海幸彦
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ライダー | |
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真名 | 海幸彦 |
読み | うみさちひこ |
性別 | 男性 |
副属性 | 天 |
一人称 | 儂 |
二人称 | 貴様/お前たち/(マスターに対し)主殿 |
三人称 | あやつら |
デザイン | 岡崎武士 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要[編集 | ソースを編集]
- 略歴
- 『踊るドラゴン・キャッスル! ~深海の姫君とふたつの宝玉~』で登場。
- 当初は竜宮城の乙姫清姫に「セバスチャン」として南方系の仮面を被った姿で仕えていたが、竜宮城から乙姫をおびき出し、味方に付けた主人公らに早期に正体を現して交戦。
- その場ではひびきを攫ってマスターであるシーボルトとその娘のイネ共々撤退するものの、後に竜宮城へ乗り込んできたカルデア一行にシーボルトと共に再度戦いを挑む。
- だが結果としてシーボルトが降伏を選んだために、彼が持っていた聖杯を奪取し「イワブネ」と融合。さらにひびきと千鍵、シーボルトとイネを飲み込む。
- そのまま聖杯の力で「鎖国された日本の最大の門であった出島で、千鍵の力で幽世への門を開いて大綿津見神に自身の呪いを解いてもらう」という願いを叶えようとした。
- しかしシリウスとなったひびきと千鍵に脱出され、そのままイワブネの体を壊されて元の姿に戻る。
- 最終的にはシリウスが割った長崎湾の底で、元の姿に戻り主人公一行と最終決戦をするも敗北。自分の目的が達成できなかったことを悔しがりながらも、共に行動していたシーボルトを労い、その娘のイネに加護を与える。
- その時には既に退去寸前だったため、「終わりを過ごすなら海がいい」と自ら望んで長崎湾の底に残り、元通りになった海に沈んだ。
- 人物
- 左半身に民族風の刺青を入れた、海の男風の精悍な大男。
- 肌は褐色。髪は右半分が黄色の短髪で、左半分が長い白髪。ただし胸元に垂らされた白髪の毛先は黒くなっている。
- 人間に対しては特別に強い感慨は持っておらず「崇めるなら加護を与え、逆らうなら罰する」というスタンスの神様らしい性格。
- その一方で殊更に人間に悪感情もないため過剰に攻撃的に接することもなく、戦闘狂的な面に反して比較的穏やかである。
- 能力
- 武器として自身の釣り針を振るう。
- また神話で受けた神代の呪いをその身に宿しており、山幸彦が海神から授かった呪いの言葉を告げる形で呪いを周囲に撒き散らしての妨害も行う。
- 作中では出島や竜宮城の至る所に術式を用意して、その効果の増強を行っていた。最終的には全てを覆い尽くし、サーヴァントたちの認識を阻害させるまでになっている。
- 一方その呪いは自身を蝕むものでもあり、またその呪いによって水で溺れるようになっている。
- 生前に潮満珠と潮干珠に縁があったためか、それを用いて海を操る事も可能。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 ライダー フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト ? ? ? ? ? ? ? ?
