魔眼蒐集列車

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概要

レール・ツェッペリン。欧州の森をいまなお走り続ける伝説。
「列車」とあるように外観は巨大な蒸気機関車のものになっているが、内部は異界化されているため非常に広くなっている。
出発地点こそ駅になっているが、レールではなく霊脈に沿って駆動する。このため、魔力に過敏な人間は慣れていないと酔いやすい。

列車の内部ではその名の通り魔眼のコレクションが大量に貯蔵されていて、魔眼のオークションが定期的に開催されており、売買のみならず摘出や移植まで一通り取り扱っている。
オークションの常連や売却希望者には招待状を発送しており、基本的にはそれが無いと乗車やオークションへの参加は出来ない。顧客拡大が目的なのか、毎年「フリー枠」として先述したメンバー以外を対象とした招待状も数枚発送され、オークション前に参加希望者の争奪戦になるとか。
当然ながら参加者は魔術世界でも相当に名の知れたメンバーばかりで、現在の立場になってから日が浅いロード・エルメロイⅡ世ですら名前と顔が一致する人物が半分もいるほどである。

戦闘が目的の兵器ではないので武装の類いはないが、セットした魔眼の出力を百倍にして車両前方に出力する「魔眼投射砲」というべき仕掛けがある[注 1]。これに使用した魔眼は過剰出力で破壊されてしまうため、列車スタッフとしても奥の手である。

関連人物

リタ・ロズィーアン
明言はされていないが、魔眼蒐集列車の支配人である「ロズィーアンの家名を持つ上級死徒」は彼女のことだと思われる。
この支配人の死徒は蒼崎橙子ルゥ=ベオウルフにオークションを台無しにされたことで魔眼蒐集列車からは手を引き、現在は配下と支配人代理にオークションの運営を任せている模様。
レアンドラ
魔眼蒐集列車のスタッフの一人で、オークショナーを勤める女性。豪華なドレスに両目を覆う革の眼帯という特異な姿をしている。
ロダン
魔眼蒐集列車のスタッフの一人で、車掌を勤める痩せぎすの男性。
支配人代行
かつて魔眼蒐集列車の支配人が残していった影であり、ロダンをはじめとする魔眼蒐集列車スタッフの前に現れる事さえ稀である。
心霊手術にも似た技術で、至難とも言われる魔眼の摘出を行える唯一の存在。
トレヴァー・コドリントン
かつてのオークション参加者。妖精眼をオークションで競り落とし、息子のウィルズに移植したことが『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』のアニメ版で語られている。
ガルヴァロッソ・スクラディオ
オークション参加者。『Fate/strange Fake』において、過去にフリー枠で発送されていた招待状を億単位の金を出して購入し、出品されていた未来視の魔眼を競り落としたとのこと。[出 1]
カラボー・フランプトン
オークション参加者。とはいえ買う側ではなく、自身の過去視の魔眼を持て余しており、摘出してもらう為に参加した。
イヴェット・L・レーマン
オークション参加者。レーマン家は魔眼の大家であるため、お得意様として何回か参加している模様。
ただし、魔眼の購入よりは売りに出されたものをサンプルとして観察する事と、レーマン家の人工魔眼を他の参加者に披露する事が目的のようである。

関連組織

言及作品

メモ

脚注

注釈

  1. ビジュアルは発射シークエンス開始とともに先頭車両が複雑に変形して射出機構「ローズアイ」を露出し、そこから放射するというロボットアニメのような派手な代物。作中では居合わせなかったが、フラット・エスカルドスが目撃してしまった場合には将来の進路を「魔眼蒐集列車の運転手」にするぐらいには熱狂するとか。

出典

リンク