間桐桜 (EXTRA)

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ここでは『Fate/EXTRA』における間桐桜について説明する。
Fate/stay night』での間桐桜については「間桐桜」を参照。

間桐桜 (EXTRA)

  • 読み:まとう さくら
  • 誕生日:3月2日 / 血液型:O型 
  • 身長:156cm / 体重:46kg
  • スリーサイズ:B85/W56/H87
  • イメージカラー:桜
  • 特技:健康管理、整体
  • 好きな物:甘いもの、怪談 / 嫌いな物:不正、自分
  • 天敵:言峰
  • 声優:下屋則子

ムーンセルが過去に生きた人間の中から再現したNPCであり、保健室でマスター達の健康管理を司る上級AI。

略歴
月の聖杯戦争予選では間桐シンジの妹というロールを与えられて行動していたが、本来は赤の他人。「間桐」という名字も、参加者の名字の中からたまたま間桐シンジのものをムーンセルが引用したもの。原作では凛と血縁関係があったが、そもそもEXTRAの凛は原作とは別人であり、桜もNPCであるため、血縁関係は存在しない。
Fate/EXTRA CCC』では、最大のキーパーソン。
迷宮探索では主人公のバックアップを担当し、時には自分の身を削るような無理をしながらも、彼、あるいは彼女を支え、その行く先を案じ続けていた。
人物
基本的に原作の桜と同じ性格をしており、献身的で穏やか。EXTRAでは保健室のNPCという役割もあってかどこか無機質な印象を受けるが、『CCC』では辞書で恋愛関係の単語を見て顔を真っ赤にする、親切にしてもらって嬉しそうに笑う、主人公 (EXTRA)の覚悟を聞いて涙するなど、人間と変わらない様々な表情を見せる。純粋で献身的であるが、凛に対してはたまに黒い[1]。なお、無意識のものもあるが処女であることについてたまに弄られている。
能力
健康管理AIとして、マスターの体調管理や薬の作成についてはかなりのスキルを有している。調理も得意分野で、栄養満点で健康にも良い絶品のお弁当を作ってくれる。その美味しさは、他のNPC達の間で噂になるほどだとか。
また、上級AIとして情報処理にも優れており、『CCC』ではサクラ迷宮に向かう主人公のバックアップを担当する。

サクライダー

『「フェイト/エクストラ」劇場』第三話「たたかえ!! ブロッサム先生 コスト編」で桜がライダーのコスプレをした時の姿を赤セイバーが評したもの。桜いわく「費用削減のため」、衣装は違うが立ち絵は使いまわし。

単なるコスプレではなくライダーの能力を行使する事が可能で、「他者封印・鮮血神殿」を使ってアーチャーを驚かせた。しかし、紛い物に過ぎなかったからか、赤セイバーが宝具「招き蕩う黄金劇場」展開後に繰り出した剣技「童女謳う華の帝政」の6連発で瞬殺されてしまう。結局その後、本気を出すと言って黒桜に変身した。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/EXTRA
保健委員。聖杯がその蔵書の中から「かつて聖杯戦争に関わった人物」として選び、再現した、魂のないNPC。Fate本編の桜とは別の存在。
制服の上に白衣を羽織っている他、『stay night』に比べて髪の長さが地面に付く程長く増量されている。1回戦につき1度だけマスターにアイテムを支給してくれる。やっぱり黒い日記をつけているらしい。
Fate/EXTRA CCC
前作に引き続き登場。本作のキーパーソンの一人。彼女に酷似した少女達との関係は一体…?
Fate/EXTRA CCC FoxTail
上記のコミカライズ(ストーリーは大改編しているが)なので無論登場。
第一話で艶めかしいパンチラを披露し、こっそり和菓子を堪能するなどとてもヒロインしている。
一方本筋では早々に倒れてしまう等ゲーム本編に輪をかけて負担を受けている。
おしえて!! ブロッサム先生
TYPE-MOONエース VOL.6 付録DVDに収録。
保健室に常駐する保健委員。マスターを探しているサーヴァント達を、温かく出迎えるお淑やかで愛らしいキャラ。のはずだったのだが………。
ドラマCD版『EXTRA』シリーズの音声特典である「帰ってきた!ブロッサム先生」にも登場。本編の裏話や解説などを行っている。

