ロザリンド・イスタリ
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ロザリンド・イスタリ
- スペル:Rosalind Istari
錬金術の名門イスタリ家の令嬢。「剥離城アドラ」の遺産相続に参加する魔術師ハイネ・イスタリの妹。
- 略歴
- 名門イスタリ家に生まれ、出奔した兄ハイネに代わる後継者として当初はロザリンドが魔術刻印を受け継ぐものの、彼女の特異体質によって変質した刻印から生命力を吸い取られ、長く生きられないと宣告されてしまう。
- このことはハイネにイスタリ家へと戻ることを決意させ、彼が改めて魔術刻印を受け継いだことで一命を取り留める。
- その後、魔術刻印の修復技術を求める兄に同行し、「剥離城アドラ」を訪れることとなる。
- 人物
- 兄と同様の金髪碧眼に純白のドレスを纏った8歳ほどの少女。兄とはかなり年齢に開きがある。
- 年相応の無邪気さと可憐さを持つと同時に、魔術師の家系の令嬢らしく高い教養と達観した面も見受けられる。
- 兄との仲は非常に睦まじく、彼の前では素の子供らしい態度を見せるが、その一方で、先述の事情から自身がイスタリ家の魔術刻印を背負いきれなかったことで兄に迷惑を掛けてしまったと重く責任を感じており、内心複雑な心情を抱えている。
- 能力
- 属性などの詳細は不明だが、魔術師として稀有な才能を有しており、一度は受け継いだイスタリ家の魔術刻印が「適合し過ぎて過剰反応」してしまうというほどの結果を招いている。
- また、何らかの特異体質であると思われ、その影響でイスタリ家の魔術刻印は性質を変貌させ、使用者から生命力を吸収し続ける危険な代物になってしまった。
登場作品
- ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- 「剥離城アドラ」の遺産相続に参加したハイネ・イスタリの同行者として登場。
人間関係
- ハイネ・イスタリ
- 兄。仲が良く、非常に慕っている。他人の前では人見知りする
名台詞
メモ
- 魔術の家系の暗部を嫌悪し出奔、しかし愛しい存在がその餌食にされ苦しんでいると聞いて出戻り、そして自分が命を削ってでも身代わりになりその人物を救おうと奔走するという、極東のとある魔術家系の次男を思わせる人物。違いは目標の過程で特定の誰かを憎んだりするでもなく人格者で、尚且つ魔術師としては優秀な力の持ち主ということか。
- …その誰かとダブる姿という一部の読者の嫌な予感は的中、志半ばであっさり倒れた。愛する妹はどうなったのか、不明である。