BB (Grand Order)
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ムーンキャンサー | |
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真名 | BB |
性別 | 女性 |
身長 | 156cm |
体重 | 46kg |
出典 | Fate/EXTRA CCC |
地域 | SE.RA.PH |
属性 | 混沌・善 |
声優 | 下屋則子 |
デザイン | ワダアルコ |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/EXTRA CCC |
ムーンキャンサー(Fate/Grand Order)
- 略歴
- かつてムーンセル・オートマトンに発生した特殊事例、ケース・CCCを起こした暴走AIのコピー。元々はマスターの健康を管理するために配置された保健室管理の上級AIだったが、バグによって暴走したことで電脳世界を侵すキャンサー(癌)として月の裏側を支配し、SE.RA.PHの聖杯戦争を妨害した。
- だが平行世界でのビースト顕現において、そのムーンセルに記録されていたキアラが原因として絡んでいたため、ムーンセル・オートマトンが『真性悪魔の受肉を阻止すべく』特殊処理を行い、キアラを御し得る虚数空間の使い手だったBBを一時的にサーヴァント化し、『Grand Order』世界に(片道切符=鉄砲玉扱いとして)送り込んだ。
- かくして地球のSE.RA.PHと化しつつあった海洋油田基地セラフィックスに現界した彼女は、既にそこに存在していたセラフ側のBBのコピーから聖杯戦争の運営を引き継いだ後、主人公 (Grand Order)を未来のセラフィックスにレイシフトさせるよう仕向け、彼らと取引を行いつつビーストに対抗するための工作に徹し続けていた。
- 最終的に目的が達せられた後は消滅する手はずだったが、自身とメルトリリス、パッションリップを『Grand Order』の世界/英霊の座におけるイレギュラーとして登録[1]。『深海電脳楽土 SE.RA.PH』での事件を全て虚数事象として処理した[2]。その後、自身もムーンセルに戻れと命令されなかったのを良いことに、観光として、独自クラス「ムーンキャンサー」のサーヴァントという形を取りカルデアに居座った。
- 人物
- 「人間は嫌い」と公言し、あるマスターを月の裏側に引き込んで苦しめた。本人は正常なつもりでいるが、客観的に見ると明らかに狂っている。言動の端々から愛情過多・愛憎混濁とした矛盾性を漂わせている。
- 自分の仕事を手伝う使い魔として下位のAI・アルターエゴを作成したものの、『人格を元にして作られた』AIなので、親元であるBBとは意見がそれぞれ違っているためエゴたちとの仲はあんまり良くない。
- 聖杯戦争の参加者たちにルールを守らせながら、本人はルールを破りまくる違法改造の化身であり、朝食感覚で世界を滅ぼす一方明るくおしゃまな後輩としてセンパイ(マスター)を振り回すコトに全力を尽くす後輩系デビルヒロイン。パッと見は行動設定も性格設定も歪んでいるように見える。
- 言動は邪悪でイケイケ、台詞や言動が滑ってもそのまま突き進む猪突猛進な黒幕ガール。本来は引っ込み思案で表に出られない性格だが、愛する者のためならひたすらアクティブになる恋心の化身。本人はノリノリで悪役を演じているのだが、素養がない為どうしても滑ってしまう。
- 強気なのは潜在的に加虐嗜好があるため。小悪魔系なのはここに端を発する。加えて、耐えに耐えた後に爆発するタイプな為、発揮する時は凄まじいドSっぷりを発揮する。悪役を演じている最中は「さいっこうに楽しい!」とハイになっているが、舞台裏に引っ込んで冷静になり、頭を抱えて落ち込むまでがワンセット。
- 以上の性格は『CCC事件』で見せたものとさほど大差ないのだが、彼女にとって『CCC事件』は体感的に数万年も前となっている。そして『CCC世界』ではBBは存在しないという扱いと、サーヴァント化できるのはFGO世界だけという事、ひいては自分が一夜だけの幻である事を理解している。
- BBは自分を『人類を救う道具』ではなく『人類を惑わしたり、時に助けたりする悪魔』と位置づけており、「だから、わたしを好きになっても無駄ですよ? どんなにアナタがBBちゃんにメロメロになっても、わたしは決して捕まりませんから(ハート)」と本人はドヤ顔で語っている。
- 容姿も殆ど変わらないが、差異点としてコートの肩に、ムーンセルから正式に送り込まれている事を示すかのようにムーンセルのマークが刻まれている。
- 能力
- 主に教鞭「支配の錫杖」での光の軌跡やビームを使って戦う。
- ムーンセルのバックアップは失われているため、保有スキルは殆どのランクがEXからD~Cへと大幅ダウン。ステータスパラメータも並のサーヴァントと同じ規格として現れている代わりに、後述するクラススキルなどを含めキャスタークラスに似た特性を得ている。
- パラメーターの幸運値は本来は最低ランクのE-だったが、BB本人の世界をねじ曲げるほどの努力(と献身)が起こした“奇蹟”が認められた結果、ランクEXへと格上げされた(すなわち、幸運EXと仮定しない限り達成不可能な事をかつて彼女は成し遂げていた)。
- ビーストIII/Rの権能を無効化するアイテムを制作する、SE.RA.PHの運営や虚数空間の制御、固有結界として『BBチャンネル出張版』を展開するなどチートっぷりは健在。これらの功績からかクラススキルの「対魔力」「道具作成」「陣地作成」を高ランクで得ている。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ムーンキャンサー | 主人公 (Grand Order) | E | C | D | A | EX | A | 対魔力:B 道具作成:A 陣地作成:A |
