坂田金時〔ライダー〕
ライダー | |
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真名 | 坂田金時 |
性別 | 男性 |
身長 | 190cm |
体重 | 88kg |
出典 | 史実、古浄瑠璃など |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・善 |
一人称 | オレ/オレっち[1]/オイラ(希に) |
二人称 | アンタ/大将/お姫さん(希に) |
三人称 | アイツ |
声優 | 遊佐浩二 |
デザイン | 本庄雷太 |
設定作成 | 桜井光 |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』でははぐれサーヴァントとして召喚。主人公たちとともに鬼の討伐を目指す。
- また終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』でバーサーカークラスとして冠位時間神殿に召喚されていた金時は、他のサーヴァント達と共にⅣの座を統括する管制塔バルバトスと交戦する中、ライダークラスへと文字通り変身して交戦を続行している。
- 人物
- おかっぱの髪型を変え、黒と金を基調としたレザージャケットを身につけている。なお、「ライダー」の意味を曖昧(端的に言って日本で有名な某ヒーロー寄りな意味で)に解釈したことからオリジナルデザインのバックルを装着している。
- 性格に関しては基本的にバーサーカーの時と大差ないが、愛機「ベアー号」を駆る事でノリノリである事に加え、雷神と山姥の子としての性質が強調されているため、結果として「危険な男」となっている可能性がある。
- が、戦闘時以外は道路交通法は遵守し、サーヴァントなのにどうやったのかは不明だがきちんと大型二輪免許も取得しているとのこと。「ヒーローたるもの、まずはドライバーとしての規範であるべき」らしく、飲酒運転など以ての外らしい。時には面倒の一切合切を忘れ、モンスターマシンを駆って風になるが、ここでも生前における「因縁深き相手」ばかりが押し寄せる。
- 能力
- 何かを勘違いしたと思しき、正々堂々たるライダーアクションによる徒手空拳で戦っている。両手には鋭い突起を四つ備えるナックルを装備。また、雷神の子という出自から電を纏った強力な攻撃を放つ。
- 他、バイクでもデコトラでもシャコタンでも、愛機と定めた移動機械はおのずと変形能力を有することとなる。彼が提げる「ベアー号」は「超加速突撃形態」への変形機能を持つ。
- ライダークラスであるにも関わらず騎乗スキルを持っていないため、ドライバーとしての腕前は完全に彼自身の研鑽によるもののようだ。
- ゴールデン・ヒュージ・ベアー号
- 金時が駆る秘蔵の巨大ロボットという形態があるマシン。玉藻の前は「大きな大具足」と評している。第一部終章にて登場するが、姿の描写は未だない。
- 生前では北山蓮台野の大土蜘蛛を退治したようだ。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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ライダー | 主人公 (Grand Order) | A+ | B | B+ | C | C | B | 神性:C 騎乗:- |
千里疾走:A 動物会話:C 天性の肉体:A |
宝具
- 黄金疾走(ゴールデンドライブ)
- ランク:B
種別:疾走宝具
レンジ:-
最大捕捉:- - 雷神の力を宿す大型バイク。
- 金時曰く、200万馬力のモンスターマシン。最高時速2500キロメートル(約マッハ2)。金時による命名では「ゴールデンベアー号」。ひと吹きで百里を駆け抜け、熊百頭が行く手を阻もうとも問題なく蹴散らせるスペックを有している。
- ライダーとして召喚された坂田金時が愛騎と定めた移動機械はおのずと変形能力を有することになるが、今回のベアー号は真名解放時に超加速突撃形態へと変形する。
- 「トランスするフォーマーのように変形するクマ公」という言葉通り、バイク形態と熊形態の二種類が存在しているが、『Fate/Grand Order』ではバイク形態のみ登場している。通常攻撃に使用するナックルは、バイクのハンドルとドッキングさせることができる。
- 変形時は車体が沈み、ハンドルが自動で角度を調整、前輪からブレードが飛び出し、マフラーが立ち上がる。沈み込時、ウィリー着地の時、こすれて派手な花火が2、3回でる。
- ゴールデンベアー号のキーは頭の部分が金太郎の顔になっており、差し込む部分は稲妻状になっている。クマの人形のキーホルダーが付いている。
- 夜狼死九・黄金疾走(ゴールデンドライブ・グッドナイト)
- ランク:B
種別:対人~対軍宝具
レンジ:900
最大捕捉:1~50人 - 「超加速突撃形態」へと変形したゴールデンベアー号による疾走・突撃。