宝具[編集 | ソースを編集]
不明。チャージ攻撃としては「狭々貧鉤」という技を使用。
真名:海幸彦[編集 | ソースを編集]
- 日本の記紀神話において「ホデリノミコト」の名で語られる、天皇家の先祖である山幸彦の兄と伝えられている神。
- 名前の通り海での生活を生業としており、山での生活を生業としている山幸彦と対になっている。
- 神話では山幸彦にねだられて互いの狩猟道具である弓矢と釣り針を交換するが、山幸彦に釣り針を無くされてしまい、怒った海幸彦は自分の釣り針を探すように山幸彦に命令する。
- 山幸彦は釣り針を探す過程で、海神の大綿津見神の下に赴いて娘の豊玉姫と仲良くなる。そうして三年の月日が流れ、釣り針も彼らに見つけてもらったために海幸彦の下に帰還する。
- そして釣り針を返すが、海幸彦の怒りは収まる事はなかったために、山幸彦は豊玉姫に授けられた潮満珠と潮干珠の力で海幸彦を溺れさせて臣従させた。
- その時に山幸彦が海神から授かっていた呪いの言葉によって神代の呪いを受けてしまい、海幸彦は何をやっても上手くいかなくなり「海で生活する神」から「海で溺れる神」に変質させられてしまった。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『踊るドラゴン・キャッスル! ~深海の姫君とふたつの宝玉~』に登場する敵専用サーヴァント。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト
- マスター。
- 彼からの信頼を受けて共に戦っていくが、彼が降伏を選んだ際には聖杯を奪い取って自分の目的を叶えようとした。
- とはいえきちんと彼の事は認めており、望むならもう一度召喚されてやってもいいと語っている。最終的には共に消える別れを惜しみ、彼の娘のイネに「せいぜい強く育て」と加護を与えた。
- 乙姫清姫
- 竜宮城の主にして、マスターを同じくするサーヴァント。当初は仮面を被り「セバスチャン」として彼女に仕えていた。
- 阿曇磯良
- 同じ日本神話の海に縁がある神霊。
- 彼の潮満珠と潮干珠を物語前の段階で入手しており、生前は山幸彦が使っていた満ち引きを操る力を行使していた。
- さらに因縁があったイワブネを使役していた事について、一方的に敵意を持たれてもいる。
- また本来の目的においては、依り代の片方である「門を開けられる巫女」こと桂木千鍵を必要としていた様子。
- 物語後半では依り代となっていたもう片方の日比乃ひびきを攫う形になり、しばしの交流を持つが、最終的に「シリウス」としての本質を顕現させた彼と依り代二人との最終決戦に敗北した。
- 清少納言
- 特異点にて戦ったカルデアのサーヴァント。
- カルデアに戻った後、海幸彦の伝承について紫式部が「なぜ弟が兄を呪ったのか?」という疑問を浮かべた際、「呪いをかけた真の黒幕は、天津神の系譜で海に影響を与える海幸彦を危険視した大綿津見神では?」という仮説を立てている。
- 海幸彦の側では彼女が特異点ではずっとビビッドカラーの第二再臨状態だったこともあり、終始「異人」という認識であった。
貴方も大概では?
- イワブネ
- 特異点で使役していた、怨念が形を成した大亀。
- 潮満珠と潮干珠を用いて『現世と常世の狭間に繋がる扉』を開き、物語開始前の段階で手中に収めていた。
- 物語終盤では融合して自身の駆体とするも、最終的にシリウスによって破壊されてしまった。
- ユタ
- 特異点に現れた、かつてイワブネを封印した少女。
- 諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕は上記のイワブネを海幸彦が解放した際、一緒に囚われていた彼女も共に解放されたのではないかと推測している。
生前[編集 | ソースを編集]
- 山幸彦
- 弟。彼に釣り針を無くされたことで兄弟間での争いが始まり、最終的に臣従することになった。
- 直接の登場はしていないため人間性は不明だが、少なくとも海幸彦の側からは現在では悪感情はない模様。
- また、再び戦うことがあればその時は自分が勝つ、ともしている。
名台詞[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
メモ[編集 | ソースを編集]
- 日本神話でもそれなりに有名な存在であり、ビジュアルや性格から実装を期待する声も多かったが、残念ながらNPCであった。
- シナリオ中でも独自の戦闘立ち絵とモーションがあるなど優遇はされているのだが、「属性の表記とボイスがない」「攻撃モーションが少ない」「戦闘グラフィックできちんと左半身に刺青がある[注 1]」という点から彼がNPCであると予想を早期に立てるプレイヤーもそれなりにいた。
- 海幸彦と山幸彦はそれぞれ「(魚介類を捕る)漁師」と「(鳥獣類を狩る)猟師」の象徴と考えられるが、その内山幸彦と同じく狩人で、言語との関わりという点で連想されるのが旧約聖書の登場人物であるバビロニア王・ニムロド。
- もっとも、ニムロドはバベルの塔をめぐるひと悶着の末、統一言語が破壊される元凶となっており、言葉を自分に益するものとして使用していた山幸彦とはあまりに対照的。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ 戦闘グラフィックは容量削減のためか味方時(左向き)と敵時(右向き)で左右反転で使い回すことがほとんどのため、プレイアブルキャラとして実装される=左向きのグラフィックがある=敵時は左右反転されて利き腕や左右が入れ替わる、というケースが多い。
出典[編集 | ソースを編集]