シュヴァリエ・デオン
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セイバー (Grand Order)
- 真名:シュヴァリエ・デオン
- 身長:157cm / 体重:45kg(体重は自己申告ではなく、外見からの予想)
- 出典:史実
- 地域:フランス
- 属性:中立・中庸
- 性別:?
- CV:斎藤千和 / イラスト:森山大輔
『Fate/Grand Order』に登場する「剣士」のサーヴァント。羽帽子を被った可憐な剣士。
- 略歴
- 白百合の騎士と評された、十八、九世紀フランスの伝説的人物。ルイ十五世が設立した情報機関「スクレ・ドゥ・ロワ」のスパイとして十八・九世紀フランスで列強各国を相手に立ち回る活躍をした。
- さらに軍所属の竜騎兵連隊長やロンドンでは最高特権を持つ特命全権大使等でもあったとされている。
- 第一章、AD.1431のフランスにジャンヌ・オルタが召喚したサーヴァントの一騎として登場。狂化を付与されたバーサーク・セイバーとなっており、衝動に突き動かされるままに敬愛するはずのマリー・アントワネットらに襲いかかる。
- 人物
- 立ち振舞は凛として洗練され、狂化を付加されてなお礼節を失わないほど。フランス王家に対する忠誠心が深いが、サーヴァントとなった場合はマスターに対しても忠誠を捧げる。
- 中性的な容貌をしており、プロフィールでも性別は不明となっている。男だろうと女だろうと自分が果たすべき役割は変わらないという矜持を持ち、サーベルでもドレスでも使いこなすと豪語する。
- 能力
- 文武両道の剣士にして文筆家。戦闘時はサーベルを使い戦う。
- 女であり男、男であり女であったと語られているように、固有スキル「自己暗示」によって自身の性別を変化させることができる。
- ただ、他のこのスキル持ちの言動やアストルフォの発言を考えると、「能動的に切り替える」というよりは「着た服によって切り替わる」という一種のパッシブスキルのようにも思える。
- 『Grand Order』ゲーム中でも性別不定の効果が発揮されており、特定の性別の英霊を対象とする魅了や特攻などの効果を受けない。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セイバー | 主人公 (Grand Order) | A | B | B | C | A | C | 対魔力:C 騎乗:B |
心眼(真):C 自己暗示:A 麗しの風貌:C |
宝具
- 百合の花咲く豪華絢爛(フルール・ド・リス)
- ランク:C
種別:対軍宝具
由来:フランスの王権を象徴する紋章。フランス語で「百合の花」を意味する。 - 『Grand Order』では敵全体を対象とし、魅了とステータスダウンを与える効果。
真名:シュヴァリエ・デオン
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- セイバーのサーヴァントとして登場。レア度はSR(☆4)。イラストレーターは森山大輔氏。
- メインシナリオでは第一章に敵として登場。
- ちびちゅき!
- 生徒役。「間違って女子用の制服が届いた」と言っていたので、一応男性扱いらしい。
人間関係
- マリー・アントワネット
- 忠誠を捧げる対象の1人。生前、彼女からドレスを贈られた。
- アストルフォ
- 同じフランス系のサーヴァント。「自由に生き過ぎだ」とツッコミを入れている。
- マクシミリアン・ロベスピエール
- フランス革命の指導者。王家への断罪を望み、市民の自由と安寧を求めた革命家。デオンとは互いに刃を交わしたことがある。
- デオンのキャラクエストに亡霊として登場し、戦うことになる(後述)。
名台詞
- 「王家の百合永遠なれ。『
百合の花咲く豪華絢爛 』」 - 宝具発動。敵全体に魅了とステータスダウンを与える。
- 「いいや、消えることはないよ。ロベスピエール。
たとえフランス王家が潰えても。キミたち、革命者が倒れたとしても。
フランスは消えることはないんだ。姿を変えて、形を変えて、フランスは在り続けるだろう。世界がある限り。
だから、私はキミにこう言おう。
---フランス万歳 、と」 - 個別クエスト「白百合の名の下に」にて、消滅に瀕して何もかもが消えてゆくと嘆くロベスピエール・ゴーストに対して。
- どれほど形を変えても、フランスに生きる者がそう望む限り、フランスは在り続ける。奇しくも、マリー王妃が述べた通りである。
- 「私はシュヴァリエ・デオン。フランス王家と君とを守る白百合の騎士!」
「マスター、君とフランス王家に忠誠を誓うよ」 - それぞれ召喚時とマイルームでのセリフ。
- 言葉通りフランスを愛しており、フランス王家を守る白百合の騎士であることを誇りに思っている。