- ベアー号のタイヤは雷神の太鼓が変化したものであり、回転するごとに威力が上昇する。つまり長い距離を走れば走るほど攻撃は強化される。
- 源頼光によると、車輪の太鼓は頼光が土蜘蛛の呪詛による悪夢で苦しんでいたときに使用されたものが使われているとのこと。真偽は不明。
- ゲーム中でのモーションでは迸る電撃を纏いながら猛烈の速度で敵に特攻を仕掛け、激突した後に更に摩擦熱で発生した火柱で焼き尽くすというかなり強烈なもの。
真名:坂田金時
- さかたきんとき、さかたのきんとき、とも。平安時代最強の神秘殺し、源頼光四天王の一人である。また、幼名の「金太郎」は日本における知名度は桃太郎に並び立つ。
- 雷神である赤龍の子で、母親は足柄山の人食い山姥。金時もまた怪物としての力を受け継ぎ、山の獣を相手にしてはそれを殺す生活を続けていた。
- やがて鬼女である母は碓井貞光に討ち取られるが、金時自身は引き取られ、源頼光の元で人の道を教わり家来となった。
- 家来となってからは頼光四天王として数々の鬼退治に参加。特に大江山の酒呑童子退治で山伏に変装し、毒酒を飲ませて酒呑童子を討つエピソードが有名。
- しかし、酒呑童子を騙し討ちにした彼はその後の生涯に大きなわだかまりを残したまま過ごす事になる。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- イベント「天魔御伽草子 鬼ヶ島」の報酬サーヴァントとして登場。
- ストーリー上では終局特異点での金時がこちらの状態に変身する形で登場する。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- マスター。主君というより友達のように接しているが、金時が主君やそれに相当する一団のリーダー格だと認めた相手に対する呼称の「大将」をあてられているあたり、しっかりサーヴァントとマスターの関係であるとの認識は持たれている。
- 源頼光
- 主君であり、師であり、姉であり、金時の母親が死んでからは義母でもある女性。
- 来たのは嬉しいが、ご禁制ボディの彼女から無条件の愛情を寄せてくるためか苦手意識が出ている。
- 酒呑童子
- 美少女の姿をした鬼。龍神の子であるという点で金時とは共通の背景を持つ。惹かれあいながら殺し合った関係だが、彼女を騙し討ちで殺したことを悔やんでいる。
- ライダーとなったことで彼女への苦手意識が露骨に出ている。飲酒運転お断り。
- 牛若丸
- 主君の家系の子孫。彼女からは大変尊敬されており、金時も好意的に接している。
- ただし、彼女の破廉恥な格好はやはり彼にとって色々と刺激が強過ぎたらしく、格好そのものと源氏の子孫がそんな恰好をしていることで二重にショックを受けていた。
- 玉藻の前
- 顔はイケメンだが心がイケてないケモノである「イケモン」の一種として彼女に名前を挙げられている。
- 酒呑童子と交流があり、金時と彼女が会うのは「人のバカップルぶりを見るのは御免」と嫌がっているためか。
- 余談だが金時は玉藻の前の事を「フォックス」と呼んでいる。
- フランケンシュタイン
- 雷神と電気の関係で繋がっている。
- 「怪物の少女」「異端の愛」という部分で、酒呑童子の面影を見るかもしれない。
- ニコラ・テスラ
- 四章にて対峙した好敵手。性格的にノリがかなり合うようで、二コラも金時の事を「Mr.ゴールデン」と呼び、人の希望を背負って立つ英霊だと賞賛していた。
- 何かと因縁をつけてくるらしく、それ自体は力比べには丁度いい相手だが、何度も突っかかられると面倒に感じるとか。
- チャールズ・バベッジ
- イベント『セイバーウォーズ』にてテスラ共々トリオを組む。新しいものが好きなアメリカ脳なために最大限にリスペクトしている。
- 風魔小太郎
- 小太郎側は伝説に聞く坂田金時と出会って光栄だと述べていた。
- そしてその畏まりっぷりを見た金時が理由を尋ね、オナ山(同じ足柄山出身)の後輩である事が判明すると、「早く言ってくれよ」と金時側も一瞬で打ち解けた。加えて宝具名も「超クール」とベタ褒めしている。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「OK、 振り落とされんなよ?」
「そんじゃあカッ飛ばそうか! ベアーハウリング!『黄金疾走 』!!――――『夜狼死九 』…!」 - 宝具発動。稲妻烈火を巻き上げて爆走するモンスターマシンが、眼前に立つ障害物を轢殺する。
- バイクで敵に突撃する必殺技という点が『仮面ライダー龍騎』に似ているため、一部ファンからは「ファイナルベント」とも呼ばれたり。よく見ると、その疾走する姿が「龍」を模している点も重なる。
- 龍にまたがりグッドナイト。つまり「坊や良い子だネンネしな」ということだろうか。
- 「ベアー号を見たよな? おォ、オレがいつも乗ってるデビルモンスターマシーンだ。スゲェだろ、最高のブッこみをキメられるMachineだ。
ゴールデンヒュージベアー号だったら巨大ロボ形態も見せられるんだが……まあ、ソイツはまたの機会だな」 - マイルーム会話「絆LV2」。
