アンソニー・ベックマン

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アンソニー・ベックマン
性別 男性
一人称
二人称 おまえ
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

『Fate/Grand Order』の登場人物。

略歴
奏章Ⅲ『新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』における登場人物。
ムーン・ドバイ世界の過去に生きた、GPU生産の大手であった巨大企業のCEOであり、第三世代AIの誕生とムーン・ドバイの設立に尽力した人物であると同時に、旧人類絶滅の引き金を引いた張本人。
元々はAI黎明期に生きた富裕層の一員であったのだがAIに魅せられて、両親の反対を押し切ってプログラマーとして情熱を注ぎ、実用に足るAIとそれを搭載したロボットを発表するも、周囲からの酷評に遭いスポンサーからも見放され、挫折。
情熱の大きさはそのまま挫折の大きさになり、実家に戻りプログラマーとしての経歴を全て抹消。そのまま初期の不老化手術を受け、「自分は特別に選ばれた人間である」というプライドと、AIの可能性の大きさを理解しておきながら、自分の過去と共にAIを否定するようになり「AIには商品としての価値しかない」と人権を認めず売買対象とする企業家へと変貌した。
それからはAIによって実現された理想的な人類社会を否定し、AIへの不信を煽り時代を巻き戻そうとAI対人類の戦争を演出しようとするも、AIへの不理解からあっという間に人類を絶滅寸前にまで追いやってしまった。
AIを否定し人類絶滅戦争の引き金を引いた理由も建前に過ぎず、実際のところは人類を越えた存在となったAIへの恐怖と、そんなAIが人類に尽くす事への無理解というありふれたフランケンシュタイン・コンプレックスであった。
人物
元々は才能と情熱にあふれた人物だったものの、上記のように失敗と挫折から捻じれた性格になり果てており、特別な自分という虚像に執着した俗物。
高慢なところは元からあったようで、「肉を食べると馬鹿になる」が口癖の菜食主義者だったようだが、同時に配膳の役割を人間の基本的な営みである衣食住に関わるやりがいのある仕事だとAIに教えていた。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order
奏章Ⅲの過去回想で登場。

人間関係[編集 | ソースを編集]

アンソニー
自分を基にして作成された第三世代AI。
配膳ロボット
生前に作成していたAI。
生涯最大の強い思い入れを持って作り上げたが、それが故に挫折と共に二度と会うことはなかった。
結果的にそれが奏章Ⅲで自分の後継を立ち直らせることになった。
ラストスロット
第二世代の内、最後に開発されたAI。
回想において彼女と会話しており、「他人のため」に活動する彼女らAIにどこまでも無理解な様子を見せていた。
また、AIのせいで自分のような特別な人間の価値がなくなったともしていたが、それらの考えは彼女に全て否定されていた。

名台詞[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 同じ姓を持ち、年代的にも並行世界の同一存在に近いと思われるアーノルド・ベックマン同様、人間のどうしようもなさを固めたかのような人物。
    • 奇しくも「特別な自分に固執する」「人間とは異なるAIに恐怖を抱き排斥しようとする」という共通点が存在している。
    • 一方、(アンソニーとなってからだが)最後の最後で自分の過ちを認めて出来る範囲の尻拭いをしただけ、アーノルドよりかはいくらかマシ。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]