清姫
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バーサーカー (Grand Order)
- 真名:清姫
- 身長:158cm / 体重:41kg
- 出典:『清姫伝説』
- 地域:日本
- 属性:混沌・悪
- 性別:女性
- CV:種田梨沙 / イラスト:BLACK
- 設定担当:東出祐一郎(ソース)
『Fate/Grand Order』に登場する、「狂戦士」のクラスのサーヴァント。緑髪の幼い白拍子風の格好に竜の角が生えた少女。
- 略歴
- 真名は清姫。『安珍・清姫伝説』に出てくる蛇の化身で、自分を裏切った安珍を怒りと憎しみのままに追跡し、逃げ込んだ寺の鐘ごと焼き殺した。
- しかし彼女自身は元々普通の少女で、竜種の血など引いていない。彼女が竜になったのは、あくなき執念と思い込みで成し得たものであった。
- 人物
- 狂化のランクはEXだが意思疎通は可能。しかも淑やかに振る舞い、気立ても良く料理も上手い…と良く出来た少女である。
- 一方で、愛を生きる女と自称している通り、凄まじく重い愛の持ち主で、一目惚れした相手に夜這いやストーカーを仕掛けたり、マスターに趣味・嗜好を事細かく聞こうとする。
- 加えて思い込みが激しいところがあり、脳内では「意中の相手と相思相愛、果てには結婚を前提にした仲まで進展している」というとんでもない一面を持っている。
- また、生前で想いを寄せた相手である安珍が自分と会う約束を破った事が切欠で「嘘」を最も嫌っている。故に、マスターが嘘をつこうものならば即座に令呪を奪いに掛かる。
- 聖杯への願いも、自身が嫌う『嘘』が全くない『嘘のつけない世界の実現』。もし実現すれば世界中が大混乱に陥ることは間違いない、ある意味恐ろしい願いである。
- 能力
- 竜に転身する力を有しているが、サーヴァントとして現界したため短い時間しか保つことができない。
- 転身する前は普通の少女であったため、少女の姿をとっている時は戦闘能力は低い。ステータスも、ほとんどが最低値である。
- ゲームではバーサーカーというクラスもあり、一撃の威力は高いが非常に脆い両極端なサーヴァント。故にマシュなどの防御力を底上げするサーヴァントと組ませると良い。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バーサーカー | 主人公 (Grand Order) | E | E | C | E | E | EX | 狂化:EX | 変化:C ストーキング:B |
宝具
- 転身火生三昧
- ランク:EX
種別:対人宝具(自身)
由来:大蛇に変身して寺ごと安珍を焼き殺した逸話。 - 炎を吐く大蛇――竜としての転身。サーヴァントとして召喚された場合は短時間しか保たないが、その竜の息の威力は凄まじい。
- 清姫はただの人間だったが、恋焦がれた人間へのあくなき妄執と「思い込み」だけで竜に変身してしまった執念が宝具へと化した。
- ゲームでは蛇型の青い炎が敵全体を取り巻き、大ダメージと確定で火傷、一定確率でスタンを与える。雑魚エネミーであればこれ一発で殲滅できるほどの火力を誇る。
- 『火生三昧』は密教用語。心頭滅却して三昧(瞑想の境地)に入り不動尊と一体となり、智慧の火によって煩悩を焼き尽くすことを象徴する。
- なお宝具名は武蔵坊弁慶や牛若丸ら日本出身サーヴァントらと同じく表記をそのまま読んでいる。
登場作品と役柄
- Fate/EXTRA
- キャス狐のメル友という設定で名前のみ登場している。
- TMitter2015
- キャス狐が写真をアップしたほか、みこーん知恵袋でも彼女自身がコメントしている。ハンドルネームは「安珍だけは殺すガール」、投稿者アイコンは釣り鐘に巻き付く大蛇のデフォルメイラスト。
- Fate/Grand Order
- バーサーカーのサーヴァントとして本格的に登場。レア度はR(☆3)。イラストレーターはBLACK。
- メインシナリオでは第一章に登場。マスターのいないはぐれサーヴァントで、エリザベートとの諍いを通して主人公の味方となる。
- 一章をクリアすることで、クリア報酬として確定入手が可能。
人間関係
- 安珍
- 生前に一目惚れした美形の僧。また帰りに会う約束を清姫と交わしたが、実のところは彼女から逃げるための方便であり、約束を守る気はなかった。
- そのことに気付き、追いかけてきた清姫を安珍は嘘を付いたり金縛りにさせたりとあらゆる手で遠ざけようとしたことで清姫は怒りと憎しみで蛇に転身。
- 最期は逃げ込んだ寺の梵鐘の中に隠れたところを蛇となった清姫の吐いた炎で鐘諸共焼き殺されてしまった。サーヴァントになってもまだ一途に惚れられている。
- 主人公 (Grand Order)
- 安珍の生まれ変わりであると信じているマスター。マスターと読んで、「想い人」ないし「旦那様」ととんでもない変換している。
