化野菱理
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化野菱理
- よみ:あだしの ひしり
時計塔の法政科に所属する魔術師。振り袖姿の妖艶な美女。
- 略歴
- 時計塔の法政科に所属する魔術師。
- 生前のゲリュオン・アッシュボーンから遺産管理人に指定され、「剥離城アドラ」の遺産相続を取り仕切るために現れる。参加者達に遺言状のメッセージを伝えるが、その後、何者かに殺害された死体となって発見され、事件の幕開けとなる一人目の犠牲者となった。
- しかし、事件解決後、時計塔に戻ったエルメロイⅡ世とグレイの前に無事な姿を現す。自分の死が偽装であったことを明かし、事件への関与を問い詰めるエルメロイⅡ世に平然としらを切った。
- 人物
- 友禅の振り袖を纏った妖艶な美女。踝まで届く黒髪で、眼鏡を掛けている。爬虫類じみた冷たさを感じさせ、しばしば「蛇」に形容される。
- 十二の学部がある時計塔の十三番目の学部「法政科」に所属する魔術師。形こそ違えど「神秘の追求」を目的とする他の十二の学部とは違い、法政科は魔術と現実社会の折衝、あるいは時計塔内部の均衡の調整など、時計塔という組織の維持安定を目的とする。つまり、「根源」を目指してない魔術師の集まりであり、菱理自身もまた根源探求を「馬鹿げている」と評する。
- 魔術師を管理、監督する部署であるため、その権限は大きい。根源に興味を示さないそのあり方、そして目の上の瘤とも言える権限の大きさから、多くの魔術師達からは快く思われていない。
- エルメロイⅡ世の推理によれば、法政科はこの何百年もの間アッシュボーン家とは繋がりがあり、法政科にとって不都合な魔術師をアッシュボーンの魔術刻印蒐集の犠牲者として斡旋し、その事実を揉み消していた模様。
- 能力
- 詳細不明。時計塔の維持を目的とする法政科の魔術師は「死なない」ことに特化しているらしい。
- また、掛けている眼鏡が魔眼殺しであることから、何らかの魔眼を所持していると思われる。
登場作品
- ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- 「剥離城アドラ」の遺産相続を取り仕切る管理人。
- 氷室の天地 Fate/school life
- 穂群原学園の保険医として登場。「笠間」という偽名を名乗っていた。学園内部に入り込んで聖杯戦争の揉み消しを行っている模様。
- Fate/strange Fake
- 3巻で名前のみ登場。ロード・エルメロイ二世を偽りの聖杯戦争に介入させない為に暗躍している模様。
人間関係
- ロード・エルメロイⅡ世
- 自分に似た者として誘いを掛けるが、彼からは拒絶される。
名台詞
- 「魔術師は欺瞞と神秘とのダンス。誰もが根源など辿り着かないと知っているのに目指している。私たちだけはそんな馬鹿げたダンスから離れていられると思っているんだけど、違ったかしら?」
- ロード・エルメロイⅡ世を自らの同類と呼び、彼女は誘いをかける。しかしその返答は――。
メモ
- 死を偽装した時に死体に眼鏡がなかったのは、魔眼殺しが貴重品故にこれだけは回収していたから、との事。
- 特徴的な長い髪、魔眼と魔眼殺し、妖艶な美女、「蛇」に形容される雰囲気。アーネンエルベの一日においてとある観光客に絡んでいき苦手意識を持たせたとある英霊の容姿を彷彿とさせる。
- 眼鏡好きで知られる磨伸氏によると、彼女を氷室の天地に登場する際、ロード・エルメロイⅡ世の事件簿の作者である三田氏から許諾を貰ったとのこと。