テセウス
テセウス | |
---|---|
性別 | 男性 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
『Fate/Grand Order』の登場人物。
- 略歴
- 「生まれついての英雄」と褒め称えられる、「生まれついての怪物」クレタ島のミノタウロスを討伐した英雄。
- 討伐後は協力者であったアリアドネーと共に行く事を望むが、彼女が子を残す事を拒否したため置いて行く事になる。
- 後にイアソン率いるアルゴナウタイの一員として行動を共にし、ヘラクレスが抜けた後の重要メンバーとなった。
- 人物
- 理知的な性格で、アリアドネーの件についてキルケーから詰問された際にもよどみなく答えていた。
- あらゆる理不尽を許容できないという性格をしていたが、アステリオスの一件から「神意や運命に流される事なく、自分の意志で生きてゆく」ことを心がけている。
- 能力しのぐ
- 戦闘能力の程は不明だが、ミノタウロスを討ち果たし、ヘラクレスが抜けた後のアルゴナウタイでイアソンから一番の英雄と賞賛されるくらいの実力は持ち合わせている模様。
- 『英霊伝承 ~アステリオス~』では、日の光が届かない暗闇の迷宮でミノタウロスの攻撃を全て凌ぐほどの「直感」を備えていたことが書かれている。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- キルケーの幕間の物語「アルゴー船の呪い」に登場。
Fate関連作品
- Fate/Grand Order 英霊伝承 ~アステリオス~
- Fateシリーズで初めてテセウスが登場した作品。
- アステリオスに致命傷を与えた直後の、テセウスとアステリオスとの会話が描かれている。
- 教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー
- アステリオスの回にて、少しだけ触れらている。
人間関係
- アステリオス
- 迷宮の奥底で討ち果たした「怪物」。
- 生贄に捧げられた子供を食べ続けたことから人の心を持たない怪物と見なし、滅ぼす事を決意。
- 彼を倒した事で英雄譚として歴史に刻まれ、同時に人生が決定的な転機を迎え、死ぬまで影響を受け続ける事になった。
- アリアドネー
- アステリオスを討ち果たす際に協力してもらったクレタの王女。
- 討伐後も共に行く事を望んだが、彼女が子を成す事を望まなかったため、やむなく置いて行くことになった。
- イアソン
- アルゴナウタイの一員として同行したリーダーであり、友。
- キルケーにアルゴー船を棄てるよう提案され激昂する彼を冷静になだめた。
- キルケーとの確執からテセウスが出会わないように配慮していたことがうかがえる。
- キルケー
- アルゴナウタイの一員としてアイアイエー島に滞在した時に出会った魔女。
- アステリオス絡みでパーシパエーの因縁を解決した事については感謝されたが、アリアドネーの一件では強く恨まれている。
- アンティオペ
- アマゾンの女王。彼女を誘拐同然に連れ出して妻にして、結局置き去りにしたとされている。
- その事で彼女の妹であるペンテシレイアからも強く恨まれている。
- ヒッポリュトス
- アンティオペとの間に生まれた息子。後にアスクレピオスの手によって蘇らされた。
- アスクレピオス
- アルゴナウタイの一員として同行した船医。
- 息子のヒッポリュトスを蘇らせてもらった。
- ディオスクロイ
- アルゴナウタイの一員。
- 伝承では後年彼らに国を奪われて対立したとされている。
- ペイリトオス
- テセウスの盟友であり、アルゴナウタイの一員。
- オイディプス
- テーバイの王であり、イアソンやヘラクレス同様、神から与えられた運命に翻弄された悲劇の英雄。
- 国を追われた彼から最期を看取るように頼まれ、それを了承した。
名台詞
- 「もうすぐ君は死ぬけれど、何か言い残すことはあるかな?」
「この仮面も剥ぐ。美醜を議論する気はない」 - 『英霊伝承 ~アステリオス~』より。ミノタウロスを討ち果たし、死ぬ間際の彼にかけた言葉。
- 君は痛まなければならない、その魂が見たいだけだと仮面を剥いだその下の「アステリオス」の顔を見てしまった事で、彼の人生は決定的な転機を迎えた。
- 『教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー』でも同様の場面が描かれている。
- 「僕は君を助けたかったよ」
- 『英霊伝承 ~アステリオス~』でテセウスがアステリオスに放った最期の言葉。
- コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』の第三特異点でも、アステリオスの回想で出てくる。
- 「怪物」の中に「人間」を見てしまったが故の本音。これ以降、上記のように彼は神や英雄への懐疑を抱いて生き続ける事になる。
メモ
- 『Fate/Grand Order』のキルケーの幕間の物語にて触れらていた例え話は「テセウスの船」と呼ばれる寓話から。「船の部品を一つずつ入れ替えていき、最終的に全ての部品を入れ替えた場合、それは元の船と同じと言えるのか?」という意味である。
話題まとめ
脚注
注釈
出典