- 契約するマスターはフランス王家と同列で語られることが多く、その忠誠心の高さが窺える。
- 「君の事は好きだ、本当さ」
「誇りと愛を、君に」
「なんでも言ってくれていいよ、マスター。君は私のご主人様だ」
「君になら、すでに着ることはなくなった私のドレス姿見せても構わない。ただし…きっとナイショだよ…」 - マイルームでのセリフ集。マスターに対して隠すことなく真摯な好意を言葉にする。
- 「私は生涯独身だっ! サーヴァントになってもな!」
- サンタオルタに「今からでも嫁のもらい手があれば」と言われて。
- 生涯をフランス王家に捧げたデオンらしいセリフ。サンタオルタも共感しているらしく、あとで連絡先を教えろと言われる。
メモ
- 彼女の名にある「シュヴァリエ」とは性としても用いられることもあるが、彼女の場合はフランスにおいての騎士としての称号であり、イギリス風に言うなら「サー・デオン」と同じ意味にもなる。
- ゲーム中ではシュヴァリエ・デオン・ド・ボーモンとも名乗っているが、実はそれも略称であり本名は更に長く、「シャルル・ジュヌヴィエーヴ・ルイ・オーギュスト・アンドレ・ティモテ・デオン・ド・ボーモン」。
- ちなみに女性としてロシア帝国に潜入した際に名乗った女性名はリア・ド・ボーモン。
- スキルの自己暗示により性別可変のため性別が記載されていないサーヴァント。物語や外見上での性別不詳は前例があるが実際に性別が変更できるのは初。
- 近代の人間であり特殊な出生や常軌を逸した武術といった要素を持たないにも関わらず、筋力がAランクと非常に高い。これについて、「自己暗示スキルでリミッターが外れているのではないか?」と一部では推測されている。
- マリーとの関係性に「ドレスを送った」とされているが、この元になった逸話によると、軍服を好んで着用するデオンを知ったマリーが事情を知らず「ドレスもなく男装しているのは気の毒だ」と同情を買った為とされている。
- デオンはルイ15世時代は自身の豪遊のためにフランスの機密文書を担保に借金をするなど、もはやどこの国のスパイかわからないような振る舞いをしていたが
女性として人生を歩み始めてからそのような放蕩も鳴りを潜めたことから作中でのマリーへの関係性が忠誠として強く打ち出されているのかもしれない。 - ちなみにこの当時の年齢はそんな若い頃の話ではなく、デオンの生辰ないし命日から推定して49歳頃の話である。
- デオンはルイ15世時代は自身の豪遊のためにフランスの機密文書を担保に借金をするなど、もはやどこの国のスパイかわからないような振る舞いをしていたが
- おっとりした楽天家のマリー、自他ともに認める変人のアマデウス、普段はクールだがマリーが絡むとハイになるサンソン等今回登場したフランス勢の中でも、とりわけ常識人として扱われている感がある。
- 秋のお月見イベントでは四人が一応平和的な会合を果たすが、その中でも屈指のツッコミ役と化した。…アマデウスからは変人としてカウントされているが。
- 一部ファンからは名前をもじった「おでん」、性別不詳から「デオンくんちゃん」となどといった渾名で呼ばれている。
話題まとめ
- 本当の性別は……
- Fateでは「男なのか女なのか不明」と言われる程のデオンなのだが、流石に近代の人物である以上死後になるまで分からない訳ではなく、死後に検死した外科医によると、デオンは解剖学上では男性であることが明らかになっている。
- なお、史実上ではロンドンで1810年5月21日に死亡したとされており推定82歳。その頃になるまで分からなかったとなれば余程であったことだろう。
- 本人が女性であると言い張り、証明を拒んだ結果でしかないのが実情……なのだが会話などから推察するにFateにおけるデオンは基本的に女性として扱われているようだ。
- ロベスピエール
- ロベスピエールはデオンのキャラクエスト「白百合の名の下に」のボスとして登場する……のだがこの人、メチャクチャ強い。
- どう考えても設定ミスとしか思えない92万強という驚異的なHPを誇る。勿論実装当時はダントツの最高値。後に「SABER WARS」でHP100万超の敵が登場したが、あちらはイベントの仕様上こちらの攻撃力が大幅に上がるため、実質的なHPは依然他に類を見ない。正攻法で倒そうとするとこちらが全滅するのは当たり前という有様。
- 倒すためには専用のパーティー編成で挑むより他なく、現状Grand Order屈指…というかダントツの難関クエストとしてその名を馳せている。
- そんな超難関クエにも関わらず、推奨レベルはなんと20。第二章ラスボスのアルテラ(HP約10万)の適正レベルが25であることを鑑みれば、これがどれだけ詐欺表記か嫌でも判ろうというもの。
- ちなみに、件のぶっ壊れHPは運営曰く「仕様」ということらしい…
ぜったい嘘だ…。