- ランサー (CCC・赤)
- ウマが合わない相手。清姫の愛の重さにツッコミを入れることもある。
- キャスター (EXTRA・青)
- メル友。御主人様が浮気をした場合、浮気相手を鐘楼に入れて大炎上させるという恐ろしい提案をした。
- キャス狐本人は恋愛マスターを自称しており、実際清姫の恋愛観のズレと思い込みの激しさを見抜いているが、清姫には「普段は余裕ぶっててもいざ自分好みのイケメン魂に迫られるとコロッと落ちそう」と思われている。
- そしてそれは主人公 (EXTRA)への言動から当たっており、お互いに理解者と言える。
名台詞
- 愛しくて、恋しくて、愛しくて、恋しくて、裏切られて、悲しくて、悲しくて、悲しくて悲しくて悲しくて、憎くて憎くて憎くて憎くて憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎――だから焼き殺しました。
- マテリアルでの記述。これだけで愛の重さを物語っており、プレイヤーにインパクトを残していた。
- 「これより逃げた大嘘つきを退治します。『転身火生三昧』!」
- 宝具発動。「転身火生三昧」。あくなき執念で転身した竜の息吹。
- 「ああ、また安珍様が遠ざかってしまったわ……」
- 戦闘終了時。遠ざかるも何も以前に彼女自身が焼き殺したはずなのだが、一体その目には何が見えているのだろうか。
- 「ふぅ……こちらには時間の余裕などないというのに……仕方ないですね」
- 戦闘開始時。上のセリフと合わせて考えると彼女の中では今もまだ安珍追跡の真っ最中という認識なのだろうか。
- 「ストーカーではありません。「隠密的にすら見える献身的な後方警備」です。」
- エリザベートから「泥沼ストーカー」と罵られた時の返答。彼女いわく「アンタの愛は人権侵害」とのことだが全力で頷かざるを得ない。
- 「血液拷問フェチのド変態に言われたくありませんね。
どうせ貴女のことです、アレしながらナニしてたんでしょう……?」 - 上記の続き。メル友であるタマモといい、如何わしい言い回しをするのか。しかも生娘である事を指摘しようとした為、エリザベートは更に怒り出すこととなった。
- 「わたくし、些か執念深い
性質 なので。どこに行ってもきっちり追跡させていただきますわ。だって、それが「愛」ですもの。……ね?」 - 第1章の終わり、オルレアンを離れる主人公に向けて。シナリオでの再会を期待?するのもつかの間、直後、彼女のカードがクリア報酬として届く。…見方によっては有言実行したと言えなくもない。
- ハロウィンイベントではリボンをつけた贈呈箱に入っていたようで、どうやら本当に追跡していた。
- 「わたくし、マスターのお話も聞きたいですわ。どんな風に生まれて、どんな風に生きてきたのかーー。
好きな食べ物は何で、嫌いな食べ物は何で、好きな女性のタイプは何で、好きな男性のタイプは何で、一日のスケジュールはどう動いて、浴場ではどこから洗い出すのか、身長・体重・視力・握力・速力・持久力・肺活量・フルマラソン経験の有無……。
ああ、大事なことを忘れておりました。懇意にしている寺があるかどうかも――出来れば聞いておきたいですわ。」 - キャラクエから。それを、聞いて、どうする、つもり……?とマスターは顔を引きつらせてしまう。
- 「私、嘘が嫌いですが――。あの
偽物 が言った言葉は、嘘に変えてみせましょう。」 - キャラクエから。自分の影と対峙した後、頼もしいや格好良いと言われ、己に対し偽りなく信じてくれるマスターに誓うように。
ここまでならいい話なのだが、直後、解放されたマテリアルにマスターは言葉を失うこととなる。
メモ
- 自称「言語をきちんと理解できるバーサーカー」。狂化がEXと規格外の高さであるにも関わらず、意思疎通が可能だが、彼女だけでなく、似た様な例が二名いる。
- しかし
旦那様 とか、あなたの妻 と、耳で聞いている言葉と実際の文字で致命的に何かが狂ってる感が見受けられるあたり、やはりバーサーカーというべきか。- 実際問題として、こちらがどう答えようが自分の都合がいいように解釈する傾向が散見される。このあたり、キャスター (第四次)に近い。
- しかし
- 存在自体はEXTRAで語られたが、キャラデザが公開されたのは2015年のエイプリルフールである。嘘を何よりも嫌う彼女がよりにもよって嘘をついても許される日にその姿が判明するのは何たる皮肉か。
- Fate/Grand Orderでは種田梨沙によるマシュ・キリエライト、マリー・アントワネット、マタ・ハリらとの兼ね役なのだが、これらの中で種田が最も演技に気を遣ったのが清姫とのこと。
他三名が比較的話の通じる面々であることを考えれば一番難易度の高い役というのも頷ける話である。 - キャラクエ『虚ろな唇を重ねて』という題名に意味が隠されている。それは「口」と「虚」で「嘘」が産まれ、残りは「辰=龍(竜)」になるものである。