖杯現象デショウ」と見下していたが、八年前の聖杯戦争の真相にいち早く気づたことで聖杯の力を知り、本来補佐する予定だったバーサーカーのマスターを殺害し、マスター権を奪いとった。そして前回の聖杯戦争で優勝一歩前まで近づいた愛歌の妹である 綾香に近づき、情報収集などの暗躍を開始する。
中盤の終わりごろに本性を曝け出し、奸計によって綾香からセイバーのマスター権を奪い取る。
- 人物
- 一人称は「ワタシ」。常に胡散臭い外人のような喋り方で話し、「~デース!」「~マース!」「~ネ!」と怪しい事この上ない。
表向きは聖人を気取っているが、その本性は聖堂教会のためなら何であれ始末する、狂信的な代行者。更に極度の白人至上主義者であり、黄色人種を「家畜」扱いしている。
元から素行に問題のある人物で、任務に託けて異端者どころか信徒も殺害しており、余りにも多くの人間を殺害したため枢機卿が庇いきれなくなり、公式の場で処罰されたことになっていた。だがアメリカ国籍を買い取って今も異端審問を続けており、「サンクレイド・ファーン」という名も偽名でしかない。
令呪があるのは舌。
- 能力
- 代行者としての技能に加え、聖堂教会に所属していながら美沙夜と同格、もしくはそれ以上の魔術の技量を誇る。また非常に用心深く、不可視の対魔術用防御結界を常に自身の周囲に展開させている。
本来魔方陣を動かすことはかなりの技量が必要とされるのだが、サンクレイドは平然とそれをこなしており、移動しながらセイバーの対魔力に匹敵する防御結界を自身に随伴させることが出来る。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fate[編集 | ソースを編集]
- Fate/Prototype
- バーサーカーのマスターとして登場。
- Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
- 第四部ACT-0から登場。
その他[編集 | ソースを編集]
- ちびちゅき!
- 教会所属。遅れてきたシエルと共に聖歌隊で合唱コンクールへの参加を目論んでいた。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- バーサーカー
- 真名はヘラクレス で、『Fate/stay night』に登場する人物と容姿もそっくりだが、中身は全くの別人。『stay night』のヘラクレスは狂化していても気高い精神を失わなかった英雄であったのに対して、サンクレイドが使役するヘラクレスは意志なき殺戮マシーンに過ぎない。
- 沙条綾香
- 見下しているが、綾香への親愛と好意は割と本心かららしく、彼女をいじるのが大好き。
「ワタシ、ドンクサイ女、大好物デース!!」とのこと。
……歪んでいるのは否めないが。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「ワタシは平和主義者デス。
マスターの中で、アナタだけは、自分の意志で戦っているように見えないのデス。
加えて言うのなら、ワタシは人間の欲望が嫌いデス。
いえ、言い換えマショウ。個人の持つ欲望が嫌いデス。 聖職者として、聖杯戦争を許すコトはデキマセン」 - 「聖杯戦争から降りたい」という綾香の相談に聖人の様な顔で親身に対応する。
- だが綾香は「自分の意志で戦っていない」という言葉に安心より後ろめたさを感じ、自分がただ過去から逃げたがっていただけだったという事に気づき、結局辞退する。
- 「当然です。だって――家畜に個性は必要ナイデショウ?」
- 綾香が去った後に呟いた、上の発言の真意。
- 「ハ。ハハハ。 ギャハハハハハハ!
ああ、あれは嘘デース! ワタシ、東洋人大嫌いですから!
特に日本人とか虫唾が走りマース!」 - 綾香からセイバーを奪った際、「平和的解決を望んでいるんじゃなかったの」と問われて。
- これ以降、聖人の仮面を捨て、本性を曝け出す。
- 「……はぁ? 誰が一位ですって?
おかしいとは思わなかったのですか? そもそもワタシは神父ですよ?
そう! ワタシ!
番外デース!!」 - 美沙夜との会談で。彼を一位のマスターと誤認していた美沙夜を小馬鹿にした態度でおちょくる。
- 更に子安氏の熱演(怪演?)によって「番外デース!」が妙に耳に残る……。
メモ[編集 | ソースを編集]
- サンクレイドを演じた子安武人氏はTYPE-MOON作品では、アンデルセン役も演じている。
「特徴のない顔つき、特徴のない風貌」というコンセプトでデザインされたのに、見たらまず忘れられない強烈なルックスになった。更に子安氏の怪演もあって異様なインパクトを持つキャラクターとなり、制作現場で最も人気があったとのこと。- ナレーター役も兼任しているが、この役の時は普段とは打って変わって粛々とした話し方になる。
- 「外道な神父」というイメージは言峰綺礼に受け継がれているが、デザインや人物背景には一切反映されていない。また綺礼はどちらかというと愛歌の影響を強く受けている。
- 本性を現した時のサンクレイドが着ている、黒地に赤いラインが入った衣裳は飾り紐も含めてHFルートで黒化した桜の衣裳にもろに反映されている。
- 『Character material』では、「倒した女を強姦する」という一般向けにはとても見せられない設定が紹介されており、外道感が更に上がっている。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]