- 「ベルトのバックルがゴツい? なァに言ってんだよ大将。ライダーってのはそういうモンだろ? ……違うのか? マジかァ、やり過ぎだったかコレ……」
「変身? しねェよ、これがオレのBest Jacketってヤツだ! ……まあ、ライダーたるもの、変身ぐらいしてェけどよ」 - マイルーム会話「絆LV3」、第一霊基解放時。
- 「ライダー」の意味を曖昧に解釈した結果、そういうことになったらしい。イージャン。イージャンスゲージャン。
- 「しっかし、まさか頼光の大将とはなァ……会えたのは勿論嬉しいぜ? 嬉しいんだが、こう……あるジャン? アプローチっつーかスキンシップっつーか、そういうのが気恥ずかしいっつかなんつーか……あるジャン……!」
- マイルーム会話「源頼光」。一見して授業参観に来た母に気恥ずかしさを感じてしまう小学生男子のような反応だが、母性愛の権化(ご禁制ボディ持ち)がぐいぐい来るような構図である。仕方ないね。
メモ
- こちらの金時はバレンタインデーの頼光からのプレゼントを「ガキじゃねえんだからいらねえ」と断った時に、丑御前に成りかけるくらいの眼光で追い回されていた。
- 彼のゴールデンベアー号だが、いろいろととんでもない代物のようで、ワイバーンでは比較にすらならず、ファヴニール級の竜種を相手にしても「空飛べる分羆よりは手応えがありそう」などと比べられるほど。
- 宝具「夜狼死九・黄金疾走」は種別:対軍宝具ではあるものの、約半年前に配布されたライダークラスのサンタオルタと差別化する為か敵単体攻撃となっている。
- 「Grand Order」第四特異点で登場した時に発した台詞が、同じく電撃を武器とするヒーローである「仮面ライダーストロンガー」そっくりであったためネタにされていたのだが、ライダーとして登場した際に彼に類似する点が激増したため更にネタにされている。おけげで多くのファンから「仮面ライダーゴールデン」などと呼ばれることに……。(本人的には喜ばしいのだろうけど)
- まず徒手空拳と電撃を武器とするライダーという点に始まり、攻撃時の各種モーション(特にBusterの跳び蹴りとArtsの地を這う雷撃)がそのライダーの必殺技まんま。更に両者ともバイクが雷撃を受けるとパワーアップし加速する特性を備えているという、もう狙ってやってるのが確実視されるレベルである。
- 加えて、ライダー金時登場以前、つまりバーサーカー時点から公式で「金太郎モチーフの仮面ライダー」というのも存在している。当然と言うべきかこちらも「金」色であり「ジャンプしてから斧での唐竹割」を必殺技としている(雷要素はエフェクトにある程度しかないが)。声を担当したのは違う人なのだが、金時のCVを担当する遊佐氏は同じ作品で「浦島太郎モチーフの仮面ライダー」の声を当てている。つくづくヒーローと縁のある男である。
- 挙げ句、終局特異点では「変身!」のかけ声とともにバーサーカーからライダーに霊基ごと変貌してしまった。その後の2017年のバレンタインイベントでもチョコレートのお返しにくれるのが特注品のベルトのレプリカ。しかもその形は「仮面ライダーW」の変身ベルトによく似ている。最早「狙ってやった訳ではない」という言い訳の方が不可能である。
話題まとめ
- ゴールデンな性能
- 配布鯖は基本★4.5ぐらいの性能を目指し調整されているらしいが、彼については奈須氏が「でもライダー金時は強すぎると思います!」とカルデアエースのインタビューで名指しで叫んだほどのとびぬけた性能を誇る。
- ライダークラスなのに騎乗スキルを持っていないという手落ちがあるが、それを差し引いても尚スター発生率・NP効率が上から数えた方が早いほどにQuick攻撃そのものの性能が直近登場のサーヴァント中でぶっ飛んで優れており、適当に殴っているだけで星もNPもガンガン溜まる。そしてライダークラス故に何もしなくても自身で星を集めてさらに強くなる。
- 宝具は宝具で配布鯖故に最大威力のLv5が容易であり、攻撃前にQuickバフがかかる。そしてこのQuickバフがオーバーチャージ対応しているのだが、オーバーチャージでの伸び幅が異様に高く、最終的にはカーミラやギルガメッシュ等の「宝具にのみ効果がある特定属性特攻バフ」に匹敵する倍率になる。この金時のバフはQuickバフであり対象を選んでおらず、しかも宝具ではなく自身へのバフなのでその後の攻撃にも乗るのにも関わらず、である。
- こうした凄まじい基礎能力を持っているにも関わらず、保有スキルは「怪力」が扱いやすい強化スキル「千里疾走」に変わっていることを除けばそのまま継承。
- ステータスがATK寄りで防御力がやや心細いこと以外は全てにおいて、群を抜いた高水準で欠点らしい欠点が皆無な強力な一騎となっており、付ける礼装や組ませる仲間の選択肢も幅広く「配布なのに性能がおかしい」「なんだこのモンスターマシンは」といった声まで挙がる始末……。
脚注
- ↑ 基本的には危機感のない状況で、時折使用している。