荊軻
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アサシン
- 真名:荊軻(けいか)
- 身長:159cm / 体重:48kg
- 出典:史実
- 地域:中国
- 属性:混沌・善
- 性別:女性
- CV:田中敦子 / イラスト:高橋慶太郎
『Fate/Grand Order』に登場する、「暗殺者」のクラスのサーヴァント。
- 略歴
- 真名は荊軻。中国戦国時代、秦代の人物。史実では男性として伝えられている。
- 暗殺者としての逸話を持つが依頼されての事で、 本家の暗殺者のように暗殺を生業としていたわけではない。
- 大国 秦の王・政を討つ刺客として抜擢され、綿密な計画のもとこれに挑んだ。
- 無論、王を暗殺することに成功したとしても自らの生還はありえなかったが、それでも友からの要望を快く引き受け強大な敵に挑んだ義侠の人。
- 人物
- 鋭い目付きをした外見と裏腹に気さくな仕事人らしい性格で、マスターとの関係もまた友人関係として捉えている。
- 生前最後の刺客としての心的傾向を持つように最終手段には刺し違えてでも一殺を得ると、どこか自分の身に対しても顧みない姿勢を持つ。
- 書物と剣術、友との語らい、そして何よりも酒を愛した風流の人でもあった。
- 能力
- 暗殺用に使われたとされる毒を焼き入れた匕首(あいくち、ひしゅ)という暗器を以てして戦う。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アサシン | 主人公 (Grand Order) | D | E | A | E | D | B | 気配遮断:B | 抑制:A プランニング:B |
宝具
- 不還匕首(ただ、あやめるのみ)
- ランク:B
種別:対人宝具
由来:秦王を殺めるために持ち込んだ地図と、それに隠した匕首。 - 匕首で致命的な一撃を与える。
- 『Grand Order』では単体にダメージ及び中確率で即死効果、加えてスターの大量獲得と高性能だが、自分のHPが減少するデメリットがある。
登場作品と役柄
- Fate/Grand Order
- アサシンのサーヴァントとして登場。レア度はR(☆3)。イラストレーターは高橋慶太郎、設定担当は東出祐一郎。
- メインシナリオでは第二章に登場。はぐれサーヴァントとして召喚され、ローマ帝国の将となっている。
- 呂布と組んで「皇帝」のサーヴァントを既に3人葬っており、主人公たちにどちらが多くの「皇帝」を仕留められるか競争をしようと持ちかける、かなり物騒な人物。
- 性能的には、スター管理系のスキルに即死効果つきQuick宝具と、ハサンに並ぶ正統派アサシン。前述の通り彼女は決して暗殺を生業とした人物ではないが、そもそも「暗殺者」としての逸話があることすら珍しいのがアサシンというクラスなので、彼女がアサシンらしいのはある意味正しいかもしれない。
人間関係
- 政(始皇帝)
- 秦国の王。荊軻は最後に始皇帝を嘲りながら殺されたと伝えられている。
- 荊軻のキャラクエストは「シミュレーターを使って『王を討つ訓練』をする」という内容で、最後は当然彼を模した相手と戦うことになるが、その代役を務める「王」は……
名台詞
- 「ここより己の死は恐れず、生も求めず……『
不還匕首 』!」 - 宝具使用時の台詞。決して生きて帰るという事はないと悟った決死の暗殺者、その覚悟の一撃。
メモ
- 設定担当は東出祐一郎氏[1]。
- TYPE-MOONお約束の女体化英霊だが、特に女性であったなどの逸話は持ち合わせていない。
- 脚を斬られたことが致命傷となったという逸話から転じて、脚を強調した服装をデザインされた。
- 暗殺には失敗したものの、朋友のために己の命を賭けた荊軻は義士として人気が高く、詩や映画などの題材にもなっている。
- 荊軻の死は無残なもので、激昂した始皇帝は全身をズタズタに斬り刻み、荊軻が死んだ後も死体を斬り続けたと言われている。
- 『Grand Order』では強力なライダーであるワイバーンが多数出現する第一章攻略のためにアサシンが欠かせないのだが、中でもバランスの取れたステータスと即死効果の宝具を持つ荊軻は小次郎やハサンに並び、ワイバーンキラー・ファヴニールキラーとして大いに活躍できる。
話題まとめ
- 史実上の人物像
- Fate上の彼女はどちらかと言えばクールな性格だが、史実上で伝られている彼女は現在の人物像とは若干ながらも異なっており、そこまでクールという訳でもない模様。
- 『傍若無人』という言葉の語源となった人物としても知られ酒を何よりも愛した荊軻はしばしば酒を飲んでは傍に人がいないかのように大騒ぎをしていた
という故事からこの言葉が生まれたとされる。 - マテリアルでも「臆病風に吹かれたのではないか」と疑念を抱かれる場面があるが、史実でも臆病者と言われる面があり
蓋聶(こうじょう)という者と言い争って喧嘩になりかけたが、蓋聶が荊軻を睨むと荊軻はすぐに退散し。
双六の規定をめぐって魯句践(ろこうせん)という者と双六盤の道争いで喧嘩になりかけたが、魯句践が凄んで荊軻に対して大声を出すと荊軻はすぐに退散した。という逸話が残っている。 - 官僚を志して衛(荊軻の出生とされる国)の君主である元君に旅で学んだ遊説術に基づいた国家議論を大いに述べたのだが、全く聞き容れず、そうして荊軻は挫折し以来遊侠に身を投じていたとされている。
- 近年では始皇帝に対する評価が変化して「最初の皇帝」として尊敬を集める一方、荊軻の評価は「始皇帝の暗殺を計ったテロリスト」という具合に下降の一途を辿っている。