月姫
- 発売日
- 2000年8月(半月板)
- 2000年12月(完全版)
- 機種:Windows 95/98
- 開発:TYPE-MOON
- 発売:TYPE-MOON
- 次:月姫PLUS-DISC(PC)
月姫
PC用伝奇活劇ヴィジュアルノベル。同人サークルTYPE-MOON時代の作品。
同人作品でありながら、『真月譚 月姫』としてTVアニメ化、コミック化が行われた。
商業版の月姫(月姫2ではない。いわゆるリメイク)の制作が公式に発表されているが、発売時期などの詳細は未定。
あらすじ
モノの死を見ることが出来る高校生、遠野志貴。志貴は、父の死をきっかけとして、八年間離れていた生家に呼び戻される。
新しい日常が始まった日、志貴は街で出会った女性を衝動的に解体して殺してしまう。恐ろしくなって逃げ帰った翌日、信じられないことに、昨日殺したはずの女性が彼の前に現れたのだった。
「私を殺した責任、とってもらうからね」
登場人物
- 遠野志貴
- 主人公。高校2年生。二度の臨死体験で直死の魔眼を得た。
- アルクェイド・ブリュンスタッド
- 真祖と呼ばれる吸血鬼。天真爛漫で「猫」を思わせる女性。
- シエル
- 志貴の通う高校の先輩。本職は埋葬機関の第七位代行者。
- 遠野秋葉
- 志貴の妹。現在の遠野当主。
- 翡翠
- 志貴つきのメイドで琥珀の双子の妹。寡黙で無表情。
- 琥珀
- 秋葉つきの家政婦で翡翠の双子の姉。常に笑顔を浮かべている。
- ネロ・カオス
- 死徒。アルクェイドを追ってきた刺客。
- ミハイル・ロア・バルダムヨォン
- 死徒。アルクェイドが追い求める敵。
- 遠野槙久
- 遠野家前当主。故人。
- 遠野シキ
- ???
- 蒼崎青子
- 魔法使い。志貴にとっての「先生」
- ノエル
- リメイク版『月姫』ビジュアルで紹介された新キャラクター。志貴たちの通う高校の女教師。
用語
アフターストーリーや続編関連
- 月姫2/The Dark Six 予告編
- 歌月十夜にて、文化祭の出し物の中に混ざっている謎の予告編。これを見ている志貴が真面目に解説してくれないので、内容はけっこう断片的。
それでも、復讐騎や殺人貴と思しき人物、鳥の死徒、しゃべる南京錠、カソックを着た男女、六人の死徒と「六王権」など、いろいろと想像力をくすぐるキーワードに満ちている。
「制作予定、まったくなし!」とも。
- Talk
- 『月姫読本』に収録されているショートストーリー。腑海林アインナッシュを巡ってシエルとメレム・ソロモンの代行者コンビが活躍するという内容。
月姫の一年後を舞台にしており、月姫2(仮)に繋がる要素が散見されるが、あくまでそれは未定。ただしこのショートストーリー自体は公式という扱いになっている。
- the dark six(仮名)/Prelude I・II・III
- 『Character material』に収録されている、三つからなるショートストーリー群。その名の通り、月姫2(仮)の序章に位置する内容。ただしあくまでこれは『Character material』という掲載誌の性格上、現時点では奈須きのこの脳内劇場段階であって、公式の月姫2の制作を保障するものではなく、(設定はともかく)ストーリーも公式のものになるかどうか不透明となっている。
- Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
- 『コハエース』内で展開されている物語。『月姫』のキャラクターが多数登場する。
- どちらかというとスターシステム(名前や特徴が同じだけの別人)に近いが、他の作品の登場人物と比較するとストーリー部分がそれなりに作られている。
- それによると、作中の時間軸は1945年の太平洋戦争終戦直前に設定されているが、物語内では『月姫』のストーリーは1940年代前半に完結しているとのこと。
メモ
- アニメ化・コミカライズの際に「真月譚」と付けられたのは、同人時代には必要性の薄かった商標の問題によるとされている。
すでに別の商品が「月姫」で商標登録されていたため、メディアミックス作品で改題されるに至った。 - 資料集『月姫読本』とアレンジサウンドトラック『EVER AFTER MUSIC FROM “TSUKIHIME”』はそれぞれTYPE-MOONの企業化の後にそれぞれ『月姫読本 Plus Period』と『EVER AFTER ~MUSIC FROM “TSUKIHIME” REPRODUCTION~』としてリニューアルされ、商業ベースで再販されている。
話題まとめ
商品情報