ヴァイオレット
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ヴァイオレット
- スペル:Violet
- 誕生日:4月11日 / 血液型:不明
- 身長:182cm / 体重:64kg
- 属性:混沌・善
- イメージカラー:バイオレット
- 特技:設計、裁縫、料理
- 好きな物:読書 / 嫌いな物:無駄遣い
- 天敵:メルトリリス
BBのアルターエゴ、「サクラファイブ」の一人。眼鏡に黒服と、秘書のような雰囲気を持った理知的な女性。
- 略歴
- Fate/EXTRA CCCの初期企画案で登場する予定だったキャラクター。
- 後に『Fate/EXTRA CCC FoxTail』にて正式に登場を果たした。
- 人物
- 「純潔」のアルターエゴ「C」。Cはcash、cool、constrictionを意味する。
- 同胞たちの中では最年長で、20代中盤の外見をしている。愛着、独占欲、管理願望の化身。長い髪にタイトな戦闘服、寡黙で知的な雰囲気と完全なライダーのオマージュキャラクターである。
- BBからの信頼は厚く、「SE. RA. PH」内の流動リソースであるマナの管理を一任されており、月の裏側における財務省・巨大銀行の支配人・金庫の支配者といったポジションに置かれている。彼女も創造主でありマスターであるBBを大切に想っており、非常に忠実かつ実直で、BBの敵に対しては口もきかず冷酷に振る舞う。自身につけた「ヴァイオレット」という名も、一切の遊び心がない事の証明である。 扇情的な行動・発言はしないが、主人公に興味がない訳でもなく、むしろ独り占めしたい気持ちすらある。所謂、クーデレ。
- そんな彼女のフェチズムは『拘束願望』。鎖で相手、あるいは自分を束縛したい欲求を持っているが、それをひた隠しにしている。が、使っている武器が鞭や鋼糸なため周りからはバレバレである。ただ、他の戦闘を目的としたエゴ達のように特殊な性癖は持ち合わせておらず、彼女が求めているのは『清く正しい交際』であるため、精神的にも非常に安定している。
- 自分一人だけが他のアルターエゴと異なり大人の筐体であることにコンプレックスを持っており、女の子らしい可愛らしさに対して興味津々。BBや鈴鹿御前のような体型の自分を妄想したり、イメチェンと称して髪型をツインテールにする等方向性はだいぶかっ飛んでいるのだが。
- 最終的には主人公達の味方となり、最後までマスターであるBBを護ろうとする「いいアルターエゴ」として活躍するはずだった。
- 能力
- 彼女達BBの分身(アルターエゴ)は、BBが自らの一部にある系列の複数の英霊を融合させて作り出した「英雄複合体」と呼ばれる存在で、複数の英霊の性質と力を兼ね備えた人工サーヴァント。更に基本ベースとして組み込まれているのは、ハイ・サーヴァントと呼ばれる神話上の女神であり、最強クラスの英霊と同等の戦闘能力を持つ。
- 彼女に組み込まれた女神は三柱。一柱目はギリシャ神話に登場する、元は地母神であった女怪メドゥーサ。二柱目はインド神話に登場する水精であり、乳海攪拌の際に生まれた天女アプサラス。三柱目はフランス・ポワトゥー地方の民間伝承に登場する、ケルトの古い女神をルーツとした半人半蛇の竜女メリジューヌ。
- 戦闘時にはスキル『変身』によって、腕を繊維化して伸ばし相手を拘束し、螺旋状に操る事でドリルのようにして敵を穿つ。決戦時には全身を繊維化し、何億もの蛇が集まったような姿となる。この形態は『ゴルゴン化』と呼ばれる。
- 彼女のid-es(イデス)は『魔眼』が進化して生まれた『クラックアイス』。通常の魔眼は“対象を見つめる”“対象と目が合う”などの条件を満たす事で発動するが、この能力は“ヴァイオレットが視界に納めた”そのものに作用する。魔眼としての効果は「魅了による麻痺」であり、空間そのものとその中の全ての事象を絶対停止させる。要は、『時間停止』能力である。この停止した時間の中で動けるのはヴァイオレットだけで、例外は存在しない。なお、対象となった空間内の人間は意識があるため、自分の身に何が起きているのかを把握する事だけは出来る。
ステータス
宝具
- 詳細不明。
登場作品と役柄
- Fate/EXTRA CCC
- 初期企画案で登場。
- Fate/EXTRA CCC FoxTail
- 月海原学園の英語教師・藤村大河を名乗って活動している。衣装はライダーの普段着に酷似。
- 岸波白野に訪れた不自然な現金の流れを見て、何がしかの対応を行った。
- ちびちゅき!