その他

ちびちゅき!
『stay night』本編の弓道部部長を務める桜と、初等部に所属する『Zero』時代の桜、保険委員をしている『EXTRA』の桜が全員登場。

人間関係

主人公 (EXTRA)
『EXTRA』ではよく利用してくれるマスターとしか見ていないと思われていたが、『CCC』で密かに想いを寄せていたことが判明。
だが後に彼女の想いは、彼女にすら予測できない事態を引き起こしてしまうこととなる。
ラニ=Ⅷ
AIとアトラス製ホムンクルスは造られたもの同士相性が良いのか、とても仲がよく、互いに気軽に話せる相手と認識している。
遠坂凛 (EXTRA)
共に主人公をバックアップする仲間。ラニほどではないものの仲がよいが、たまに辛辣になる。
レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ
主に指示を下される生徒会長。時々無意識とはいえR‐18系のネタでいじられるので、少し苦手。
BB
ある事が切っ掛けで生まれてしまった、もう一人の自分とも言うべき存在。表面上、互いに相手のことを嫌っているが、BBの方は彼女のことを大切にしているらしく、直接危害を加えることは絶対にしない。
パッションリップ
BBから生まれた、ある意味姉妹とも親子とも呼べる存在。
リップは重度の面倒くさがりであるため、「あんなものぐさなAIと一緒にしないでください!」と同一視された際に抗議している。
メルトリリス
BBから生まれた、ある意味姉妹とも親子とも呼べる存在。
彼女には「桜に危害を加えない」というセキュリティーが存在せず、主であるBBを超えるための手段として、桜の体を奪おうと執拗に狙っている。

名台詞

おしえて!! ブロッサム先生

格闘ゲームで悪役として登場させられたわたしに、もう恐いものはありません!」
第三話「たたかえ!! ブロッサム先生 コスト編」より。モブキャラから主人公に(ヒロインに、ではない)昇格するべく策略を巡らすも失敗。どうでもいいがEXTRAの桜も黒化できるのだろうか?
「悲しいです……なんでみんな、幸せになれないんでしょうね……」
同「コスト編」より。策略を見破られ、セイバーアーチャーキャスターの3人にフルボッコにされてしまう黒桜。保健室の床に伏せたまま、目の幅涙を流しつつ事の顛末を見届けての台詞。

Fate/EXTRA CCC

「え、ええ!? でも私、AIですしっ……!」
主人公に桜も大切だと言われて赤面する。その反応が既にAIっぽくない。
「あなたは、なんて──」
主人公の行動理念を聞き、その清廉さに絶句する。その在り方に涙を流した桜は、「彼(彼女)を守りたい」という想いを強くする。
「そう、当然なんです。私はおかしくない………先輩を優先するのは論理的です。
 なのにどうして………そんな当然の事が、こんなに嬉しいのか、分からない。
 これじゃ私も───」
第五章で語った心情。この時はまだ、暴走したAIであるBBが自分と同じものであることと、自らの主人公への想いを認めることが出来なかった。
「あなたがいてくれて、嬉しい。
 わたし───あなたの全てに恋をしています」
最後に語った主人公へのまっすぐな気持ち。
もう一人の自分との邂逅と衝突、月の裏側での体験、そして主人公への想いから「AI」という軛を抜け、「一つの命」として彼女は歩みだす。
「そんな、黒いのと一緒にしないでくださーーい!!」
サウンドドラマCD「ルナティックステーション」より。セイバーから声だけだと桜とBBの区別がつかないと言われ反論する。実際に聞き比べるとトーンは若干違う。
「すみません。お夕飯のワカメを取りに行かなきゃならないので中座しますね。地獄すら、生温いですよね」
同上。自分とパッションリップの歌を酷評したシンジのコメントを聞いた反応。これに関してはシンジは二人からたっぷり灸をすえられるべきである。
「ブ、ブロッサム先生はノーカン、ノーカンですから。あれはあくまでEXTRAでの私がちょっと黒くなったり、本性だしたバージョンなだけですから」
同上。一般視聴者からブロッサム先生の出演を要望するコメントを聞き取り乱しつい本音を漏らす。

メモ

  • 『EXTRA』で彼女がくれるお弁当は、何と宝具による呪いを解呪し、英霊の能力を大幅に制限する程の強力なコードキャストを無力化する。決戦時の切り札と呼んでも過言ではなく、戦いが進むごとに改良され、効果が上がっていく。
    味も絶品で、NPC達の間でも彼女のお弁当は評判になっている。彼女は一体何を材料にして、どんな調理法で作ったのやら………。
  • 永い間黒キャラ、ネタキャラとして扱われていたがCCCで人気が急上昇。凛やラニが紛う事なき「残念系」と知れ渡った中、大勝利を収めた。

脚注

  1. 『Fate/EXTRA material』ではこの桜について奈須きのこは『白い』と語り、『やだなー桜はいつも白いじゃないですかー』とワダアルコは乾いた笑いをあげていた。制作陣すら驚かせるEXTRA桜のヒロイン力はいかんなく発揮された。

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