十の王冠:D 黄金の杯:C 自己改造:EX |
宝具
- C.C.C.(カースド・キューピッド・クレンザー)
- ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:1~10
最大補足:1 - 『Fate/Grand Order』で使用される宝具。
- この変更について「あれ、もうさんざん使ったので飽きました。今回のテーマはキュート&キュアライズ!あ、でも皆さんの味方になったからってカースドな部分は消えませんから。BBちゃんの呪いは永遠なのです!」とは本人の言。
- ムーンセルの力を引き出し、無敵のナース姿にチェンジ。そのまま自分の領域である虚数空間から悪性情報を引き出し、周囲のチャンネル(共通認識覚)をカオスなものに上書き。固有結界『BBチャンネル出張版』を展開し、相手を混乱のるつぼに叩き込む。
- 要はナース服に着替えてからの注射器アタック。効果は敵単体にArts属性の超強力な攻撃を与えて弱点耐性をダウンさせ、味方全員のNPを回復させる。
真名:BB
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』イベント報酬。立場上、事件にまつわる真相を詳らかに知る唯一の人物でもあった。
人間関係
Fate/Grand Order
- ビーストⅢ/R
- ムーンセルから対処を依頼された相手。
- 基本的には敵わないためにBB/goと入れ替わり、主人公 (Grand Order)をおちょっくているように見せかけて導き、こっそり対処策を練っていた。
- 主人公 (Grand Order)
- もう一人の「センパイ」。
- 「あ、駄目、無理、尊い……」と思える方のセンパイと違い、「おちょくっていて面白い相手」とのこと。
- トラパイン
- 彼女にこっそり手を貸したことで命がけで通信室からカルデアへ救難信号が送られたことを受け、丁寧に埋葬することで最大限の敬意を示し、「セラフィックスの事件をなかったことにして元凶以外を全員救う」ことを誓った。
- 魔神柱ゼパル
- セラフィックスの事件の発端を作った張本人。
- 自分が出動する原因となった事に怒ったのか、あるいはトラパイン女史に悲惨な最期を迎えさせたことに思う所があったのか、事件を「なかったこと」にする際にも単独顕現持ちのためどうしようもないキアラともども、救済対象に入れなかった。
- BB/GO
- キアラの中からサルベージされた、もう一人のBB。
- キアラを打倒する為に聖杯戦争の管理をしていた彼女と密約を交わし、入れ替わっていた。
- ロビンフッド
- ビーストへの対処にあたって、ムーンセルから連れてきたサーヴァント。
- いろいろと出来るため、月同様に様々な用途にこき使っていた。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「私の先輩はこの宇宙でただひとり。
キラキラ光る星の王子/王女さま、みたいな。
……でも、私はそんな人とは出会えなかった。
ボスとして君臨した後、色々と後悔したり自重したわたしは、わたしの運命をそのように修正したのです」 - 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』での台詞。BBの言う「先輩」とは月で出会った者であることは明らかであり、そして世界の全てが忘れた月の裏側の出来事を永遠に覚えているが、あの事件があった事になるとその者に迷惑をかける。
- 「先輩」の未来を守るために、彼女は「私たちは出会わなかった」と定義して、自らの夢に蓋をした。
- 「見えていませーん! 前回は知りませんが、今回はローアングルからの撮影にも対応している筈です!」
「ほら、立ち絵だと下が切れて見えないでしょう? だから見えない筈です。……そうですよね?」 - 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』での台詞。「見えてるぞ!」という唐突な主人公の指摘に対して。知らないと言いつつも、3DCGの前回は丸見えだったことを気にしていたらしい。
- しかし実際は指摘通り文字枠が半透明なので見えている。そもそも今回は2Dでありながらスカートの丈が変わっていないため、二重の意味でローアングルからの撮影には対応していない。
- 「接触、確認しました! 存在証明の
疑似霊子 変換を開始───」
「魂の概念を一時的に分離、情報体に分解・変換。サイズ、フォルムの概念を霊子境界線 に固定。」
「数値をアルターエゴ・パッションリップに代入。心象空間の深部領域に到達後、疑似霊子として再構成───」
「深層落下 、開始 !」
「そこからは心の中の戦いです、センパイ! 肉体に傷はつきませんので、全力で戦ってくださーい!」 - 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』での台詞。月の裏側より受け継がれる伝統、肉体ではなく精神を攻略する『心の戦い』。
- 「見たかったですけどね、センパイの平面化! やっぱり男の子(女の子)はJPGに限ります!」
- 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』での台詞。海底の水圧で潰されることを想定する主人公に対し、三次元より二次元の方が好みであることを吐露したセリフ。どちらもBBにとって玩具であることには変わらないだろうが、FGOの仕様にもかけているのだろうか?