- 図書教諭。やっぱりルールには厳しめ。
人間関係
Fate/EXTRA CCC FoxTail
- BB
- 創造主。他のエゴ達と違い互いに信頼し合っている。
- メルトリリス
- 同胞。ヴァイオレットは固体と流体の中間にあるため、戦った場合、完全流体であるメルトは非常に相性が悪い。
- また隙を見て、BBの寝首を掻くつもりである彼女と主に忠実なヴァイオレットは絶対に相容れない関係にある。
- キングプロテア
- 同胞。だが彼女はプロテアの大雑把なやり方は好みではない。
- ラニ=VIII
- 彼女が持つ「管理願望」にシンパシーを感じる。また同じ眼鏡キャラでもある。
- 間桐慎二
- 生理的に受け付けないワカメ。
- 慎二の方も「デカ女ってだけでアウト」と嫌っており、お互いに平行世界の因縁でもあるのか相性が悪い。
- 後に彼のサーヴァント扱いになるが、本人は当初は従う気はまったく無かった。
- 実力もほとんど認めていなかったが、慎二が自分の弱さを認めて岸波と対峙する覚悟を決めた際には、その決断を理知的と評価して認識を改めた。
- 鈴鹿御前
- 彼女の提案した「黒の生徒会」にも乗り気で、会計・風紀に立候補。
- ただし性格的にはあまり相性が良くなく、派手気味で無駄が多い点には苦言を呈している。
- 自分の背が高い事にコンプレックスがあるためか、外見については「可愛い」と認識しており、おしゃれ話には乗り気であった。
ちびちゅき!
- 柳洞一成
- 同じ図書委員会に所属している。
その他
- メドゥーサ
- 自分のパーツとなった英霊。外見的にも性格的にも、かなり影響を受けており、桜の面影よりメドゥーサの特徴の方が強く出ている。
メモ
- 没になったアルターエゴ仲間でカズラドロップとキングプロテアがいる。
- 本当に惜しいキャラクター。
彼女が登場すれば『CCC』本編の流れもかなり変わるのは想像に難くない。特に全ての真実が明らかになり、公式でグランドエンドと認定されている桜とBBがメインのCCCルートでは更に盛り上がったに違いない。彼女自身ライダーのオマージュキャラクターであるため、HFルートを再現した展開にもなる。 - 本編では、言うこと聞かないどころか、叛意有りまくりだった困ったちゃん達に悩まされ続けたBBにとっても、「主に忠実なアルターエゴ」である彼女が登場すれば、泣いて喜んだだろう。信頼できる人柄なら尚更である。
- プロポーションは豊満ではあるが、服装は少々露出度が高い以外はまとも……と思われたが、背中がヒップの上半分まで丸出しという凄まじいファッションであった。このあたり、さすがはパッションリップやメルトリリスの姉妹である。
- コハエースの作者、経験値氏は無類のライダー狂いで有名。彼女が登場すれば、きっと喜んでくれたに違いない。
また巨乳眼鏡っ娘大好きな氷室の天地 Fate/school lifeの作者の磨伸映一郎氏も泣いて喜んだであろうことは想像に難くない。- DNAメディアコミックス『Fate/EXTRA CCC コミックアンソロジーVOL.2』には磨伸も購買員言峰と藤村大河らNPC達を中心にした短編漫画を寄稿しているが、当時マテリアルが出たばかりで『FoxTail』も始まっていなかった中当たり前のように一コマ台詞付きでヴァイオレットが登場している。正直マテリアルも買っていない人間には「誰だこれ、別の型月作品からの出張か?」と思われても仕方ない思い切った行動である。
- 眼鏡枠、管理願望、寡黙で知的で実直等ラニ=VIIIと共通点が多く感じられる。本編で出会うことはなかったが、『FoxTail』にて共演しシンパシーを感じていた。