アガメムノン
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アガメムノン | |
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性別 | 男性 |
初登場作品 | Fate/strange Fake |
概要
『Fate/strange Fake』の登場人物。
- 略歴
- 『イリアス』に登場するアカイア軍の総大将。
- ヘレネーを取り戻すべく集まったアカイア軍を統率するが、アキレウスを始めとする個性派のメンバーや自分の愚行のためにトラブルが絶えず振り回されがち。
- 『Fate/strange Fake』ではアーテーにまつわる過去のシーンで、トロイア戦争における略歴とアキレウスとのトラブル及び和解について語られている。
- 人物
- 伝承によって人物像が異なるが、『Fate/strange Fake』では愚行を成すこともあり、事態を丸く収めるとはいえ原因を全てアーテーのせいにする狡猾さを見せていた。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/strange Fake
- アーテーの過去について語られるシーンで登場。
Fate関連
- 教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー
- 13時間目のヘクトールについての解説の前半部分でアカイア軍でのやらかしについて述べられていた。
人間関係
Fate/strange Fake
- アーテー
- ギリシャ神話における愚行と狂気の女神。
- トロイア戦争で下記のブリセイスを巡るアキレウスとのトラブルの際、アキレウスを宥めるために大量の貢物を用意するとともに自分の愚行について延々と弁明した。端的に言うと全部アーテーが狂気を吹き込んだせいにした。
- 愛妻
- 彼女がパリスに奪われた事をきっかけにトロイア戦争が始まった。
- ……ギリシャ神話に詳しい人なら「あれ?」と思うであろうが、これについては後述。
生前
- アキレウス
- アカイア軍の戦士であり、最高戦力の一人。
- 折り合いが悪く、アガメムノンと彼の間のトラブルがよく発生する。
- オデュッセウス
- アカイア軍の一員であり軍師。
- 上記のアキレウスとのトラブルの際には、アキレウスが物欲がなく弁明の内容が内容なため、アキレウスが納得するか迷っていたのを予期してとりなし役を買って出た。
- イピゲネイア
- 娘。
- アガメムノンの短慮によってアルテミスを激怒させてしまい、生贄が必要になったために呼び寄せた。
- その際に「アキレウスと結婚させる」と噓をついたために、アキレウスと揉める原因になってしまった。
- ブリセイス
- アキレウスが妻としていた女性。
- トロイア戦争のいざこざで彼女をアキレウスの手から奪い取ったため、アキレウスは激怒してボイコットを決め込んだ。
- クリュタイムネストラー
- 妻。トロイア戦争の発端となったヘレネーとは双子の異父姉妹。
- アガメムノンがトロイア戦争へ行っている間に従兄弟のアイギストスに籠絡されてしまい、娘の死を盾に唆された結果、戦争から帰還後彼女の手によって謀殺されてしまった。
- カッサンドラ
- トロイア戦争で戦利品としたヘクトールの妹。
- アポロンから貰った予知能力により、彼女から自国へ戻れば破滅が待っていると忠告を受けるも、呪いの所為で信じなかった結果己の死を招く事となる。
メモ
- 名前自体は『教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー』の13時間目で「アガメムノーン」として触れられている。
- この回ではアポロンの司祭の娘をアガメムノンが捕らえたことで戦場に矢の雨が降り、譲歩としてアキレウスが自分の戦果である別の美女を差し出したエピソードが描かれている。この美女が上記のブリセイスである。
話題まとめ
- 『Fate/strange Fake』におけるトロイア戦争
- 上記のように『Fate/strange Fake』におけるトロイア戦争の発端は「アガメムノンの妻が攫われた」こととされているが、ギリシャ神話におけるアガメムノンの妻はクリュタイムネストラーでありヘレネーではない。
- そもそもトロイア戦争の発端としてアカイア軍が連合軍となったのは、ヘレネーの夫であるメネラオス[注 1]が結婚の際に「ヘレネーが危機に晒される事があったら婚約者候補たちは全員協力する」という盟約を結んだからであり、攫われたのがヘレネーでないのならアカイア軍が集結せず、トロイア戦争が始まらない。
- 『Fate/strange Fake』の文中では「アガメムノンの愛妻」としか記述されておらず、名前が出てこないため実際のところどうであったのかは9巻時点では不明である。
- 試し読みの段階では過去の負の実績から、TYPE-MOON及び成田良悟の誤植もしくは勘違いが疑われていたが、成田良悟曰く「Fakeの世界では歴史の流れがところどころずれており、これもその1つ」とのことである。
脚注
注釈
- ↑ 別な所では、妻ペーネロペーを連れ帰りたかったオデュッセウスの進言が元ともされている。
出典