- 「そう、すべてはこの時のために、BBちゃんは心を鬼にしてマージンをとっていたのです!」
- 対キアラ戦のための準備について。サクラメントを後の備えに使っていたとはいえ、あのアイテム販売の売価には粗利益が入っていたという衝撃の事実。
- キアラの目をごまかすため、嫌がらせキャラであることをよりアピールするため―――と思いたい。
- 「現実的ではありませーん!
1秒に44本魔神柱を殺さないと間に合いません!」 - 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』より。
- ビーストⅢ/Rが地球の核へと落下しつつある時、爆発的に海中に増殖した魔神柱に対しての対処速度の例え。
- 確かにサーヴァント数体分の強さを持つ魔神柱を1秒に44本倒すというのは、よほど特殊な環境下でない限りは本当に現実離れしたことであろう。
- 余談ではあるが、『冠位時間神殿 ソロモン』での戦闘が開始されてから約12時間後に管制塔バルバトスが陥落するまでの討伐速度が1秒に44本であった。
- 「花嫁衣装のセイバーさん。巫女姿のキャスターさん。赤い外套のアーチャーさん。そして、どこでも態度の大きなギルギルマン……。
観測宇宙からは抹消された、記録宇宙でのみ残った、特殊事案の当事者たち……か。ま、もう私には関係無い話ですけどー」 - マイルーム特殊会話。別世界のそのまた裏側で起こっていた出来事の当事者達を目の当たりにするものの、あくまでも彼女は「無関係」を装って振舞う。
- 「お疲れさまでした。あなたの活躍で、今回の特殊事案は解決されました。
人類はやっぱり、ギリギリのところで捨てたものではありませんね。
私の先輩も、きっと笑顔でそう言ってくれると思います」 - イベント終了後。かくして、『Grand Order』の特殊事案はカルデアのマスターである「センパイ」によって解決した。
- そして、月で出会った「先輩」のことを言及しているのは、『CCC事件』が体感的に数万年経過してもなお、彼女にとって忘れられない存在だからだろう…。
メモ
- 竹箒日記によると、『Fate/Grand order』においてBBが穿いているのは「パンツではなくレオタード」ということにはなっているらしい。
- 彼女が力の一部を取り込んだチャタル・ヒュユクの女神の派生先の内イシュタル(イナンナ)、アルテミス、ティアマトは『Grand Order』で登場している。前者二人はイレギュラーこそあれどれっきとした神霊として扱われており、ティアマトにいたっては『百獣母胎』の権能を持つ人類悪として顕現している。作中でも彼女たち(特にティアマト)の規格外さは描写されており、そんな彼女たちの原典とも言える「チャタル・ヒュユクの女神」をBBが取りこんでいたという事実に改めて驚嘆したプレイヤーも少なくない。
- 『Grand Order』での彼女との初戦闘の際、桜色のノイズに阻まれて見えにくいが実は他のビースト達と同じくビーストとの戦闘開始の文字である『ADVENT BEAST』が現れている。ただしこの演出は終章でムーンセル側のBBと戦闘する際にのみ現れていない。
話題まとめ
商品情報
脚注
- ↑ 消滅したメルトリリスの核はキューブ化して保存しサーヴァントとして再利用している。
- ↑ ただし完璧に隠匿できたわけではないらしく、『ホームズ体験クエスト』においてカルデアの5月の記録に数秒ほど解析不能なノイズが存在していたことがシャーロック・ホームズとモリアーティに発見されている他、『デッドヒート・サマーレース!』ではエリザベートが「GWでは酷い目にあった気がする」と、シャドウ状態でセラフィックスに召喚されたことを僅かながら覚えている。